ニュース詳細
秋の褒章 落語家の立川志の輔さんら受章11月2日 5時29分
k10010291321_201511020524_201511020525.mp4
長年にわたって、その道一筋に打ち込んできた人や、芸術やスポーツの分野で功績のあった人などに贈られる「秋の褒章」の受章者が発表され、落語家の立川志の輔さんや小説家の桐野夏生さんら、755人と15の団体が受章することになりました。
ことしの「秋の褒章」を受章するのは、人命救助活動で功績のあった人に贈られる「紅綬褒章」が7人、ボランティア活動で功績のあった人や団体に贈られる「緑綬褒章」が25人と15の団体、長年にわたって、その道一筋に打ち込んできた人に贈られる「黄綬褒章」が251人、芸術や文化、スポーツ、それに、学術研究の分野で功績のあった人に贈られる「紫綬褒章」が12人、公共の仕事で顕著な功績があった人に贈られる「藍綬褒章」が460人です。
このうち、「紅綬褒章」は去年6月、東京・足立区の荒川で溺れていた女性を救助し、今回の受章者で最年少となる21歳の山田安志さんらが受章します。また、「黄綬褒章」は、伝統的な製法による日本酒づくりを続けている老舗の酒蔵、竹鶴酒造の13代目の当主、竹鶴壽夫さんらが受章します。
このほか、「紫綬褒章」は落語家で古典落語に加え、独自の演出を加えた新しい作風の落語でも多くの観客を魅了し、テレビ番組の司会者としても活躍する立川志の輔さんや、「柔らかな頬」で直木賞を受賞し、その後も、現代社会の人間もようを描いた小説を数多く執筆している桐野夏生さんらが受章します。
「秋の褒章」の受章者は、今月9日と13日に、皇居で天皇陛下から、おことばを受けることになっています。
このうち、「紅綬褒章」は去年6月、東京・足立区の荒川で溺れていた女性を救助し、今回の受章者で最年少となる21歳の山田安志さんらが受章します。また、「黄綬褒章」は、伝統的な製法による日本酒づくりを続けている老舗の酒蔵、竹鶴酒造の13代目の当主、竹鶴壽夫さんらが受章します。
このほか、「紫綬褒章」は落語家で古典落語に加え、独自の演出を加えた新しい作風の落語でも多くの観客を魅了し、テレビ番組の司会者としても活躍する立川志の輔さんや、「柔らかな頬」で直木賞を受賞し、その後も、現代社会の人間もようを描いた小説を数多く執筆している桐野夏生さんらが受章します。
「秋の褒章」の受章者は、今月9日と13日に、皇居で天皇陛下から、おことばを受けることになっています。
立川志の輔さん「身にあまる光栄」
紫綬褒章を受章する落語家の立川志の輔さんは富山県出身の61歳。28歳のとき、サラリーマンから転身して立川談志さんに入門し、平成2年に立川流の真打ちに昇進しました。落語家として古典作品から新作まで現代感覚あふれる独自の視点と演出で多くの観客を魅了し、芸術文化の発展に貢献したことが評価されました。また、志の輔さんはNHKの科学番組「ためしてガッテン」の司会を20年にわたって務めるなど、その巧みな話術で幅広い人気を集めています。
受章について立川志の輔さんはコメントを発表し、「身にあまる光栄です。師匠、立川談志は28歳という、その当時としては遅い入門だった私に多くのことを教えてくれました。改めて亡き師匠の導きに感謝です。せっかくいただいたのですから今後は思い切った試行錯誤もやってみましょうか、地球があきれて笑うほどの」としています。
受章について立川志の輔さんはコメントを発表し、「身にあまる光栄です。師匠、立川談志は28歳という、その当時としては遅い入門だった私に多くのことを教えてくれました。改めて亡き師匠の導きに感謝です。せっかくいただいたのですから今後は思い切った試行錯誤もやってみましょうか、地球があきれて笑うほどの」としています。
桐野夏生さん「身を引き締めて書き続ける」
紫綬褒章を受章する作家の桐野夏生さんは金沢市生まれの64歳。大学を卒業後、会社員を経て作家となり、平成11年、47歳の時に「柔らかな頬」で直木賞を受賞しました。ミステリーを中心に現代人の心の闇を描き出す挑戦的な作風は海外でも高く評価され、多くの作品が映画やテレビドラマにもなるなど幅広く支持されています。また、平成22年からは、直木賞の選考委員も務めています。
受章について、桐野さんは、「みんなが自由に生きるためには、どういう社会になればよいのか小説を通して追求してきました。これからも、今起きていることや今を必死に生きている人たちから目をそらさず、身を引き締めて書き続けていきたいです」と話していました。
受章について、桐野さんは、「みんなが自由に生きるためには、どういう社会になればよいのか小説を通して追求してきました。これからも、今起きていることや今を必死に生きている人たちから目をそらさず、身を引き締めて書き続けていきたいです」と話していました。