韓中間の訪問客往来、2年連続で1千万人確実

 中国国家観光局の李亜瑩国際協力局長は10月30日、ソウルで開かれた「中国訪問年」閉幕式で記者懇談会に出席し、「中東呼吸器症候群(MERS)のショックを乗り越え、韓中両国の相互訪問客数が2年連続で1000万人を突破するのは確実だ」と述べた。

 李局長は「両国の政府と業界が共同対応した結果、最近韓国を訪れる中国人観光客の数が急速に回復しており、来年の『韓国訪問年』で交流規模はさらに拡大するのではないか」と期待を込めた。

 両国の相互訪問客数は昨年が1030万人で、初めて1000万人の大台を超えた。李局長は「今年1-9月に中国を訪れた韓国人観光客は329万人で、前年同期を6.8%上回った。年末までに400万人以上が中国を訪れると考えている」と説明した。韓国文化体育観光部(省に相当)のキム・チョルミン観光政策官も「今年韓国を訪れる中国人観光客も昨年並みの600万人前後に達する見通しだ」と述べた。合計すると1000万人を超えることになる。

 李局長は今年の成果として、両国の政府間協力強化を挙げ、「MERS当時の韓国政府は迅速に情報を提供し、中国政府も韓国観光を禁止したり、制限したりはしなかった」と指摘した。

チェ・ソンジン記者
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