-中国の江沢民・元国家主席やミャンマーのアウン・サン・スー・チー氏が韓国を訪れたとき、晩さん会に出席しましたね。
「海外からいらっしゃる政治指導者から『会いたい』と言われることがあります。『宮廷女官チャングムの誓い』効果と言えるでしょう。大変な席ではないかと迷ったりしましたが、そのたびに夫が『出席して国威宣揚してきなさい』と言って勇気を与えてくれました。私にできることがあれば、やりたいと思います」
-昨年、ソウルで早産で生まれた台湾人の赤ちゃんのために医療費1億ウォン(約1000万円)を支払ったことが伝えられましたね。
「これも夫がいなかったら、実行には移さなかったでしょう。誰かを助けたいという気持ちはいつもあるのですが、実践する方法が分かりませんでした。私はいつも悩んでばかりで、早く決断することができませんが、夫は決めたことはすぐに実行するタイプです。いろいろ助けられました」
-ご主人とは恋愛期間が長かったと聞きました。いくら愛していても、憎らしいと思ったりケンカすることもあるのでは?
「私は血液型がAB型で、記憶力がよくなく、夫婦げんかをするとよく負けています。演技をするとき、どうやってセリフを覚えるのかと思うほどです(笑)。反対に、夫はA型で何でもよく覚えており、すねることも多いです。子どもの教育問題で意見がぶつかるときがあります。夫はとにかく子どもをかわいがり、テレビが見たいと言えば全部見せてあげようとしますが、私は少し厳しくしつけています。子どもたちを寝かせるとき、普段は私が絵本を読んであげますが、ときどき夫が読んでやると、子どもたちがとても喜びます。面白おかしく読み聞かせてあげるからです」
-お子さんたちが演技の道に進みたいと言ったらどうしますか。
「娘のスンビンは才能がありそうです。歌もうまいし、ダンスも上手だし、絵を描くのも好きです。おととし私が出演したドキュメンタリー番組に家族が出て、リビングルームに並んで座り、番組の宣伝をしました。でも、その場面を見て、スンビンが泣き出したんです。『私が登場するシーンが短すぎる』と言って(笑)。一方、息子のスングォンはテレビには見向きもせず、自分が好きなおもちゃの組み立てに夢中です。娘が演技に関心があれば手伝ってあげたいと思いますが、夫はどう考えるかは分かりません」