岡田将平、岩波精
2015年11月1日21時33分
世界の科学者らが集まり、核兵器の廃絶について議論する第61回パグウォッシュ会議世界大会が1日、長崎市で開幕した。36カ国から約200人が参加。世界大会はこれまで広島で2度開かれたが、長崎での開催は初めて。5日間にわたり、世界各地の核問題に加え、福島第一原発事故を受けて原発のリスクについても意見を交わす。
パグウォッシュ会議は、1955年に物理学者アインシュタインと哲学者ラッセルが核兵器の脅威を訴えた「ラッセル・アインシュタイン宣言」を受けて、57年に始まった。95年には同会議と当時の会長がノーベル平和賞を受けた。
開会式で、ジャヤンタ・ダナパラ会長(スリランカ)は「広島、長崎の悲惨な出来事から70年。二度とあのようなことが世界で起こらないよう、核軍縮に邁進(まいしん)してきた」と会議の意義を語った。
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朝日新聞社会部
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