シャープ液晶売却、複数社と協議 9月中間、赤字836億円 【共同通信】
記者会見するシャープの高橋興三社長=30日午後、東京都港区 シャープの高橋興三社長は30日、東京都内で記者会見し、不振にあえぐ液晶事業について「(売却や提携で)複数社と協議している」と初めて明言した。2015年9月中間連結決算で純損益が836億円の赤字に転落したと発表。液晶は業績下振れの最大要因となっており、経営再建に向け交渉を急ぐ。 具体的な社名については明かさなかったが、官民ファンドの産業革新機構や、台湾の鴻海精密工業と接触を続けている。事業の売却や本体への出資受け入れといった案が浮上している。 決算では、営業損益も251億円の赤字(前年同期は292億円の黒字)だった。 |