大学入試本番まであと5カ月。志望校“合格”はもちろん、親が頭を悩ませるのは、受験料や学費のこと。私大文系なら4年間で約1000万円はかかる。「うちは私大は無理」と諦める前に知っておきたいのが、自治体や民間企業の“支援制度”だ。
東京都が行っているのが「受験生チャレンジ支援事業」だ。
高校や大学などへの進学を支援するために中学3年生と高校3年生の学習塾・通信講座などの受講料、受験料が貸してもらえる。
塾などの費用は年間上限20万円、受験料は中学生は2万7400円、高校生は10万5000円まで。低収入世帯向けだが、年を取ってからの子供で早期退職や定年退職しているなら使える。この貸付金のミソは、合格して入学すれば返済しなくていい点。つまり、息子や娘がよほどバカでない限り、タダもらいになるのだ。