大人も子どもも夢中になれる「光る泥だんご」魅力とその作り方
僕にとっての「ヒーロー」は、いじめられっ子だった
小学校4年生のころの僕の友だち。僕にとって彼はヒーローだった。足が早くてすっごいカッコ良かった。走るのが好きな僕にとって一緒に走っていてとても楽しかったし、敵わない相手だった。でも彼には友達がいなかった。当時はなぜそうなのかわからなかった。
小学校4年生のとき同じクラスだった彼
九九ができない、平仮名が書けない・・・
当時の僕には、それが彼の苦手なことだと分からなかった。
彼には、なぜか友達ができなかった。
彼は、言葉も途切れ途切れで
彼とは、会話をうまくしてあげることができなかった。
でも、僕たちは仲が良かった。
彼は足が速くて、運動会はいつも一番だった
誰よりも早く、ゴールできる彼がかっこよかった。
僕にとって、彼はヒーローだった。
でも
みんなにとって、彼はヒーローじゃなかった。
みんなにとって、彼は悪口の対象だった。
なんでヒーローじゃないのかわからなかった。
20歳を過ぎた頃、初めて会った彼のお母さん
大人になってから出会った、彼のお母さん。
その言葉が印象的だった。
「あ、●●くん(僕の名前)だよね
うちの子ね、いじめられてたのよ
"気持ち悪いくせに走ってんじゃねえ"って
だから
走るのは早かったけど
走るのは好きじゃなかったんだって
でもきみと一緒に走るのだけは楽しかったって
ずっと言ってたの
一緒に走ってくれて本当にありがとうね」
久しぶりに会った彼は僕のことを覚えてなかった
久しぶりに会った彼。
彼は、中学校にあがっても、大人になっても、
九九ができないらしい。
彼は僕のことを、覚えていなかった。
僕はきっと、
ヒーローである彼の"できない所"に盲目的になっていたのだろう。
僕にとって、彼の「良い所が大好き」で、彼は「ヒーロー」だった
皆にとって、彼の「苦手な所が嫌い」で、彼は「悪口の対象」だった
人の見え方によって
こんなに人って変わるんだと思った。
見え方で人が変わるなら、皆が幸せになれる見方をしたい
もし、みんなが
お互いの良い所をもっと見て
その人のステキな所に目を向けるようになったら・・・
自分にとってそれがいい影響だって
気がつく人はあまりいないかもしれないけれど
自分に自信をもって
自分の良い所をもっと伸ばせるようになるんじゃないかって思う
僕はそういう世界を生きたいし
息子にもそういう人間になって欲しい。
そう教えてくれた彼は
いつまでも、僕にとってのヒーロー。
彼は僕のことを覚えていないけど
毎年彼に会いに行っている。
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