2015年11月1日08時11分
橋下徹大阪市長に近い国会議員らでつくる国政新党「おおさか維新の会」は31日に開いた結党大会で、「地方分権型政党」としてのスタートを宣言した。国会議員は代理出席の1人を除き、衆院13人、参院5人の計18人が参加。大阪府以外の19都府県からも地方議員が集まったという。
橋下氏はあいさつで「日本の統治機構を変えていくとの思いを込め、それぞれの地方で改革を実行して頂きたい」と訴えた。
新党は全国での地方組織の充実を目指す。橋下氏は記者会見で、大会に参加した19都府県の地方議員に対し、自身が率いる「大阪維新の会」のような地域政党を立ち上げるよう指示したと明かし、「国会議員が1人いて、地方議員がゼロでは、国政政党なんて成り立たない」と語った。
各地域政党の名称は、都道府県名を冠した「維新の会」とし、それを束ねる政治団体「日本維新の会」からの互選で執行部メンバーを出す仕組みを取る。大会に出席した柳ケ瀬裕文・東京都議は取材に対し、都議や区議ら十数人で「東京維新の会」をつくる考えを示した。
新党は今月2日に設立を届け出る予定だが、当面は22日投開票の大阪府知事、大阪市長のダブル選に力を注ぐ。橋下氏は野党再編など新党の方向性について「政党丸ごと一緒になることはあり得ない。選挙を通じてメンバーを増やすと同時に、同じ価値観を持った人と個別に一緒にやることはあり得る」と述べた。
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朝日新聞官邸クラブ
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