猫を償うに猫をもってせよ

2015-10-25 朝日新聞の態度 このエントリーを含むブックマーク

http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2011071703149.html

これは八年も前に「朝日新聞」に載った、唐沢俊一による私の『日本売春史』の書評だが、あまりいい書評ではない。なかんずく「女性が自分の性を売る自由を認めようという在野の風俗研究家・松沢呉一氏の論も一刀両断である。」というところは、事実ではない。読まずに書いたんじゃないかと思えるほどだ。

http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-365.html

 唐沢の書評がいいかげんであることについては、検証サイトもあるし、私は特に気にしていなかった。ところが、この嘘つき書評が今でもウェブ上にあるのは困るので、ここの「お問い合わせ」から苦情を言った。三週間もたって来た返事がこれ。

[54554-3]【朝日新聞デジタル】お客様オフィスからのご連絡

差出人

: 【朝日新聞デジタル】お客様オフィス<digital-support@asahi.com>

小谷野 敦様

拝復

お問い合わせいただいた件について、お客様オフィスからお答えいたします。

小谷野様の著作「日本売春史」の書評は、評者である唐沢俊一さんが

ご自身の見解に基づいて書かれたものです。

論評として問題のある表現ではないと判断して、掲載いたしました。

ご理解を賜れば幸いです。

敬具

問題あるかないかじゃなくて、事実かどうかである。唐沢がどういう頭で書いてもないことを見解として表明したのか理解できない。

 いずれこの書評の削除を求めて「朝日新聞」と唐沢を提訴することもありうる。

(小谷野敦)