「格安スマホにしたいけど、何だか難しそう。」そう思っている人が多いかもしれません。でも実は、以前の「販売は通販・自分で設定」の時代から変化しつつあるんです!新時代の格安スマホは「人との繋がり」がキーワードです。
NHK「おはよう日本」で格安スマホ特集か?
NHK「おはよう日本」のHPより(11月1日夕方時点)
阿部 渉(あべ・わたる)アナウンサーと和久田 麻由子(わくだ・まゆこ)アナウンサーの掛け合いが爽やかなNHKの朝のニュース番組「おはよう日本」。
いがモバは個人的に和久田アナウンサーのファンなので(笑)毎朝欠かさずチェックしているのですが、公式HPの番組内容予告によると、今日11月2日はスマホの特集についてやるそうです。恐らく格安スマホについての事と思われます。
ちょうど個人的にも、昨日の記事に書いた楽天モバイル銀座店のオープン記念イベントで感じたように、「格安スマホ」について、以前とちょっと変わって来ていると感じているので、「格安スマホ」についてまとめてみました。
おさらい:格安スマホで料金が3分の1に!
普段、モバイル関係に興味のない人も「格安スマホ」という言葉を良く耳にするようになってきたかもしれません。
大手携帯会社のスマホから、「格安スマホ」に乗り換えると、料金を最大で約3分の1に節約することが出来ます。
スマホの料金を大きく安くすることが出来る為、この「格安スマホ」が最近口コミで広がり、格安SIMを扱う会社は大きく加入者を増やしています。
おさらい:格安スマホ・格安SIMって何?
格安スマホ・格安SIMを提供しているOCNやIIJ、楽天モバイルといった会社は、MVNO(エムブイエヌオー)と呼ばれる「仮想移動体通信事業者」です。
ちょっと難しい単語ですが、簡単に言うと、「NTTドコモやKDDIから回線を借りて、必要な分だけ小分けにして安く通信回線を販売する」といった感じです。
自前の通信設備を持たず、余計な宣伝やサービスをしない事で安い料金を実現している事から、携帯電話版のLCCとも言われます。
おさらい:メリット・デメリットは?
格安スマホを扱う会社へ乗り換える事はメリット・デメリットが両方あります。
簡単にまとめると、メリットは料金を大きく安く出来る事。
デメリットは今までのメールアドレスが無くなることや、月額課金のサイトが出来なくなることです。
でもこのデメリットはひと工夫するだけで解決することが出来るので、いがモバでは、その方法を紹介して来ました。
新時代の格安スマホ「人との繋がり」がキーワード!
上手く使うと毎月の料金が大きく節約できる「格安スマホ」。
ところが、格安スマホは今までは「販売はインターネット通販のみ・設定は自分で」というのが基本だった為、敷居が高く、自分で設定などが出来るスマホの中級者以上が主なユーザーでした。
しかしここ数ヶ月でこの状況が大きく変わろうとしているんです。
加入者をさらに獲得するため、格安スマホを提供するMVNO各社はそれぞれの方法でサービスを手厚くし始めています。
いがモバが調べてみると、そこに見えてきたキーワードは「人との繋がり」でした。
リアル店舗を積極展開「楽天モバイル」
最近、人気上昇中の「楽天モバイル」は今、リアル店舗を主要都市に積極的に展開しています。
実際に銀座店で楽天モバイルの格安スマホに乗り換えたのですが、1人1人専門のスタッフの方が担当についてくれるので、分からないことは丁寧に教えて貰えるし、その場で格安スマホに乗り換えられるので、やはり人に直接会える実店舗はいいなと再認識しました。
楽天の平井康文副社長も式典の会見で「リアル接点を強化していく」と述べたそうで、今後も楽天モバイルの店舗が拡大していきそうです。
イオンやビックカメラで直接申し込み「IIJmio」
MVNOとして早くから「格安スマホ・格安SIM」のサービスを提供してきたIIJmio(アイアイジェイ・ミオ)。
OCNと並んで格安SIM界のツートップとも称されるIIJmioは、楽天モバイルと同じように実店舗での販売に力を入れ、イオンの携帯電話売り場で直接申し込めるサービス「イオンでみおふぉん」を開始しています。
またIIJmioが「BIC SIM」(ビック・シム)の名称で家電量販店のビックカメラに提供している格安SIMのサービスでも、ビックカメラに設置された専用のカウンターで直接格安スマホに申し込むことが出来ます。
いがモバが先日訪れた鹿児島のビックカメラにもBIC SIMのカウンターがあり、直接格安スマホに乗り換える事が出来る環境が整っていました。
”中の人”と直接話せる「IIJmio meeting」
IIJmio meeting 9について
(IIJのエンジニアによる公式blog「てくろぐ」より)
さらにIIJmioは、ユーザーや加入を検討している人が、IIJmio担当のエンジニアと直接触れ合うことが出来る「IIJmio meeting」(アイアイジェイ・ミオ・ミーティング)と呼ばれるセミナーも定期的に開催しています。
顔が見えにくいMVNOではなく、ユーザーと”中の人”が実際に顔と顔を合わせて話すことで、安心してその会社のサービスに加入する事が出来る良い取り組みだと思います。
IIJmioはツイッターやブログでも頻繁に情報発信をしていて、一番「顔が見える」格安スマホの会社と言えると思います。
高齢者も安心のガラケー型格安スマホ「J:COM MOBILE」
10月29日に新しく格安スマホ事業に参入した「J:COM MOBILE」(ジェイコム・モバイル)。
ケーブルテレビ大手の株式会社ジュピターテレコムが提供するサービスで、ここも他の会社とは一風変わったサービスを展開しています。
扱う格安スマホは現在たった1機種のみ。ガラケー型のスマホ、いわゆる「ガラホ」を提供しているんです。
LG製の「wine smart」という機種はガラケーのようにテンキーが付いていて、OSにAndroidを搭載しています。
いがモバも先日韓国に行った時にこの機種を購入しましたが、ガラケーのようにキーで操作でき、アプリなどでは直接タッチパネルに触って操作できるので、とても便利な機種です。
訪問や遠隔操作で人が直接サポート「J:COM MOBILE」
「J:COM MOBILE」の強みはその手厚いサポートにあります。
元々がケーブルテレビを提供している事もあり、直接家に訪問して設定や操作方法などをサポートしてくれる有料のサービスなどが用意されています。
馴染んだガラケーの形で、直接「人」が教えてくれる。「毎月の料金は節約したいけど、難しそう」と思っていた高齢者などにはドンピシャのサービスかもしれません。
生まれ変わった新時代の格安スマホは今が始め時!
このように、最近の格安スマホは「人と人との繋がり」にサービスの重点を置き始めているのが印象的でした。
今までは難しいイメージがあった格安スマホですが、これから始める人にとっては絶好の始め時と言えるかもしれません。
この記事を読んで下さった方も、ぜひ各社の新サービスで格安スマホに乗り換えてみてはいかがしょうか?