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首相 中韓との関係改善へ今後も会談模索
11月3日 6時14分

安倍総理大臣は、韓国で開かれた日中韓3か国の首脳会議に合わせて、中韓両国との個別の首脳会談が実現したことを踏まえ、G20サミットなど、今後続く一連の国際会議を利用し改めて首脳会談の実現を目指すなどして、両国との関係改善の流れを確かなものとしていきたい考えです。
安倍総理大臣は、韓国のソウルで開かれた、日本と中国、韓国の3か国の首脳会議に出席するのに合わせて中国の李克強首相との首脳会談に臨み、戦略的互恵関係の考え方にそって、両国関係の改善に努力していくことを確認しました。
また、安倍総理大臣は2日、韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領との初めての首脳会談に臨み、いわゆる従軍慰安婦の問題について、外交当局間の局長級の協議などを加速し早期解決を目指すことで一致しました。そして、安倍総理大臣は、「国際会議などの機会を通じて、今回のような話し合いを続けていきたい」と提案し、両首脳は、今後も、国際会議の場などを利用して意思の疎通を図っていくことで一致しました。
安倍総理大臣としては、今月、G20サミットやAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議など、各国の首脳が出席する国際会議が相次いで開かれることから、こうした機会を利用して改めて中国や韓国などとの首脳会談の実現を目指すなどして、両国との関係改善の流れを確かなものとしていきたい考えです。
ただ、中国と韓国との間には、従軍慰安婦の問題など歴史認識がからむ問題に加えて、尖閣諸島や竹島など主張が鋭く対立する懸案も山積しており、今後、政府間の協議が難航することも予想されます。

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