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Now Google faces the second stage of the mobile web. そんな言葉で締めくくられた、興味深い記事をみつけました。 インターネットにおいて、モバイル=スマホが主流になる中で 起きている“検索”に関する話題です。 ▼ Google’s growing problem: 50% of people do zero searches per day on mobile(The Overspill: when there's more that I want to say) こちらの記事は、Googleで検索エンジン部門の責任者をしている Amit Singhal氏の発表をまとめたものです。 様々なグラフが紹介されていますが、その中で注目したいのは 世界中のモバイルユーザーのうち、半数のユーザーの一日当たりの 平均検索回数が1回未満(0.98回)だという驚きの数値です。 彼・彼女らはモバイルサイトで検索するのではなく、直接アプリを 立ち上げてインターネット上のサービスにアクセスするのが当たり前と なっており、わざわざモバイルサイトを“検索”しないという人が増えて いるのだとか。 確かにアプリがあれば、アプリ経由でネットの情報にはアクセスできる のですから、当然といえば当然ですね。 また、多くのユーザーがFacebook上で情報を得ていることや(メディア 企業が積極的に配信しているFacebookのニュースフィード等の利用)、 画像・動画などのコンテンツが主流になってきていることもその背景 にはあるようです。 モバイルでは、Googleで検索ではなく、SNSのアプリ経由等で検索 するのが普通になってくるのかもしれません。 Googleにとっては、こうしたユーザーの多くがモバイル広告を見ないと いうことも大きな問題となっています。 これは広告の出稿者にとっても悩ましいところです。 実際、アメリカやイギリスでは、Googleのモバイル検索広告による利益が ずっと減少傾向にあるということが記事内では紹介されています。 PC経由のユーザーは減少の一途をたどり、モバイル経由のユーザーは 増え続けている。しかし、後者は検索をせず、かつ広告を見ない… そんな中で出た言葉が “Google faces the second stage of the mobile web.” なのですね。 PCからモバイルへ(スマホへ)というデバイスの変化は、想像して いる以上の“変化”をもたらすということを改めて痛感します。 Googleという、超巨大企業も取り組んでいるこの変化への対応に 我々もしっかりと取り組んでいかなければ!! |