ゲーム内JOB(職業)の話ではなく、プレイスタイルとロール(役割)の話。
スポンサーリンク
前回の記事を参照して欲しいのですが、プレイスタイルは様々で自分が一番楽しいと感じ、無理のないロールプレイをする事がMMOを長く楽しむ秘訣です。
昔、TENPAIという一部の地域の人に有名なプレイヤーが居ました。
この名前を聞いただけで懐かしすぎて目の前のモニターを殴りそうな人が50人ぐらい居そうなほど有名でした。
私は、UOで一度だけ通りすがりを目撃しました。
素通りしただけで周囲がざわつく(ようにみえた)ぐらい異質な存在でした。
名前が赤くなかった*1のはたまたまだったのでしょうか。
早い話が悪行の数々を実行した悪人というロールプレイをしていたわけです。
良いか悪いかといえば悪いのですが、ロールプレイの真髄で、ゲームとして実行可能な事をしていただけで、バグ修正という名のパッチを適用すれば防げる事もあったはずですが、容認していたように見えたのは私だけなのでしょうか。
それも含めてUOというMMOは大学卒業単位が一単位も余る事がないほどプレイした思い出深い偉大なゲームでした。
どのMMOでもプレスタイルの格差は力の格差となり影響力となっていきます。
私は運営に最低限しか支払わないプレイスタイルで、なおかつ大学時代の教訓を生かし家庭とゲームを両立できなければゲームの優先度を下げるプレイスタイルでした。
プレイスタイルの一例として、24時間戦えますスタイルはみんなの憧れ*2です。
前回の記事で効率がーとか書いてますが、24時間戦えますプレイスタイルの人達に勝てるわけも追いつけるわけもありません。
特にレアアイテムをドロップするボスモンスターと呼ばれるモンスターはリポップ設定*3があり、しかも長時間かつランダム時間も含まれて、それが複数となると極端な話寝る暇もありません。
私が知ってる限りですが、24時間戦えますプレイスタイルの人達が10人ほど集まってボスモンスターを手分けして倒すのが一番効率がよかったらしいです。
これが何を意味するか、お分かりでしょうか。
私生活全てを共有するのと同じぐらいプレイ時間を共有していたようです。
寝る時間・食事をする時間・トイレにいく時間*4これを手分けしていたようです。
これもロールプレイの一種でレアアイテムの市場を独占し、ゲーム市場そのものを支配できるほどの影響力を持った人は少なからずどのMMOでも存在していたようです。
このプレイスタイルの弱点は・・・ 言わせるなよ恥ずかしい。
次のプレイスタイルは、姫プレイスタイルです。
現代風でいうとオタサーの姫になるのでしょうか。
これも厄介なプレイスタイルで、貢がせてなんぼの世界を実行する詐欺ではなくWIN-WINの関係で誰も不幸にならないと思いきや、影響力が大きくなりすぎると一つの組織を一晩で崩壊させるほど*5恐ろしいプレイスタイルです。
このプレイスタイルの弱点は・・・ 最後の方に書きます。
次に有名なプレイスタイルで、重課金プレイスタイルです。
ただの課金プレイスタイルではなく、重なんです。
私とは対極になるプレイスタイルで運営にとって神プレイヤーだったのではないでしょうか。
やはりガチャの存在は大きく、果てしなく運営に貢いでいくことでゲーム内影響力を高めていくプレイスタイルです。
このプレイスタイルの弱点は本人の運・・・ と思いきや運営に弄ばれているような気がするのは私だけでしょうか。
私はこのプレイスタイルの人達を自分と対極だからといって邪険には扱いません。
この人達がいることでゲームは延命されているのだと、ありがたい存在と思っています。
これらはプレイスタイルの話で、ロールとは少し違うかもしれません。
団体行動をする時に影響力が大きい人を軸として考え、王というロールを演じてもらいます。
あとは将棋のように時に王を守り、時に王の補佐をしたり各自のロールがあります。
影響力が大きくても団体行動を避けるロールも存在します。
ただし、市場に大きく影響するので本人が避けたくても避けきれない悲しい定めですね。
MMOプレイヤーにとって、ゲーム内アップデートなんかより革新的なツールが存在し始めて、そのロールもより複雑化してきました。
ボイスチャット*6の存在です。
MMOプレイヤーなら理解できると思いますが、他人と意思疎通をする時に阿吽の呼吸でわかればいいのですが、複雑な動きをするのに事前の打ち合わせだけだとどうしようもなく、いわゆるアドリブが必要になります。
そのアドリブをする為に普通はゲーム内チャットか、ゲーム外チャット*7になります。
MMOはリアルタイムで状況が変わっていくので、文字を打つ時間がもったいないない、というか文字を打つ暇がなくなっていきます。
そこで、音声で伝えることにより、手をチャットではなくキャラクター操作に集中できるのでミスを減らせます。
上記の姫プレイスタイルの人が一番困る事になるでしょう。
音声での伝達が主流になると、音声伝達の輪が広がっていきます。
そこで声をどうするか、ここが焦点となっていきます。
そもそも論で、姫と書きましたが、女性なのでしょうか。
私の知人の偉大なセリフで、「ネカマ*8ほど男プレイヤーからの貢がせ方を知ってる奴はいない。」とのことでした。
ちなみに私は女性キャラクターを選択する事が多かったし、一人称はどのMMOでも私でしたが、女性に間違われる事はありませんでしたね。
根っからのオッサン気質のようです。
調べればいくつも出てくると思いますが、過去に様々な事件がありました。
ゲーム内で済む話ならBAN*9で終わりですが、ゲーム内だけではなく実生活にも影響する事件がありました。
詳しくは書きませんが、悲しい事件でしたね。
音声伝達が進むにつれて悲しい事件も増えていくのでしょうか。
音声伝達はすばらしいと思います。
しかし、ロールの選択肢を減らしていく原因にもなり、少し寂しくもあります。
過去の記事でも書きましたが、MMOで知り合った仲で実生活で結婚した人も知っています。
これも一つのロールなのでしょうか。
MMOはオワコンだと言われ、ビッグタイトルが発売されて、少しMMO業界全体も息を吹き返すけど、やはりソーシャルゲームの勢いには勝てずオワコンになっていくのでしょうか。
私はもう引退*10してしまったけど、一歩間違えていたら色んな意味で死んでいたぐらい夢中になったMMO業界の終焉を見届ける事ができるのかが私のロールです。