トップページ国際ニュース一覧トルコ総選挙 与党単独で過半数の議席確保の見通し
ニュース詳細

トルコ総選挙 与党単独で過半数の議席確保の見通し
11月2日 5時49分

トルコ総選挙 与党単独で過半数の議席確保の見通し
k10010291421_201511020541_201511020542.mp4
トルコで1日に行われた総選挙は開票作業が進められ、地元のメディアはそろって、与党が単独で政権を担うために必要な過半数の議席を確保するのが確実な見通しだと伝えています。
トルコの総選挙は1日、投票が終わり、開票作業が進められています。今回の選挙は、ことし6月の総選挙で、与党AKP=公正発展党がクルド系政党に議席を奪われるかたちで、過半数割れして単独政権の座を失い、連立協議も決裂したことから、やり直しとして行われました。
選挙管理委員会の発表は、まだありませんが、アナトリア通信をはじめ、地元のメディアは独自の集計に基づいた開票速報でそろって与党AKPが大幅に議席を伸ばし、単独で政権を担うために必要な過半数の議席を確保するのが確実な見通しだと伝えています。
トルコでは前回の選挙のあと、過激派組織IS=イスラミックステートによるとみられる爆弾テロ事件をきっかけに、政府軍がISやクルド人武装組織への空爆に踏み切りました。しかし、先月には首都で100人以上が犠牲となる爆弾テロ事件が起きるなど治安が不安定になっていて、選挙戦で、野党側は治安対策の不備などを厳しく批判してきました。開票作業が進むなか、トルコ南東部では野党を支持するクルド人の一部が治安部隊と衝突したという情報もあり、選挙の結果を巡って、緊張が高まるおそれもあります。

与党党首が勝利宣言

与党AKP=公正発展党が過半数の議席を確保するのが確実な見通しだと伝えられたことについて、AKPの党首を務めるダウトオール首相は地元で演説し、「この勝利は国民のものだ。改めて皆一人一人と抱き合いたい。きょうは国民の勝利の日だ」と述べ、勝利を宣言しました。

関連ニュース

このページの先頭へ