山根由起子
2015年11月1日20時43分
歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(37)の長男、堀越勸玄(かんげん)君(2)が1日、東京・歌舞伎座で始まった「吉例顔見世(かおみせ)大歌舞伎 十一世市川団十郎五十年祭」の夜の部で、初お目見えした。夜の部は約2千人の観客が詰めかけ、満席になった。
勸玄君は十一代目団十郎のひ孫にあたる。舞踊「江戸花成田面影(えどのはななりたのおもかげ)」で、芸者や鳶(とび)頭たちの華やかな踊りの後、花道から海老蔵さんに手を引かれて、黒い紋付き羽織はかま姿の勸玄君が登場すると、客席から拍手が起きた。江戸深川の成田不動尊の出開帳の舞台を背景に、海老蔵さんと勸玄君が挨拶(あいさつ)をした。
舞台で勸玄君が「堀越勸玄にござりまする」と高い声で名乗った。海老蔵さんが「ごひいき、ご指導、ご鞭撻(べんたつ)のほどをひとえにお願い申し上げ、奉りますーる」と挨拶(あいさつ)すると、客席から「勸玄くーん」「成田屋!」とかけ声がかかった。芸者のお藤役の坂田藤十郎さんが、勸玄君のほおに手をさしのべようとすると、勸玄君が少し後ずさりをするほほえましい場面もあった。藤十郎さんの「お手を拝借」のかけ声で、手締めで終わった。
海老蔵さんは、昼の部では十一代目の当たり役、大佛次郎作「若き日の信長」の織田上総之介信長を演じた。「吉例顔見世大歌舞伎」には坂田藤十郎さん、松本幸四郎さん、片岡仁左衛門さんらも出演する。
海老蔵さんは2010年にフリーキャスターの小林麻央さんと結婚した。
公演は25日まで。(山根由起子)
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