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暗殺から20年 ラビン元首相の追悼集会 イスラエル
11月1日 11時15分

中東和平に道を開きながら20年前に暗殺されたイスラエルのラビン元首相を追悼する集会が開かれ、イスラエルとパレスチナの間で激しい暴力が再燃するなか、かつて双方を仲介したアメリカのクリントン元大統領が和平への歩みを絶やさぬよう訴えました。
イスラエルのラビン元首相は、パレスチナとの歴史的な暫定自治合意を成立させノーベル平和賞を受賞しましたが、1995年11月、和平に反対する狂信的なユダヤ教徒のイスラエル人に銃で撃たれて亡くなりました。
ラビン元首相が凶弾に倒れた現場近くのテルアビブの広場では、事件から20年となるのを前に追悼集会が開かれ、数万人の市民が集まりました。
集会には、暫定自治合意を仲介したアメリカのクリントン元大統領が参加し、「平和のために冒すリスクより、平和から遠ざかることによるリスクのほうがはるかに大きい。皆さんが正しい選択をするよう祈っている」と述べ、和平への歩みを絶やさぬよう訴えました。
一方、集会に参加したイスラエル人の女性は「20年前まで平和が来るかもしれないと希望を持っていましたが、あの銃弾が節目となり、その希望は消えてしまったと感じるようになりました」と話していました。
和平交渉が決裂し再開のめどが立たないまま1年半がたち、イスラエルとパレスチナの間では聖地を巡る対立をきっかけに激しい暴力が再燃し、先月だけで双方合わせて70人以上が死亡しています。

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