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おはようございます。
７時になりました。
消費税の軽減税率を巡って、自民、公明両党はあすから与党協議を再開させることにしています。
このうち、税率を軽減する対象品目について、自民党が社会保障の財源に影響が出ない範囲にとどめるべきだとしているのに対し、公明党は対象をできるだけ幅広くして、減収分の社会保障財源として、消費税以外も検討すべきだとしており、調整を急ぐことにしています。
消費税の軽減税率を巡って、自民、公明両党は再来年４月の消費税率の１０％引き上げと同時の導入を目指し、あすから与党協議を再開させることにしています。
この中では、税率を軽減する対象品目や、事業者が複数の税率を区分して経理する方式などが焦点となります。
このうち、対象品目について自民党は、軽減税率は消費税の引き上げ分の税収を年金や医療などの社会保障に充てるとした、社会保障と税の一体改革の中に位置づけられており、社会保障の財源に影響が出ない４０００億円程度で賄えるものにとどめるべきだとしています。
これに対して公明党は、税の負担感を緩和することが重要で、消費や景気への影響も考慮して、対象をできるだけ幅広くすべきだとして、酒類を除く飲食料品とするよう求めています。
その場合、増税される２％分を軽減すれば、１兆３０００億円程度の減収が見込まれることから、公明党は減収分の社会保障財源として、消費税以外も検討すべきだとしています。
自民、公明両党は、来月中旬までに具体的な制度を固めたいとしていて、あすからの与党協議で調整を急ぐことにしています。
２０年前、大阪市で住宅が全焼し、小学６年生だった女の子が死亡した火事で、再審・裁判のやり直しが認められた母親ら２人の刑の執行の停止を、大阪高等裁判所はきょうにも認めるかどうか、改めて判断すると見られます。
検察の異議の申し立てが退けられた場合、２人は服役している刑務所から釈放される見通しです。
平成７年７月、大阪・東住吉区で住宅が全焼し、小学６年生だった青木めぐみさんが、入浴中に逃げ遅れて死亡しました。
この火事で、母親の青木惠子受刑者と、内縁関係にあった朴たつひろ受刑者は、放火や保険金目的の殺人の罪で起訴され、無期懲役が確定しました。
しかし、大阪高等裁判所は今月２３日、放火ではなく自然発火の可能性が否定できないとして、３年前の大阪地方裁判所の判断に続いて、裁判のやり直しを認めました。
その上で、現在服役中の２人の刑の執行を、きょうの午後２時に停止して、刑務所から釈放することを認めました。
これに対し検察が、刑の執行を停止しないよう異議を申し立てていて、大阪高裁の別の裁判長が、きょうにも認めるかどうか改めて判断すると見られます。
検察の意義が退けられた場合、２人は服役している和歌山と大分の刑務所からそれぞれ釈放される見通しです。
香港で、高速船の事故です。
大勢の観光客などを乗せた高速船が、航行中に何かにぶつかり、衝撃によって日本人２人を含む、およそ１００人がけがをしました。
香港の海事当局によりますと、きのう午後６時過ぎ、日本時間の午後７時過ぎ、乗客１６３人と乗員１１人を乗せて、マカオから香港に向かっていた高速船が、香港西部の島の付近を航行中、何かにぶつかりました。
この衝撃でおよそ１００人が座席から投げ出されるなどしてけがをし、数人が重体となっているということです。
香港の日本総領事館によりますと、日本人の男性２人もけがをして病院で手当てを受けていますが、命に別状はないということです。
けがをした乗客らは、救助に駆けつけた海事当局の船などで香港中心部の港に運ばれ、救急車で病院に搬送されました。
この高速船は、香港とマカオを、およそ１時間で結び、大勢の観光客などが利用していますが、おととしも海上で何かにぶつかって、日本人３人を含む多数のけが人が出ています。
おととしの事故も今回も、何にぶつかったのかは分かっておらず、香港の日本総領事館は、航行中はシートベルトを着用するよう注意を促しています。
中央アジアなどを歴訪中の安倍総理大臣は、日本時間のきょう、キルギスを訪れます。
アタムバエフ大統領との首脳会談に臨み、民主主義の定着に向けた協力や、幹線道路の改修などの支援について、意見を交わすことにしています。
安倍総理大臣は２５日、４番目の訪問国のウズベキスタンで、カリモフ大統領と会談し、日本企業が参画してウズベキスタンの産業の多角化に寄与することで、経済分野を中心に関係を強化することなどを盛り込んだ共同声明を発表しました。
このあと、第２次世界大戦後、旧ソビエトによって抑留され、強制労働に動員されて亡くなった日本人の墓地を参拝しました。
ウズベキスタンでの一連の日程を終えた安倍総理大臣は、日本時間のきょう午後、キルギスに向かいます。
キルギスは、人口５６０万人で、ＧＤＰ・国内総生産は中央アジアの中で最も低く、旧ソビエトから独立したあと、民主化を進めたものの、議会制民主主義の定着が課題となっています。
日本の総理大臣のキルギス訪問は初めてで、安倍総理大臣は、アタムバエフ大統領との首脳会談で、民主主義の定着に向けた協力や、幹線道路の改修といったインフラ整備の支援などについて意見を交わすことにしています。
また、今回の訪問団には日本から５０の企業や団体が同行しており、安倍総理大臣は、訪問先でビジネスフォーラムなどを開き、天然資源に恵まれた各国との経済関係の強化につなげたい考えです。
続いて、内戦が続くシリア情勢についてです。
内戦終結に向けて、アサド政権の後ろ盾になっているロシアが、関係国に和平案を提案していたと、アラビア語のメディアが伝えました。
先月３０日からシリア国内で空爆を続けるロシア。
過激派組織ＩＳ・イスラミックステートと戦うアサド政権を支援するもので、ＩＳの軍用車両や通信拠点などが対象だとしています。
しかし、欧米などは、ロシアがＩＳだけでなく、欧米側が支援する反政府勢力に対しても空爆し、アサド政権へのてこ入れを図っていると批判しています。
一方で、新たな動きも。
アラビア語のメディアによりますと、ロシアが関係国に対し、シリアの内戦終結に向けた和平案を提案していたことが明らかになりました。
和平案では、穏健な反政府勢力として欧米などが支援してきた自由シリア軍と政府軍が戦闘を停止したうえで、１年半以内に議会選挙と大統領選挙の実施を目指すとしています。
ロシアのメディアなどは、アサド大統領がシリアを訪れたロシアの上下両院議会の代表団との会談で、和平案に応じる姿勢を見せたのではないかという見方を伝えて。
この和平案に当事者、そして各国はどのような反応を示すのか、注目されます。
では、中東情勢に詳しい放送大学教授の高橋和夫さんに伺います。
どうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます。
まずこのロシアによる新しい提案ですが、高橋さん、どのようにご覧になりますか？
まず、ロシアが提案したというところが大きいなと思いますね。
冷戦の末期以来、ソ連が大勝して以来、もう中東、アメリカの一極派遣という状況だったんですけど、ここにきてロシアが戻ってきた、そしてロシアを中心にシリア情勢を語られ始めたと。
ロシアの存在感の大きさというのに、まず強い印象を受けます。
この提案自体に関しては私はある程度現実感のあるものではないかというふうに捉えています。
というのは、今のシリアの内戦の構図を見てますと、ロシアが支援するアサド政権、そして、アメリカが支援する反政府勢力、そしてまあ、イスラム国という三つどもえの状況があるわけですよね。
このアメリカにとっても、ロシアにとっても敵であるＩＳのはずなんですけれど、アサド政権と反政府勢力が戦っているというこの三つどもえ状況をなんか打破しないかぎり、前には進まないぞという、そういう面では現実感をすごく感じますね。
依然として複雑な状況、続いてるわけですね。
ＩＳの現状は今、どんな感じなんでしょうか。
今、恐らくＩＳの力のピークは昨年末ぐらいだったと思うんですね。
ですから、爆発的に大きくなるという雰囲気はない、ただ、状況、反政府勢力とアサド勢力の対決、あるいはイラク政府の軍隊の弱さなどを利して、守っている所は守っていると。
若干領土が増えたり減ったりということで、現状を維持しているというのがＩＳの置かれているという状況ですね。
特に最近は、バクダディ指導者の乗った車列が爆撃されたという報道もありまして、その生死は明らかではないんですけれども、組織的にはだんだんと緩みが出てきてるというような印象を受けてますね。
そうした中で出てきたロシアの提案ですが、欧米が支援する自由シリア軍と、ロシアなどが支援するアサド政府軍がまず停戦をするということですが、これにはどういった意味があるんでしょうか。
実はこのアサド政権と反政府勢力が戦いをやめれば、反政府勢力もアサド政権もＩＳに集中できるわけですよね。
現在、ＩＳに対する爆撃はアメリカ軍を中心に行っていますけれど、ロシア軍が爆撃の方向を反政府勢力からＩＳにまた移すことができる。
そういう意味では、ＩＳに対する強いプレッシャーになると思うんですね。
ですから、そういう意味ではこの提案が現実的ではないかと私は考えているわけです。
そうしますと関係国はこの提案、どのように受け止めるとお考えですか？
実はそこのところが、悩ましいところで、もちろんロシアはアサド政権を守りたいんですけど、アメリカをはじめ、反政府勢力を支援してきた諸国は、アサド大統領やめなさい、アサド政権妥当ということをずっと言ってきたわけですよね。
ですから、そこで難しい。
ですから、アメリカ側がアサド政権の対陣という、即時退陣、少なくとも諦めないかぎりはなかなか受け入れは難しいかなという気はしますね。
ただ、現実的に考えまして、停戦というのはやめれば、撃ち方をやめれば停戦は発効しますからね、ただ問題は、そのあとのロシアが出してきた大統領選挙、あるいは議会選挙ということですよね。
これだけ４年も５年も内戦をしてきた国で、そんなことができるのか。
あるいは、海外に逃れた何百万人もの難民に投票権があるのかといった、そういうなんかテクニカルな問題が難しいですね。
そういう意味では停戦の実現までは可能性が高い、それより先はかなり難しいというような印象を持っています。
そして問題が長引くと、問題の解決が長引きますと、国際情勢にはどんな影響が出るんでしょうか。
今やはり、ヨーロッパが一番苦労しているのは、難民の流入ですよね。
仮に内戦が続けば、難民はどんどん増えていくわけですけれども、ここで少なくとも停戦だけが合意されれば、もう難民になろうと言う人は少なくなりますし、トルコにいる難民でシリアに帰りたいという人はたくさんいるんですよね。
ですから、停戦だけでも合意すれば、難民問題の、解決とはいかないんですけれども、緩和には大きく寄与して、国際社会としてはすごくプラスだと受け止められると思いますね。
これ以上、難民が増えることにつながらないという方向ですよね？
そうですね。
難民の方で、本当にシリアに帰りたいと、ヨーロッパに行きたくないという人もまだいるわけですから、そういう意味では、ヨーロッパにとってもプラス、恐らく難民を受け入れているトルコにとってもプラス、もちろんシリアの皆さん、難民の方々にとってもプラスになると思いますね。
放送大学教授の高橋和夫さんに伺いました、ありがとうございました。
ここまで、シリア、ＩＳを巡る情勢についてお伝えしました。
では次です。
東京電力福島第一原子力発電所の事故から４年半余り。
汚染水対策は大きな節目を迎えることになりました。
汚染された地下水が海に流れ出すのを抑えるため、護岸を鉄の壁で完全に囲う遮水壁と呼ばれる設備が、きょうにも完成する見通しです。
福島第一原発で遮水壁の建設が始まったのは、事故発生の翌年の平成２４年５月。
護岸沿いに鋼鉄の板を打ち込み、隙間をセメントで埋める作業が続けられてきました。
その最後の作業がきょう午前中に行われ、問題がなければ、３年越しで進められてきたすべての作業が終わる見通しです。
遮水壁は、全長７８０メートルにわたって設置されます。
深さは３０メートル。
この壁で海に流れ出している汚染された地下水をせき止めます。
そして、せき止めた地下水をポンプでくみ上げ、浄化して海に流す計画です。
東京電力は、地下水を通じて海に流れ出す放射性物質の量は、セシウムとストロンチウムはこれまでの４０分の１に減ると試算していて、今後、海水に含まれる放射性物質の濃度の変化を調べ、効果を確かめることにしています。
事故から４年半余りたって、大きな節目を迎える汚染水対策。
ただ、事故で溶け落ちた核燃料を取り出さないかぎり、汚染水の発生を完全になくすことは難しいのが実情です。
また、東京電力は、タンクで保管している汚染水から、放射性物質を取り除く作業を進めていますが、トリチウムと呼ばれる放射性物質は取り除くことはできません。
現在タンクで保管している７０万トン余りの汚染水の最終的な処分については、メドさえ立たないのが現状です。
汚染水対策は遮水壁の完成後も、数多くの課題が残されています。
横浜市のマンションで傾きが見つかり、建物を支えるくいのデータが改ざんされていた問題。
安全でなければならない住まいへの信頼が大きく揺らいだことで、不安の声が広がっています。
自分たちが暮らすマンションは大丈夫なのか。
どうすれば安心できるのか。
取材しました。
ＮＰＯ集住センターでございます。
マンション管理の相談などに乗っているＮＰＯです。
くいに関する問い合わせが、この１週間で６０件以上寄せられています。
この日、都内のマンションの管理組合の理事たちが、相談に訪れました。
調べてみると、このマンションの管理組合には、設計図書と呼ばれる詳細な建築資料が保管されていました。
その中に、地盤調査の結果やくいの設計図が見つかりました。
１、２、３、４、５、６、７、８本。
しかし、ほとんどの場合、実際にどのようにくいの工事が行われたのかまでは確認できません。
完成したマンションのくいの状態を調べるには、どうすればいいのでしょうか。
全国の地質調査業者で作る団体に聞きました。
具体的な方法の一つ、電磁波を利用した調査を説明してもらいました。
調査では、くいの横１メートル以内の所に掘った穴に測定器を入れ、電磁波の反射を使って、くいの位置を探ります。
くいがあれば、測定画面に濃い影となって映ります。
それがくいからの電磁波の反射がなくなると、その影は薄くなります。
影が薄くなった所がくいの先端部分となり、その深さが分かります。
しかし、調査には５人前後の技術者やボーリングの機械なども必要となり、多額の費用がかかるといいます。
一度建物が完成すると、調査をするのが難しいくいの問題。
本格的な調査をしなくても、傾きを察知する方法はないのでしょうか。
住宅の地盤や欠陥問題に詳しい東海大学の藤井衛教授です。
日常生活の中で気付ける予兆とは、どのようなものでしょうか。
窓を入れ替えたときに、上と下で隙間の広さに違いがある場合は、建物がゆがんでいることがあります。
また、お風呂場の床の水がきれいに排水溝に流れていかない場合も、傾いている可能性があります。
さらに壁のひび割れの中にも注意が必要なものと、そうでないものがあるといいます。
髪の毛のように細い亀裂は、ヘアークラックと呼ばれ、コンクリートの伸縮によって表面に起きるひび割れで、大きな心配は要らないといいます。
貫通しているひび割れは、構造亀裂と呼ばれ、建物のゆがみが原因である可能性があるといいます。
藤井さんは、今回起きたくいの問題はまれなケースのため、過度に心配しすぎる必要はないとしています。
ただ、明らかな異変を感じた場合は、専門家に相談するべきだといいます。
建物の異変に気付いたとき、住民はどのように行動すればよいのでしょうか。
住民たちが管理組合に情報を持ち寄り、専門家に相談したことで、問題の解決につながったケースがあります。
このマンションでは屋上の外壁の一部が落下し、通行人を直撃しそうになるトラブルが相次ぎました。
住民から危険だという声が次々と寄せられた管理組合は、建設会社に調査を依頼しましたが、取り合ってもらえなかったといいます。
そこで、管理組合は集まった情報を持って、建物修繕のコンサルタントに相談をしました。
コンサルタントは、設計図などの資料を基に、現場検証を重ねた結果、外壁の固定方法に問題があることを突き止めました。
具体的な施工の過失を指摘された建設会社は、かし、いわゆる欠陥を認め、この部分を作り直すことになりました。
マンションの場合は、住民一人一人が部屋や共有スペースで異変に気付いたら、その情報を管理組合に集約し、専門家に相談することで、建物全体の問題が見えてくるケースがあるんですね。
ただ、一方でコンサルタントなどに相談する場合は、注意も必要です。
相談に対して法外な値段を請求したり、専門的な調査をしなかったりと、トラブルも起きています。
そうした中、公的な相談窓口である住宅リフォーム・紛争処理センターでは、１級建築士や弁護士による無料相談が受けられるほか、自治体で相談を受け付けている所もありますので確認してください。
次は、今月発足した第３次安倍改造内閣の閣僚へのインタビューです。
きょうは法務大臣に就任した、岩城光英さんです。
どうも。
ＮＨＫの阿部と申します。
岩城です。
ようこそおいで下さいました。
参議院福島選挙区で当選３回の岩城さん。
今回が初入閣です。
趣味は４０代から始めたトライアスロン。
６５歳の今も、毎年レースに出場しています。
政治活動に何かプラスになっている点。
辛抱強さも必要ですし、我慢することも必要ですし、でも最後に、なんとかフィニッシュ、ゴールに到達できるんだという目標を持って一歩一歩歩んでいくというところが共通してるんじゃないかと思いますがね、政治の世界にも。
まず、ヨーロッパを中心にこの難民の問題が、大変大きくなっていますが、日本ではこの難民の受け入れについて、今後、どのように進めていこうとお考えでしょうか。
国際社会の中で、よく連携を取って、対応していく必要があると思います。
そして法律上の難民の認定にとどまらずですね、これは大量の避難民が流入しているという事態に対応するためには、国を挙げてと言いますか、国全体で取り組んでいく課題だと思います。
日本の難民の認定数が少ないのではという指摘もありますよね。
今後、増やしていくということなんでしょうか？
外交政策もございますし、国全体として取り組んでいく中で、法務省としても役目を果たしていくということに今、考えております。
法科大学院の元教授が、司法試験の問題を教え子に漏えいしたとして、在宅起訴された事件。
法務省は、ワーキングチームを設置し、原因の究明と再発防止策を検討しています。
法科大学院で、現に指導に当たっている者について、問題作成には従事させないといった内容も含んだ基本方針が出されました。
これは、来年の試験に向けてです。
その後のことにつきましては、これからさらに、原因究明と再発防止に向けて、検討を進めていくことになっていると聞いておりますので、私も、その過程の中で司法試験委員会のほうにですね、しっかりと必要に応じた対応策を指示していきたいと考えております。
性犯罪の罰則について今、検証が進められているということですが、なぜ今、このタイミングなのか。
背景にはどんなことがあるんでしょうか。
例えば、強盗に比べて、軽すぎるんじゃないかと、強かん罪が。
そういったこと、それから親告罪でありますんで、それは被害者のほうで訴えないと裁判にならなかった性犯罪が、女性にとりましては深刻な犯罪であります。
それなのにほかの犯罪と比べて、刑が軽すぎるんではないかと、そういった声が高まってきたこともありまして、政府として、これまでさまざまな検討を重ねてきたということであります。
流れとしては、厳罰化の方向だと思ってよろしいんでしょうか。
法務省の中にありました、性犯罪の罰則に関する検討会で、そういったものを中心に検討されるものと思っております。
福島のいわき市ご出身ということで、今後、どういう復興のあるべき姿が望ましいのか、その点についてはいかがでしょうか。
復興に向けてわが省といたしましては、例えば登記所における備え付け地図の整備とか、あるいは地方自治体と連携をして、空き家対策、こういったものに取り組んでまいりました。
安倍総理からは、閣僚全員が復興大臣であるという共通の認識、これをもって仕事に当たるようにという指示を頂いておりますので、なお私も法務大臣でありますけれども、ふるさとを含めた東北の復興のためにも、力を発揮していきたいと考えております。
次は、エボラ出血熱など、感染症への対策です。
防衛省は、対策を本格的に進める必要があるとして、国内で患者が発生した場合に備えて、防衛医科大学校病院に患者を受け入れる態勢を整備していく方針です。
エボラ出血熱は、日本ではこれまでは感染は確認されていないものの西アフリカで過去最悪の規模で流行が広がり、疑いの例も含めると１万人の死者が出たほか、ＭＥＲＳコロナウイルスは韓国で感染が広がり、３０００人以上が死亡しました。
これを受けて防衛省は、国連のＰＫＯ活動など海外で活動する自衛隊員もいるほか、感染症への対策を本格的に進める方針です。
具体的には、埼玉県所沢市にある防衛医科大学校病院で患者を受け入れることができるよう、３年後をメドに病棟の改修を進めるとともに、感染症を専門とする医師を増やし、国内で患者が発生した場合にも備えることにしています。
また、海外で活動する自衛隊員への感染を防ぐのに役立てるため、医師免許を持つ自衛官を海外の研究機関に派遣することにしています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
まずは体操の世界選手権速報です。
内村航平選手率いる日本代表。
どうですか？
世界選手権で３７年ぶりの団体金メダルを目指す日本が、男子の予選に臨みました。
最初の跳馬。
エースの内村は、高難度のリー・シャオペン。
ことし取り入れた大技を決め、１５点台の高得点を出します。
しかし、得意のゆか。
珍しく大きなミスが出て、得点を伸ばせません。
それでも、直後の白井。
どんな状況でもできるのが自分の強さと、重圧をはねのけ、１６点を超える得点で盛り返しました。
ひねりましたね。
日本は前回王者の中国を抑え、暫定で予選トップ。
悲願の団体金メダルへ好スタートを切りました。
日本が王者中国を抑えましたね。
これで団体金メダルに大きく近づいたんでしょうか？
それがですね、まだ安心できないんですよ。
予選の得点は決勝に持ち越されず、一からの戦いになるんです。
その男子団体決勝は現地時間の２８日に行われます。
さて、次はプロ野球の日本シリーズですね。
ソフトバンクは先発ピッチャーが圧巻のピッチング、見せました。
ソフトバンクのバンデンハーク、レギュラーシーズン９勝負けなしです。
２回は４番畠山。
続く雄平。
さらにバレンティン。
縦の変化で三者連続三振にしとめます。
打線は４回、４番イ・デホ。
第１戦で３安打と当たっています。
大きい！
ヤクルト先発の小川から２ランホームラン。
ソフトバンクが２試合連続で先制します。
援護をもらったバンデンハーク。
中盤以降もつけいる隙を与えません。
ヤクルトの強力打線を８回まで３安打無失点に抑えました。
９回は最多セーブのサファテ。
投打でヤクルトを圧倒したソフトバンク。
本拠地で２連勝です。
１、２、３、あつお！
日本シリーズはあすから神宮球場での３連戦です。
以上、スポーツでした。
投げてましたね。
けさの知りたい！芳川アナウンサーです。
おはようございます。
けさは、まずこちらをご覧ください。
カニにお肉。
いい色だなあ。
おいしそうですね。
食欲の秋ですもんね。
これね、実はどれもふるさと納税に対する特典、お礼の品なんですね。
地域の特産品をこうして年々充実させていることもありまして、今年度上半期に集まった額、実におよそ４５３億円。
去年の同じ時期の約４倍、およそ４倍ということで、人気が集まっているんですね。
ずいぶん増えてますね。
ところがしかし、こういうものばかりではありません。
ふるさと納税っていうのはもともと、自分が応援したい自治体などに有効に活用してもらうためのこれ、寄付ですから、きょうは集まったお金がどうやって使われているかというのを見ていきたいというふうに思います。
ということで例えばこちら、北海道日高町、競走馬の産地。
きのうの菊花賞、北島三郎さんのキタサンブラックも、日高町生まれですけれども、競馬を快適に観戦してもらうためのこういったスタンド整備費用に、ふるさと納税で集まった寄付金を活用しています。
それから岐阜県の美濃市、本美濃紙という和紙の産地なんですが、不足する後継者を育成するための費用にお金を使うことにしています。
こちらでは、特典としてもらえるものの中にも、本美濃紙を使った製品がありますので、そのこと自体が和紙の消費拡大にもつながっているということなんですね。
こうしてね、地域の産業も盛り上げてるんですね。
そうなんですね。
そんな中、徳島県です。
こんな用途に使われています。
ドッグスクールです。
こちらでお会いしたのが、岡本沙南さんと愛犬の子犬のモナカちゃん。
毎週１回、こちらで、ある訓練を受けています。
さあ、それは何かと言いますと。
災害救助犬になるんだワン！
あら、えらい。
ということで、徳島県ではふるさと納税の寄付金を活用してですね、災害救助犬を育成するためのプロジェクトを立ち上げたんですね。
相次ぐ自然災害ですとか、南海トラフの巨大地震に対する備えということで、活躍が期待されているんです。
モナカちゃん、先月から訓練をスタートしたばかりでして、今は人を見つけたときに、こうして、わんとほえて知らせてくれる訓練ですとか、足場の悪い被災地ですから、自由に歩き回るための基礎的な訓練を現在受けているところだということなんですね。
なんか嫌がってるように見えますけどね。
これはまあ、先月始まったばっかりで、まだまだこれからなんですね。
実はこのモナカちゃん、もともとは迷い犬だったんです。
このプロジェクト、そのままでは殺処分されてしまう犬を、災害救助犬として救うという側面も持っているんです。
徳島県では、災害救助犬の育成だけではなくて、セラピードッグの育成も今後計画をしているということなんですね。
動物愛護センターの矢野さんにお話を伺いますと、犬の育成には、お金がかかりますので、ふるさと納税、大変助かっていますと話していらっしゃいました。
所変わって、今度は北海道の上士幌町、牛が映ってます。
これ、酪農がとっても盛んな場所なんです。
地元産のジェラートですとか、和牛が特典として大変人気を集めています。
町の人口がおよそ４８００人。
年々減っている町の人口をなんとかしようということで、将来を担う子どもたちのために、寄付金の多くを活用しております。
例えば、子どもたちが乗り込んでいるのはスクールバス。
学校から遠く離れた所から通うための乗り物なんですが、これを寄付金で購入しました。
お値段およそ１０００万円です。
このバスで１０キロほどの道のりを通っている村上凌駕君と唯衣ちゃんのきょうだい。
ご両親は牛およそ５００頭を飼育して、酪農業を営んでいらっしゃいますので、大変忙しい。
この送迎、助かってますと話していらっしゃいます。
それからこういったものも。
ことし４月にオープンしたばかりの、町立の認定こども園。
幼稚園と保育園が併設されたものなんですが、幼稚園は無料、そして保育園も一部の時間帯を除いて無料にしたんですね。
町では当面１０年間は、この無料化を続ける方針です。
さらに、今のペースで寄付金が集まり続ければ、そのあとも無料化の期間を継続したいと話しているんですね。
なるほど。
ふるさと納税が子育て世帯を応援してることになってるわけなんですね。
そうなんですね。
冒頭ご覧いただいたようなお肉やお米、そしてカニも大変正直、気になるところではあるんですけれども、ここは一つ、ふるさと納税の本来の目的に立ち返ってですね、自分が納めた寄付金がどんなことに使われるのかということを知ってから寄付をするというのもこれ、いいかもしれないですね。
以上、けさの知りたい！でした。
続いて気象情報です。
けさは一段と空気がひんやりしていますね。
渡辺さん。
そうなんです、日ざしはこの時間、たっぷりと届くようになりましたが、もう空気は冷たいままです。
気温があまり上がってきてません。
空気冷たくて、湿度も低くて、本当にのどがいがいがするほど、空気乾いてます。
おまけにまだ北風がちょっと吹きつけていまして、このストール、手放せない状態です。
強い寒気が流れ込みました。
さあ、週末、北日本には１２月並みの強い寒気が流れ込んだんです。
雲の様子を動かして見ますと、北海道や東北には、その寒気に伴う筋状の雲がびっしりと広がりました。
特に北海道では平地でも雪が積もっています。
富良野市では現在、１１センチの積雪です。
北海道はけさ、路面の凍結に十分気をつけてください。
というのもけさは各地で冷え込みが強まりました。
関東甲信から中国、四国は、今シーズンで最も気温の下がっている所が多いです。
けさ、お出かけになるときはまだ暖かくしてください。
このあと日中の話ですが、昼間は太陽が登場して、気温がぐっと上がります。
そして強かった風も次第に収まって、だんだん過ごしやすくなると思います。
きょうの天気図を見ますと、日本付近は西から次第に高気圧に覆われます。
このため強かった北風も次第に収まるでしょう。
予報を見ても、全国的に晴れるでしょう。
北日本の雨や雪も午前中にやむ見込みです。
風も弱まりますが、北海道、大しけの続く所もありそうです。
日中の気温です。
けさお伝えしているニュースです。
２０年前、大阪市で住宅が全焼し、小学６年生だった女の子が死亡した火事で、再審・裁判のやり直しが認められた母親ら２人の刑の執行の停止について、大阪高等裁判所はきょうにも認めるかどうか、改めて判断すると見られます。
検察の異議の申し立てが退けられた場合、２人は服役している刑務所から釈放される見通しです。
東京電力福島第一原子力発電所で３年越しで建設が進められてきた遮水壁と呼ばれる設備が、きょうにも完成する見通しです。
汚染された地下水が海に流れ出すのを抑えるため、護岸を鉄の壁で完全に囲うもので、事故から４年半余りたって、汚染水対策は大きな節目を迎えることになります。
2015/10/26(月) 07:00〜07:45
ＮＨＫ総合１・神戸
ＮＨＫニュース　おはよう日本[字]

▼消費税の軽減税率めぐって議論が本格化▼混迷シリア。対ＩＳでロシアの軍事介入からまもなく１か月。関係国の思惑は？専門家に聞く▼マンションの異変を見分けるポイント

詳細情報
番組内容
▼消費税の軽減税率めぐって議論が本格化▼内戦つづくシリア。対ＩＳでロシアの軍事介入からまもなく１か月。関係国の思惑は？専門家に聞く▼あなたのマンションは大丈夫？異変を見分けるポイントは・・・▼香港で高速船が事故。日本人男性２人もけが▼特典の充実で人気の“ふるさと納税”。そのお金の使い道はどうなっている？
出演者
【キャスター】阿部渉，和久田麻由子，【スポーツキャスター】森花子，【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース／報道 – 定時・総合
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