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■二階俊博・自民党総務会長

 日中韓3カ国の首脳会談が持たれることがほぼ明確になってきたことは大変喜ばしいが、3カ国のアジアにおける立場、国際社会で果たすべき役割を考え合わせると、こんなことがいちいち大きな話題になることがおかしな話だ。極端に言えば、3カ国ならば1日で回れるわけだから、話し合いをもっと頻繁にやるべきで、外交当局はもちろんだが、政府、または自民党もしっかりとバックアップして、3カ国の首脳たちは平静からしっかりとしたお付き合いをしておく必要があるのではないか。こんな近くにおって、交渉して仲良くしていく以外にお互いが生きていく道はない。そんなことは分かっているのに力みあってもしょうがないんじゃないか。「3カ国が仲良くやっていくことが一番大事だ」と日本は声高に訴えるべきだと思う。(北京のホテルで記者団に)