こんにちは。
昨日の夜、多くの特撮ファンが興奮のあまり眠れなかったのではないでしょうか…!
毎週金曜夜中12時から1時間、「高寺成紀の怪獣ラジオ」という番組がFM調布で放送されています。高寺さんは「仮面ライダークウガ」「仮面ライダー響鬼」などの総合プロデューサーを担当されたすごい人です。
今年は仮面ライダークウガ15周年、そんなクウガに縁のある方々が毎週ゲストとして登場するという当時のファンからすれば言葉にならない嬉しさで失神する勢いなんだけど、先週は一条刑事を演じた葛山信吾さん、そして今週はついに、というかまさかこの人が登場するとは誰も想像していなかった人が登場した。
今回のゲストは『オダギリジョー』さん。
五代雄介が帰ってきた!
(以下、番組内容です。うろ覚えの部分も多いので悪しからず…)
番組冒頭「仮面ライダークウガ! albumver」が流れた時は、もうテンションが上がって上がって嬉しかった。田中昌之さんのしゃがれた渋い声がカッコいいんだよ…。歌が終わると聞き覚えのある優しい声が聞こえてきた。本当に『オダギリジョー』さんがゲストで来ているというのが、どうにも実感出来なくて…。ラジオを通して聞こえてくる声を「これ合成音声なんじゃないの?」と心のどこかで思ってる自分がいた。

まず初めに特撮界隈でも広く言われている「黒歴史」説に言及されました。
結論から言うと答えは『オダギリジョーはクウガを黒歴史に思っていない』
本人の口から語られる、これほど公式認定なものはない。この時ラジオの先でたくさんのファンが嬉ションしていたに違いありません…!
ではなぜそんな噂が広まったのか?
プロフィールにクウガへ出演した事を書いていないというのは、そもそもクウガがデビュー作品ではないし、クウガを含めてしまうと、記載しなければならない作品がたくさんある。だから書いていなかった。オダギリさんの知名度を大きく上げる作品だったクウガを、デビュー作と捉えた世間がこうした誤解を生んでしまったみたいですね。
オダギリさんはクウガのオーディションを受ける前に『救急戦隊 ゴーゴーファイブ』のオーディションを受けていたらしく、そこで担当者から「自分なりに変身ポーズをやってくれ」と言われて、「僕には出来ません」と答えたらしいです。担当者の方は激怒し「お前は何しに来たんだ!出てけ!」と、まさに襟元を捕まれる勢いで追い出されたそうです。高寺さんはその事を全く知らなかったようです…(笑)

オダギリさんが役者として目指していたのはあくまでも"リアルな芝居"、言わば特撮はその真逆の立ち位置に存在するジャンル。15年たった今でも「特撮はあまり好きではない」、ハッキリおっしゃっていました。高寺さんが考えていた「過去とは決別した全く新しい特撮を作りたい」という意味をオダギリさんは当時あまり理解していなくて、ただ「五代雄介」というキャラクターを演じるのに必死だった。だけど15年経った今、"何をもってして"『特撮』の壁を壊すのかがやっと分かってきた、そう話してらっしゃいました。
今回ゲストとして参加するにあたりオダギリさんは第1話から第49話を改めて見直したらしく、「構成が上手い」とそのドラマ性の高さを評価されていました。だけど第1話〜第4話あたりの自身の演技を見ると顔から火が出るほど恥ずかしいんだとか。しかし高寺さんが言うには「僕が今まで見てきた中でああいう演技を出来る人が他にはいなかった。」視聴者の意見を言わせてもらうと第1話からあれだけの演技を出来た人ってオダギリさんだけだと思う。もちろん話数を重ねる毎に演技力も増していって「五代雄介」が出来上がっていったけど、最初の基準値がかなり高かったなぁと感じます。

"リアルな芝居"を求めていたオダギリさんにとって、特撮ではおなじみの見栄を張る演技はどうしても無理だった。第2話で雄介が燃え盛る教会の中で変身するシーンでは、監督から昭和の仮面ライダー特有の「変〜〜身っ!」というポーズを求められていたらしい。オダギリさんにとって「今の時代それをするのはヤバい」と思って、それでも変身ポーズは取らなきゃいけない。必死に考えた末に出た結論が
「変身っ!」、タメは行わず力強く叫ぶ。
これが雄介のキャラにも合っていて五代っぽい変身になり、後の平成ライダーは全員この言い方で変身するようになった。

戦闘シーンではアフレコが行われる。スーツアクターさんの演じているクウガに、オダギリさんが声を当てるのだけど、アフレコ室にはいつもイスが置いてあった。それはいつもアフレコが終わると立ちくらみをするオダギリさんが座る為のイスだったらしい。相当な熱量を込めてアフレコしているのは視聴者である我々が一番理解している。スーツアクターさんがクウガを演じているにしても、その中に雄介がいて実際に戦っているという様子を表現するにはアフレコという方法しかない。息遣い一つにしても戦う時のかけ声も、オダギリさんのアツい本気の演技のおかげで、クウガ=雄介となりこの両者が離れる事は一切無かった。特にダグバとの最終決戦で気を失いそうなほどのアフレコをした経験が活かされており、「えらいもんだなあと思った」とおっしゃっていました。あの時のオダギリさん実際に泣いてましたもんね。

と、ここら辺でゲストトークの30分が終わり、雄介のイメージソングとしてオダギリさんが作詞作曲された「“t”」 が流れて今週は幕引きとなりました。次回もオダギリさんがゲストとして参加してくれるらしいのでまたお話が聞けるようですね。
この後、メ・ガリマ・バを演じた木戸美歩さんが電話で登場されて『メ集団のリーダー』という言葉がナチュラルに出てきたり、生『振り向くな』が聞けたり『グロンギ飲み』という気になるワードが出てきたりなかなかカオスな内容だったのですが割愛させていただきます…(笑)
ほんとにあっと言う間の1時間でした。オダギリさんの口から「昭和ライダー」「特撮」「クウガ」「ダグバ」といった言葉が聞けたのが信じられなくて、脳内処理が全く追いつかないという状況になりました。
「特撮が今でもあまり好きではない」15年経った今でもそう言っていたオダギリさんですが、クウガを体現するようなリアルな演技、ヘトヘトになるまで行ったアフレコ、作品に対して真摯に真正面から向かい合ってくれたからこそ、今なお愛される素晴らしい作品を作り上げてくれたのです。「クウガをやるべくした運命を持っていた」オダギリさん自身がこうおっしゃっていたのもよく分かります。本当にクウガって愛されてるなぁ。

やっぱりクウガって最高です。
オダギリジョーさんありがとう。
昨日の夜、多くの特撮ファンが興奮のあまり眠れなかったのではないでしょうか…!
毎週金曜夜中12時から1時間、「高寺成紀の怪獣ラジオ」という番組がFM調布で放送されています。高寺さんは「仮面ライダークウガ」「仮面ライダー響鬼」などの総合プロデューサーを担当されたすごい人です。
今年は仮面ライダークウガ15周年、そんなクウガに縁のある方々が毎週ゲストとして登場するという当時のファンからすれば言葉にならない嬉しさで失神する勢いなんだけど、先週は一条刑事を演じた葛山信吾さん、そして今週はついに、というかまさかこの人が登場するとは誰も想像していなかった人が登場した。
今回のゲストは『オダギリジョー』さん。
五代雄介が帰ってきた!
(以下、番組内容です。うろ覚えの部分も多いので悪しからず…)
番組冒頭「仮面ライダークウガ! albumver」が流れた時は、もうテンションが上がって上がって嬉しかった。田中昌之さんのしゃがれた渋い声がカッコいいんだよ…。歌が終わると聞き覚えのある優しい声が聞こえてきた。本当に『オダギリジョー』さんがゲストで来ているというのが、どうにも実感出来なくて…。ラジオを通して聞こえてくる声を「これ合成音声なんじゃないの?」と心のどこかで思ってる自分がいた。
まず初めに特撮界隈でも広く言われている「黒歴史」説に言及されました。
結論から言うと答えは『オダギリジョーはクウガを黒歴史に思っていない』
本人の口から語られる、これほど公式認定なものはない。この時ラジオの先でたくさんのファンが嬉ションしていたに違いありません…!
ではなぜそんな噂が広まったのか?
プロフィールにクウガへ出演した事を書いていないというのは、そもそもクウガがデビュー作品ではないし、クウガを含めてしまうと、記載しなければならない作品がたくさんある。だから書いていなかった。オダギリさんの知名度を大きく上げる作品だったクウガを、デビュー作と捉えた世間がこうした誤解を生んでしまったみたいですね。
オダギリさんはクウガのオーディションを受ける前に『救急戦隊 ゴーゴーファイブ』のオーディションを受けていたらしく、そこで担当者から「自分なりに変身ポーズをやってくれ」と言われて、「僕には出来ません」と答えたらしいです。担当者の方は激怒し「お前は何しに来たんだ!出てけ!」と、まさに襟元を捕まれる勢いで追い出されたそうです。高寺さんはその事を全く知らなかったようです…(笑)
オダギリさんが役者として目指していたのはあくまでも"リアルな芝居"、言わば特撮はその真逆の立ち位置に存在するジャンル。15年たった今でも「特撮はあまり好きではない」、ハッキリおっしゃっていました。高寺さんが考えていた「過去とは決別した全く新しい特撮を作りたい」という意味をオダギリさんは当時あまり理解していなくて、ただ「五代雄介」というキャラクターを演じるのに必死だった。だけど15年経った今、"何をもってして"『特撮』の壁を壊すのかがやっと分かってきた、そう話してらっしゃいました。
今回ゲストとして参加するにあたりオダギリさんは第1話から第49話を改めて見直したらしく、「構成が上手い」とそのドラマ性の高さを評価されていました。だけど第1話〜第4話あたりの自身の演技を見ると顔から火が出るほど恥ずかしいんだとか。しかし高寺さんが言うには「僕が今まで見てきた中でああいう演技を出来る人が他にはいなかった。」視聴者の意見を言わせてもらうと第1話からあれだけの演技を出来た人ってオダギリさんだけだと思う。もちろん話数を重ねる毎に演技力も増していって「五代雄介」が出来上がっていったけど、最初の基準値がかなり高かったなぁと感じます。
"リアルな芝居"を求めていたオダギリさんにとって、特撮ではおなじみの見栄を張る演技はどうしても無理だった。第2話で雄介が燃え盛る教会の中で変身するシーンでは、監督から昭和の仮面ライダー特有の「変〜〜身っ!」というポーズを求められていたらしい。オダギリさんにとって「今の時代それをするのはヤバい」と思って、それでも変身ポーズは取らなきゃいけない。必死に考えた末に出た結論が
「変身っ!」、タメは行わず力強く叫ぶ。
これが雄介のキャラにも合っていて五代っぽい変身になり、後の平成ライダーは全員この言い方で変身するようになった。
戦闘シーンではアフレコが行われる。スーツアクターさんの演じているクウガに、オダギリさんが声を当てるのだけど、アフレコ室にはいつもイスが置いてあった。それはいつもアフレコが終わると立ちくらみをするオダギリさんが座る為のイスだったらしい。相当な熱量を込めてアフレコしているのは視聴者である我々が一番理解している。スーツアクターさんがクウガを演じているにしても、その中に雄介がいて実際に戦っているという様子を表現するにはアフレコという方法しかない。息遣い一つにしても戦う時のかけ声も、オダギリさんのアツい本気の演技のおかげで、クウガ=雄介となりこの両者が離れる事は一切無かった。特にダグバとの最終決戦で気を失いそうなほどのアフレコをした経験が活かされており、「えらいもんだなあと思った」とおっしゃっていました。あの時のオダギリさん実際に泣いてましたもんね。
と、ここら辺でゲストトークの30分が終わり、雄介のイメージソングとしてオダギリさんが作詞作曲された「“t”」 が流れて今週は幕引きとなりました。次回もオダギリさんがゲストとして参加してくれるらしいのでまたお話が聞けるようですね。
この後、メ・ガリマ・バを演じた木戸美歩さんが電話で登場されて『メ集団のリーダー』という言葉がナチュラルに出てきたり、生『振り向くな』が聞けたり『グロンギ飲み』という気になるワードが出てきたりなかなかカオスな内容だったのですが割愛させていただきます…(笑)
ほんとにあっと言う間の1時間でした。オダギリさんの口から「昭和ライダー」「特撮」「クウガ」「ダグバ」といった言葉が聞けたのが信じられなくて、脳内処理が全く追いつかないという状況になりました。
「特撮が今でもあまり好きではない」15年経った今でもそう言っていたオダギリさんですが、クウガを体現するようなリアルな演技、ヘトヘトになるまで行ったアフレコ、作品に対して真摯に真正面から向かい合ってくれたからこそ、今なお愛される素晴らしい作品を作り上げてくれたのです。「クウガをやるべくした運命を持っていた」オダギリさん自身がこうおっしゃっていたのもよく分かります。本当にクウガって愛されてるなぁ。
やっぱりクウガって最高です。
オダギリジョーさんありがとう。