トップページ社会ニュース一覧事故統計 再発防止指示後も改善されず
ニュース詳細

事故統計 再発防止指示後も改善されず
10月31日 18時41分

事故統計 再発防止指示後も改善されず
k10010290131_201510311855_201510311856.mp4
千葉県警察本部で交通死亡事故の一部が統計に計上されていなかった問題で、おととし愛知県で同じような問題が発覚し、警察庁が再発防止を指示したあとも事実と異なる報告や判断ミスが続き、改善されていなかったことが警察の内部調査で分かりました。千葉県警は、指示の徹底が不十分だったとしてチェックを強化することにしています。
千葉県警察本部では、おととしまでの10年間の死亡事故の統計で、「病死」や「自殺」などとして、計上していなかった事故が165件に上るのことが明らかになっています。
おととし愛知県警察本部でも同じような問題が明らかになったことを受けて、警察庁は病死や自殺として統計に計上しない場合は、明確な根拠を示すことなど、再発防止を求める指示をおととし2月、全国各地の警察本部に伝えていました。
ところが、千葉県警ではその年の年末までの間にも11件の死亡事故が統計に計上されていなかったことが警察の内部調査で分かりました。
このうち9件では、明確な根拠がないのに「自殺」とするなどの判断ミスがあったほか、残る2件では、事故発生から死亡までの時間が24時間を超えたとして、統計に計上しないよう偽っていたということです。
千葉県警は、当時、警察庁の指示を伝える説明会を開くなどの対応をしていましたが、結果的に徹底が不十分だったとして、今後は統計の計上に関するチェックを強化し再発防止を図りたいとしています。

関連ニュース

k10010290131000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ