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ロシア航空当局トップ「墜落機は上空で分解」
11月2日 5時29分

ロシア航空当局トップ「墜落機は上空で分解」
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エジプト東部で先月31日墜落したロシアの旅客機について、ロシア航空当局のトップは機体の破片が広範囲に飛び散っていることから、機体は上空で分解したという見方を示し、今後は原因の究明に向けてフライトレコーダーなどの解析が焦点となります。
乗客乗員224人を乗せたロシアの航空会社「コガリムアビア」の旅客機は先月31日、エジプト東部のシナイ半島に墜落し、ロシア政府は全員が死亡したとしています。
ロシア連邦航空局のネラジコ局長は1日、墜落現場を視察したあと、ロシア国営テレビのインタビューに答えました。この中で、ネラジコ局長は機体の破片が20平方キロメートル以上の広範囲に飛び散っているとしたうえで「すべての状況から機体は上空で分解したとみられる」と述べました。ただ、ネラジコ局長は、なぜ機体が上空で分解したのかについては触れず、さらに調査が必要だという考えを示しました。
今回の墜落を巡っては、エジプト政府の航空事故調査委員会のトップが当初、「パイロットは離陸後に『技術的な問題が発生した』と連絡してきた」と述べ、事故の可能性を示唆しましたが、民間航空省のトップが、この発言内容を否定するなど、エジプト政府内でも情報が錯そうしています。今後は、原因の究明に向けて高度や速度を記録したフライトレコーダーや操縦室内の会話を録音したボイスレコーダーの解析が焦点となります。

安倍首相 プーチン大統領に哀悼の意

安倍総理大臣は1日夜、ロシアのプーチン大統領に対し、「事故で犠牲となった方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々に謹んで哀悼の意を表する」とするメッセージを送りました。また、岸田外務大臣も、ロシアのラブロフ外相に対し、同様のメッセージを送りました。

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