沖縄本島から南西へおよそ300キロ。
琉球諸島のほぼ真ん中に位置する宮古島。
世界的な旅行サイトで3年連続日本のベストビーチに選ばれた白い砂のビーチ。
地元の言葉で「みゃーく」と呼ばれるこの島で大切に食べ継がれてきた郷土料理が今回のお題です。
その名も…。
さあ妄想して下さい。
「なびぱんびん」とは一体どんな料理なのか。
ヒントは…。
これ実は僕は沖縄本島那覇の出身なんですが…お願いします!私そっちなら分かる。
一斉にボードをあげぱんびん。
私は鍋の中で作るサーターアンダギー状のもの。
あんな固体ではないんだけどうっすら焼くとかクレープ状に。
遠い目をしているね。
あれ〜?ただ「なび」が「鍋」という事だから「ぱんびん」で「はんぺん」。
すぐはんぺんって出ちゃったんですけどはんぺんの入った鍋いっぱい。
だって沖縄かまぼこだってあるんだからね。
これどういう表情なの?読めないんだよね。
これは見てそのまま。
すいません見てそのまま分からないんだけど…。
カレーライス。
これはどういう表情?表情隠しますか?
(笑い)違うんだ。
あ〜残念。
さあこのお題をどう妄想してくれるのでしょうか。
挑戦してくれるのは岩手県の方々でがんせ。
岩手県の内陸部にある遠野。
のどかな里山に数々の伝説が語り継がれる民話のふるさとです。
駅前にいるのはカッパ。
あちこちに目撃談が。
中でも名所となっているこのカッパ淵ではキュウリを餌にしたカッパ釣りを楽しむ事もできるんだとか。
(ゴリ)カッパ釣ろうとしてるんだ。
そんなカッパの町遠野で地元の人々が夜ごと集まる居酒屋さんを訪ねました。
ごめんくださ〜い。
いらっしゃいませ〜。
料理するのは高宏美鈴さん。
仕切るのはお母さんの静子さん。
美鈴さんの得意料理は地元の食材をふんだんに使ったボリューム満点のがっつり御飯。
地元のお友達も加わってお題です。
鍋?凛音何食べたい?美鈴さん食材の調達に出発。
おじゃましま〜す。
ここは高校の同級生菊池さんの畑。
まずは凛音ちゃんが大好きだと言うトマト。
うわっ!今食べたい。
そしてもう一つ子供が好きな野菜といえば…。
(福田)ああとうもろこし。
(美鈴)ああすごいきれい。
びっちりいい感じ。
まず小麦粉に黒糖を加えます。
よくこねてビーンとのびる生地を作ります。
さいの目に切ったトマトナスとうもろこしを載せて包みます。
そして油の中へ。
いいねおいしそう。
いかがでしょう?うん大成功。
あら美鈴さんどうかしました?どうも納得がいかないようですね。
ここで外出していた町のゴッドマザーが帰宅していわく。
今度は粉を卵と多めの水で溶いたゆるめの生地に。
ゴッドマザーいわく台風の時に作るなら買い置きの食材で簡単に作れなきゃ。
具には先ほどの野菜を炒めて載せてクルッと巻きます。
焼き上がりを切ってみると…。
食べても…。
すごい時間かかったのに!今度はゴッドマザーも行き詰まった。
すると美鈴さんがひらめいた。
パンを鍋にすれば一番簡単。
「パンを鍋にする」ってどういう事?まず土鍋に薄切りの豚肉を投入。
そこに刻んだトマトを。
(美鈴)凛音ちゃんトマト好きって言ってたので。
角切りにしたナス。
更に子供が喜ぶソーセージ。
(美鈴)これもだしが出るので。
甘いコーンもたっぷり。
そして…。
遠野産の枝豆。
「ビーンズ」まさかの英語で解釈。
塩こしょうで味を調え…。
黒糖。
結構入れました。
ここでお母さんが味をチェック。
そして「子供が大好き」というヒントへの最終回答。
ケチャップでにこにこ笑顔を。
鍋に浮かべます。
周りにもパンをちぎって浮かべれば出来上がり!野菜たっぷりのミネストローネ風…これなら台風の時でも土鍋一つで簡単に作れるとか。
かたくなった余り物のパンもしっとりおいしく大変身!にこにこほっぺは凛音ちゃんに。
あ〜かわいい。
は〜い熱いからね。
では宮古島の「なびぱんびん」とは一体どんな料理なのか?岩手の皆さんと一緒にご覧下さい。
ごめんくださ〜い。
「なびぱんびん」作りの名人本永安子さん。
まずは卵をよく溶きます。
そこに…。
はい宮古みそ。
大豆と麦に泡盛を加えて醸造させるのでコクがあってまろやか。
宮古みそだけで味付けするのが伝統的なやり方です。
これにおだしとしましてイリコ。
「サリズ」と昔は言いましたけどこれを入れて。
そこに加えるのが小麦粉。
よ〜く溶いてゆるめの生地を作っていきます。
具には…。
これに庭に生えてるニラを入れて。
ポークランチョンミート。
子供が大好きな食材といえば沖縄ではこれ。
そして…。
フライパンで小麦粉の生地を薄く広げて焼いていきます。
宮古島流のお好み焼きです。
ひっくり返せばきれいな焦げ目が。
おいしそうな匂い。
台風が来ると停電する事が多い宮古島ではろうそくの明かりの下買い置きの食材で作れる「なびぱんびん」を家族で囲むのだとか。
今回は国内編。
宮古島から「なびぱんびん」名人にお越し頂きました。
ありがとうございます。
んみゃーち。
「なびぱんびん」だ。
多分そんな感じでしょ。
いただきます。
いただきます。
うわっあっさりしててうまい!あっ!これぐらい具が入ってる方がおいしい。
やっぱりイリコのだしが利いてて。
イリコの味しっかりきます。
カルシウムもいっぱいとれて。
優しい味。
おいしい。
沖縄本島と宮古島って言葉が違いすぎる。
僕ら何言ってるか分かんないです。
「あっがいたんでい」とか言いますよね。
あれどういう意味ですか?ほんと?今つくったんじゃないの?ほんとですって。
「あぎじゃびよ」ってなるんです。
びっくりしたら。
宮古へ行くと「あっがいたんでい」となるんです。
独自の文化を持つ沖縄の中でも特徴ある言葉や音楽を伝えてきた宮古島。
その言葉は「みゃーくふつ」と呼ばれます。
年々話せる人が減っているためユネスコの消滅危機言語に認定されています。
では皆さんPleaseListen!ああ台風にね。
「なびぱんびん」も宮古島特有の言葉。
同じ料理を沖縄本島では「ヒラヤーチー」と呼びます。
「平焼き」というのがその語源だとか。
ではWhatis「ぱんびん」?例えば沖縄名物のこのお菓子。
では何で「ぱんびん」というかわいい響きが生まれたぱんびん?例えば?「働く」というのはは行だからPに変わればいいから「ぱたらく」。
「歯」の事ねこれも「ぱ」になりますね。
となるとぱんびんの元の言葉は何でしょう?え?はんぺんですか?
(ゴリ)2人すごい。
カレー以外すごいです。
はんぺん説を唱えたのは…1920年代6年にわたり宮古島の言葉を調査して残したノートには「ぱんびん」は日本語の「はんぺん」だと記されています。
なぜ「はんぺん」なのに揚げ物という意味で使われるようになったのか定かではありません。
しかし例えば愛知県では「はんぺん」といえば魚を練った揚げ物の事を意味します。
これが謎を解く鍵になるかもしれんぱんびん。
ちょっと…2人すごいですね。
サーターアンダギーとはんぺんって近いですもん。
カレー以外はね。
カレー最後出てほしい。
そうなんですか。
ごめんなさい。
言葉以外にも宮古島と沖縄本島には違いがあるんですか?「オトーリ」って聞いた事あります?宮古島といえばオトーリなんです。
例えばこういう円卓に10人ぐるっと座るんです。
バケツに泡盛をズダダダダッと入れるんです。
コップ持ってジャバッと入れて。
こういうすくい方?まずは俺が親と言って口上を述べるんです。
「妻を幸せにするぞ」とか。
ぐ〜っと飲み干すんです。
飲み干したらまたジャバッと入れて隣の人に渡す。
ぐ〜っと飲み干してず〜っと1周するんです。
1周したら今度福田さんが親でまた口上を述べる。
終わらない。
終わらないです。
僕も後半から覚えてなくて「昨日こうだったよ」という写メだけ見せてもらったらこうなってたんです。
(笑い)顔芸多すぎます。
ほんとなんです。
でも周りの宮古島の人たちは皆こうやってキリッて。
ほんとに酒が強いです皆さん。
あ強いなこれ。
目力強かったな。
岩手県の南の玄関口に位置する一関市。
なだらかな平野が広がる県内有数の米どころです。
訪ねたのは築200年になる古民家を利用した趣ある農家レストラン。
ごめんくださ〜い。
は〜いこんにちは。
オーナーの佐々木善子さんと愉快な仲間たちが迎えてくれました。
こちらでは一関名物日本一種類が多いという餅料理を楽しめます。
一関ではかつて年に60日以上餅を食べる習慣があったとか。
さあ皆さんで一緒にお題です。
(一同)「なびぱんびん」だよ〜。
台風の時によく作るさあよ〜。
まず取り出したのは臼。
そして杵も。
子供が大好きなものといえば一関ではお餅。
実は出前餅つき隊としてミラノ万博でついた事もあるのだとか。
つきたてのお餅は赤ちゃんの肌のようにツルツルモチモチ。
このお餅に合わせる食材を取りに畑へ。
お餅にトマトですか。
そして…。
おしゃれにブラックベリー。
更にスイカも収穫。
これをどうやってお餅と合わせるの?大丈夫かな岩手。
まずはトマトをゆでて湯むきします。
4等分に切ったら砂糖漬けに。
またトマト出てきてますね。
ほんとだ。
4時間ほど冷蔵庫で寝かせます。
トマトから自然に水分が出てきました。
おいしいエキスがたっぷり。
そしてここで鍋が登場。
鍋これ。
砂糖を入れて水を加え煮溶かします。
そこに加えるのが砂糖漬けのトマトのエキス。
10分ほど煮詰めます。
土鍋を使うので焦げにくいですね。
とろみがついてきたらトマトの自然な甘みが利いたシロップが完成。
このシロップに合わせるのが畑で取ってきたスイカ。
スプーンで実を一口大にしてくりぬいていきます。
すっかり中身を取ったら…。
きれいなふち飾りがついたスイカボウル。
ここで再び土鍋が。
熊笹を敷きスイカボウルを置きます。
「なび」だけに土鍋が器だぱんびん。
そしていよいよお餅が登場。
一口大に丸めて入れます。
トマトの砂糖漬けを汁ごとかけてしっかり味を染み込ませます。
その上にスイカナシにメロン。
もう一度お餅を。
そして練乳入りのかき氷をトッピング。
ブラックベリーを飾りつけトマトのシロップをたっぷりかければ…。
(ゴリ)さあ最後に食パンを載せるぞ!台風で閉めきった部屋でもおいしいというフルーツポンチの「なびぱんびん」。
みずみずしい果物の爽やかな甘みと酸味が意外にもお餅とマッチ。
うわ〜今回安心でしたね。
よかった〜。
安心斬新。
ねえきれいだし。
盛岡冷麺って上にスイカを載せたりナシを載せたりフルーツを普通に食事として頂くという文化もあるので。
ただ我々残りの3人はね最後に多分上にまた食パン載せるんじゃないかという恐怖があったので。
ご安心下さい。
食パンが入っていない岩手の「なびぱんびん」再現しました。
(一同)いただきます。
おいしい!爽やか。
(福田)おいしい。
おいしい。
トマトとスイカがこんなうまくいくかね。
お餅…軟らかい。
いける。
こんな夢中になったの初めて。
だいず?清水島の言葉を出さないで下さい。
はいさい!ここで攻守交代。
では岩手から宮古島へお題。
さあ妄想して下さい。
「がんづき」とは一体どんな料理なのか。
ヒントは…。
岩手の「がんづき」を…。
(一同)妄想して作ってみてがんせ〜。
味は雁の肉に似てると言われてもその雁の肉のイメージが僕…。
僕も分かんないんですけど…。
分かった!福田さんヒントをもらっていいですか?ヒント?この愚かな2人のために。
どこでも買えます。
えっ?買える?どこでも売ってる?岩手で。
県内。
「がんづき」食べます?さあでは皆さん一斉にボードをがんづき!「がんづき」!私ははっきりと「ガンモドキ」。
だってあれ「雁の肉に似てる」からきてるんでしょ。
だからもうシンプルにいきました。
そうなんだ。
僕これです。
要するにがん。
岩のようなものって要するにつみれ。
お肉を丸くした岩のようなものをついて団子みたいに刺す。
「岩を突く」。
あっなるほどね。
では岩手の「がんづき」を宮古島の民宿の皆さんに妄想してもらいました。
見逃すと…どこまでも澄み切った青い海に囲まれた宮古島。
沖縄県で取れるさとうきびのおよそ4割がここで生まれます。
さとうきび畑に囲まれた農家民宿を訪ねました。
ごめんください。
は〜いこんにちは。
いらっしゃいませ。
津嘉山さんご一家。
息子さん夫婦とお母さんで宿を切り盛りしています。
宿で出される昔ながらの家庭料理。
シンプル・イズ・ベスト。
自家栽培の野菜など島の食材がいっぱいです。
では津嘉山さんお題さいが!肉に似てる?
(一同)作ってみてね〜。
というわけで島の三大スーパーの一つへ。
まず手に取ったのはお母さんが言っていたお麩。
くるま麩です。
そしてもう1か所向かったのは粉売り場。
沖縄らしいミックス粉がずら〜り並んでいます。
今日使うのは…。
くるま麩と小麦粉の他に野菜類もゲット。
更に…。
宿の庭先でニラを調達。
すげ〜!かっこいい。
沖縄は一年中ニラが取れるんで。
どこの家にも。
そしてもう一つ。
フーチバーはヨモギの事。
自然に生えてくるのだそうです。
これで準備完了。
お〜!まず取り出したのはくるま麩。
手で砕き水につけて軟らかくします。
3分ほど置けばこのとおりしんなり。
みじん切りのタマネギにニンジン。
自家製みそね。
味付けはお母さんお手製の宮古みそ。
よく混ぜて味をなじませます。
雁の肉が出来たら今度は…。
月にあたる粉もの作り。
まず小麦粉にかつおだしを混ぜよく練って一塊の生地に。
麺棒で薄く丸くのばしていきます。
それを奥さんが茶わんで丸く抜きます。
満月のようになった薄い皮に具を載せます。
香りのよいフーチバーの葉をトッピング。
上から同じ皮をかぶせて縁を合わせてしっかり留めます。
(笑い声)当たりだね。
これだね。
これこれこれ。
(笑い声)お母さんの前でネタやりたいな。
何でも笑ってくれるんだろうな。
宇宙のようなものを蒸します。
およそ10分後。
焼いているうちに…。
ふっくら丸く膨らんできました。
ここでみんなで味見。
いただきま〜す。
月にちなんで香りのよい月桃の葉の上に盛りつけます。
お月様の形をしたお麩ギョウザの「がんづき」。
丸い皮はパリパリもっちり。
雁をイメージした具はみそが利いてコクがありフーチバーの軽い苦みと香りがいいアクセントです。
では岩手の「がんづき」とは一体どんな料理なのか。
宮古島の皆さんと一緒にご覧頂きましょう。
再び民話のふるさと岩手県の遠野。
がんづき先生!こんにちは。
どうも。
作り方を教えて頂きましょう。
まずは卵と牛乳を合わせ黒糖をたっぷり加えます。
はちみつも。
そうするとコクが出るんですよね。
更に…。
お酢を入れたら重曹を加えた小麦粉を合わせます。
きめが細かくまったりとした食感が出てくるのだとか。
蒸しパンみたいなもの?丸い形の蒸し鍋にそのまま流し入れます。
表面には遠野特産のクルミと黒ゴマをたっぷり散らします。
蓋をして蒸す事およそ25分。
はい出来上がり〜。
わ〜完成!蒸し上がりはふっくらふわふわ。
え〜?え〜?雁は「かり」とも呼ばれる渡り鳥。
「月に雁」。
切手で有名なこの浮世絵のようなイメージだそうです。
(福田)想像して!
(ゴリ)全く納得いってないもん。
ええ〜!?はいはいどうぞ小昼。
小昼とはこうした農作業の合間の午前10時と午後3時のおやつの事。
うわ〜見事に外れましたねみんな。
お肉という文字にだまされてしまった。
全然雁じゃないんですけどあれ。
クルミを雁に…なんて想像もつかないというか答え出されたあとでもまだ疑ってます。
果たしてあれは本当に雁に見えるのか?という。
岩手から「がんづき」持ってきてもらいました。
(歓声)うまい。
間違いない。
いい香り。
お酢を入れるとこんなに膨らむというのは初めて知りました。
それがコツなんです。
重曹を入れて酢を入れる。
そうすると重曹臭さがちょっととぶんです。
酸味も消えます。
僕びっくりしたのが…気づいた時はありました。
岩手と宮古島何かあったかは定かではないですが実はこんな偶然が。
「まったくこれ」なものを本永さんに持ってきてもらいました。
これが宮古島の「あふ」です。
こんなに!?
(福田)「がんづき」だね。
(ゴリ)こんな偶然あります?何かあるんじゃないですか歴史。
でもゴマは一緒ですもんね。
重曹も酢も入れるの?重曹も酢も黒砂糖も一緒です。
そっくり。
同じ味ですよ。
すごい!あれだけ気候も違うし育つ野菜だ何もかも違う所でこんな偶然あります?不思議。
ではもう一件宮古島の皆さんに「がんづき」を妄想してもらいました。
料理人はこの方に似ているそうです。
俺?宮古島にはガイドブックにも載っていない美しい景色がいっぱい。
夕日もきれい。
日が暮れたので人気の居酒屋さんに行ってみましょう。
おっ盛り上がっていますね。
毎晩民謡のライブが開かれ観光客も地元の人も一緒になって踊るのだとか。
今回妄想してくれるのは…。
いつも明るい大将の奥平幸司さん。
店の自慢料理は軟らかく煮込んだラフテーがたっぷり入った宮古そばの焼きそばやゴーヤーチャンプルー。
スタッフと一緒にさあお題です。
(一同)「がんづき」だ。
サシバとは宮古島の住民なら誰もが知っているワシに似た渡り鳥。
というわけでまずは食材を調達に。
向かったのは…。
魚仕入れに来ました。
肉の卸問屋なのですがオーナーの趣味で魚も置いているのだとか。
選んだのは…。
宮古島周辺はカツオ漁をはじめとする漁業が盛ん。
アカマチは「深海のルビー」と言われるうまみが強い高級魚です。
まずは主役のアカマチの下ごしらえ。
うろこを取り3枚におろしたら皮を除いて身を薄切りに。
フードプロセッサーにかけてすり身にします。
そしてすり鉢に入れて粘りが出るまでよくあたります。
かたくり粉を入れてよく練ります。
ここに加えるのが…。
宮古島の豆腐ってね方言で「うぷす豆腐」。
水けをよく切ってからすり身に加えよくあたります。
魚のすり身と豆腐を合わせて雁の肉の味を目指します。
手で団子状に丸めてかたくり粉をまぶして油に投入。
表面が色づく前の白いまま油から引き上げます。
この白い団子が満月のイメージなのだとか。
だし汁にしょうゆみりん砂糖で味付け。
そこに揚げた白い団子を入れて味を含ませます。
鍋を火から下ろし氷水につけて冷ましてしっかり味を入れていきます。
さあ盛りつけです。
弾力が出た団子を真ん中に置き周りにまず生のモズクを。
ゴーヤーの酢漬けに…こちらは?塩漬けのヘチマです。
沖縄ならではの山菜オオタニワタリも添えました。
更に…。
空を飛ぶ雁の翼に見立てて盛りつけ。
湯引きしたアカマチの皮は鮮やかな深紅。
雁の頭に見立てて飾ります。
土佐酢です。
かつおだしの入った土佐酢をたっぷり回しかければ完成。
ほらお皿の上に雁が羽ばたいています。
盛りつけも鮮やかな…モズクとアカマチの皮を頭にオクラを翼にした雁が揚げ団子の満月とオオタニワタリのむら雲の間を優雅に飛んでいきます。
スタジオの皆さん…いただきま〜す!
(一同)いただきま〜す。
うんうまい。
つくねっぽい。
さっぱりしたつくね。
鳥肉っぽいですね。
(福田)ほんとだ鳥肉みたい。
あっさりしてるけどやっぱり脂がのってる魚っていったから食べてくるとどんどん甘みが出てきますね。
このお酢の感じも沖縄らしさがあってすごく私好きです。
泡盛と一緒に食べたい。
そうなんですよ。
ではせっかくなので宮古島の踊り「くいちゃー」Let’sdance!文化と文化が出会った時ワッハッハと笑う余裕があればおいしい発明生まれます。
皆さんも是非ワッハッハとクッキングしみーる。
ありがとうございました!2015/10/27(火) 15:15〜16:00
NHK総合1・神戸
妄想ニホン料理「月に雁(かり)ぱんびんの巻」[字][再]
今回は国内編。岩手県と沖縄の妄想料理対決です!岩手南部で食べ継がれてきた郷土料理「がんづき」と沖縄は宮古島の「なびぱんびん」。いったい、どんな料理なの!?
詳細情報
番組内容
自慢の郷土料理を互いに出題&妄想料理しちゃいます。今回は、岩手県の「がんづき」vs沖縄県宮古島の「なびぱんびん」対決です!「がんづき」のヒントは「漢字では雁(かり)の月」「味は雁の肉に似ている、とも言われる」さあ、作ってがんせ〜!対する「なびぱんびん」は「なび、とは鍋のこと。子どもが大好きで…台風の時によく作る」え〜??地元で人気の故郷おやつ勝負。宮古島のオモシロ方言講座も合わせて召し上がれ!
出演者
【出演】ゴリ,福田萌,【司会】清水ミチコ,ムロツヨシ
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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