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ロシア旅客機墜落 捜索続く 原因調査へ11月1日 4時21分
エジプトで、乗客乗員合わせて224人を乗せたロシアの航空会社の旅客機が墜落し、現場では軍や消防が捜索活動を行っていますが、今のところ生存者はなく、エジプトの航空当局では、回収されたブラックボックスのデータなどをもとに詳しい原因を調べることにしています。
エジプト東部のシナイ半島で、31日、ロシアの航空会社「コガリムアビア」の旅客機が、観光地のシャルムエルシェイクからロシアのサンクトペテルブルクに向かう途中、墜落しました。旅客機には乗客乗員合わせて224人が乗っていて、そのほとんどはロシア人で、日本人はいませんでした。
現場ではエジプトの軍や消防が捜索活動を行っていて、これまでに129人の遺体を収容しましたが、生存者は見つかっていません。また、ロシア政府は、乗客全員が死亡したとしています。エジプトの航空当局によりますと、墜落した旅客機のパイロットは離陸後に「技術的な問題が発生したため、近くの空港に着陸したい」と航空当局に連絡してきたということです。このため、当局は機体の技術的なトラブルが墜落につながった可能性があるとみて、回収した飛行データなどを記録したブラックボックスのデータなどをもとにロシアの航空当局と合同で詳しい原因を調べることにしています。
一方、インターネット上には、過激派組織IS=イスラミックステートの支部を名乗る武装集団が旅客機を撃ち落としたとする声明を出していますが、エジプト政府は、旅客機が飛んでいた高度などからありえないとして否定しています。
現場ではエジプトの軍や消防が捜索活動を行っていて、これまでに129人の遺体を収容しましたが、生存者は見つかっていません。また、ロシア政府は、乗客全員が死亡したとしています。エジプトの航空当局によりますと、墜落した旅客機のパイロットは離陸後に「技術的な問題が発生したため、近くの空港に着陸したい」と航空当局に連絡してきたということです。このため、当局は機体の技術的なトラブルが墜落につながった可能性があるとみて、回収した飛行データなどを記録したブラックボックスのデータなどをもとにロシアの航空当局と合同で詳しい原因を調べることにしています。
一方、インターネット上には、過激派組織IS=イスラミックステートの支部を名乗る武装集団が旅客機を撃ち落としたとする声明を出していますが、エジプト政府は、旅客機が飛んでいた高度などからありえないとして否定しています。
機体の一部が激しく損傷
エジプトのイスマイル首相は旅客機が墜落した現場を視察し、そのときの写真を首相府が公開しました。写真では、砂漠地帯に落ちた機体の一部が原形をとどめないほど激しく損傷したり、翼とみられる部分が折れたりしていて、衝撃の激しさがうかがえます。