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 エジプト東部シナイ半島で墜落したロシア・コガリムアビア社の旅客機(乗客乗員224人)について、エジプト政府は1日、163人の遺体を収容したと発表した。同国のカマル民間航空相は、墜落前の機長と管制官の交信に問題はなかったとし、機体の異常が伝えられたとする当初の情報を否定した。過激派組織「イスラム国」(IS)系武装組織は「墜落させた」との犯行声明をネット上に出したが、エジプト、ロシアの両政府は否定している。両国の調査当局は原因解明を本格化する。

 カマル氏は10月31日夜の記者会見で「管制官とロシア機の交信は通常通りに行われ、異常はなかった」と述べた。レーダーから機影が消える前にSOS発信はなかったとも述べた。

 エジプト政府はすでに現場からブラックボックスを回収した。ロシアは捜索の人員や機材を載せた緊急事態省の航空機3機を派遣。エジプト政府と共に捜索活動と原因捜査に取り組む。