こんにちは。ライターの池田仮名です。
運営しているウェブサイトの成果を高めるためには、感性に頼ったウェブデザインや記事テーマの選定だけではなく、定量的な計測や解析結果を前提にしたPDCAサイクルを回していく必要があると実感しています。
Google Analytics をはじめとしたアクセス解析データを活用して改善施策を提案する仕事は「ウェブ解析士」を呼ばれます。「一般社団法人ウェブ解析士協会」が制定するウェブ解析士の認定資格は2010年9月から開設されており、累積の受講者数は2014年12月に1万人に達しているとのことです。
「ウェブアナリスト」ではなく「ウェブ解析士」と呼ぶのがなんだか良いですよね。私も呼ばれたくなってきました。そこで今回はWebクリエイターならぜひともとりたい「ウェブ解析士」認定資格についてご紹介します。
ウェブ解析士認定試験の概要
ウェブ解析士の資格は認定講座の受講と試験によって取得できます。初級・上級・マスターに段階が別れており、それぞれに必要な講座や試験が異なります。
初級ウェブ解析士認定試験
初級ウェブ解析士の認定試験は業界未経験の初心者でも受講可能な内容となっており、テキスト購入のみの独学受験も可能です。アクセス解析をはじめとしたウェブ解析のスキルを身につけたい人を対象に幅広い範囲を試験対象としています。
試験内容は65問の四択問題。認定までにかかる費用は「試験+認定+テキスト」で税込21,600円となります。基本的にはペーパーの資格試験ですね。
詳しくはこちら→http://www.web-mining.jp/course/beginner/
上級ウェブ解析士認定試験
上級ウェブ解析の認定試験はウェブ解析の専門性が求められるWebディレクター、Webスター、Webコンサルタント等を対象にした内容となっており、受験のためには約6時間の予習動画閲覧と2日間のワークショップ型講習の受講が必要となります。
試験結果は講習中の課題、修了レポート、後日行われる筆記試験から総合的に判定されます。認定までにかかる費用は「受講・試験・認定料」で税込86,400円となります。修了レポートでは実際の Google Analytics を操作しながらのレポート作成が求められ、実践的な内容となっています。
詳しくはこちら→http://www.web-mining.jp/course/higher/
ウェブ解析士マスター認定試験
ウェブ解析士マスターの認定試験はWebクリエイターやディレクター向けのスキルというよりも、Web解析の講師を行うための「教えるスキル」を学ぶためのものとなっています。合計6日間の講座と講座中に行われる3回の実技試験に合格することで認定されます。
認定までにかかる費用は「受講・実技試験」で税込324,000円となります。ウェブ解析士マスターに認定されることでWeb解析のセミナー講師やコンサルタントとして、さらなる活躍をしていくための客観的なスキル証明に役立てることができるでしょう。
詳しくはこちら→http://www.web-mining.jp/course/master/
エムハンド社内の初級ウェブ解析士の声
ヒルメシマエブログを運営している株式会社エムハンドの社内にも、初級ウェブ解析士に認定されたスタッフがいらしたので、インタビューさせてもらいました。
Q.初級ウェブ解析士になってよかったですか?
ある程度Web業界で働いていれば勉強は苦じゃないと思うので、お金さえあれば取った方がいいと思います。難易度に比べて「(初級)ウェブ解析士」と呼んでもらえるメリットが大きいです。
Q.試験時に気をつけることはありますか?
マウスの操作や回答のスピードが要求されます。年配の方は何度も落ちているという話だったので、スピードが足りていないのかなと……。
Q.みんなも取得すべきだと思いますか?
初級は基礎的な知識を広く身につける必要があるので、自分の知識の抜けを気付けたり、軽く他の分野の知識を得るのに向いていると思います。試験のためというより、Web業界の知識をつけるために勉強し、キチンと身に付けることが出来たかの確認として試験を利用する方がいいと思いました。
Q.上級ウェブ解析士も目指したいですか?
初級ですと、実は簡単に取れるのであまり資格の価値が高くならないように思います。上級からは実務経験が要求されるので価値も上がると思います。噂では、「初級が一番難しかった」という話も出ているので、取る機会があれば取りたいです!
「ウェブ解析士」と皆から呼んでもらえるのは想像以上に嬉しいようです。試験勉強の過程で基礎的な知識を広く身につけられるのもオススメとのことです。
ウェブ解析士認定資格取得のための参考書
初級ウェブ解析士認定資格を受験するためには、『初級ウェブ解析士 認定試験公式テキスト 第6版』の購入が必須となっています。公式テキストは、一般社団法人ウェブ解析士協会からの購入とAmazonからの購入が可能です。ウェブ解析の基本概念から、トラフィック解析やコンテンツ解析などの内容を幅広く解説しています。
初級ウェブ解析士認定講座に対応する唯一の公式テキストです。
ウェブマーケティング、ウェブ解析を行う上で必要な用語の定義、アクセス解析から得られる情報、分析方法、計算方法、ウェブ解析による課題の発見方法と改善手段などを、特定のツールに依存しない形で「ウェブ解析の基礎」を学ぶことができるテキストです。
初級ウェブ解析士の試験勉強に入る前に、ウェブ解析士の仕事内容や試験についてざっくりと把握しておきたい場合は『デジタルマーケティング教科書 ウェブ解析士 この1冊でバッチリ! 仕事の基本と試験対策』が利用できます。
ビジネスとウェブをつなぐコンサルティング能力を証明する資格「ウェブ解析士」。仕事のようすから、初級試験の合格に直結する演習・解説まで、ぎゅぎゅっとコンパクトにまとめました。
今回のまとめ
いかがでしたか。Webクリエイターやブロガーとしての活動期間が長い人であっても、Google Analyticsなどを用いたウェブ解析については独学の経験則が多く、十分に活用できていない場合もあると思われます。
高性能な解析ツールが無料ないし安価に提供される時代だからこそ、それらのツールを使いこなして高度なウェブ解析やPDCAを回していくスキルを身につけることは、クライアントにとっても、クリエイター個人にとっても有用となります。
「ウェブ解析士」と名刺に書けるのも嬉しいですし、これを機会にウェブ解析士認定資格の受験を検討されてみてはいかがでしょうか。