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汚染雨水流出対策でポンプ設置 福島10月30日 21時39分
東京電力福島第一原子力発電所で、放射性物質に汚染された雨水が、大雨などの際にたびたび、排水路から港湾の外に流れ出てている問題を受けて、東京電力は、この排水路の上流にポンプの設置を完了し、緊急時にくみ上げる対策を始めました。
福島第一原発の敷地内にある「K排水路」と呼ばれる排水路からは、国の基準を超える濃度の放射性物質を含む水が大雨などの際にたびたび、港湾の外に流れ出ていて、東京電力は対策を急いでいました。
こうしたなか、東京電力は30日この排水路の上流にポンプを4台設置する工事を完了し、運用を開始しました。このポンプは、雨などでK排水路を流れる水の量が増えると自動的に起動し、1時間当たり1000トンをくみ上げて、別の排水路から港湾の中に水を流すことができるということです。東京電力は、このポンプの運用によって汚染された雨水を港湾の外に流さないようにするとともに、今年度中には、K排水路そのものの流れ出る先を原発の港湾内に付け替えることにしています。
こうしたなか、東京電力は30日この排水路の上流にポンプを4台設置する工事を完了し、運用を開始しました。このポンプは、雨などでK排水路を流れる水の量が増えると自動的に起動し、1時間当たり1000トンをくみ上げて、別の排水路から港湾の中に水を流すことができるということです。東京電力は、このポンプの運用によって汚染された雨水を港湾の外に流さないようにするとともに、今年度中には、K排水路そのものの流れ出る先を原発の港湾内に付け替えることにしています。