インドネシア議会、韓国型戦闘機事業への投資予算承認

 インドネシア議会は先月30日(現地時間)、韓国国産戦闘機(KFX)開発事業に投資するための来年度予算1兆700億ルピア(約94億円)を承認した。

 インドネシアの韓国大使館関係者は1日「インドネシアは来年度の国防予算総額を削減したにもかかわらず、KFX事業の予算は原案通り可決させた。残りの投資資金も段階的に予算に反映されるだろう」と伝えた。

 KFX事業は、米国が主要技術4件の移転を拒んでいたことが先ごろ明らかになったが、インドネシアの消息筋によると同国はこれを大きな問題と捉えていないという。韓国とインドネシアは2011年から12年にかけKFXの開発に向けた共同研究を実施し、昨年10月にKFXの国際共同開発基本合意書を締結した。インドネシアは開発への投資の見返りとして、試作機1機と技術・設計資料の提供を受けるほか、技術スタッフを開発に参加させる。

 KFX事業は韓国政府が開発予算の60%に当たる5兆ウォン(約5280億円)、インドネシア政府と国内外企業がそれぞれ20%に当たる1兆7000億ウォン(約1795億円)を負担し、共同で推進する。

ジャカルタ=キム・ヒョンウォン特派員
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