2015年11月2日11時38分
宮崎県都城市の3階建てビルで1日、小学6年の男児3人を含む4人が死亡した火災で、県警と市消防局は2日午前、現場で実況見分を始めた。男児3人が通っていた小学校では全校集会が開かれ、同級生たちは悲しみに包まれた。
市中心部にあるビルには午前9時前、作業服姿の警察官と消防隊員約30人が集まり、建物の写真を撮ったり寸法を測ったりした。特に燃え方の激しい1階の倉庫部分を中心に出火原因を調べる。仕事中に通りかかったという市内の男性会社員(42)は「ご家族のことを思うと本当に気の毒。何が原因だったのか知りたい」と話した。
火災ではビル2階に住むエステサロン経営の中村知子さん(43)と長男優宇(ゆう)君(12)、前日から遊びに来ていた同級生の田畑陽仁(はると)君(12)と宇都(うと)琳舜(りんしゅん)君(12)が死亡した。
男児3人が通っていた市立明道小学校では、体育館で全校集会が開かれた。
1分間の黙禱(もくとう)のあと、園田修司校長が約240人の児童に、3人が亡くなったことを伝えた。園田校長が「家族の皆さんはもちろん、先生方、みんなが悲しい思いでいっぱいです。悲しくて、悲しくて涙が止まりません」と涙ながらに話しかけると、すすり泣く児童もいた。学校は児童の心のケアのため、スクールカウンセラー1人を配置するという。
同校近くの横断歩道で、登校を見守る市議の徳留八郎さん(74)は「いつもは元気な声が聞こえる通学路だが、今日はみんなの表情が沈み、うつむいている子が多かった」と話す。宇都君が印象的だったといい、「ギリギリに登校し、最後に彼の顔を確認してから帰ることもあった。未来のある子どもたちが亡くなるのはつらい」と肩を落とした。
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朝日新聞社会部
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