クラウド上で開発できるCloud9
が便利過ぎて感激しましたのでご紹介いたします。
Cloud9を使うきっかけは、Ruby on Rails チュートリアルでアナウンスされていたからです。
Railsチュートリアルを再開していたところ、Rails 4.2 (第3版)
が公開されていることに気づき、1からやり直していますが、この第3版ではより開発に集中できるように様々なアップデートがなされており、内容がさらに良くなっていますね。
Goodなアップデートの1つがCloud9を利用するという開発環境のクラウド化です。
Cloud9とは
Cloud9はアプリケーション開発をクラウド上で行うことができる海外のIDE(統合開発環境
)サービスです。
例えば、こんな機能があります。
テンプレート
ワークスペースの作成でテンプレートを利用できるため、環境構築がとても簡単!
テンプレートには以下があります。
- HTML5
- Node.js
- PHP(PHP, Apache & MySQL)
- Django (python)
- Ruby
- c++
- WordPress
いわゆるLAMP環境も、Wordpressも一発です。
これは素晴らしい!!!
デフォルトはカスタムなので、自分で環境を構築することも可能ですし、テンプレートを利用してサクッと開発に進むこともできますよ。
エディタもターミナルも
ワークスペースを開くと、、、IDEを使い慣れている方は、全く迷うことがないレイアウト。
ファイルシステムナビゲーター、エディタ、コマンドラインターミナルが1画面で操作できます。
複数のターミナルを開く場合も、ターミナルのタブ横にある+ボタンを押すだけ。
ブラウザを立ち上げてWebの表示をチェックする場合も、メインウィンドウにブラウザが収まりますので、ウィンドウが散らかることがありません。
ブラウザ1タブでやりたいことがほとんどできるため迷うことがなく、ここでも恩恵があると感じますね。
外部連携もデフォルトで
- Git
- Gitホスティングサービスとの連携
- Herokuとの連携
など開発でよく使うものはデフォルトで利用可能な状態です。
なぜクラウドIDEを使うべきなのか
ローカルPCへの開発環境構築は躓きポイントがいくつもあって時間がかかるものです。
環境を整えることが目的ではありませんので、こういった生産性の低い作業はできるだけ時間をかけないよう簡単・簡潔にするのがベターです。
しかしながらチームメンバー全員のOSや依存ライブラリの状態をすべて同じにそろえることは困難であり、環境構築の段階で「AさんのPCで問題なく環境を立てられても、BさんのPCでエラーが多発」などということが簡単に起こります。
かつては環境構築だけで1日使っちゃうなどという笑えないことも日常茶飯事でした。
(昨今ではVagrant
やDocker
など、環境を用意に共有できるツールが浸透しており、良い状況になってきましたね。)
実際私がRailsのチュートリアルを実施した際も、Rubyのバージョンが違ったりライブラリが不足していたりと、都度都度エラーが出てしまって脇道にそれてしまい、なかなかページを進めることができない状態でした。
そこに、クラウドIDEです。
前述のようなテンプレートの利用で環境構築は一瞬で完了することができますし、付随する機能もすべて統一することが可能です。
ここ数年ITエンジニアのMac人気が右肩上がりでネット上の情報もMacベースにシフトしてきました。
私もWindows機を使用していますが、今Windowsで開発することはそれだけでハンデですね。
クラウドIDEはその名の通り、ブラウザ上で動作しOSを選びません。
このOSの差のという一番大きな問題を簡単にクリアできる点はバカにできませんよ。
チュートリアルの時点でこのような思想に触れ「これが当たり前」というエンジニアが増加することも意義が大きいです。
Cloud9の使い方
TechAcademyマガジンさんが丁寧に解説されており、私も参考にいたしました。
良記事をありがとうございます。
プログラミングの開発環境に便利!Cloud9の使い方 | TechAcademyマガジン
http://techacademy.jp/magazine/6168