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国連特使がシリア外相と会談 内戦終結へ交渉活発化11月2日 6時38分
シリア情勢を巡って先週行われた関係国による外相会合を受けて、和平の調停に当たっている国連のデミストラ特使がシリアを訪れて、ムアレム外相と会談し、内戦の終結に向けた交渉が活発化しつつあります。
シリア情勢を巡って、オーストリアのウィーンで先月30日に行われた関係国による外相会合では、内戦の終結に向けて外交を活発化させることなどで合意しました。これを受けて、和平の調停に当たっている国連のデミストラ特使は1日、シリアの首都ダマスカスを訪れてムアレム外相と会談しました。
シリア国営通信によりますと、会談でムアレム外相は、会合で合意された項目の多くについて前向きに評価しながらも、停戦について話し合う前に、反政府勢力を支援している国々が支援をやめるべきだという立場を強調したということです。そのうえで、アメリカがシリアで過激派組織IS=イスラミックステートと戦う反政府勢力を支援するため、軍の特殊部隊の派遣を決めたことを念頭に、「シリア政府との調整がなければ、テロとの戦いは目的を達成できない」と、けん制したとしています。
シリア情勢を巡る会合は2週間以内に再び開かれる予定で、デミストラ特使は、それまでに反政府勢力とも意見を交わすとみられますが、どのグループを反政府勢力の代表とみなすかについては意見が分かれていて、調整は難航しそうです。
シリア国営通信によりますと、会談でムアレム外相は、会合で合意された項目の多くについて前向きに評価しながらも、停戦について話し合う前に、反政府勢力を支援している国々が支援をやめるべきだという立場を強調したということです。そのうえで、アメリカがシリアで過激派組織IS=イスラミックステートと戦う反政府勢力を支援するため、軍の特殊部隊の派遣を決めたことを念頭に、「シリア政府との調整がなければ、テロとの戦いは目的を達成できない」と、けん制したとしています。
シリア情勢を巡る会合は2週間以内に再び開かれる予定で、デミストラ特使は、それまでに反政府勢力とも意見を交わすとみられますが、どのグループを反政府勢力の代表とみなすかについては意見が分かれていて、調整は難航しそうです。
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