むぎょだよ。SF大好き。
常々むぎょはわけわからんSFが大好き。武器の名前もIT用語もてんでわからないけれど、頭の良さそうな情報戦とか戦場の泥臭い銃撃とかめちゃくちゃ好き。こういう「ただただかっこいい」ものってラノベは強いよね、禁書とか。
とある魔術の禁書目録 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)
- 作者: 鎌池和馬,近木野中哉,灰村キヨタカ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: Kindle版
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最先端の技術と銃撃に溺れたい人にオススメしたいのが、冲方丁さんの「スプライトシュピーゲル」。なんと現在、4冊セットで166円と超お買い得。
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義肢と羽根を与えられた3人の女の子が、陰謀渦巻く未来都市上空で掃射・斬滅・爆破するお話。
スラッシュとイコールを多用する独特の文体に慣れないとキツい。けれども正しい日本語よりよほど合理的に描写できてるから、許容できればむしろ破格の読みやすさ。テーマの重さに押しつぶされて酸欠になりながらも、ペ-ジをがんがん進めていける。
戦う女の子たちの過去と現在、敵の悪趣味な大量殺戮兵器、機関同士の政治的いざこざ……これは間違いなくラノベであるのに、ひどくマジメに撮影された長編映画を見ているかのような充実した時間を過ごせることだろう。考えさせられる場面も多い。
角川書店と富士見書房から刊行されているシュピーゲル・シリーズではライトノベルでありながら身体障害や人種差別、宗教紛争といった重いテーマが取り上げられている。
そう、テーマが死ぬほど重い。世界にはびこるヤバい問題の全てを取り扱うつもりかよ、って冷や汗をかきそうになるほどには重い。具体的に言えば伊藤計劃の虐殺器官レベルの重さ。
どっかの国の機関に消されないかしら、と余計な心配をしてしまう程度にはすさまじい問題を重厚に描いている。
特に愕然としたのが4巻目で、3人の女の子が護衛するお偉いさん方とTRPGを行うシーンがあるんだよ。プレイヤーは各国の大統領や総理大臣になりきって、国を繁栄させて平和を目指すゲームなんだけど。
主人公の女の子がまっとうに平和を目指そうとしたらやることなすこと全て裏目に出たり、真っ先に核を開発させた子がどうにも動けなくなったり、各国の事情が複雑に絡み合った結果が「ある身近な物質の規制」「資源を奪い合う泥沼戦争」になってしまったり。
実在する国をモデルとしたゲーム、そうあくまでフィクションの中でさらにフィクションを描いているわけだが、この戦争が現実に起こりそうだなあと感じさせられる。単なる妄言と片付けられそうにない、私の中では未だに衝撃が後をひいている。
断言しよう、166円でここまで楽しめるのはコスパで考えてもものすごいお得で、申し訳ないくらいに面白い。損はさせないどころか得しかない。すべからく得しかない。
同じ事件を違うチームで扱った「オイレンシュピーゲル」や続刊の「テスタメントシュピーゲル」も買っちゃったから、これから読むよ。
【合本版】オイレンシュピーゲル 全4巻<オイレンシュピーゲル> (角川スニーカー文庫)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/01/09
- メディア: Kindle版
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テスタメントシュピーゲル 1<テスタメントシュピーゲル> (角川スニーカー文庫)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: Kindle版
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頼むから読んでほしい、そして是非ともむぎょと語り合ってほしい。「なんだかよくわからなかったけどヤバい」という純粋な熱狂を共有したいんだ!!!
おわり
【全巻セット】スプライトシュピーゲル 全4巻セット〈豪華特典版〉<スプライトシュピーゲル> (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 富士見書房
- 発売日: 2015/03/05
- メディア: Kindle版
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もう1度だけリンク貼っとくぞ!!! 買ってよ!!! そして私と語ってよぉ!
こっちも読んだことあるけどおもろいぞっ!!!