最初は隠れビアン主婦の平凡な日々をポツポツと書いていこうと思っていたのですが、自分が今に至るまでを書き残してみようかしら?なんて思い立ってしまいまして(>_<)
気がつけばこんなに長くなってしまいました。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
結果的に、この関係は2年間続きました。
普段はお互いに一人で子育てをしているような環境だったので、子供が体調を崩したり自分が寝込んだりすれば、助け合い支え合いました。
Mちゃんは恋人であり、昔からの友人であり、ママ友であり、二人の仲には一言では言い表せない絆がありました。
けれど、私からお別れを告げました。
Mちゃんと過ごした時間は、それまで平和に平凡に生きてきた私には嵐の様な2年間でした。
Mちゃんへの気持ちが薄らいで行くまでには、色々な事があったけれど、やはり決定的だったのは彼女の妊娠でした。
私の誕生日の翌日、神妙な面持ちで我が家にやってきたMちゃんは申し訳なさそうに「妊娠したみたい」そう言いました。
前日、子供達も交えて一緒にご飯を食べながら誕生日のお祝いをしてくれたMちゃん。
そんな気配には全く気がつきませんでした。
本当に突然の告白。
数秒間、頭は真っ白だったように思います。
私が絞り出した声と言葉は
「え、わぁ、すごいね、そうなんだ、おめでとう!」
明らかにカタコト。
動揺が丸見えだったに違いありませんm(_ _)m
大切な人のおめでたい出来事を、心からおめでとうと言えていない自分がいました。
こんな自分は初めてです。
お腹の赤ちゃんに罪はありません。
Mちゃんが子供をもう一人欲しがっていたのは、何となく分かっていました。
望んで授かった子に間違いありません。
心からお祝いしてあげなきゃ。
頭では分かってはいても、私は心が小さな人間でした。
妊娠がわかったことよりも、そうなる行為をしていた事に嫉妬してしまいました。
Mちゃんを責める事なんて出来ません。
最初に自分が言ったんです。
『Mちゃんに任せる。夫婦の事、自分は口出し出来ない』と。
それでも、分かってはいても
息苦しさでいっぱいになりました。
「良かったね。女の子だったら、旦那さんも可愛がってくれるんじゃない?男親は女の子可愛いって言うものね」
らしくない。
Mちゃんに対するイヤミが口をついて出ました。
私はあの時、どんな言葉が欲しかったのかな、、。
『そんな事ないよ、旦那はきっと変わらないから、これからsumiちゃん協力してね』
そんな言葉だったのかも知れません。
けれどMちゃんの顔は、既に母親になっていました。
「そうだねぇ、私も次は女の子がいいな。離婚も考えたけど妊娠したから無理だし。まぁ旦那も女の子だったら違うかもね」
Mちゃんは穏やかに話し続けました。
「ばあば達も喜んでてさ~。来年の今頃は賑やかになってるだろうね~、ちび3人だもん(笑)母ちゃん頑張んなきゃだわ」
嬉しそうなMちゃんの横顔。
好きな人が嬉しそうにする顔というのは、どんな時でも、良くも悪くも破壊力抜群です。
ねぇMちゃん、
Mちゃんが『あんな奴ムリだから、父親失格だから』って言うその相手が、今Mちゃんをこんなに笑顔にさせてるんだよ。
切なさが胸に広がります。
言葉にはしませんでした。
まだペタンコの、Mちゃんのお腹。
「撫でても良い?」
そう言って、私はMちゃんのお腹に手を添えました。
「まだ何にもわかんないよ、それただの脂肪です(笑)」
屈託なく笑うMちゃん。
Mちゃんのお腹はいつもと同じ。
あったかくて柔らかい。
もう今は、赤ちゃんのものだね。
私の目からは自然と涙が溢れだしました。
「Mちゃん、赤ちゃんおめでとう。本当に、おめでとうございます」
今度は心から、言えました。
泣きながらおめでとうと言う私に、Mちゃんも目を赤くしていました。
その日を境に、私の気持ちはゆるやかにMちゃんから離れて行きました。
キレイな言葉で言えば『身を引いた』
そうじゃない言葉で言えば『逃げた』
あれから数年経ちますが、私はMちゃんから『逃げた』んだと思っています。
子供は直ぐに成長してしまうのに。
自分達の人生にはまだまだ先があるのに。
あの時、もう少し自分に余裕があれば
あの時、もっとMちゃんを思い遣れていたら
お互いに家族があって、自分達が居る。
その意味を忘れてはいけなかったんだと思います。
別れたいと気持ちを伝え、実際に別れるまでには数ヵ月かかりました。
始まるのは一瞬のように感じたのに、終わらせる作業は本当に大変でした。
お互いの想いを伝え合い、ずれてる所を修正しながら継ぎ接ぎし、喧嘩したり泣いたりしながら支えあってきた2年間でした。
ここには書ききれない色んな事がありました。
恋は一人でも出来るけど、1度重なった心をまた1つずつに戻すのは容易じゃないです。
それでも何とか気持ちを分かち合い、最後は気持ち良くお別れすることができました。
私たちは友人に戻りました。
Mちゃんの優しさに感謝です。
後にMちゃんはシングルマザーになりました。
今も元気に小さな体で、肝っ玉母さん邁進中です(*^^*)
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