SMBC 日本シリーズ第3戦 東京ヤクルト×福岡ソフトバンク 2015.10.27


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お待ちしております。
さあきょうの「ワンダー」は、プロ野球日本シリーズ≫14年間の時を越えて日本シリーズの舞台が神宮球場に帰ってきました。
SMBC日本シリーズ第3戦。
ヤクルトの初勝利かそれともソフトバンクの王手か。
運命の神宮決戦いよいよ幕を開けます。
≫下馬評どおりといえばそれまでかもしれない。
強すぎるディフェンディングチャンピオン。
パ・リーグを圧倒した破壊力で容赦なくヤクルトに襲いかかった。
しかし、舞台が変われば話は別だ。
圧倒的勝率を誇る本拠地・神宮球場。
大混戦に決着をつけたのも…。
食らいつく球界の盟主を退けたのも…。
傘が波打つこの場所だった。
下馬評どおりにいかないのが頂上決戦。
≫日本球界の頂上決戦です。
舞台は神宮球場。
SMBC日本シリーズ2015第3戦。
東京ヤクルト対福岡ソフトバンクホークスの一戦。
神宮球場から実況生中継でお伝えいたします。
それでは放送席ご紹介いたします。
2011年から4年間横浜DeNAの監督を務められました中畑清さん。
そして中畑さんの駒澤大学の先輩でもあります現役時代はヤクルト球団初のリーグ優勝そして日本一に正捕手として貢献されました大矢明彦さん、更に南海ホークス時代では日本シリーズで巨人から勝ち星を挙げました江本孟紀さんです。
お三方よろしくお願いいたします。
まず中畑さん日本シリーズの中畑さんの思い出といえば今から26年前。
1989年現役最後の日本シリーズそれも最終戦の第7戦で放った、このホームラン。
今でも語り継がれています。
≫3連敗、4連勝の奇跡に近い日本シリーズだったと思いますけどね。
今、思い出しても鳥肌が立つくらいなんで、この場面で打てるんだろうと思うくらい天才バッターかなと思いましたね。
≫自分のことが。
それだけビッグパフォーマンスが出る舞台でもありますよね。
見事な逆転日本一でした。
1989年です。
そして、中畑さんにはもちろん監督しての観点からもお話しいただきます。
よろしくお願いします。
今夜の日本シリーズの第3戦始球式を行うのはこちらの方です。
ロンドンオリンピックボクシングミドル級の金メダリストプロボクサーの村田諒太選手です。
≫よろしくお願いします。
≫こんばんは。
よろしくお願いいたします。
まず村田さん、アマチュアからプロを通じてさまざまな舞台ご経験されていますが日本シリーズプレーボール直前のグラウンド肌でどう感じていますか。
≫やっぱり、2連敗でホームに迎えている緊張感もすごい感じますしすごいいい雰囲気で試合ができるんだなと思っています。
≫独特の緊張感ですね。
村田選手はアメリカ・ラスベガスでの試合を来週末に控えていらっしゃいます。
その前に今夜の始球式に挑んでいただきますが意気込みを聞かせてください。
≫なんとかストライクとっていい始球式にしたいですね。
≫黄金の右腕からどんなストレートが繰り出されるのか楽しみにしています。
よろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
≫大矢さん。
大矢さんはこのヤクルトでの日本一を経験されていますがその雰囲気が14年ぶりに帰ってきましたね。
≫このヤクルトに神宮で思い切って暴れてほしいですね。
≫そして江本さんソフトバンクホークスにとってはこの神宮球場でプレーするのは今シーズン、初。
工藤ソフトバンク初見参になります。
≫なんか、いつもソフトバンクというと黄色一色だとか福岡ドームのイメージがあるのでなんか、雰囲気が合ってないけどね。
≫まったくガラッと変わりましたから。
≫ヤクルトは雰囲気が合ってるからね。
だから、それがどうかなというのがね。
試合に出てこなきゃいいんですけどね。
≫中畑さんは第2戦現場でご覧になっていましたけどやはり、ヤフオクドームの黄色一色の雰囲気というのはものすごいものがありましたか。
≫地の利というかスタンドから来るパワーというのは選手にとっては最高の力になるんですよ。
それを本当に生かしていたなというのがソフトバンクだと思います。
そして神宮に帰ってきてヤクルトがどこまで変身してくれるか。
今日はちょっと変わると思いますよ。
変わらなきゃ、だめ。
≫秋の風が吹く神宮球場のナイターゲームです。
中畑さんもこの真中ヤクルト神宮での強さ身にしみて感じていらっしゃると思います。
≫私、一番今年やられたチームだったのでこれ以上言わせないでください。
≫その辺り、大矢さんフォローしてくださいますか。
≫触れてもらいたくなかっただろうな…。
ヤクルトが一番になってソフトバンクに神宮で挑んでもらいたいよね。
≫今夜はトリプルスリーならぬトリプル解説でよろしくお願いします。
それでは、ここでアーティストの石井竜也さんによる国歌斉唱が神宮球場内で行われます。
日本球界の頂上決戦SMBC日本シリーズ第3戦。
神宮での決戦です。
ソフトバンクが2戦2勝で迎えた第3戦。
今日、王者ソフトバンクが連覇へ、日本一へ王手をかけるんでしょうか。
それとも本拠地神宮でヤクルトが待ったをかけるんでしょうか。
シリーズの行方を占う運命の一戦。
まもなくこれからプレーボールということになります。
それでは、アーティスト石井竜也さんによる国歌斉唱です。
♪〜
(国歌斉唱中)≫2015年のセ・パの主役が相まみえる神宮決戦。
ヤクルト対ソフトバンクの日本シリーズ第3戦を迎えています。
それでは両チームのスターティングラインアップをご紹介します。
まずはソフトバンクのスターティングメンバーです。
今日はセ・リーグのホームゲーム。
DH制はありません。
日本一へ今日王手をかけるかソフトバンクです。
一方、ヤクルトのスターティングラインアップです。
得意のホーム神宮で逆襲はなるか真中ヤクルトです。
秋の夜風が舞う神宮球場。
燕が、この風に舞っていくのか。
それとも鷹が一気に王手といくんでしょうか。
ヤクルトのスターティングメンバーが今、各ポジションに散っていきます。
2015年日本プロ野球界の総決算。
日本シリーズ第3戦ヤクルト対ソフトバンクの頂上決戦。
今、ヤクルトのエースナンバー18。
杉浦稔大が先発マウンドへと向かっていきました。
2年目23歳のピッチャーが今日は先発です。
そして、ボクシングミドル級村田諒太選手の始球式がこれから行われます。
黄金の右腕からどんなボールが繰り出されるんでしょうか。
これは見事ストライク判定になりました。
中畑さん、見事でしたね。
≫お見事ですね。
やっぱり大舞台に強いというんですかね。
余裕を感じますね。
ナイスピッチング。
≫経験豊かというのが伝わってきました村田諒太選手。
ラスベガスでの一戦を迎えます。
大矢さん、このゲームですが先発はヤクルト、杉浦。
見どころはどこになってきますか。
≫どのぐらい抑えてくれるかですね、まず。
とりあえず味方が先に点取るまではソフトバンクに点をやらないでほしいですね。
≫先制点をどちらが取っていくかですね。
そして江本さんヤクルトは2連敗で今日を迎えました。
今日、ソフトバンクが勝てば、王手をかけられることになりますね。
≫だから今日の試合は本拠地ですからねヤクルトは。
どれだけ今までの雰囲気を出せるかどうかでしょうね。
≫中畑さん、今日のゲームですが絶対王者ソフトバンク対セ・リーグ最強打線のヤクルト。
こういった構図もありますが。
≫大矢さんが言われましたけど杉浦がひと回り目をなんとか抑えてもらって序盤、1番からの攻撃の中で先制点をヤクルトが取らないと苦しい。
≫先制点はヤクルト絶対条件になってきますね。
≫取れば、スタンドの空気が変わりますから。
≫この日本シリーズは審判6人制で執り行われます。
14年ぶりに迎えた神宮球場での日本シリーズです。
場所を移しての神宮での初戦になります。
4戦先勝の日本シリーズ。
すでに2勝を挙げているのが工藤ソフトバンク。
追っているのが真中ヤクルトです。
この真中監督がシーズン後半の状態のよさを買って自信を持って送り出したのが18番、先発マウンドに上がっている23歳の杉浦です。
2015年の頂上決戦日本シリーズ第3戦。
ヤクルト対ソフトバンク今、幕を開けました。
大矢さん、この杉浦という投手の特徴ですけれども。
≫慌てないというよさはありますよね。
それから、そんなにイライラするでもなく自分のペースで投げるピッチャーなんですけども。
一番、やってはいけないのは怖がることですね相手バッターを。
≫攻めていこうということですか。
≫はい。
≫そして江本さんソフトバンクにとっては今シーズンこの神宮球場でのプレーは今日が初めてになりますね。
この辺りは。
≫そこで、やっぱりいつものヤクルトになるかどうかですね。
≫中畑さん、この神宮球場は独特の風が吹きますからね。
≫そうですね。
一発の怖さもある球場なんですよね。
ですから流れを変えるという点では今日はゲームセットまで結構読めないと思うんですよ。
そういった意味では最少失点に杉浦が抑えること。
それが最も大事な条件ですね。
≫この神宮球場ではレギュラーシーズン7割近い勝率を誇ったのが東京ヤクルトです。
ヤクルト悲願の日本シリーズを決めたゲームの立役者勝ち投手になったのはこの杉浦稔大です。
2年目の23歳。
先頭バッターはソフトバンク1番の福田。
先頭バッターを1塁に歩かせました杉浦です。
確かに大矢さんこの1、2番コンビ状態がいい福田と明石。
怖さはあると思いますが。
≫そうですね。
ただ、慎重すぎますよね。
なんか、丁寧にいこうという気持ちが強すぎるのでボールが進んでしまいますので。
開き直るくらいの気持ちでバッターを攻めないとやっぱり道が開けないですね。
≫もうこのゲームに関しては負けることができない。
ゲーム前に杉浦はそう話しました。
神宮で普段どおりマウンドに立って投じていくこと。
これがポイントと語ります。
ソフトバンクバッターボックスに2番の明石が入ります。
中畑さん、この明石も状態はいいですね。
≫いいですね。
ほとんど、送りバントがないですもんね。
序盤でも。
ヤクルトもないんですけどそういった意味では仕掛けるタイミング先に走るのかあるいはエンドランをかけるか攻撃のパターンも駆け引きがあると思いますね。
≫工藤ソフトバンクはしきりに盗塁を使って序盤、攻め立ててきます。
≫放送席の田中さんソフトバンクサイドですが2戦目、足を絡めての攻撃がありましたね。
工藤監督、特にその部分手応えがあったようで相手からするといつくるかという警戒心がやっぱり強くなると。
この3戦目以降より作戦が取れるようになったとそんなふうに話をしていましたね。
≫ベンチリポートソフトバンクサイドはテレビ西日本の大谷アナウンサーです。
足を使ってくるかどうかこの初回。
江本さん、この短期決戦のポイントですけれども打線は水物といわれる中でソフトバンクの打線の迫力、プレッシャーいかがですか。
≫バントも少なきゃガンガン攻めてくるぞというプレッシャーというかこれは守るほうはきついと思いますよ。
≫怪我でキャプテン4番の内川を欠いています。
ただネクストバッターズサークルには柳田。
4番はイ・デホ。
大矢さん、ここも送ってこないという雰囲気ですね。
≫送ってこないというか送ることを考えていないようなバッターの見逃し方がいい球がきたら打とうという感じなのでね。
相当やはり福田の足が威力を見せていますね。
≫明石君全く打つそぶりがないんですね。
仕掛けてきて、監督サイン出してくださいよみたいなそんな雰囲気で待っているんですよね。
≫精神状態としては明石はゆったりと待っているでしょうか。
≫何か仕掛けてくださいみたいな。
選手サイドが。
≫2勝して今日を迎えました。
江本さんこの辺り、余裕があるといっても間違いないと思いますが。
≫そうですね。
≫これは守っているほうはやりにくいですね。
走ってくるタイミングもあるでしょうしね。
≫ヤクルトの内野守備陣形はセカンドゲッツー態勢です。
川端と畠山、ともにベースライン上です。
中間守備を敷いているヤクルト。
今日のゲームのポイントはとにかく先制点をどちらが取るかです。
2連勝ソフトバンク。
2連敗ヤクルトで迎えた第3戦。
中畑さん、とにかく工藤監督は昨日はこのナイター練習を行って、そこでこの神宮、全て勝って4連勝で日本一を決めたい。
そう自信を持って話しました。
≫それは、2試合とも早く決めたいんでしょうけどその準備という点ではこのチームはすごい準備をするチームなんですよね。
≫バッターの能力、技術そして走塁。
全く隙はありませんね。
≫今のところね。
ただいいところばかり見ていればどんどん、戦うのがいやになりますからね。
≫ただヤクルトもセ・リーグチャンピオンの意地があります。
大矢さん今、投じたフォークボールキレのあるボールこれが杉浦のウィニングショットになりますね。
≫そうですね。
振ってもらうと助かるんですがソフトバンクのバッターはこのボールなかなか手を出してくれないんですよね。
だから、普通だと振ってそれだけで決着つくのがつかないものですからね。
球数も増えてきますしピッチャー、苦労しますよね。
≫江本さん、何かヤクルトバッテリーの上をいく能力を持っているソフトバンク打線。
そんな感じもしますが。
≫あのボールはセ・リーグで特に巨人のバッターはみんな振っていましたよ。
≫うちのバッターも振ってましたね…。
≫追い込まれてからインローのフォークなんていうのは大概、振っていましたよね。
ああいうのを見るっていうね。
追い込まれてから。
レベルが高いですね。
バッティングの。
≫中畑さんまだ、このバッターの明石余裕があると見ていいですか。
≫雰囲気はね。
また難しいボールをカットしようという意識がどこかにありながら…。
≫ズバッときました見逃し三振!初めての日本シリーズ。
1つ目のアウトは見逃し三振、杉浦。
江本さん、今のはベストピッチがきました。
≫これは配球がすばらしかったですね。
≫大矢さんその辺りいかがですか?≫その前のフォークボールを黙って見逃してくれましたね。
なので、もう速い球というのが中村捕手の頭にきたんだと思いますね。
かなりマークしていないとあのフォークは逃せませんから。
そういう意味ではいいところにインローでした。
ストレートで。
≫中畑さん、どうでしょう。
マウンド上の2年目の杉浦これで1つ、落ち着きが取り戻せたという感じはありますか。
≫攻め込んでいるときはボールでいくのではなくてストライクで全部いってるんですよね。
この姿勢は私はいいと思います。
これを最後までできるかどうかです。
≫バッターの柳田ツーベースヒット!初回にもうビッグチャンスを迎えました。
この第3戦。
柳田のツーベースヒット。
ワンアウト、ランナー2塁3塁。
中畑さん、今のバッティングどうご覧になりましたか?≫結構、いいコースだと思うんですけどね。
彼のヒットゾーンは本当に、高めにきたゾーンはどこにでも打ち返しができるという怖さテクニックを兼ね備えているんですよね。
≫これが、パ・リーグの首位打者打率3割6分3厘柳田の実力です。
≫インコース、これだけ長い腕をたたんでコンパクトに振りぬくという高い技術ですね。
≫田中さんキャッチャーの中村ですが1戦目2戦目ソフトバンクの怖さを感じたというんですね。
それが今あった打ち損じをしない一発で各バッターがしとめてくるところなんだと話していました。
≫ヤクルトベンチサイドはフジテレビの谷岡アナウンサーです。
大矢さん、ヤクルトは初回、大きなピンチを迎えることになりました。
≫いきなりですけど。
ヤクルトはこれ1点はいいよという感じですね。
守りは。
≫守備陣形は後ろ。
バックホーム態勢ではありません。
江本さん、このイ・デホが4番に座って7打数4安打打率が4割2分を超えています。
≫ここまで打つとは思いませんでしたね。
いい代役というかね。
やっぱり、果たしていますね。
≫失礼しました。
打率は5割を超えています。
絶好調とみて中畑さん、いいですね。
≫打ち分けていますね。
ピッチャーによって自分のバッティングを変えています。
≫第2戦はテクニックでツーランホームランがありました。
今、大矢さん大きな空振りでしたがこのあと考え方を変えてくるバッターがイ・デホですね。
≫よく読みながら打ってきていますのでちょっと、キャッチャーの中村もどのボールをどう使おうかというのがまだつかみきれていないですよね。
意外とホームランも打っていますけど好打者みたいな感じのバッティングなんですね。
≫ミート力も非常に高いバッターとみていいですね。
≫そうですね。
読みはすごくいいと思います。
≫4番に入っているイ・デホですが今日のゲームに関してはゲーム前首を痛めているということで練習は行いませんでした。
≫田中さん、その辺りは昨日、ちょっと首を寝違えてしまったということです。
今日はクラブハウスに戻ってマッサージを受けて室内練習場で状態を確認してゴーが出た。
それほど状態は重傷ではないということですね。
≫本人もスターティングメンバーで4番に入って出たいという思いが強いイ・デホです。
内川がいない状況で迫力が増す、このイ・デホ。
江本さん、フォークボールでしとめたいのがヤクルトバッテリーでしょうか。
≫だけど、ちゃんと低めに投げてますね。
これはやっぱり抜けると怖いですねこのボールは。
これは徹底すべきですよ。
≫この辺りは中畑さん、非常に杉浦落ち着いて丁寧に投げていますか。
≫そうですね。
本来、ツースリーというカウントまで持っていければ今のボールを振る可能性がありますねバッターというのは。
ですから、それまで我慢のピッチングができるかどうかですね。
≫フォークを見極めてツーエンドツー。
大矢さん、マスクをかぶっている中村の頭の中ですが。
≫今、中畑さんが言ったようにあと2つ続けてフォークでもいいくらいですね。
ツースリーになることを怖がらないこと。
≫フォークボール、空振り三振!見事にしとめました!中畑さんフォークを3つ続けました。
≫ここにコントロールできるということは杉浦の状態はそんなに悪くないと見ていいんじゃないでしょうかね。
≫江本さんは今の勝負どういうふうに目に映りましたか。
≫だから徹底したんですね。
これはもう高めにいくと怖いので低めに徹底して投げようというその意思が出てましたね。
≫先ほど大矢さんからはフォークを2つ続けていいというお話がありましたけどそのフォークボールがきましたね。
≫そうですね。
割り切って攻めていくほうがいいと思うんですよね。
≫イ・デホを空振り三振に打ち取りました。
ただ、まだ状態のいい松田がバッターボックスに入っています。
とにかく中畑さん、この松田を乗せたくないというのがヤクルトバッテリーだと思います。
≫乗っていますよね。
もう乗っていますよ。
1戦目から勝ち運というか空気というんですかねそれを作っているのは彼ですよ。
ですから、彼をどう抑えるかということのほうが私は、スワローズが勝つための条件だと思いますね。
≫これは大きな要素になってきますか。
≫ムードメーカーでもありそして結果で引っ張れるので一番乗せちゃいけない選手を乗せちゃっているんですからね。
ここをどう止めるかでしょうね。
≫初戦は3打数2安打先制ホームランもありました。
日曜日は4打数1安打。
江本さん、どうでしょう。
1塁キャンバスは空いています。
≫それを頭に置いてやっぱり、甘い球を投げないという気持ちが十分、出ていますね。
今のボールを見ますと。
≫ただ中村もいいですから。
次のバッターもね。
≫前回のゲームではホームランを放っている中村がネクストバッターズサークルです。
≫僕は勝負でもいいと思います。
勝負にいくべきだと思います。
≫中畑さん、やはり勝負にいくようですね。
≫本当にこの選手を止めない限りこのあとの戦い方も勝ち試合を作る可能性がこのバッターを抑えて初めて出てきますね。
≫ということは大矢さん初回からこのゲームを決める大きな場面を迎えているとみていいですか。
≫そうですね。
1本松田にタイムリーが出てしまうと1、2戦の流れそのままになりますので。
かといって、逃げまくるわけにもいきませんのでね。
中村の腕の見せどころですね。
≫初戦、そして2戦目と先制点を奪っているのはソフトバンク。
しきりにフォークボールを使ってきます。
≫でも、いいですね。
こういうキャッチャー止められるキャッチャーは。
ピッチャーは安心してフォークボールを連投できますよね。
さっきの最後のイ・デホへのフォークボール。
あれは変化しているんですよ。
中村、よく止めてます。
≫本来であればランナーが3塁にいる状況。
大矢さんこの落ちるフォークボールは出しづらいサインになってきますか。
≫出しにくいですけど出さざるを得ないのでキャッチャーが中畑さんが褒めてくれましたけどいい止め方だと思います。
≫一度、首を振りました杉浦。
フォークボール、空振り。
これでフルカウント。
江本さん、しつこいくらいにフォークボールできますね。
≫あれを狙っているから振るんでしょうけどね。
それでいいんです。
ストライクがボールになればそれは、そうそう打てるものじゃないんですよ。
ただ、思い切りよく投げていますよね、今。
≫初戦の先制ホームランはこの松田。
ヤクルトの石川のウィニングショットシンカー、落ちるボールを捉えてのホームランでした。
≫ここを抑えきれれば次の攻撃で先制点が上げられるような空気になりますよね。
≫シリーズの行方を占っていく第3戦。
初回から大きな場面を迎えました。
大矢さん、ここで初めて力の入れたストレートを投げ込んできました。
≫1戦、2戦目を見ているとその前のフォーク空振りしましたが石川がホームラン打たれたシンカーも同じような感じだったですよね。
追い込んでからのまっすぐが割と松田に効きますので。
それでいったんだと思うんですけど。
これ、2つ続けてはいけないんですよね。
≫超強力打線ソフトバンク打線をいかにヤクルトバッテリーが抑えていくか。
≫2015年の頂上決戦。
1回の表が終わりました。
今日の先発、杉浦が見事にピンチを脱しました。
フォークボールウィニングショットをしきりに投じて最後はハーフスイング。
見事に三振で切り抜けました。
中畑さん、1回杉浦は24球投じたうち11球がフォークボールでした。
≫それだけのボールを使わないと抑えられない打線ということでしょう。
≫大矢さん1回の表のアウト3つ全て三振で切り抜けました。
≫一番先制取られるピンチでしたけどなんとかしのぎましたね。
≫ヤクルトが大ピンチをしのいでの1回裏です。
ソフトバンク先発は背番号11番の中田です。
今シーズンは9勝7敗。
ただ、スワローズ戦は通算18勝を挙げています。
日本シリーズ自身4度目の先発マウンドに上がっています。
江本さんこのソフトバンクの中田対ヤクルト打線。
どういうふうに分析しますか。
≫これは多少慣れてはいると思うんですよね。
初めて対戦するわけじゃないんで。
≫データは頭に入っているのがヤクルト打線です。
中田はおととし中日からソフトバンクに入りました。
ソフトバンクに入って2年目。
中畑さん、雰囲気としては中日時代に神宮球場の雰囲気は味わっています。
≫経験は豊富だと思います。
≫ヤクルトのバッターのデータは入っているという中田ですがストレートのフォアボール。
1塁に歩かせます。
先ほどの1回の表と同じような状況になりました。
真中監督はすでに川端に打てのサインを送っています。
大矢さん、初回は両チームともに同じようなシーンを迎えました。
≫本当に、これストライク1球もなしでフォアボールを出しましたのでヤクルトは、この初回かさにかかって攻めたいですね。
≫ヤクルトのこの神宮球場での勝率はレギュラーシーズン7割近い勝率があります。
ノーアウトランナー1塁でバッターボックスには2番、川端です。
江本さん、日曜日の2戦目はこの状況で、1回仕掛けていきました、盗塁。
≫そういう攻撃しかないんじゃないですか。
バントで送れるわけじゃないので。
≫前の試合は、初球から盗塁を試みましたヤクルト。
≫失敗して次動けなくなるというのがあるから。
そこですね、ポイントはベンチがどう判断するか。
≫この辺りですが中畑さん真中監督の頭の中どう考えますか。
≫ただ、単独のスチールはないと思います。
結構クイックがうまいピッチャーなのでできれば、やっぱりヒットエンドランという形での攻め方になってくると思います。
≫やはり川端はヒッティングの構え。
今シーズン、2番の川端レギュラーシーズンは送りバントは2つだけです。
≫スコアリングポジションに絶対置くんだという攻撃パターンを見せてほしいですね。
ここはなんとか。
≫超攻撃的オーダーで挑み続ける新生真中ヤクルト。
日本シリーズ第3戦初回、チャンスを迎えています。
≫田中さん、この川端ですが試合前、福岡では甘いボールをファウルにしてもらってしとめられなかった。
今日は、その甘いボールしっかりとしとめたいと話していました。
≫日本シリーズはこの川端、ここまで8打数1安打。
大矢さん、状態としてはこの川端まだ上がってきていないとみていいですか?≫もう、そんなことを言ってられないですよね。
ここで上げていかないといけないです。
≫気持ちで打っていかなければいけないと。
≫この人たちが打たないと勝てないのでね。
≫セ・リーグ首位打者の川端がバッターボックスです。
中畑さんは、その辺り川端の状態というのはどういうふうに読みますか?≫練習を見ていても、それほど乗りはよくないんですよね。
でも、やっぱりこういうときだからこそヒットエンドランとかそういう攻撃パターンが有効なんですよね。
≫江本さん、仕掛けていってもいいとみていいですか。
≫もう、走ったほうがいいですよ。
失敗してもいいから。
今、カーブだから今走ってれば成功したのに。
だから積極的にこういうときは強気になるしかないです。
結果なんか恐れていたんじゃこれは勝てませんよ。
厳しい戦いになっているわけだから。
≫2連敗中のヤクルトは勝負にいかないといけないと。
≫昨日は失敗したからってそんなこと考えたらだめ。
≫ここで動く可能性が高いと思いますけど。
≫走ってもいいカウントです。
≫ただ、今みたいにちょっとコントロールが定まっていないんでこれはちょっと、今みたいにボールを見てどんどん追い込んでいくのもいい作戦です。
≫中畑さんこのマウンド上の中田はもともと、荒れ球が特徴のピッチャーです。
≫そういう計算もあるかもしれませんけど。
この状況チーム状況を考えたときにやっぱり、勢いをつけるためには動かなきゃいけないと思います。
≫これはライトライナー。
あと一歩という当たりでした。
スリーボールワンストライクから川端、狙っていきました。
中畑さん今のバッティングですが。
≫内容としてはいいと思うかもしれませんけど今、結果なんですよ。
結果を出すためにはこれはスコアリングポジションに置かなきゃだめ。
それが一番相手にプレッシャーかかるんですからそういう意味ではここで逆に仕掛けてほしかった。
≫大矢さんソフトバンクバッテリーにとっては今のライトライナーは助かったということですか。
≫ついているなって思います。
ボール高めのストレートにいかざるをえなくて。
それがいい当たりでしたけどライトが止めましたので。
≫そして、大歓声に送られて今日の1打席目。
球界のミスターヒットマンがバッターボックスに入っています。
5年目の今年更にスケールアップしての山田哲人。
ワンアウトランナー1塁という場面。
中畑さんは、この山田に関してこの日本シリーズ初めての舞台、ここまでのパフォーマンスですが。
≫本当に集中してプレーしていると思いますがやっぱりシーズン中のいいときの山田を見ているので物足りなさというのを本当に感じているんですよね。
≫まだまだ本来の状態ではないと。
≫彼のヘッドスピードのあるスイングっていうのが私は、このシリーズで出し切れてないと思います。
≫前のゲームではライト方向へ合わせるようなヒットがありました。
≫ヒットは1本、出ましたけど。
でも、彼はどのコースでもフルスイングしてスタンドインできるそういうスイングを持っているんですよ。
そのスイングがまだ見られない。
≫今シーズンのセ・リーグホームラン王、山田。
今のは狙っていってもいいですか?≫いろんなボールでも変化球でも関係なくストライクゾーンにきたボールに全部反応する選手なんですよ。
すごくレベルの高い選手なので今のはスイングしてほしいというボールでしたね。
≫江本さんは先ほど、山田の見送ったあとの表情どういうふうに目に映りましたか?≫あのボールたまらないですよね。
やっぱり目線がちょっと高いところにあるんじゃないですかね。
≫もっと高めのボールを狙っていると。
結果的に山田は追い込まれた形になりました。
打率は3割2分9厘セ・リーグ2位。
ホームラン数は38本セ・リーグトップ。
盗塁数も34。
堂々のセ・リーグトップ。
トリプルスリーを達成しての日本シリーズです。
フォークボールがかなり手前に落ちました。
大矢さんこの山田があとを打つ畠山につなげるかどうかですね。
≫動かしてみたらどうでしょうね、ランナーを。
ほとんど、これは変化球できていますので。
ツーボールツーストライクまできましたので意外とランナーを動かしたほうが山田は打ちやすいかもしれません。
≫ソフトバンクが2戦2勝で迎えた第3戦。
今日、ヤクルトが負けることになれば王者ソフトバンクに日本一へ王手をかけられる今日です。
山田、左中間!秋の風に乗ってツーランホームラン!神宮のプリンスがようやく目を覚ましました。
山田哲人、日本シリーズ第1号。
見事に中田のスライダーを捉えました。
日本シリーズ、第3戦ヤクルトが初めて先制します。
中畑さん、今のバッティング山田らしいホームランが見られました。
≫今年、打たれたホームランでしたね…。
このぐらいのバッティングは常時できる選手なんですよね。
ここで打てたのは大きいですね。
ヤクルトにとっては。
≫江本さんからは少し高いゾーンのボールを狙っているという話がありました。
≫だから低めの難しい球に手を出さないで高いところを。
やっぱり目線が打ちやすい自分が得意なコースです。
よりによってすっぽ抜けのいい球がきますからね。
≫いわゆるホームランボール。
≫中田が怖いのはこの辺ですよね。
≫大矢さん、ただそれを見事にミスショットなく左中間スタンドに運びましたね。
≫これは大きいですね。
≫大矢さん、これで山田のホームランで流れが変わるかどうかですね。
≫変わると思いますよ。
神宮でやるヤクルトというのはファンの人の声援ってすごいと思うんです。
これが今のホームランにつながったなって。
やっぱり、山田が立っているときのファンの声援ってすごいなと思って見ていますね。
≫中畑さん、もう少しレフト方向左側に引っ張ってもいいという中畑さんの話もありましたが。
≫今のでもいいんじゃないですか。
今のスライダーをあそこまで呼び込んで自分のフルスピードで振り込んだという。
理想的な、彼のいいときのホームランだったと思いますよ。
≫初回からソフトバンク先発中田に対してヤクルトが確実に捉えてきています。
山田の先制ツーランホームラン。
そして、アウトにはなりましたが4番の畠山サードライナー、痛烈でした。
バッターボックスには5番の雄平。
大矢さんはここまでの今日の先発ソフトバンクの中田の状態はどういうふうに分析されますか?≫普通だと思いますね。
可もなく不可もなくという形だと思いますが。
でも、1戦2戦のピッチャーとも全然タイプが違いますよね。
スライダー、両サイドで投げるピッチャーなんですよね。
≫日本シリーズ第3戦神宮決戦。
ゲームは2回に入ります。
ヤクルトが山田のツーランでこのシリーズ初めて先制しました。
中畑さん、これが今年のセ・リーグホームラン王の実力とみていいですね。
≫そうですね。
やっと出てくれた感じです。
ここからじゃないですか。
ここからの流れですね、あとね。
≫江本さん、このホームランでシリーズの流れは少し変わってきそうでしょうか。
≫これは一気に変わると思いますね。
ヤクルトの雰囲気としてはね。
≫大矢さんヤクルトにとってはこの初回の入り方イメージどおりといっていいんじゃないですか。
≫一番いい点の取り方でしたよね。
今までやられてきたのをお返しできましたね。
≫2年目の杉浦。
ヤクルトの先発、杉浦が2回のマウンドに上がっています。
初回は大ピンチをフォークボールで切り抜けました。
1回の表裏は両投手、対照的な立ち上がりになっています。
テクニックで持っていったヒット中村。
中畑さん、この辺りのバッティングですね。
≫二枚腰っていうんですかね。
これは憎らしいぐらいのテクニックを感じます。
≫下位打線に自信を持っている工藤監督です。
今、最も状態がいいのが下位の打線。
この打線がいる限り4連勝できるかもしれない。
そういう話がありました。
江本さん、工藤監督は下位打線で1つ、きっかけを作っていきたいんですかね。
≫もちろん全体できますからね。
中心の選手はそれは大きいのもありますがちょこちょこと出てつないでいくというようなバッティングをしますからね。
≫ソフトバンクにとっては2点を追っていく展開になりました。
大矢さん、送りバントのうまい今宮がバッターボックスに入っています。
≫ないでしょうね。
≫2点差、あります。
≫今日はDHじゃないので。
中田、バッティングが悪いわけじゃないんですよ。
いいほうのバッターなので。
送る手もあるんですけど先に2点取られたことで攻めていく可能性は高いですね。
≫このバッターボックスの今宮も非常に状態がいいバッターの1人です。
初戦、そして2戦目ともにヒットを放っている今宮。
江本さんは杉浦の立ち上がり今日に関しては状態はいいとみていいでしょうか。
≫状態、いいんじゃないですか。
そんなに長いこと投げるわけじゃないですからとにかく、いけるところまでいくぞというそういうピッチングですよね。
思ったよりストレートは球速よりも回転がいいので打ちづらいと思います。
≫140キロ台のストレート。
低めに伸びてくるストレートがあります。
今一番感覚がいいのがまっすぐと話しているマウンド上の杉浦。
≫放送席の田中さんソフトバンクサイドですが杉浦に対しての見方は非常に球もちがいいという印象があると藤井バッティングコーチが話していました。
タイミングがちょっととりづらいと。
まずはしっかりとタイミングを取っていこうということを徹底していました。
≫ということは中畑さん球もちがよく手元で伸びて速く見えてくるタイプとみていいわけですね。
≫そうですね。
その辺り、1回が終わった段階で円陣を組んで指示を出してましたね。
≫工藤ソフトバンクは1回が終わった状況で早くも円陣を組んでの2回の表です。
悪送球になった。
アウトは1つだけです。
中畑さん、この辺りのソフトバンクの全員の全力疾走見応えがありますね。
≫はい。
これは徹底してますね。
≫全てのプレーヤーが全力を出し切ってプレーしてきます。
≫できることは絶対みんなで…。
今のスライディングでもそうですが簡単にさせないぞっていうスライディングをしていますもんね。
≫大矢さん、日本一に向けては絶対に手を抜かないという気持ちがこの神宮球場でも伝わってきます。
≫もう1つ褒めたいのはやっぱり中村のカバーリングですね。
今、きちっと後ろまで行っていましたので。
あれを怠るとバッターランナーセカンドまでいっちゃうケースもあります。
≫自分たちの本拠地ホームスタジアム神宮球場に東京ヤクルトは帰ってきています。
この神宮でどれだけのパフォーマンスを出すことができるか真中ヤクルト。
2点リードして2回表。
ワンアウト、ランナー1塁で8番、キャッチャーの高谷。
この高谷も日本シリーズは非常に乗っています。
大矢さん、リード面では非常に実力が光る高谷です。
バッティングでも光るものがありますね。
≫バッティングしぶといですよね。
でも1戦、2戦は武田とバンデンハークと力のあるピッチャーだったので。
苦労するのは、ここからだと思ってるんですけどね。
≫この高谷は初戦貴重なタイムリー内野安打がありました。
2戦目もヒットを放っています。
どうでしょう、中畑さん先ほどのストレートの見送り方少し立ち遅れている感じもバッター、ありますが。
≫狙い球がちょっと合わなかったのかなという感じです。
今のボールは甘いですよ。
どっちかというと危険なボールですよね。
≫この杉浦は左バッターに対して特に強さを見せます。
被打率が非常に低いのがマウンド上の杉浦。
この回もランナーを出してのマウンドになっています。
今、ご覧いただいているのが被打率です。
ヒットを打たれる確率になりますが江本さん、右バッターより左バッターのほうが被打率が低いわけですね。
≫これはなかなか、やっぱりたいしたもんですね。
≫本来であれば右バッターのほうが被打率を低くしていくというのが右ピッチャーでもありますが。
大矢さん、どうでしょう。
1塁ランナーの今宮ですがスチールの可能性は…。
≫すごくいいスタートが切れたらというのはあるかもしれないですけどね。
それでも、バッター一人ひとりヤクルトのほうはとっていくことでいいと思います。
≫初戦、そして2戦ともにソフトバンクは盗塁をマークしています。
高谷、3試合連続ヒット。
この回もソフトバンクが得点圏にランナーを進めます。
≫高谷、いいですね。
シーズン中にはないくらいのバッティングができているんじゃないですか。
≫打率はレギュラーシーズンは1割7分5厘。
ただ日本シリーズになるとがらっと空気が変わりますからね。
≫どっちかというと性格としてはのりがいいほうの性格なんじゃないですかね。
もともとバッティングがいいという評価なんですよね。
≫そしてリード面に関しても工藤監督の信頼を得て最も多くの試合でマスクをかぶってきました。
≫ここバントのケースなんですけどあまり決め付けないほうがいいと思いますね。
守備隊形は。
バスターが好きな選手ですよこの選手は。
≫100%、大矢さん送りバントとは考えないほうがいいですか。
≫僕はバントだと思いますね。
≫送りバントの構えバッターボックスの中田。
ただ、中畑さんカウントによってはヒッティングもあると。
≫だから、シフトですよね。
100%のバントシフトを敷かないこと。
そういう警戒心を持ったシフトでいいと思いますね。
≫いろんなケースを考えながらの守備ですね。
≫バスターされてもいいくらいのバントシフトでいいと思います。
≫ファーストの畠山とサードの川端がゆっくり前に出てきています。
どうでしょう、江本さんはこの状況での工藤監督の戦略ですが、どう見ますか。
≫バントで決めるべきだと思いますね。
そう簡単にはできませんけど。
≫現役時代、ともに日本シリーズを得意としてきたルーキー監督の対決になっています。
ソフトバンク対ヤクルト。
この第3戦は序盤から非常に大きくゲームが動いています。
1回の裏にヤクルトが先制をして、この2回。
またもソフトバンクがチャンスを迎えています。
やはり、ここも送っていこうという構えになっています。
先制点をもらったあとですから大矢さんヤクルトバッテリーにとって非常に重要な回になります。
≫そうですね。
9番ですけども確実に1つアウトをとることですね。
≫これはツーアウトランナー2塁3塁でもヤクルトバッテリーはOKと。
≫それはもうしょうがないですね。
できれば1、2塁で止めたいですけど。
≫いい送りバントになりました。
送りバント成功。
2人のランナーが進塁してこれでツーアウトランナー2塁3塁。
中畑さん、どうやらバッター中田は非常にバッティングよさそうですね。
ボールも見えてますね。
≫本当にバッティングセンスがいいんですよ。
バントもうまいですね。
≫スライダーをきっちりと送りバント決めてきました。
≫よく準備ができていると思いますね。
≫この辺りのソフトバンクのレベルの高さです。
ランナーが進んでツーアウトでランナー2塁3塁。
ソフトバンクはヒット1本出れば同点という場面を迎えました。
≫こういうチームの監督はいいね。
サイン出したらすぐ選手がやってくれるから。
どっかのチームと違って。
≫中畑さん、いかがですか。
≫どこの話ですか?シリーズに集中してくださいよ。
≫ゲームは2回の表。
キャッチャー、ホームへ投げるが間に合わない。
バッテリーミスでソフトバンク1点返しました。
記録はワイルドピッチ。
得意のフォークボールを投じていきましたがキャッチャーの中村が1塁方向にはじきました。
大矢さん、先ほどの1回表はキャッチャーの中村何度も止めてきたボールでしたが。
≫サードにランナーが行ってたんでこれで1点を取られちゃうわけで。
これはDeNAのときよく見たな、こういうの…。
≫本当にうちは多かったですね。
それをずっと中村が頑張ってきたんですけどね。
よく止めてましたけどこの1球はね…。
≫このミスというのは江本さんヤクルトにとっては1点以上に大きいですか。
≫これはフォークをこういうところでも多投しないといけないのでああいうことが起きますね。
≫セカンドランナーも3塁に進んでいます。
先ほどの1球、フォークボールがワイルドピッチになりました。
大矢さん、これでマウンド上の杉浦は投げづらくなりますか?フォークボール。
≫そんなことはないですね。
自分が投げなきゃいけないボールはほぼ、主体はフォークなので。
怖がったらだめですね。
≫第2戦はバットを折ってのタイムリーヒットがありました。
バッターボックスの福田です。
敵地神宮球場ですがレフトスタンドはすでに黄色く光り輝いています。
今シーズン、初めて神宮球場に乗り込んでの一戦になっている工藤ホークス。
この2回、1点を返してなおも同点のチャンス。
杉浦対福田。
≫ここはでも切っておかないとね。
同点にされるとやっぱりちょっとうるさいですよ。
ソフトバンクは乗ってきますから。
≫ヤクルトは終始リードしてゲーム終盤までいきたいですか。
≫そうそう。
だから、これはサードのランナーをかえさないようにしないと。
≫まだ序盤の2回です。
ただ、同点は許されない状況になっているのがヤクルト。
中畑さん、先ほど2回の表が始まる前にソフトバンクは円陣を組みました。
このフォークボールを見極めろというような判断もあったんですかね。
≫当然ですね。
そこはもう非常に重要なポイントですよね。
それができればバッテリーは苦しみますからね。
≫初回は杉浦に対して3つのアウト全て三振に打ち取られましたソフトバンク。
この2回に入ってフォークボールを見極めてきています。
≫杉浦の左バッター抑えているっていうのはなんか、インコースのひざ元のまっすぐのコントロールがいいんじゃないですか。
≫明石に対してはストレートのインサイドいっぱいがありました。
引っ掛けて、ただこれは抜けていきました。
ソフトバンク、同点!すぐさま追いつきます。
王者ソフトバンク。
小さくガッツポーズしましたタイムリーヒットの福田。
真中監督に笑顔はありません。
大矢さん、こうやってソフトバンクはすぐに追いついてきます。
≫この回のヒットって中村が抜いたカーブで。
それから高谷が少し高くいったフォークで今の福田が恐らくスライダーなんですね。
この辺の打つべき高さそれから球種。
そういうのがきちっとできていますよね。
≫超強力ソフトバンク打線。
中畑さん、この辺り実力を感じますか。
≫そうですね。
ここはまた走ってきますよ。
≫前の試合も盗塁があった福田。
初回は先頭バッターで福田が出てスチールはありませんでした。
≫絶対、走っていい気がしますね。
≫2番の明石は先ほどインコースのストレート見逃し三振に倒れています。
この回だけで3本のヒットを集中して2対2。
同点にソフトバンクが追いついています。
≫サードのランナーをチャンスで残してね。
それを点にするんですからね。
次のバッターがヒットを打って。
≫ここの監督、本当に楽だよね。
≫江本さんからは、しきりにこの言葉が出てきますよね。
≫これ、普通はかえれませんよ。
打ちませんよ、あのケースで。
≫工藤監督にも笑顔が出始めました。
この2回。
≫40も貯金があったんですからね。
あんなところで打てなかったら40も貯金、出ませんよ。
≫143試合で90勝49敗。
貯金が41、引き分けが4つ。
得点力、打率、ホームラン防御率全てトップです。
絶対王者が向かう日本一。
連覇への道。
このゲームは2点先制されましたが、この2回すぐに取り返しました。
大矢さん、こうなってくると次の1点ですね。
≫でも、この展開だと今日はちょっと乱打戦模様ですね。
≫乱打戦も想像できますか。
≫はい。
≫このフォークを2回になって中畑さん、振ってきませんね。
≫そうですね。
あまりに、今のははっきりしすぎですね。
≫140キロ台中盤のストレート。
そして緩いカーブスライダー、シュート。
そして、自信を持っているフォークボールがあります。
杉浦、初回はピンチを切り抜けました。
ただ、この2回同点に追いつかれてなおもツーアウトでランナー1塁。
バッターボックスにはしぶとい明石が入っています。
どうでしょう、江本さんこのカウントでは走ってきてもいいですか。
≫当然ですね。
もうわかっていてもやっぱりね自分でタイミングがよければ行くべきですね。
≫右ピッチャーの杉浦ということで工藤監督は左バッターを多く並べてきています。
ここまでのヒット全て左バッターになっているソフトバンク。
ここまでは思惑通り。
今日のゲームに関してはまだスタートを切ってこないソフトバンクです。
≫ツーストライクまで待っていたという感じですけどね。
≫これで並行カウントになりました。
≫変化球の確率の高いカウントで走るというのも1つのセオリーですからね。
≫第2戦も1番が福田そして2番、明石という1、2番コンビでした。
得点につなげることができる1、2番コンビ。
そこを杉浦が抑え込んでいけるかどうか。
ここでスタートを切ってきました。
初回にヤクルトが先制。
そしてこの2回にソフトバンクが同点に追いついています。
次の1点が重要になる局面。
終盤までいけば両チームともに絶対的なセットアッパー守護神がいます。
ネクストバッターズサークルの柳田は1打席目ツーベースヒットを放っています。
大矢さんしきりにけん制を入れますが杉浦、ランナーを置いてランナーを気にしながらのここまでのピッチングですね。
≫それはもうしょうがないですね。
何もせずにスチールされるともう1点失いますので。
≫パ・リーグチャンピオンソフトバンクにプレッシャーをかけられる中でのマウンド。
ストレートはわずかに外れてスリーボール、ツーストライク。
≫これね、やっぱりバッティングがいいのともう1つは選球眼がいいですね。
明石も、その前にストライクとられたでしょ。
あれに手を出しませんよ。
ボールと思って、判断して。
≫やや外のストライクでした。
≫今のボールも見ますよねちゃんと。
≫結果的にはスリーボールツーストライクフルカウントまできました。
マウンド上の杉浦早くも50球を迎えます。
中畑さん、すでに50球を超えましたこの2回。
≫これはかなりプレッシャーを感じながら圧力を感じているんだと思いますね。
杉浦は。
≫となってくると、大矢さん継投策、どこでピッチャーを切り替えていくのかも大きな鍵を握りますね。
≫そのとおりです。
早めに準備するべきだと思います。
これ、もし1、2塁になって次、柳田がコーンといったら5点になっちゃいますからね。
ちょっと準備は怠らないほうがいいと思います。
≫なんとしてもここで切りたいヤクルトバッテリー。
次が9球目の勝負になります。
江本さん、この辺りのソフトバンクのファウルにしていくしぶとさ。
≫やっぱりさっきも言いましたけどボールをよく見ていますよね。
これはちょっと手詰まりになってくるんですピッチャーも。
≫投げるボールがなくなってきていると。
去年の日本シリーズは1番、柳田2番、明石というラインアップでした。
今年の日本シリーズは1番、福田2番、明石そして3番に柳田が入るラインアップです。
日本一連覇へ向けて欠かすことができない重要なピースが並びます。
次が10球目。
明石が粘ります。
ヤクルトの川端もよく粘りますが中畑さん、この明石もよく粘っていますね。
≫そうですね。
本当に相手から見ればいやな2番バッターですね。
強振しないんですよね。
本当に軽打というかインパクトだけボールを呼び込んでね。
なかなか三振しないバッターだと思いますね。
1打席目は三振かな…。
≫見逃しの三振に打ち取られています。
最後のボールはインコースのストレートでした。
第2打席は明石が粘っています。
ソフトバンクがチャンスを広げることができるか。
それともヤクルトバッテリーがしのぐか。
外れる!フォアボール。
高津ピッチングコーチがマウンドへと向かいます。
ランナー2人たまって3番、柳田を迎える展開になりました。
江本さん、ここはちょっといやな状況になりましたね。
≫空気が悪くなってきましたね。
一瞬にしてね。
今日は2点を取ったときにやっとヤクルトらしくなってきたかと思ったんですけどね。
≫大矢さん、流れが徐々にソフトバンク側に行きつつありますか?≫やっぱり、ソフトバンクのバッターの選球打つべき球、それから逃す球。
これがもう杉浦のピッチングにも大きなプレッシャーをかけていますよね。
≫ツーアウトランナー2塁1塁となってブルペンが動き始めましたヤクルト。
石山がゆっくりとピッチング練習を始めています。
2回の表で高津ピッチングコーチが一度マウンドに行きました。
ツーアウトランナー2塁1塁。
そして、パ・リーグのトリプルスリー達成者。
3割30本30盗塁をマークした柳田。
1打席目はツーベースヒットを放っています。
腰を高くして構えていたのがキャッチャーの中村。
≫あれは1、2戦はインハイをうまくついて抑えていたんですけどね。
さっきの打席でその球を打たれているんですよ。
だから、あまりインコースを狙わないほうがいいと思います。
≫先ほど、中畑さんこの柳田はインコース体に近いボールを思い切って引っ張りました。
≫それでもやっぱりそこを攻めていきますよね。
≫大矢さん、この辺りの中村のリードですが。
≫左バッターに一番感じているのは意外とまっすぐのヒットがないんですよね。
カウントもとれているんですよ。
最初の柳田のツーベースはあそこ、1本絞りで狙って打ったんですよ。
だから、どっちかというと変化球のほうがいやな感じがするんですけどね。
≫タイムリーが出れば勝ち越しになりますソフトバンク。
フォークボールで空振りを奪いました。
≫山田がホームランを打ったときにちょっと俺もっていうのがどっかにあるのかもしれないです。
≫触発されている部分はありますかね。
≫力が入りすぎているね。
≫日本球界にとっては実に65年ぶりのトリプルスリー同時達成。
トリプルスリー対決になりました。
ソフトバンクの柳田。
ヤクルト、山田の一戦。
どうでしょう中畑さん残像としては体に近い速いボールは残ってきますか。
≫徹底してますね。
中村が、ここを使わない限りは、柳田を抑えきれないというぐらいの執念みたいなものをリードに感じますね。
最後はフォークだと思いますが。
≫大矢さん、先ほどはインコース高めをいったあとフォークボールでした。
≫そうでしたね。
≫江本さん、そのフォークがわずかに外れてフルカウントまできました。
≫やっぱり甘いとやられるという意識がちょっとボールに出てますね。
当たり前ですが。
≫もちろん中畑さん甘いところにくれば一発があります。
≫ど真ん中低めのフォーク。
そこにコントロールできればしとめられる確率は高いと思いますけどね。
≫コースは関係ないわけですね。
≫はい。
ボールでいいです。
≫日本シリーズ第3戦。
福田のタイムリーでソフトバンクが同点に追いついています。
2対1。
1点を返したあとこの福田。
大矢さん、うまく持っていくタイムリーヒットになりました。
≫ヒットを打つまでのしぶとさですよね。
これが結局、ああいうボールをピッチャーに投げさせますので。
≫何度もお伝えしていますがこの辺りの中畑さんレベルの高さですよね。
≫タイミング的には外しているかなという感じはするんですけどね。
最後まで泳がされないでしっかりボールを捉える技術ね。
やっぱりレベル、高いですよ。
≫ゲームは2回裏ヤクルトの攻撃に入ります。
バッターボックスにはまだ、この日本シリーズヒットがありませんバレンティン。
江本さんバレンティンはシーズン終盤に戻ってきましたけれど状態としてはどういうふうに考えていますか?≫下半身がだめですね。
ぐらぐらしている。
≫まだ本来の安定感はないですか。
≫安定感がないですよね。
上体ばっかりですよね。
≫走り込む期間が短すぎましたよね。
≫いわゆる下半身を作る時間ですか。
≫それを真中監督も不安視している部分の1つでしたね。
≫この日本シリーズの第3戦でホームランアーティストの本来のスイングが帰ってくるのかバレンティン。
日本シリーズは6打数ノーヒットで今日を迎えています。
≫カウントとかストライクに対していやな顔を見せるときはあんまりよくないですよね。
少々ボールでもスイングしていくバレンティンは怖いですよ。
≫振ってこれるかどうかですね。
シーズンで放ったホームランは15試合で1本です。
クライマックスシリーズのファイナルステージは打率が3割3分3厘。
打点が2つあったバレンティン。
空振り三振。
フォークボールにバットが空を切ります。
大矢さん、1回のマウンド上の中田の印象ですけれども非常にボールが荒れていました。
フォアボールもありました。
≫でも、山田に打たれましたけどね。
すぐ味方が同点にしてくれて。
このバレンティンを空振り三振に打ち取って。
これで立ち直らなきゃいけないと思って投げてますね。
≫久々の神宮でのマウンドです。
ヤフオクドームとは神宮球場のマウンドの傾斜が違います。
少しストレートが高めに上ずるというような傾向があるこの神宮球場の独特のマウンド。
中畑さん、この神宮に帰ってきて、ヤクルト非常に状態がよくなってくる。
そこを中田が抑えられるかですね。
≫先に先制を許してそのあとすぐ追いついてくれたというこの形が大きいんじゃないでしょうかね中田にとっては。
≫ピッチャーとしてはリズムに乗っていける展開ですか。
≫気持ちの切り替えができやすいですよね。
≫バレンティン、三振のあとバッターボックスには今浪が入っています。
≫多分、ブルペンから今日は調子が悪かったと思います。
中田は。
ちらちら見ていたんですが。
≫どういった部分ですか?≫ボールが抜けていたりだとか。
だから、マウンドに上がってだんだんよくなってくる可能性もありますね。
≫送球が勝ります。
軽快なプレー。
守備には定評がある今宮。
そして、強肩。
肩の強さがあります。
≫とってからスローイングに入る速さ。
そして、肩の強さ送球の正確さ。
これ、プロですね。
≫少しでもミスがあれば内野安打になりますね。
≫今浪も足のある選手ですからね。
≫失策の数も今シーズンソフトバンクはパ・リーグの中で最も少ない数でした。
守備力、そして得点力に絶対的な自信を持ちます。
今日のゲームは序盤から流れが行ったり来たりしています。
ヤクルトはソフトバンクに同点に追いつかれて2回の裏です。
センター前ヒット。
ツーアウトからヤクルトランナーが出ました。
≫いいんじゃないですか。
3人で終わらないで中村が出てピッチャーにつないだというのは大きいと思いますよ。
≫好循環になってきますね。
福岡で連敗を喫してこの第3ラウンドです。
2対2。
ツーアウトからこの2回の裏中村がセンターにヒットを放ちました。
大矢さん、この中村に関しては第2戦でもセンターオーバーかというようなすばらしい当たりがありました。
≫でも今のヒットすごく自分の中ではこれ、できるなと思えるヒットなんですね。
ツーアウトですけどね。
≫中田を≫日本シリーズ第3戦、神宮決戦。
ここまでを振り返ります。
ソフトバンク2連勝で迎えた3戦目。
初回、ランナーを1人置いてこの山田。
左中間、見事に持っていきました。
中畑さん鮮やかなホームランでした。
≫山田らしいホームランが出てくれましたね。
≫ヤクルトが2点先制してゲームは2回の表。
このワイルドピッチでソフトバンクが1点を返します。
いやな形で大矢さんヤクルトは1点を返されました。
≫でも、フォークボール多投していますのである意味、しょうがない。
≫そして、1番、福田にもタイムリーヒットが出て2対2の同点。
ゲームは3回に入っています。
江本さんはここまでのゲームの流れはどういう印象でしょうか。
≫ちょっと五分になりましたね。
ヤクルトもあのホームランで、少しは妙な硬い雰囲気が取れると思いますね。
≫2対2の同点でゲームは3回。
今の当たりを見ても中畑さんこのイ・デホの状態はかなりよさそうですね。
≫自然に変化球に反応できるんですよね。
バッターとしての状態を考えれば一番いい状態かなという感じです。
≫第2戦もホームランがありました。
そしてクライマックスシリーズでも2ホーマーのイ・デホ。
キャッチャーフライ。
打球が戻ってきた。
風があります。
中村がつかんでワンアウト。
この回はヤクルトバッテリーが先頭バッターを打ち取りました。
大矢さん、この神宮球場現役時代もプレーされていますがこの風というものは気になってくるものですか?≫守りにいくたびに旗がどっちに…。
風があるかは見ますけどね。
今は、でもそんなに強くはないですけど。
でも、バッター有利な風には変わりないと思いますね。
≫基本的には中畑さんバッター有利の風が吹く神宮球場ですね。
≫そうですね。
でもホームランの可能性は高いですよね。
≫ソフトバンクは一発のあるバッターが並びますこの回。
松田に対して初球はスライダー。
外いっぱいの変化球が決まりました。
松田のあとは中村そして今宮へと回っていきます。
球数が非常に多くなっている3回に入っている杉浦。
山田がつかんで、ツーアウト。
この回は4球で杉浦がツーアウトをとっています。
大矢さん、ここで簡単にスリーアウト三者凡退で打ち取ってくるとちょっと流れは元に戻りそうですかね。
≫リズムがヤクルトのリズムに戻ってくるんですけどね。
ここで3人で本当ぱっぱっぱっと終わりたいですよね。
あまりにも守っている時間が長いですから。
ヤクルトはね。
≫この回を終えるとヤクルトは好打順。
1番から始まります。
バッターボックスには先ほどライトへのヒットを放ちました中村です。
中畑さん、ですから次の回は好打順のヤクルト。
このバッターで切りたいという思いが強くなってきますね。
≫そうですね。
3人で、短いイニングなので守りを終わらせるというのはピッチャーは自分のチームに勢いをつけるためにはそういうイニングを作らないとだめですよ。
≫打線にスイッチを入れるイニング。
そのスイッチを入れられるかどうか、杉浦。
≫丁寧なことも大事なんですけど開き直っていく全部がバッター打てるわけじゃないですからそこを開き直っていってほしいという感じがしますね、杉浦に。
≫長いサイン交換になっている今日のヤクルトバッテリー。
どうでしょう、江本さん先ほどの2回からはソフトバンク、ストレートを狙ってくるシーンが多くなっているようにも思いますが。
≫低め、ストライクボールがはっきりしてきましたからね。
フォークボール系はボールが割とはっきりしているし。
あと、スライダーとストレートですよね。
ちょっと、強振しすぎかなという感じもしますけど。
≫リズムを作るためのこの3回です。
≫ヤクルトにしたらここをポンポンと切って攻撃に雰囲気を変えていかないといけませんから。
≫次は1番から始まるヤクルト。
好打順です。
3回の裏、いい形で迎えることができるかどうか。
今日のゲームはヤクルト、山田のツーランホームランで幕を開けました。
ただそのあとすぐにソフトバンクが2対2。
2点を取って同点に追いついて迎えた3回の表です。
ソフトバンクが2戦2勝で迎えた第3戦。
今日、ソフトバンクが勝てば連覇へ向けて一気に王手をかけます。
それを本拠地の神宮で待ったをかけることができるんでしょうか真中ヤクルト。
≫14年ぶりに日本シリーズの舞台が神宮球場に帰ってきています。
ヤクルトがソフトバンクを迎えての神宮決戦。
日本シリーズは第3戦。
ゲームはこれから3回の裏ヤクルトはこの回、好打順。
1番の上田から始まります。
1番、上田。
2番、川端。
そして3番、今日先制ツーランを放っている山田へと回っていきます。
大矢さん、この回ですね。
ヤクルトは。
≫先発を1回早めに崩さないといけないですよね。
いいように2戦、投げられましたので。
今日の中田も山田が2点先に取ってますがもうそろそろね潰していかないといけませんね。
≫中畑さん、先ほどの2回は中田リズムよく状態が少し戻ってきたかなという感もありました。
≫ただ、上位の打線の中では一番期待できるヤクルトの打線なので。
いい状態に戻すことなくチャンスを作るということですね。
≫この好打順。
1番、2番、3番クリーンアップへ回る状態。
江本さん、ここで確実に点を取らなければ日本シリーズ、制することはできませんね。
≫ヤクルトは打線ですからね。
特にクリーンアップは。
ここで勢いを増すかですね。
≫日本シリーズは2戦が終わってヤクルトはまだ合計ヒットは7本です。
初戦が4安打。
そして2戦目は3安打。
その3本のうち今、バッターボックスに入っている上田が2本のヒットを放っています。
先頭バッターを中田が打ち取りました。
1番の上田はピッチャーへのゴロ。
ワンアウトでランナーありません。
そしてバッターボックスにはセ・リーグのリーディングヒッター川端慎吾が入ります。
≫放送席の田中さん投げる中田ですが打線のポイント、一番はやっぱりこの川端だという話をしていましたね。
川端を出してランナーをためたくない。
攻め方の鍵はインコース。
ただ、川端も山田もインコースのさばき方が非常にうまいんですねという話をしていました。
≫そのインコースをいかに使っていくかです。
≫1戦目から2戦目もそうでしたがやっぱりインコース突いていますよね相当。
ソフトバンクの投手陣は。
≫そのインコースを大矢さんうまくセンター方向へ詰まりながらも持っていくのが川端のバッティングですね。
≫そうですね。
一番は、やはり粘りですよね。
粘って粘ってピッチャーがしょうがないというところで投げてきたのをヒットを打たれるので。
これが、やっぱり相手のバッテリーにすごく大きなダメージを与えるんですよ。
≫先ほどは高めのストレートを捉えてのライトへのライナーでした。
中畑さん、先ほどは捉えた当たりでしたね。
≫まあまあですね。
本来の彼の打球だとあのままスタンドインというスイングができるバッターなので。
今のもいかなきゃいけないボールでしたね。
≫インコースを要求したボールが真ん中辺りにきました。
セ・リーグ首位打者の川端。
2位にはヤクルトの山田。
2番、川端。
3番、山田へ続きます。
空振り三振。
144キロのストレート。
ボールには非常に力があります。
中畑さん、シーズン中ならうまくああしたボールをファウルにしていますけどね。
≫カットできるんですけどね。
1戦目はカットしていたんですけどね。
徐々に受け身になっていますね今、気持ちがね。
≫ツーアウト、ランナーなしで先ほど先制ツーランホームランを放った山田がバッターボックスです。
≫田中さん、山田の先制ツーランの談話です。
打ったのはスライダー。
追い込まれていたが当てにいくことなく甘いボールを力強く振り抜くことができたという話でした。
≫山田に日本シリーズ初ホームランが生まれました。
日本シリーズ第3戦。
中畑さん、改めてこのホームラン。
≫1つ、今のも軸がぶれないでボールを呼び込んでそれで振り抜いていくんですね。
≫この当たりも左中間!左中間スタンドに吸い込まれました!2打席連続!やはりヤクルト山田にはこの神宮球場が似合います!3対2山田の勝ち越しホームラン!確実に状態は上がってきました。
今シーズンのセ・リーグバットマンの主役。
その実力を証明する2打席連続ホームラン。
江本さん、今も豪快に左中間に持っていきました。
≫完璧なホームランですね。
これは、山田らしいね。
≫中畑さんがアドバイスを送ったというような話もありましたけど状態は確実に戻ってきましたか。
≫うちが打たれているときの山田のホームランですね。
戻ってますね。
≫大矢さん、今のホームランでまた流れは変わってきそうですか。
≫引き戻しましたね。
ヤクルトに。
それもやっぱり杉浦がその前のイニングきちっと早めに終えて攻撃に移れたからですね。
≫神宮球場の山田の打率は3割7分3厘。
ホームランが23本ありました。
ですから中畑さん山田がホームランを打つと一気に神宮球場の雰囲気が変わりますね。
≫変わりますよね。
「東京音頭」ですか。
これを何度聴いたか。
≫心地よくヤクルトファンの声援が響き渡りました。
そしてバッターボックスには大声援を受けての畠山。
4番が入っています。
先ほどは強烈なサードへのライナーでした。
≫このシリーズで一番安定しているタイミングを持っているのは畠山だと思いますけどね。
バッティングの状態はいいですよ。
≫ファンとともにたどり着いた日本シリーズの舞台です。
神宮での頂上決戦。
山田哲人の2打席連続ホームラン。
今度はストレート。
1打席目と同じように左中間スタンドにものの見事に持っていきました。
1本目は変化球2本目はストレート。
中畑さん山田哲人というバッターの醍醐味が詰まった2本のホームランですね。
≫本当ですね。
細い体で今年のホームランキングですから。
セ・リーグの。
全体重がボールに乗り移ったというすばらしいホームランでした。
≫バッターとしての全ての要素が詰まった23歳、山田。
今日、2ホーマー。
3対2、ヤクルトが1点リードしてゲームは4回です。
マウンド上には4イニング目のマウンドに上がっている杉浦です。
3回を終えた時点ですでに球数が70。
こうなってくると大矢さんどの辺りまで杉浦を引っ張るかですね。
≫今日は、流れがヤクルトヤクルトできているのでちょっと早めに防ぎにいっていいと思うんですね。
≫早めの交代と考えていいわけですか。
≫はい。
≫バッターボックスには今宮。
江本さんはその辺りのベンチワークに関してはどういうふうに見ますか。
≫当然ながらそんな長いイニングというのを期待するわけにもいかないと思うんですよね。
これから先は1点勝負になってくるので。
ちょっと悪ければ早めの交代というのは当然あるでしょうね。
≫中畑さんは、ここまでの流れは先行してリードをしながらリズムを作ってきてのこの4回です。
バックスクリーンに飛び込んだ同点!今宮健太のバックスクリーンへのホームラン!ソフトバンクの底力!すぐさま追いついてきます。
振り払ってもすぐに捉えてくるソフトバンク。
≫この辺りですよね。
少しでも勝ち越している余韻に浸りたいと思うところもありましたが追いついてきましたね。
それにしても今宮ですね。
シーズン、何本も打ってないですよね。
≫ホームラン、7本です。
≫同じような方向へ打ち返してきますもんね。
≫センターバックスクリーンへライナーで一直線でした。
江本さんすばらしい当たりでした。
≫今の打ったコースあれしかホームランはないと思いますよ。
≫あのゾーンですか。
≫はい。
だからほかのところなら右だったり左打ったりするんだけどやっぱり、きた球を振るという。
≫大矢さん、各バッター下位打線でもレベル高いですね。
≫しっかり、きちっと振ってますね。
あの体でバックスクリーンまで持っていくんですからね。
ホームランバッターじゃないですけど本当にしっかりですね。
≫上背は171cm。
プロの中では比較的小さな体の今宮です。
≫田中さん、実は藤井バッティングコーチが話していますがシーズン後半からかなりバッティングの状態いい状態を維持しているんだという話はしていました。
≫破壊力抜群の打線の中でのつなぎ役。
そのつなぎ役だった今宮の一発で同点に追いつきました。
今日の神宮球場は風が舞っている状態です。
先ほど今宮のホームランの際にはセンター方向に風が吹いていました。
その風に乗って風を捉えての同点ホームランでした。
3対3。
中畑さんはこの中盤のゲームの流れはどういうふうに読みますか。
≫もうちょっと勝ち越しの余韻というのをスタンドのファンとともに味わっていたいんですけどね。
それを許さないソフトバンクの強さ、勢いというのがね。
やっぱり逆にソフトバンクの強さを感じさせてしまいますよね。
≫バッターボックスには中田が入っています。
ですから大矢さんヤクルトバッテリーはひと息つく暇もないという状況ですね。
≫そうですね。
それだけ油断はできない打線なので。
丁寧にしっかり投げるしかないですね。
するとやっぱり早めの継投でしょうね。
≫ブルペンではヤクルトロマンがピッチング練習を行っています。
ブルペンサイドのカメラ。
ロマンから石山がピッチング練習、代わりました。
すでに2人、肩を作っているヤクルトのブルペン。
ここまでソフトバンクが放ったヒットは5本。
一方、ヤクルトのヒットは3本。
うち2本が山田のホームランです。
どのバッターからもチャンスを作り出せるのがソフトバンク。
一方のヤクルトは山田での3得点です。
どうでしょう、江本さんある程度、乱打戦得点を挙げていくゲームだと考えていいですか。
≫乱打戦までいくかどうかというよりもほどほど、点は入ってくるでしょうね。
この試合展開だと。
≫5点前後のゲームになりますかね。
≫だからどこで今言ったような投手の交代をどこでするかですよね。
早め早めの。
≫この日本シリーズの場合は場所を移す際に1日移動日があります。
ここで流れが変わってくるかどうかです。
ヤクルトの本拠地神宮球場に場所を移しての第3戦。
ゲームは3対3。
ヤクルトがリードしてはソフトバンクが追いつくという展開で中盤に入っています。
打率が5割7分1厘と好調の1番、福田。
先ほどタイムリーがありました。
先ほどの3回はマウンドの杉浦三者凡退。
今日初めて3人で打ち取りました。
この回、先頭の今宮にバックスクリーンへのホームランを打たれて同点。
そのあと高谷、中田を打ち取って1番の福田。
外のストレートに関しては非常にコントロールよく投げ込んできます。
2年目、23歳の杉浦。
14年ぶりの神宮球場での日本シリーズ。
その初戦を任されました2年目の右腕。
4イニングス目。
≫14年ぶりに日本シリーズの舞台が神宮球場に帰ってきています。
360度、ぎっしりと両チームのファンで埋め尽くされました。
神宮球場。
放送席の大矢さんは1978年初めて東京ヤクルトが日本一になったときのレギュラーキャッチャーでした。
あのときの雰囲気を思い出しながらの今日になりますか。
≫そうですね。
あのときも神宮球場はすごい熱かったですからね。
優勝の瞬間は。
≫熱を帯びる神宮決戦。
ゲームは4回の裏です。
中畑さん、今日のゲームの流れですが、ヤクルトがリードしてはソフトバンクが追いつく。
底力を見せられながらのヤクルトですね。
≫それでもヤクルトは先に先に攻撃していかないといけませんね。
≫先頭バッターの雄平はセカンドゴロに倒れました。
≫田中さん、今日真中監督、試合前なんですが普段はゲーム前のインタビューでうちの先発がどこまで粘れるかという話が主軸を占めるんですけど今日は相手のピッチャーをどう打つかこの言葉を繰り返していました。
ソフトバンクの打撃に自分たちの打撃がどこまで通用するのか。
そこは、ある程度打ち合いを想定していたような試合前のコメントでした。
≫セ・リーグ最強打線のプライドがあります東京ヤクルト。
江本さん、この第3戦に関してはヒット数が非常にここまで少なかった。
得点力が1つキーワードになりますね。
≫いずれにせよここから先は、今日の展開は今までの1、2戦と違ってちょっと読みづらいですね。
両方のピッチャーの状態からすると。
≫流れが行ったり来たりまだわからない状態ですね。
バッターボックスには一発があるバレンティン。
完全復調が待たれる長距離砲。
ホームラン記録日本で最もホームランを放った記録を持っているのがバレンティン。
中畑さん、どの辺りでバレンティンにスイッチが入るかですね。
≫とにかくバットに当ててほしいですね。
≫低めの変化球を空振りするシーンが多く見られます、このシリーズ。
≫当てられるボールに手を出していませんもんね。
ストライクゾーンを見逃してボールに手を出すというバッターとしては一番悪い流れですね。
≫去年までは4年続けて30ホーマーを達成しているバレンティンです。
日本一へ向けてシーズン後半怪我から帰ってきましたバレンティン。
≫調子は悪いですけどね当たったら飛んでいくのでね。
それは、バッテリーもいやなバッターだとは思います。
これは当然ながらね。
≫キャッチャーの高谷も甘く入ってくれば必ずスタンドへ入っていくというスイングをしているという話でした。
インコース、ストレート見逃し三振。
まだバレンティン本来の姿ではありません。
日本シリーズまだヒットがないのは先ほどセカンドゴロに倒れた雄平そして、このバレンティン。
大矢さん、先ほどのボールバレンティン手が出ませんか。
≫変化球、変化球が頭にあったんでしょうね。
インサイド本当に楽に攻められるツーストライクまでの追い込み方だったので。
バレンティンの頭の中真っ白でしょうね。
≫バレンティンが見逃し三振に倒れてツーアウトでランナーありません。
この4回の裏です。
先ほど、4回表今宮の同点ソロホームランでソフトバンクに追いつかれたヤクルト。
バッターボックスには今浪が入っています。
2試合続けてスターティングラインアップに名を連ねている今浪。
シーズン中は代打の切り札としてベンチに入っていました。
今浪、日本シリーズ初ヒットになりました。
ツーアウトランナー1塁。
ただ、大矢さん先ほどの回の中村悠平といい下位打線にもヒットが出るようになってきました。
≫やっぱりツーアウトですけどつながっていくと得点に結びつくケースがありますからね。
≫東京ヤクルトはここまで放ったヒットは4本。
中村、そして今浪がシングルヒット。
そして、山田のホームラン2本があります。
≫ソフトバンクから見れば山田の2発だけなんですね。
ほかはほぼ打ち取っているというそういう判断ができると思うんですね。
≫ほかのバッターがいかにプレッシャーを与えていけるか。
≫中村も一発を持ってるバッターですよ。
今年は、あまりバッターとしては成績が出てませんけど本来なら昨年までは一発を怖がるバッターの1人でしたよ。
≫去年はレギュラーとなって初めてのシーズン。
打率が2割9分8厘でした。
ツボに入ってくれば一発長打のある中村悠平がバッターボックスです。
中村にとっては今シーズンは勝負の年になりました。
相川の移籍によって巡ってきた燕軍団の正捕手の座。
その中で、見事に日本シリーズまで駒を進めてきた中村のリードです。
このバッター、中村の次はネクストバッターズサークルにはすでに杉浦に代わってユウイチがネクストバッターズサークルに入っています。
得点は3対3の同点。
ゲームは中盤に入っています。
どうでしょう、江本さん先ほどのスライダーの抜け方を見てもまだ変化球に関してはコントロールできていないとみていいですか。
≫抜けてますね。
今のも2球、抜けているしちょっと危ないと思いますよ。
≫中田は今シーズンヤクルトとは初対決になります。
去年は1試合に登板して10失点。
KOされている中田賢一。
日本シリーズでの中田対ヤクルト打線。
ソフトバンク、今日、勝てば王手。
注目の第3戦。
敵地、神宮に乗り込んでのマウンドです。
今シーズンはレギュラーシーズン9勝7敗の中田。
≫2015年のセ・パの両雄ヤクルト対ソフトバンクの激突。
同点でゲームは5回。
この5回も杉浦がすでにマウンドに上がっています。
ここまでは球数が85球4回を投げて被安打5ホームラン1本。
奪三振4つ。
3失点で5イニングス目。
真中監督は2年目の杉浦に託しています。
≫田中さん、その杉浦について高津ピッチングコーチですけども変化球に頼りすぎているところがある。
ストレートの走りも悪くないし強気に攻めていく部分をもう少し出していってもらいたいという談話です。
≫強気に攻めていこうというピッチングコーチの話がありました。
85球をここまで投じている2年目の杉浦。
中畑さん、3対3の同点でゲームは5回。
これから後半へと向かっていきますが。
≫自分では、このイニングが最後というくらいの気持ちを持ってマウンドにいると思います。
≫明石の当たり打球は今日は伸びてまたもバックスクリーン!ソフトバンク、今日2本目!1本目は今宮そして2本目は明石。
伏兵が大仕事をやってのけますソフトバンク。
今日、初めてソフトバンクが一歩リード。
4対3。
明石のソロホームランがこの5回に飛び出しました。
江本さん、今の当たりですけども。
≫これが、引き金にならないといいですけど。
ソフトバンクからするとこれが引き金になればと。
というのはあれだけ軽く振っても入るんだから。
ちょっと力を抜いていってやろうかと思ったりするとこれは、危ないですよ。
≫風の舞う神宮球場それを大矢さん味方にソフトバンクはし始めましたね。
≫やはりストライクボールの選択がきちっとできているのでね。
それで、いい球にしっかり自分のバッティングができるんですね。
それとやっぱり風がすごくバッター有利なんでねああいうホームランが出ますよね。
≫次の5回の裏は9番の杉浦から始まります。
≫それを考えてピッチャー交代が遅れると大量失点になったらゲーム、決まりますからね。
先に手を打つときかもしれませんけどね。
≫ヤクルトは今日負けることになればソフトバンクに対して王手をかけられることになります。
5回のマウンドに送り込んだ真中監督。
今日まだ笑顔はありません。
グッと腕を組んで戦況を見つめます。
ルーキー監督。
その視線の先に2年目の杉浦。
バッターボックスには柳田。
≫さっきの明石の初球も今みたいにすっぽ抜けていましたから。
ちょっとそのストライクボールをはっきりしてきているのでここら辺が…。
≫今シーズンの杉浦の最多投球数は104球。
そこに近づき始めました。
バッターボックスに入っている柳田は今日、1打席目にツーベースヒット。
そして先ほどの2打席目はライトへのフライです。
このイニングは、杉浦にとっては非常に大きなイニングになります。
持ちこたえたい杉浦。
柳田のスイングごとに歓声が沸き上がります。
豪快なスイング。
中畑さん、もちろん甘いところにくればというこの豪快なスイングです。
≫きているような感じがするんですよね。
今のも危ないボールですね、ちょっと。
≫全力を振り絞ってスイングしてきます。
そのスイングに魅了された今シーズンのプロ野球ファン。
見逃しの三振。
ここはうまくタイミングを外しましたヤクルトバッテリー!大矢さん、最後はスローカーブできました。
≫アウトコースからの全くインサイドのまっすぐ1本絞りだったところにこのカーブでしたね。
すごく、うまく緩急を使いました中村がね。
≫終始、ここまでは一歩ヤクルトがリードする形でしたが中畑さん、初めて今日ソフトバンクが一歩リードする。
逆にリードする形になりました。
≫この形を許しちゃいけなかったんですけどね。
このあとは最少失点で持ち込まないといけないので追加点までは許さないという継投をしていく必要があると思います。
≫江本さんからもゲーム序盤ヤクルトがリードしていかなければ今日のゲームは厳しいという話がありました。
≫それはそうですよね。
結局、後ろにピッチャー3人いるわけですから。
売りのピッチャーがそこへ持ってこないとね、展開を。
だからバーネットが出ないまま終わってしまっちゃいかんですからね。
≫まだ守護神のバーネットに登板はありません、日本シリーズ。
ロマンがピッチング練習を行っています。
中畑さん、ですから恐らく次はロマンだとみていいですか。
≫そうですね。
この回でもうピンチになれば投入していいんじゃないですか。
≫動いてきていいわけですね。
≫これ以上の追加点は許しちゃいけませんよね。
≫フォークボールが抜けてデッドボールです。
ワンアウトからソフトバンクにランナーを許しました。
確かに先ほど解説にあったとおり江本さんボールが抜け始めましたね。
≫今のもそうですよね。
ちょっと疲れも出ているでしょうし。
≫そして、工藤監督ですが4番のイ・デホに代えて代走を出します。
背番号24番の長谷川が1塁ランナー。
早くもここでイ・デホを代えてきました。
≫代走で長谷川ですもんね。
≫最多安打をかつて放ったバッターがベンチに控えています。
≫そのまま行けますからね。
≫大矢さん、工藤監督早くもイ・デホを代えましたね。
≫首がよくないのでね。
左は、普通に向けるんだけど右を向けないらしいです。
≫4戦先勝の日本シリーズ。
すでに2勝はソフトバンク。
追っている状況は東京ヤクルトです。
今日、初めてヤクルトがリードを許して5回の表。
ワンアウト、ランナー1塁で両チームの監督が動いてきました。
真中監督は2番手のマウンドにロマンを送っています。
ヒヤッとするような当たりでした。
中畑さん、この短期決戦投手の代え時がかなりゲームを左右してきますがこのタイミングでロマンをマウンドに上げました。
≫いいタイミングだと思いますよ。
これ以上は厳しいと思いますんでロマンに託すという。
相手の勢いを止めるためにはこのクラスが出ないといけないでしょう。
≫大矢さん、5回初めてソフトバンクが一歩リードしてゲームの流れどうなっていくかですが。
≫離されちゃいけないのでヤクルトは1点でも少なくというそういう形を取っていかなくてはいけないですね。
今日はホームランが結構、どの人も打てる可能性のある風なので。
まだ1点差なのでまだどうなるかわからないんでね。
しっかりピッチャー、抑えて。
神宮でやっているゲームなのでね。
≫今日は今宮と明石にホームランが飛び出しています。
そして日曜日の第2戦はバッターボックスの中村にもソロホームランがありました。
バックスクリーン方向へ秋の風が伸びている神宮球場。
日本シリーズ第3戦。
舞台は熱を帯びる神宮球場です。
バッターボックスには中村です。
ロマンの次は秋吉かオンドルセクかそしてバーネットかそこへつないでいけるかヤクルト。
終盤リードをした形で江本さん真中監督はバーネットを投入したいそういった思惑が強いと思います。
≫勝ちパターンですからねヤクルトの。
そこへ展開がどこで変わるかですけど。
ここで追加を取られちゃいけないので≫秋の風が舞う神宮決戦です。
ゲームはこれから5回の裏ヤクルトの攻撃へ入っていきます。
ソフトバンクの先発中田はここまで4回を投げて被安打4、ホームラン2本。
全て山田に打たれています。
四死球1、奪三振5つ球数が60球。
中畑さんここまで神宮球場すでにホームランが4本飛び出しました。
≫こういうゲームは本当に読みきれないのでどういう展開になるかわかりません。
≫ここまではホームラン合戦になっている日本シリーズ第3ラウンドです。
山田に2本、今宮に2本そして明石にもホームランが飛び出しています。
代走で入った長谷川がライトのポジション。
そしてライトの福田がレフトレフトの中村がファーストに回っています。
中盤に選手を使ってきた両チームです。
そして9番ピッチャーのところに選手会長、森岡がバッターボックス。
代打が送られています。
今度は東京ヤクルトが大矢さん追っていく状況になりましたね。
≫なんか1戦、2戦と同じような状況に変わりつつありますよね。
取られたら取る。
このイニングでなんとか追いつき追い越したいですね。
≫王者へ挑んでいく真中ヤクルト。
そして受けて立つ工藤ソフトバンク。
バットは振っています。
振り逃げはなりませんでした。
先頭バッター代打の森岡が三振に倒れてワンアウト。
≫なんとか、このあとで山田の前にランナーを置くというそういう形を作らないとプレッシャーかけにくいですね。
≫真中監督に、中畑さん笑顔が欲しいですね。
≫そうですね。
打順は1番にかえって上田です。
≫ただ、中田の代え時もやっぱりどこら辺でというのがあるので。
点差からしてもねかなり守っているほうも不安だと思うんですね。
≫田中さん、そのマウンド上中田に対してスワローズの宮出バッティングコーチですがコントロールにばらつきがあるがボールに力があるし特に追い込んでからのフォークボールが非常にいいという話でした。
≫上田は変化球を狙ってのショートライナーでした。
ストライクゾーンで勝負してくる中田。
そのストライクゾーンでの被打率が非常に低いというデータがある今シーズンの中田。
大矢さん、ピッチャーに関してもソフトバンクは全く穴がありません。
救援陣は五十嵐がいて、森がいて千賀は中継ぎに回っています。
≫豊富ですよね。
ただ、考えようで投げてみないとねこういう短期のゲームでどうかなという不安はあると思うんですよね。
≫背番号41番ブルペンにいたのが中継ぎの千賀です。
バッターボックスには2番の川端。
今日はまだヒットがありません。
ここまで日本シリーズ10打数で1安打の川端。
天性のバットコントロールが発揮されるでしょうか。
江本さん、ある程度マウンド上の中田は次の山田を意識しながらの川端になると思います。
≫これは当然ですね。
ランナーを出しておいて山田を迎えるとちょっといやな場面ですから。
≫ヤクルト自慢のヒットメーカー。
まずは川端。
この場面、ランナーはいませんが中畑さん、見えないプレッシャーはかかってきますね。
≫かかっていますね。
≫ネクストバッターズサークルの山田。
今日は2打数2安打2ホーマー。
≫いつもだったら川端はこのカウントだったら絶対打ちにいくんですけどね。
≫今日2ホーマーの山田の前にランナーが出ました。
4対3、1点リードされた場面。
ともにバックスクリーン左へのホームランを放っているヤクルトの山田哲人。
ここで工藤監督が立ち上がりました。
ピッチャーを代えます。
中畑さん、この状況でピッチャーを代えてきましたね。
ツーアウト、ランナー1塁。
≫ホームランという野球の一番の醍醐味ですね。
その怖さを感じますよね。
≫背番号41番の千賀がマウンドに向かいます。
大矢さん、この千賀が日本シリーズの舞台でどこまでやってくれるか。
≫ずっと終盤いい投球が続いているんですよね。
球も速いし、自信があるし。
2本打たれた山田のところではやっぱり代えましたよね。
≫150キロを軽く超えてくるストレートがあります。
そして、切れ味抜群のフォークボールもあります。
江本さんクライマックスシリーズのファイナルステージではピンチを完璧にこの千賀が抑えてきました。
≫そうでしたね。
見事なピッチングでしたけど。
やっぱり球が速いというのは魅力ですよね。
だから、山田もそのボールを狙って打っていけるかどうかですねポイントは。
≫久しぶりに力と力の対決みたいなものも期待できますね。
≫今、画面上に映っていますがこの山田は次の打席ホームランとなれば3打席連発。
実に1970年のあの長嶋茂雄さん以来日本シリーズでは2人目の大記録となります。
≫田中さんその山田ですが3回のホームランについてです。
打ったのはストレート。
ツーアウトでランナーがいない状況だったので狙い球を小さく絞っていったという話です。
≫確実に中畑さん状態が上がって何かつかんだような雰囲気がある山田ですね。
≫1打席目にツーランホームランが打てたということが一番2打席目のホームランにはつながっていますよね。
メンタルですもの、本当に。
一番大きいのは。
ここで、ものすごく集中してここの対決を見たいですね。
≫そして大矢さん。
マウンド上には150キロオーバーのストレートを投げ込んでくる千賀。
そしてバッターボックスには今日2ホーマーの山田。
ここの見どころですが。
≫どっちが自分の力のぶつけ合いになりますからね。
どっちが相手を上回れるかですね。
だから今日の山田は1打席目のホームランもワンスイングなんですよ。
2打席目のホームランもワンスイングで。
2回振って2つホームラン出ていますのでそういう意味では打つタイミング、スイングピシャッと合っているんです。
これは、守っているキャッチャーからするとすごい怖いんですよね。
≫日本シリーズ、第3戦中盤に大きな場面を迎えました。
江本さん、見応えあるシーンがきました。
≫これは山田が調子のいいときに帰ってますからね。
恐怖ですね、ここは。
≫2ホーマー、セ・リーグホームラン王の山田か。
それともセットアッパーの150キロオーバーの千賀か。
力と力の勝負になります。
千賀対山田。
150キロのストレートから入ってきました。
大矢さんは、ここでのバッテリーの組み立てはどう読みますか。
≫バッテリーの組み立てというよりも千賀の持っているいいものをどうやって出すかですね。
だからどっちかというと千賀が投げたいボールでいいと思うんですね。
≫中畑さん、山田は初球、ストレートを強振しました。
≫いいですね。
このタイミングで振りぬくという気持ちが大事だと思いますよ。
≫この2球を見て、江本さんストレートの走りはどう感じますか。
≫ストレートは、いいですね。
走ってますけど初球にやっぱり2回首を振って、まっすぐを投げたんですね。
自信があるんですよ。
まっすぐに。
これは、中心はストレートになると思います。
≫また一段と秋の風が強くなってきた神宮球場です。
バックスクリーン方向へ伸びる神宮の風。
今のボールは大矢さん、フォークですか。
≫フォークだと思いますね。
≫ストレート、2球のあとはフォークボール。
≫フォークだと思うんだけど今のところ追い込むまでは攻めてもらいたかったですね。
合ってませんでしたからね。
≫ストレート、ストレートフォークボールときての4球目を迎えます。
山田か、それとも千賀か。
152キロのストレート。
≫ちょっと、さすがに力が入ってますね。
今のボールを見たらね。
≫日本シリーズでは江本さん、この千賀は初めてのマウンドになりますからね。
≫ちょっと緊張してますね。
もうちょっと腕の力が抜けて腕が振れるともっとすごい、いい球が出てくるんですけどね。
≫中畑さん、いくら力のあるボールがある千賀といえど初めてのバッターが今日2ホーマーの山田です。
≫ブルペンで見てたじゃないですか。
2本のホームランは。
目の当たりにしているので力が入ってますね。
≫入った!なんという男でしょう!あの長嶋茂雄さんに山田哲人23歳のプレーヤーが並びました!3打席連発!ヤクルト、5対4。
逆転ツーラン!そのヤクルトの中心に背番号23番が光り輝きます。
3打席連発!千賀のストレートを見事にレフトスタンド!まずは大矢さん。
この対決ですが。
≫でも、いい対決でしたよね。
山田がストレートに負けずに打ち返して。
すばらしい勝負すばらしいホームランでした。
≫中畑さん、1970年のあの長嶋さんに並びました。
≫新しいスーパースターが現れたかなというそのホームランでしたね。
≫歴史に名を刻む山田のホームランになりました。
≫ちょっと鳥肌が立ちましたよ。
≫江本さん、神宮球場の空気が一気に変わりました。
≫山田が最初のホームランで本来のものを取り戻しているだけにこれはヤクルトらしさですねこの辺が。
やっと出ました。
≫23歳、なんという男でしょう。
スケールアップした山田哲人。
日本シリーズ3連発!≫山田は球界を代表する選手になりつつあると。
しているといいっていいですね。
この場面で打てる選手はそうそう出てこないですよ。
≫大矢さん、何かこの山田に対しては恐ろしささえ感じるバッティングですね。
≫ヤクルトの主力打者になりましたね。
1戦、2戦と自分たちが打てなかったので2つ負けて神宮に帰ってきたのでその悔しさを見事にバットに乗せてボールを飛ばしましたね。
≫江本さんは王さん、長嶋さんの時代をご存じだと思いますが山田が23歳であの長嶋茂雄さんに並びました。
≫久しく、こういうバッターは出てきてませんから。
だから中畑さん以来…。
≫また。
本当に先輩やめてください。
≫だから、最近出てないからすごい。
これは認めざるを得ないというか。
3本目のホームランは相当こたえてましたよ。
ソフトバンクはもうこれはゲーム全体からしたら相当、こたえたと思います。
そういうホームランですね。
≫王者にダメージを与える山田の3本目のホームランでした。
ゲームは6回に入ります。
ヤクルトは3番手のピッチャーです。
石山がマウンドに上がっています。
≫このイニングの石山の仕事は大きいですよ。
ここでどう相手を食い止めて勝ち越した形でキープできるか。
1イニングでいいんです。
≫まず先頭バッター今日バックスクリーンにホームランを放っている今宮です。
≫放送席の田中さん。
先ほどのホームラン実はプロに入って初めてのバックスクリーンへのホームランだったそうなんですね。
なかなかバックスクリーンへのホームランこれまで打てなかったので点を取られたあとだったので本当にうれしかったですと話をしていました。
≫シーズン、ホームラン7本のバッターがこの日本シリーズ大舞台でバックスクリーンへ見事に持っていきました。
先ほどのホームランがこの当たりです。
大矢さん、この当たりどうご覧になりました?≫本当にタイミングよくコンパクトに振った。
それがあのホームランにつながりましたね。
≫中畑さん、真芯で捉えましたね。
≫このシリーズ入ってCSからずっと調子がいいですよね。
よく振れていますよ。
≫下位打線からチャンスを作って今日を含めてこの3戦得点を奪ってきているソフトバンクホークス。
一方のヤクルトは杉浦、ロマン、そして石山とつないできました。
江本さん、まだ勝利の方程式秋吉、オンドルセクバーネットは出しませんね真中監督。
≫まだですね。
この回、ポンポンといけばちょっと流れがヤクルト側にいきますよね。
≫中畑さん真中監督の頭の中としては投手陣の継投次のイニングから秋吉。
この辺りになりますか。
≫秋吉そして久古まで考えていいんじゃないでしょうかね。
2人で1イニングという考えでそれで8回オンドルセク。
それでバーネットというふうな流れでいいんじゃないでしょうか。
≫ソフトバンクの打順はこの回は下位打線です。
7番の今宮そしてバッターボックスには8番の高谷。
そして、先ほど途中からマウンドに上がっている千賀です。
大矢さん、この千賀を代えますかね。
≫代えると思いますね。
≫先ほど逆転ツーランを浴びた千賀のところに恐らく代打が送られることになります。
千賀の姿はネクストバッターズサークルにはありません。
5対4、シーソーゲームでゲームは終盤へと向かっていきます。
ヤクルトが得点を奪ったあと必ず、そのあとソフトバンクが点を取っているのが今日のゲームです。
ですから中畑さんなんとしても、この回を抑えること。
≫その気持ちがこの石山のマウンドには感じられますよね。
非常に気迫を感じますね。
≫大矢さんもこの回は重要な守備といっていいですか。
≫勝ちパターンに入れるかどうかのポイントを握るイニングですね。
≫真中ヤクルトは今日、もう星を落とすことはできません。
ソフトバンクが2戦2勝で迎えた日本シリーズ第3戦。
江本さん、ここまではヤクルト、本拠地の特性を生かしていますね。
≫十分にやっているんじゃないですか。
≫大矢さん、ここまでの中村のリードに関してはまだつかみきれていないという序盤の解説がありました。
≫徐々に、でもストレートを結構使うようになっているので今日は今日の中でのリードはできてきていると思いますね。
≫ストレートが見事に決まりました!見逃し三振。
中畑さん、今のリードですがまっすぐ。
≫キャッチャーがここに投げてほしいというそこにきっちり投げきりました。
≫そして、バッター千賀のところに代打を送ります。
川島慶三が出てきました。
千賀に代えて川島。
≫今のは高谷が出る出ないでやっぱり変わったはずですよね。
≫ツーアウトでランナーありません。
歓声が沸き上がります。
以前はヤクルトに在籍していた川島慶三がバッターボックスです。
しぶといバッティングこれが評価されての日本シリーズ。
開幕戦、日本シリーズ初戦は4打数1安打。
タイムリーが1本ありました。
古巣への恩返しのタイムリーがあった川島。
江本さん、ヤクルトバッテリーはこの川島でなんとしても切りたいですね。
≫流れが非常によくなりますからね。
ここにくると。
≫センターへ抜けていきます。
しぶとくはじき返していきました。
ソフトバンク今日7本目のヒット。
代打の川島センターへ持っていきました。
中畑さんベンチに控えている長谷川がいて川島がいて。
まだまだ層の厚いソフトバンクですね。
≫控えじゃないですもんね出てくる選手がね。
≫レギュラークラスですよね。
≫ほとんどがね。
ただ、ここはしっかり抑えにいかないと…。
≫俊足、盗塁も考えながらヤクルトバッテリー。
1塁ランナーは川島です。
打順は1番にかえって、福田。
今日はタイムリー、1本。
ただ江本さんここまでの石山のストレートは力がありそうですね。
≫今日は割りと安定していますよね。
コントロールもいいですね。
≫大矢さん、低めにコントロールされてますね。
≫ランナー1塁にいるのでアウトコースのまっすぐ系統がここは主体になりますね。
≫ただ、甘いところに入れば各バッターツボがあります。
一発長打がありますソフトバンク打線。
今日のゲームはヤクルトが先制。
そのあとはシーソーゲーム。
1点差の攻防で5対4。
ヤクルトが一歩リードして6回の表です。
ランナーは川島バッターは福田。
ネクストバッターズサークルには今日ホームランを放っている明石。
≫2015年の日本シリーズは第3戦。
ゲーム前にアオダモ植樹のセレモニーが行われました。
決戦の舞台は神宮球場へと移っています。
ゲームは後半に入りました。
5対4、真中ヤクルトが1点リードしています。
ここまで生まれたホームランは5本。
空中戦になっている日本シリーズ第3ラウンドです。
ソフトバンクはピッチャーを代えます。
3番手のマウンドにバリオスが上がりました。
中畑さん、ここからは継投勝負になりますね。
≫そうですね。
重要な継投になりますね。
勝ち試合でもピッチャーを投入してくるという相手も、負けているほうでもそれぐらいの起用法でいいんじゃないですか。
≫ですから江本さん中継ぎ陣の力ヤクルトの抑えかソフトバンクの中継ぎ陣か。
≫だから見どころがいっぱい出てきましたね、ここへきて。
やっと日本シリーズらしい緊張した試合になってきましたね。
≫大矢さん、この第3戦は両チームの力が凝縮された前半戦になりました。
≫なかなかね、やっと神宮に来てヤクルトがいいゲームにしていますよね。
≫そして中畑さんある程度、打球が上がればこの風に乗って一気にホームランというシーンが今日は5回、見られました。
≫これが野球の醍醐味といっていいので。
ただ、これね3打席連続で山田が打っているんでね。
こういったゲームをものにしてあげなきゃね。
ヤクルトは全員で勝ちにいくというそういう試合を作らなきゃいけないですね。
≫今日のゲームは総力戦になりました。
秋の風が舞う神宮決戦。
ここまで両チームが放ったホームランは合計5本です。
日本シリーズの1試合最多本塁打記録は7本です。
あの中畑さんが第7戦でホームランを放った年1989年。
あのときが7本。
1試合7本という記録が今も残っているんです。
≫1試合7本。
そんなに出ましたっけ。
≫記憶にないでしょうか?≫ないですね。
自分のホームランしか…。
≫26年前のことですからね。
江本さんが笑ってらっしゃいますが。
≫俺たちはあまり記憶がないから。
≫ただ大矢さん、もしかするとそこに並ぶかもしれませんね今日の空中戦は。
≫まだ9回までイニングがありますからね。
ホームランで点を取られるとピッチャーの代え時が本当難しいんですよね。
≫ヤクルトは、ここまで3投手の継投です。
落差のあるフォークボールでバットが空を切ってワンアウト。
どうでしょう、中畑さん雄平に関しては状態が戻ってきていませんか。
≫もうちょっと、球際についていけるときがあるんですけどこのシリーズに入っては目きりが早いですね。
≫目きりが早い?ボールに体が反応してついていっていないということですか。
≫ボールがきたとき決め打ちのスイングなんです。
変化しているところについていってないんですよね。
≫今日は山田が3ホーマー畠山が日本シリーズに入っても状態を維持しています。
ですから江本さんそのあとを打つ雄平とバレンティンが鍵を握ります。
≫だから、この辺ですよね。
畠山、雄平、バレンティンが実は川端、山田に続いて次の脅威ですからね。
そこが、ちょっと絡み始めたらヤクルトも上がってくると思いますけどね。
≫タイトルホルダーの3人川端、山田、畠山。
そのあとを打っているのが雄平とバレンティンです。
逆に言うと、大矢さん。
そこを抑えていくとソフトバンクは、もちろん高い可能性で勝機はありますね。
≫もちろんそうですね。
やっぱり下位打線、脇役。
こういう人たちが機能しているからソフトバンクは結構、得点できるんですよね。
ヤクルトのほうはさっぱりという感じなので。
雄平以下が。
≫まだ山田の3ホーマーでの得点のみです。
バレンティンに対してはソフトバンクバッテリーはほとんど変化球です。
≫真中監督も決断しなきゃいけない状況になってきているかもしれませんね。
≫昨日の段階ではまだ使わざるを得ない状況だと。
≫ほかにいないというんですけどそれでもやっぱり、ここまで合っていない選手ですよね。
みんなの士気に関わりますから。
≫ここまで8打数ノーヒットのバレンティン。
流れを変える一本が出るでしょうか。
≫当たればいいんですよ。
とにかく当てること。
≫優勝するために怪我から戻ってきましたホームランアーティストバレンティン。
江本さん、中継ぎのバリオスもボールに力がありますね。
≫やっぱり、さっきフォークなんかでもかなり落差もありますしね。
すばらしいボールですよね。
≫今日の先発は中田でした。
そのあと、千賀がいってそれを受けてバリオス。
ただ、五十嵐、森更にはサファテがいます。
高めに浮いたが空振り三振。
まだバットに当たりませんバレンティン。
杉村バッティングコーチそして真中監督の表情が映りましたが渋い表情でした。
今日は3打席全て三振ですバレンティン。
≫だから、よくなるきっかけとかファームでもいいんですけどそういう姿を見せてくれれば使い続けられますがこの結果ですと勇気ある決断をしなくてはいけなくなるかもしれませんね。
≫2015年の頂上決戦第3ラウンド。
今日のゲーム残すは3イニングになりました。
ヤクルトの若武者山田哲人の3連発。
3打席連続ホームラン。
改めてご覧いただきます。
左中間スタンドへ2本。
そして、3本目千賀のストレートをレフトスタンド。
球史に名を刻む3本目になりました。
長嶋茂雄さんは1970年2試合にわたっての3打席連続ホームラン。
この山田は今日のゲーム、1試合での3打席連続ホームラン。
これは、史上初になります。
中畑さん、次の打席も楽しみになりますね。
≫そうですね。
≫先ほどの回からマウンドに上がっている石山。
この回もいきます、7回です。
そして中畑さんバレンティンを真中監督は代えました。
≫ここで守備固めにね。
≫レフトには比屋根が入っています。
追っていくソフトバンク。
この回は1番、福田から始まります。
大矢さん、ソフトバンクは5対4残すは3イニング。
1点差。
今度はソフトバンクは追っていく状況が続きました。
≫でも、まだ負けているという感じはないと思います。
ゲームの中で今、1点負けてて7回の表の攻撃という。
後がないとか余裕がないということはまだ、全然ないですね。
≫王者の風格、貫禄そして迫力を感じる今シーズンの日本シリーズ工藤ホークス。
今日、ソフトバンクが勝てば日本一連覇へ向けて王手です。
14年ぶりの日本シリーズは東京ヤクルト。
星を1つ戻すことはできるでしょうか。
日本一6回がホークス。
一方、日本一5回がスワローズ。
両チーム、初めてこの日本シリーズで顔を合わせることになりました。
中畑さん、この長い歴史のあるプロ野球界の中でスワローズとホークスが顔を合わせるのは初めてなんですね。
≫そういう組み合わせってそんなに…。
どこが優勝するって決まってないですからね。
≫江本さんはここまでのルーキー監督対決采配に関しては、どういうふうに捉えていらっしゃいますか?≫いかにも、選手はうまく働けるような環境ができているというか。
それが一番大きいんじゃないですか。
≫空振り三振!ここまで3番手の石山。
すばらしいストレートを投げ込んできています。
大矢さん、石山の状態はかなりいいようですね。
≫落ち着いて投げてますね。
フォアボール出しそうな感じがありませんのでね。
これが一番じゃないでしょうか。
≫ヤクルトのブルペンではオンドルセクそして久古がピッチング練習を行っています。
中畑さん、久古を使ってもいいという話もありました。
≫打線を考えると左が並ぶので久古の状態もいいんですよ。
≫この場面は2番の明石、3番の柳田。
左バッターが2人並びます。
≫長谷川も含めてね。
≫江本さん、久古の場合はクライマックスシリーズのファイナルステージで巨人の左バッターを見事に抑え込んできましたから。
≫やっぱり、ワンポイントとか左対左のときにきちっと出てきて抑えるとゲームが成り立ちますよね。
これは非常にいい特徴ですよね。
≫工藤監督は、山田がバッターボックスのときに千賀を送り込んで逆転ツーランを打たれました。
ワンアウトから柳田の前にランナーが出ました。
ワンアウト、ランナー1塁。
ここで中畑さん動いてくるかですね。
≫動いてきますよね。
≫やはり、動きます。
ヤクルトベンチ、動きました。
ピッチャーを代えます。
真中監督が主審のもとへと向かいます。
3番手の石山に代えて恐らく、ここは久古でしょう。
左のワンポイント久古がゆっくりとマウンドへ向かっていきます。
それでは日本シリーズ第3戦ここまでを振り返ります。
今日の始球式はボクシングミドル級の村田諒太選手による始球式でした。
中畑さん、見事にストライクでしたね。
≫これはストライクです。
≫黄金の右腕からストライク、決まりました。
まず1回の裏。
ワンアウトランナー1塁。
今日、山田1本目のツーラン。
大矢さん、鮮やかでしたね。
≫自分もすっきりしたホームランでしたよね。
≫ヤクルト、リードで2回の表。
ツーアウト、ランナー3塁。
1点を返したあとのソフトバンク。
福田のタイムリー。
江本さん何かソフトバンクの層の厚さを感じるタイムリーでした。
≫ずっとそういう状態が続いてますね。
≫そして3回。
ツーアウトから山田の2打席連続ホームラン。
この時点で鳥肌が立つようなホームランでしたね、中畑さん。
≫美しいホームランでしたね。
≫そしてゲームは4回。
先頭、今宮。
見事にストレートを捉えてバックスクリーンへ持っていきました。
3対3、同点。
そして5回に入った神宮球場。
今度は2番、明石。
軽く振っていってこれも大矢さんバックスクリーンに直撃でした。
≫振り回すだけじゃない。
ホームランはこうやっても打てるよみたいな感じでしたね。
≫ホークスがリードする中で、5回なんと、山田今日3打席連発。
あの長嶋茂雄さんに並ぶ記録が生まれました今日です。
5対41点リードしてゲームは7回の表です。
山田と同じくこの2015年シーズンを彩ってきました柳田がバッターボックス。
江本さん、この場面はマウンドに久古。
一発出れば逆転という場面です。
≫柳田が山田がボンボン打っているだけにちょっと力みが出るか出ないかですね、ここは。
≫注目の対決になりました、後半。
ヤクルトはショートに大引が入っています。
ここでの注目点ですが中畑さん。
≫久古の状態が非常にいいのでね。
それと久古に投げミスがなければ結構抑えきれるんじゃないかという今の状態ですね。
≫大矢さん、初球は外寄りのスライダーから入りました。
≫インサイドの速い球を使っていくんですけどね。
あそこまでのアウトコースですね。
≫スライダーが今度はインコース側に決まった。
球の出どころを隠して変則的に投げ込んできますね。
≫見にくいと思いますがキャッチャーがあれだけ外れてボールがインコースにきたらやっぱりバッターも驚きますよね、今のは。
≫これは柳田が不意をつかれた状況でしょうか。
≫逆球といいますがね俗に言う。
そのタイミングが外れていますよね柳田のほうが。
≫柳田キラーとして投入された久古。
3球続けてスライダーです。
徹底して、ここはヤクルトバッテリースライダーを投じてきます。
≫でも、よくストライクって言ってくれましたね。
あれだけ逆球がくるとなかなか球審はとってくれないんですけどね。
≫2球目ですね。
パ・リーグのミスターフルスイング対左キラーの久古。
柳田が一本、放つか。
もちろん、一発出れば逆転ツーランです。
ライバルの山田はすでに今日3ホーマー。
日本シリーズの舞台にスーパープレーヤーが2人。
65年ぶりのトリプルスリー競演。
江本さんツーエンドツーまできました。
≫これは柳田が落ち着いてボールを見て振れるかどうかということでやっぱり久古のほうはタイミングをどうやって外すかですからね。
そこの対決でしょう、ここは。
≫中畑さん、今日はツーベース1本の柳田ですがボールは見えているといっていいですか。
≫そうでもないと思いますけどね。
大きく曲がるスライダーでしのげるかどうか。
≫5球目はストレート。
≫強く振れるんですよね。
まっすぐ系統は。
だから、強く振らせないボールを選択すべきだと思いますね。
≫大矢さんはインコースを投じたあとの次の勝負球はどう考えますか。
≫もう1回インコースいきますね。
今、ツーツーなので。
もう1個インコースでいいと思います。
≫2015年の頂上決戦にふさわしい対決となりました。
日本シリーズ、第3ラウンド。
5対4、ヤクルト一歩リード。
バッターボックスには柳田。
これは、わずかにボールになりました。
江本さん、紙一重ですか。
≫今のはストライクって言われるんじゃないかと思うようなボールですよね。
≫インコースにズバッといきましたが…。
≫最高のボールでしたね。
≫これはもうインコース真ん中じゃないですか。
≫これは大矢さんヤクルトの思惑通りですよね。
≫そうですね。
でも、このフルカウントはもうインサイドいかないほうがいいですね。
≫今度もインコース寄りのボールでした。
≫この3戦を見てもみんな遅れてます、基本的に。
よっぽどインコースのやつは早めに振ったとき以外は大体、ストレート系とかスライダーとかに振り遅れてます。
≫柳田が振り遅れていると。
≫力が入りすぎているというかね。
フルスイングと力の入りすぎは紙一重なので。
≫パ・リーグ最強バッターか。
一方、セ・リーグ最強バッターか。
柳田対山田。
ライバルの柳田にも一本、出るか。
≫14年ぶりの日本一か。
それとも連覇か。
夢舞台、日本シリーズです。
たった2チームだけが作り出していける日本一へのストーリー。
ゲームは7回の裏。
ヤクルトが日本シリーズ14年ぶりの勝利へ向けてリードして迎えました。
ラッキーセブンの7回傘の花が揺れました。
ヤクルト本拠地、神宮球場。
ヤクルトファンの「東京音頭」に乗ってさあ、真中ヤクルトが追加点といけるでしょうか。
中畑さん、ヤクルト1点リード。
ただ追加点がほしいですね。
≫そうですね。
本当にのどから手が出るくらいほしい1点ですけどね。
≫ゲームは5対4、ヤクルトが1点リードして、7回裏です。
この回、先頭は中村からです。
8番、中村そして9番、大引が入っています。
ヤクルトにとっては14年ぶりの勝利がかかっています。
この本拠地・神宮で1つ星を戻すことになれば確実にエンジンはかかってきます。
この回もソフトバンクはバリオスが上がっています。
1点差の攻防になりました。
1点のしのぎ合いになっている第3ラウンド。
すでに生まれたホームランは5本あります。
今日の神宮決戦。
江本さん、ここから終盤へと向かっていきますがキーワードはどんな言葉になってきますかね。
≫これはリリーフのピッチャーですよね。
継投ですね、どっちもね。
ソフトバンクは依然、バリオス。
まだ森、五十嵐更にはサファテが出てきていません。
ですから中畑さんこの2戦はソフトバンクは先発ピッチャーが非常に長く投げました。
まだサファテしか登場していません。
≫ですから、十分にこういう1点差でも私は勝ちパターンのピッチャーを投入していいと思います。
≫ビハインドゲームでもいいと。
≫いいと思うんですね。
1点差ですもん。
ここだったらどういう展開になるかわかりませんからね。
≫大矢さん、先ほど工藤監督の表情が映りましたけれども何か考えているそんな表情にも見えます。
≫指揮官ですからねこうなったら、こうしよう。
こういうときは、こうだってやっぱり先を考えながらゲームは見ていると思います。
≫いろんなシミュレーションをしながらこの第3ラウンドに入ってきたとルーキー監督の工藤監督は話しました。
短期決戦での投手のつぎ込み方。
継投、大きな鍵を握ってきます。
ただ、中畑さん今日に関してはヤクルトの投手陣のストレートが非常にいいボールがきてソフトバンク打線が何か打ちあぐねている。
そんな印象もあります。
≫山田のホームランに引っ張られているようなピッチングに変わってきてますね。
ストレートの勢いで力で押し切ってやるぐらいのそういう雰囲気が出ているので。
勢いがヤクルトにきてますね。
≫得意のホームスタジアム神宮決戦。
やはり確実に、大矢さん流れはヤクルト側ですね。
≫完璧にとは言い切れませんけどね。
今日のこの風だったら本当に終わるまでわからない。
1点だとね。
≫江本さん、まだ1点ではもちろん怖いですか。
≫ゲームは確かにこの展開ですけどね。
これは全然、わかりませんね。
≫日本球界の絶対王者ソフトバンク。
≫ただ、ヤクルトがちょっとなんとなく連敗して、負い目で妙なプレッシャーがあったけどそれはなくなりましたね。
本当、力勝負になってきましたね。
≫ですから、中畑さん今までのいやな空気は一度、払拭されたとみていいですね。
≫そうですね。
ここからが本当に真剣勝負に入ってくるんじゃないですかね。
今までは、なんとなく一方通行でしたもんね。
≫これから本当に監督の采配が問われます。
≫ベンチワーク勝負ですか。
≫これは勝負になってくる。
≫ルーキー監督対決です。
真中ヤクルトかそれとも工藤ソフトバンクか。
選手時代、ともに日本シリーズを知り尽くした両監督の激突になっています。
≫いずれにしても今日、ヤクルトが勝たないとどうにもならないんですよね。
≫日本一のソフトバンクに対して14年ぶりにセ・リーグチャンピオンに返り咲いたヤクルトが挑む形。
日本シリーズは第3戦。
終盤を迎えています。
山田にもう1本出れば今日4本目となります。
この大引が出ればヤクルトは1番へ打順は回っていきます。
上田、川端、山田。
絶好調、スイッチが入った神宮のプリンス、山田。
そこにランナーをためて回すことができるかです。
日本一になるためにこの大引が今年、ヤクルトに入ってきました。
中畑さん、ヤクルトここはつなぐ場面がきました。
≫山田にどうつなぐかというそういう攻撃パターンというのを見たいですね。
≫大矢さん、この場面ですが1番にかえって足のある上田。
ワンアウト、ランナー1塁。
≫ここは送らせますね。
≫送りバントのサインですか。
≫はい。
スコアリングポジションに置いて川端にちょっと気合が入るような場面でバッティングさせたいですね。
≫江本さんはこの場面はツーアウトランナー2塁というヤクルトが作るべきだと。
≫どう考えても1点取りたいですからね。
≫ここからはヤクルトは逃げ切り体制ということになってきます。
≫この辺から監督采配になってきますから。
どこで取るかということで勝敗が変わってきますよね。
≫日本シリーズルーキー監督同士の激突。
工藤監督と真中監督がいかにタクトを振るっていくか。
立ち上がって戦況を見つめます真中監督。
ルーキー監督が苦しいシーズンを乗り越えてここまできました。
上田、送りバント成功。
真中監督の指示どおり、上田がきっちりと送りバントを決めていきました。
中畑さん、形ができました。
≫送るときに一発で決まったときって意外と得点シーンが作れるんですよね。
≫流れができますか。
≫いいんですよね。
≫そして江本さんこの川端がここまで苦しんでいます。
≫こういうところで出ると本当に勢いがとにかく、この2人は2番、3番から1つのヤクルトを象徴するバッターですから。
一気にムード上がってきますよね。
≫セ・リーグ首位打者の川端。
セ・リーグホームラン王の山田。
そして、セ・リーグ打点王の畠山へと回っていきます。
まずは川端慎吾。
クライマックスシリーズは15打数7安打でした。
≫このピッチャー、打ちやすいピッチャーじゃないですか川端にしたら。
見えると。
そんなに怖さはないですね。
≫風がある神宮球場ですがソフトバンクの外野陣が前に来ました。
センター、柳田。
そしてレフトに福田ライトは長谷川です。
是が非でも追加点がほしい場面。
自己最高打率を残した川端がバッターボックス。
この日本シリーズ、ここまでは10打数1安打。
打率1割。
今日も3打席でヒットがありません。
気持ちをネクストバッターズサークルで整えているのはこのあとを打つ山田。
そこにつなげるかです。
≫外野は前進守備ですからね。
1点を防ぎにいく守備隊形になってますね。
≫セカンドランナーは大引。
東京ヤクルトの今年の力を最大限に表現できる場所に戻ってきました。
得意の神宮球場。
一本出るか、川端。
まだ手を出してきません。
≫ここは出してほしいですね。
出してもいいボールですよね。
今までの川端なら少々のボールにもいってますからね。
≫ここまでは連敗を喫しての日本シリーズ。
本拠地で迎える第3戦。
逆転日本一はあるか。
神宮で、3つ勝つ。
これが真中ヤクルトの今の合言葉です。
そのヤクルトを牽引してきた川端がバッターボックス。
14年ぶりの日本シリーズ。
初勝利に向けて。
大矢さん、川端もこの場面というのはもちろん、重々気持ちとしては重要な場面わかっていると思います。
≫そのとおりですね。
山田のホームランだけの得点なので。
やっぱり自分でなんとかダメ押しの1点を取りたいという気持ちは持っていると思うんですよね。
≫このままいけば、江本さんまだ何か起こるかもしれない気持ちがありますね。
≫これはもう全くね展開がわからなくなってきましたからね。
≫そのためにも、その思いを不安を払拭するためにも一本がほしい場面になりました。
≫2015年シーズンの総決算。
ファンの熱気に包まれている神宮球場です。
14年ぶりに日本シリーズの舞台が東京・神宮球場に帰ってきています。
さあ、ゲームはこれから8回の表。
ソフトバンクの攻撃。
まずは中畑さんあと6つのアウトをヤクルトがいかに奪っていくかですけれども。
≫まず、この1人。
長谷川を久古がどうとるかと。
これは一人一殺でしょう。
≫大矢さん久古に関しては左の長谷川。
ここまでとみていいですね。
≫そのほうがいいと思います。
≫このあとは江本さんオンドルセクとなるでしょう。
≫そういうパターンでしょうね。
≫久古がクライマックスシリーズから中畑さん抜群のピッチングを見せています。
≫見事でしたね柳田を抑えたシーンは圧巻でした。
≫久古のあとは勝利の方程式オンドルセク、そしてバーネットが控えます。
今日、勝つことになれば2001年以来実に14年ぶりの日本シリーズでの勝利になります東京ヤクルト。
日本シリーズ第3戦の神宮決戦。
ゲームはいよいよ8回。
残すイニングは2回です。
長谷川、空振り三振。
≫日本シリーズ第3ラウンド。
1点を争う緊迫のゲームになりました。
8回、ワンアウト。
ヤクルトは5番手のマウンドオンドルセクが上がっています。
中畑さん、いよいよヤクルトは14年ぶりの日本シリーズ勝利に向けて逃げきり態勢に入りました。
≫勝利の方程式ですね。
セットアッパー。
そしてバーネットもね。
≫大矢さん、この状況では松田に対しては秋吉ではなくオンドルセクがきました。
≫勝っているゲームの8イニング目なので。
これはもうオンドルセクの役割ということで信用してるよ、みたいな感じなんですよね。
2戦が終わったときはよくなかったので、確か。
でも、本来こういう形のときに投げるピッチャーなので。
こういう使い方でいいと思うんですよね。
≫一方のソフトバンクは松田、中村、今宮へ回ります。
この日本シリーズでいずれもホームランを放っているバッターが続きます。
江本さん、1点差。
ソフトバンクがいかに奪っていくかですが。
強力打線がヤクルトの中継ぎ陣に対して得点を奪うことができていません。
≫ちょっと、分断されてますね。
バッティングもちょっと力が入りすぎてね。
やわらかみがないですね。
≫若干、差し込まれたか。
松田を打ち取りました。
大矢さん、今日に関してはヤクルトバッテリーは非常に強気です。
あの強いストレートをどんどん投げ込んできていますね。
≫途中から、やはり中村、変わっていったと思うんですね。
意外と、まっすぐでカウントをとれたりそれからファウルで稼げたりとかね。
それから徐々にまっすぐ主体に変えていきましたね。
≫逃げずに中畑さん強力打線に対してヤクルトバッテリーが挑んできています。
≫特に石山の気迫といいますか彼のストレートの気迫が雰囲気を変えましたね。
≫ヤクルトは杉浦、ロマン、石山そして久古、オンドルセクとつないできました。
8回表、ツーアウトまできています。
バッターボックスには中村。
今日は3打数1安打。
ただ、前の試合ソロホームランがあります。
今日は3打席連続ホームラン5打点。
ヤクルトが挙げた得点は全てこの山田のバットから生まれています。
次の回は山田から始まります。
8回の裏。
そこに、いい流れでつないでいきたいヤクルトバッテリー。
これでオンドルセクは中村に対して、追い込みました。
ブルペンではゆっくりとバーネットが体を動かし始めています。
≫8回、回が詰まってきて中村も今の高さのボールを振りますね。
≫見逃せばボール球ですからね。
≫今までだったら手を出していないと思いますよ。
≫心の乱れ、焦りも出てきましたかね。
≫そうならなきゃおかしいんですけどね。
≫帽子を飛ばして全身で全力投球。
オンドルセク。
今シーズンは実に72試合に登板しました。
守護神バーネットへとつないでいく8回の男。
2m3cmのオンドルセク。
初めて対戦するバッターにとっては江本さん、この高さから投げ込んできますからね。
≫多分、目線がね。
これは、いつも言うことですけど。
≫縦に割れる変化球もあります。
≫やっぱり上下が合わせにくいというかね。
大変でしょうねこれだけの背の高さだと。
≫長身から投げ下ろしていく力のあるストレート。
縦に大きく割れるスライダーをフォークボールが武器です。
DeNAもなかなかオンドルセクは打てませんでしたからね。
≫本当にこの3人の外国人には≫この日本シリーズの舞台を夢空間に変えているバッターが、これからバッターボックスへと向かいます。
3打席連続ホームラン。
今日の打席はここまで、全てホームランを放ってきています。
大偉業をやってのけた3番、山田哲人。
さあ、4打席連続ホームランはあるんでしょうか。
中畑さんこの打席ホームランを放つことになれば日本歴史上の中で唯一無二の存在になります。
≫そういうことを期待してもおかしくないバッターになってきましたね。
みんなの夢を乗っけている打席ですよね。
≫バッターボックスには山田。
そしてソフトバンクはこの回から五十嵐がマウンドに上がっています。
大矢さん、この山田に対して五十嵐をぶつけてきました。
≫五十嵐も投げさせておかないといけないので。
とにかく相手が誰であろうという形でここを投げさせているんですけどそれでも五十嵐とすればやっぱり3本もホームランを打たれているバッターなんとか三振とろうと思いますよね。
≫先ほどは、江本さん千賀に対して山田は力と力の勝負でストレートをレフトスタンドに持っていきました。
≫やっぱり、伸びのある力の入っていない腕が振れたいいストレートでしたけど。
≫変化球、ストレート。
そして最後は3打席目、千賀の速球を捉えました。
バッターとしての全ての魅力が詰まった3本のホームランでした。
4打席連発はあるんでしょうか。
ここまで何度も大偉業をやってのけました。
23歳、若きヒットマン。
日本シリーズの主役はこの男になるんでしょうか。
今日のゲームが始まる前状態としては非常にいい。
そしてボールも見えていると語ったのが山田でした。
それを証明した今日の3ホーマー。
今年のセ・リーグ打者の主役。
大矢さんツーエンドツーまできました。
≫五十嵐はこだわっていますよね。
結構首を振りましたので。
五十嵐の気性からするとまっすぐで抑えたいと思うんじゃないでしょうか。
≫高め、空振り三振。
147キロストレート。
4打席連続ホームランとはなりませんでした。
中畑さん、今の勝負どうご覧になりましたか。
≫なんか、いつものタイミングで振り切れていないというか。
五十嵐に対してのタイミングは合っていませんでしたがフルスイングでよく応えた結果ですから。
これはしょうがないです。
これが野球です。
≫江本さん、先ほどの対決は最後は五十嵐こん身のストレートでした。
≫五十嵐のほうが球は伸びていましたけどさっきの千賀のやつはちょっと力んでボールが抜け気味でしたもんね。
≫山田が三振に倒れてワンアウト。
バッターボックスには畠山。
今日は畠山は山田のあと3打席でヒットがありません。
10打数2安打、打率2割。
中畑さん、監督としてはこの8回の裏9回表を迎える前に追加点を取って迎えたいですね。
≫それは当然です。
この1点は単なる1点じゃないですからね。
≫相手にダメージを与える1点を取れるか。
守護神バーネットがピッチング練習を始めました。
勝利の方程式、最後のマウンドへ向かっていくバーネット。
そこへ何点差でヤクルトはつないでいけるかです。
打った瞬間打球はレフトスタンドへ!今度はヤクルトの4番が見せつけました!完全にヤクルトの強力打線よみがえったか!背番号33番。
この神宮球場で光り輝きます!貴重な追加点。
6対4。
ファンの思いを乗せた打球があっという間にレフトスタンドに飛び込んでいきました。
中畑さん、ほしかった追加点が生まれました。
≫状態は本当に悪くなかったんですよね。
ある程度、このボール狙っていたのかというぐらい完璧なスイングができましたね。
≫大矢さんやや外寄りの変化球でした。
≫そうでしたね。
でも少し崩れましたがしっかり打ちましたね。
いい流れになりましたね。
≫江本さん、あのゾーンは畠山得意のボールですよね。
≫得意のね。
この前の巨人とのCSみたいでした。
こういうホームランでとどめを刺す。
効きますね。
≫何か中畑さん、ヤクルトの打つべき人たちが打ち始めてスイッチが入ったような感じもします。
≫一番いい形の勝ちパターンに入っていますよね。
≫6対4ソフトバンクにとっては大きなダメージ。
いやな形で点を取られました。
≫あとは雄平でしょう。
≫日本シリーズ、まだヒットがありません。
山田、そして畠山。
ともにホームランを放っています。
≫状態が極端ですよね。
雄平とバレンティンの状態が。
この2人がもうちょっとなんとかボールに食らいついて。
結果はいいんですけどね。
≫雄平、ツーベースヒット。
さあ、雄平、このシリーズ初めてヒットが生まれました。
やはりやりづらさがあるんでしょうか。
敵地・神宮球場。
工藤監督、このシリーズ初めて表情が曇り始めます。
大矢さん、この神宮球場での神宮決戦。
ヤクルトとの一戦。
何か見せ付けられているという感じがありますかね。
≫ヤクルトが、本当に力を神宮でやっと発揮したっていうそういうゲームですよね。
山田のホームランだけだったのがここにきてどうしてもほしい1点を畠山のホームランで取って雄平がヒットでつながってちょっとヤクルトに流れが引き戻せたと言っていいのかな。
やっぱり神宮のゲームですよね。
≫中畑さんが心配していた雄平にもヒットが出ました。
しかも、長打になりました。
≫本人が一番ホッとしているでしょうしそのあとの打席が楽しみです。
これからが。
≫今後につながるヒットにと。
得点圏にランナーを進めました。
バッターボックスにはバレンティンに代わって途中出場の比屋根です。
江本さん、この比屋根はクライマックスシリーズですばらしい働きを見せて日本シリーズに入ってきました。
≫ヤクルトも選手層が厚くなってきましたからね。
≫つないでいきたい局面を迎えています。
ワンアウトランナー2塁。
セカンドランナーは雄平。
また一段と神宮球場のボルテージが上がってきました。
この14年間選手たち、そして首脳陣ヤクルトを愛するファンが追い求めてきた日本シリーズの舞台です。
14年ぶりに帰ってきてくれました日本シリーズ。
今日、勝てば14年ぶりの日本シリーズ初勝利。
相手は、連覇へと向かっていくソフトバンク。
ゲームは8回の裏まできています。
逆転日本一へのシナリオはあるんでしょうか。
真中監督。
この神宮で3連勝。
神宮で3つ勝つ。
ヤクルトらしく戦っていく。
これが真中ヤクルトの結束の合言葉になっています。
山田が3ホーマーそして畠山が一本。
合計4本のホームランが飛び出しました今日のヤクルト。
進塁打になりました。
ツーアウト、ランナー3塁。
そして、拍手に送られて背番号31番が左バッターボックスに向かいます。
今シーズン、引退を決めた背番号31番、ユウイチ。
ヤクルト生え抜き17年。
中畑さん、このバッターはヤクルトの苦しい期間を知っています。
≫最後の日本シリーズである程度結果を出したいという気持ちが一番強い選手じゃないですかね。
≫大矢さん、とにかくバットを短く持って執念で打ってきます。
≫しぶといバッターですよね。
初日だったかな。
第1試合かな、出たの。
うまくカーブを捉えているので状態はいいと思います。
≫土曜日はカーブを捉えてのショートライナーでした。
最後まで自分のスタイルにこだわりたいと話したのがユウイチ。
野手では最年長の34歳。
バットを短く持って振りぬいていく。
これが、ユウイチの野球人生です。
13年前は2軍で迎えました。
初めて迎える日本シリーズのステージ。
≫田中さんこのユウイチ選手ですけれども試合前、みんながこういう場を作ってくれて本当に感謝している。
だから、なんとか一本打って、日本一で終わりたいですと話してくれました。
≫長打を捨ててバットを極端に短く持ってバッターボックスに入るようになりましたユウイチ。
結果を出すために、そしてチームに貢献するためにここまできました。
江本さん、このマウンド上のベテラン五十嵐この神宮球場、元ヤクルト雰囲気はよくわかっているはずですからプレッシャーがかかっていますか。
≫相当プレッシャーだと思いますよ。
ただ、ゲームの展開からしても抑えなければいけないのでね。
≫もう、これ以上点差を離されるわけにはいきません。
中畑さん、いくら巨大戦力のソフトバンクといえど最終回、9回だけで3点差をひっくり返す。
これは難しくなってきますね。
≫当然ですよね。
バーネットという絶対的な抑えがいるわけですからね。
≫フォアボール。
ユウイチがつなぎました。
またランナーは1人たまってツーアウト、ランナー3塁1塁。
拍手に迎えられますユウイチ。
ベテランがつないだフォアボール。
ツーアウト、ランナー3塁1塁。
チャンスを広げました。
代走には荒木が入っています。
ヤクルトにとっては待ち焦がれていた時間です。
日本シリーズ。
ソフトバンクにとっては譲ることができない守るべき場所日本の頂点。
14年ぶりの勝利かそれとも連覇へ向かっての王手か。
バッターボックスにはヤクルト、中村が入ります。
初球、バットは止まっています。
両チームの思いが交錯します。
この8回の裏。
チャンスはヤクルト。
一方ピンチはソフトバンク。
≫バーネットの今の調子からしたらこれはもう1点入ったらこれはほぼ決まりですからね。
≫3点差になりますね。
≫ここはソフトバンク切らないとね。
≫12球団最強戦力に燕打線はどう向かっていくかこの第3ラウンド。
ヤクルトが8回、2点リードしてツーアウト、ランナー3塁1塁。
セ・パの主役が場所を移して神宮決戦。
ヤクルト対ソフトバンクの日本シリーズ第3ラウンド。
挑んでいくヤクルト。
受けて立つソフトバンク。
ソフトバンク2戦2勝で迎えた今日。
ヤクルト反撃なるか。
日本一6回がソフトバンクです。
一方、日本一5回がヤクルト。
この両チームが日本シリーズでこの長い歴史の中で顔を合わせることはありませんでした。
初めてのカードになります。
ヤクルト対ソフトバンク。
力が五十嵐、入ります。
ディフェンディングチャンピオン。
日本一のソフトバンクがこの第3ラウンド追い込まれる展開になりました。
8回裏、2点リードを許してなおもピンチを迎えている工藤ホークス。
3タテで王手はあるんでしょうか。
日本シリーズの第3戦もいよいよフィナーレへと近づいていっています。
8回の裏、ツーアウトランナー3塁1塁。
ここまでホークスは中田、千賀バリオスそして五十嵐とつないできました。
その盤石の中継ぎ陣を打ち崩して2点リードは東京ヤクルト。
追加点なるか。
抜けていく!タイムリーヒットになる!1塁ランナー、荒木が3塁を回ってホームにかえってきます。
貴重な追加点!総立ちの神宮球場。
2点タイムリーヒットが生まれました。
8対4。
4点差。
ソフトバンクが追い込まれました。
この第3ラウンド。
初めて感じるこのシリーズの雰囲気です。
「東京音頭」が神宮外苑にこだまします。
高めのボールでした。
右中間への打球。
ライト長谷川、わずかに届かず。
長打になって2者生還。
中畑さん、2人かえってきました。
≫中村の、このあとの守りに対しても、いろんな意味でいい影響を与えると思いますね。
このタイムリーは。
≫大矢さん、このシリーズに関してみると今後を占っていく意味では非常に大きな2点が入ったのかもしれません。
≫ヤクルトはこれで、互角に戦えるなという気持ちになれるはずなんですよね。
≫これでようやくがっぷり組めますか。
≫はい。
≫ヤクルトは8安打で8得点。
一方、ソフトバンクは8安打で4得点です。
江本さん、バーネットにとっては大きな4点差です。
≫4点いらないでしょ。
バーネットだったら。
≫そして、ソフトバンクの中継ぎ陣を打ち崩しての8対4です。
なおもツーアウトランナー2塁。
中畑さんヤクルトのファンにとっては心配した状況でこの神宮球場の舞台。
日本シリーズを迎えました。
ただ8安打8得点。
≫やっとですよね。
このヒット本数もそうなんですけど打線の怖さというかヤクルト打線ここにありというそういう雰囲気も作りましたからね、今日。
≫2勝1敗として明日を迎えることができるかです。
ストライクが入りません五十嵐。
かつてこのヤクルトでセットアッパーを務めてきました。
神宮球場の雰囲気を知っているはずのベテラン。
ただ、打ち込まれています。
今日のゲームに関しては工藤監督の計算が狂いました。
2015年の日本プロ野球界の総決算。
日本シリーズ第3戦。
ヤクルト対ソフトバンクの頂上決戦。
ヤクルトファンに笑顔。
4点リードと変わって8回の裏です。
日本シリーズ開幕直前真中監督はソフトバンクは間違いなく強いこう話しました。
隙がない。
だからといって自分たちの野球を変えることはありません。
ヤクルトの今年の野球がどこまで通用するか。
この言葉を強く口にした真中監督です。
そのヤクルトらしさがこの神宮球場で花開きました。
大引も食らいついていきます。
≫でも、ソフトバンクの場合は今まであまり話題に出なかったですが内川の欠場がこうなってくると大きいですよね。
打線がやっぱり1戦目、2戦目でもまだ2〜3点以上は取れているゲームなんですね。
そういう流れがちょっと止まってきてますね。
≫キャプテンそして4番の内川がベンチに入っていません。
神宮のベンチ内に内川のユニホームが飾られています。
≫日本シリーズ第3戦はクライマックスへと入ってきました。
9回、最終回は勝利の方程式その締めくくり背番号34番バーネット。
東京ヤクルトの絶対的守護神が神宮球場のマウンドに上がりました。
今シーズンのセ・リーグセーブ王。
8対44点のリードをもらって最終回のマウンドです。
中畑さん、勝利の方程式完結となるでしょうかね。
≫もう、今年のバーネットはすごかったですよ。
本当に、彼がきたらあ、やられたなという状況でしたから。
≫防御率が1.29。
≫ここまで安定する投球ができるその裏づけがなんなのかというぐらい今年は安定してました。
≫大矢さんバーネットのコントロールそして、気持ちの整え方ガラッと変わりましたね今シーズン。
≫本当に、抑えらしいそういう気持ちでこの最後のイニング投げていますよね。
だから乱れるような感じがありませんよね。
≫152キロのストレート。
江本さん、このストレートに関しては終盤に入っても球威は落ちることは今シーズンありませんでした。
≫これぐらい続いて投げられるピッチャーも珍しいですよね。
後半まで全然衰えないですからね。
≫14年ぶりの日本シリーズを決めた瞬間も神宮のマウンドに立っていましたトニー・バーネット。
≫シーズン中はジャイアンツの原監督もバーネットのことをよく言っていましたね。
原監督だけじゃないでしょうけど。
≫何かバーネットがいればという心の声でしょうか。
≫やっぱり、どのチームも後ろのピッチャーがほしいので。
≫今シーズンは自己最多の41のセーブをマークしました。
≫でも、中畑さんのところは山崎を作っていい抑えに仕上げましたね。
≫頑張ってくれましたよね。
≫中畑さん、優勝するチームには必ずすばらしい抑えがいますからね。
≫そうですね。
前も含めてですけどね。
セットアッパーとかいろんな意味で投手陣の強化はどのチームにも課題ですよね。
≫ソフトバンクにはサファテ。
そして、ヤクルトにはバーネットがいます。
東京ヤクルトが頂点をつかめるか。
2015年この日本シリーズ第3戦最後のマウンドはバーネットに託されました。
空振り三振!先頭バッターを打ち取りました。
14年ぶりの勝利に向けてはあとアウト2つ。
最後はストレートで空振り三振。
どうでしょう、中畑さんこのストレートの威力です。
≫自信を持って放り込んでいますね。
シーズン中、本当にどんな場面でもそうですが雰囲気が変わらないんですよね。
闘争心をものすごく前面に出してくるんですね。
≫バッターボックスは代打のカニザレスが入っています。
内川がいない中で迎えた第3戦です。
大矢さんこのまま負けることになればソフトバンク、いやな形で明日を迎えそうですね。
≫負けゲームなんですけれどもやっぱりピッチャーも結構、きちっと計算しているピッチャー2人やられましたので、今日は。
≫千賀と五十嵐がつかまりました。
カニザレスはショートゴロでツーアウト。
さあ、ヤクルト逆転日本一へ向けて初勝利まで、あとアウト1つ。
14年ぶりの神宮決戦になりました日本シリーズ。
その神宮球場でヤクルトがシリーズ初勝利へ向けてあとアウト1つ。
4番の畠山にホームランがありました。
山田には45年ぶりの3打席連続ホームラン。
川端が率いてきました。
王者ソフトバンクに対して4点のリードを保って9回、ツーアウト。
バッターボックスには続けて代打吉村が入っています。
バーネットコールの中最後のバッターを迎えることになるんでしょうか。
バーネットの集中力変わることはありません。
今シーズン、常にバーネットの帽子の奥には鋭い視線がありました。
日本シリーズ初登板。
2つのアウトをとっています。
バットが折れた。
ストレート差し込まれた。
神宮の夜空から打球が落ちてきてスリーアウト!ヤクルト、14年ぶりの日本シリーズ勝利!8対4、打ち勝ちました。
東京ヤクルト。
さあ、これで今シーズンの日本シリーズ流れは変わるんでしょうか。
ヤクルト、山田に3打席連続ホームラン。
この23歳、山田が打線にスイッチを入れました。
中畑さん、ヤクルトが結果的にはソフトバンクに打ち勝つ形になりました。
≫結果的にはね。
でも、試合展開は苦しかったですよ。
先行しても追いつかれてね。
最後は逆転されてそれからですからね。
≫日本シリーズ第3戦。
2連敗のヤクルトが流れを変えるシリーズ初勝利。
8対4、中畑さんこの神宮の雰囲気がガラッと変わりましたね。
≫1人の選手で変えましたね。
こういうこと、あるんですね。
≫シリーズ初勝利真中監督の勝利インタビューです。
≫放送席、そして神宮にお座りのスワローズファンの皆さんお待たせしました。
やはりスワローズは神宮で強かった!勝利監督インタビュー真中監督です。
ナイスゲームでした。
≫ありがとうございます。
≫ソフトバンクに打ち勝って今のお気持ちいかがでしょう?≫ちょっといやな流れだったので本当に今日の1つは大きいと思います。
≫それにしても山田選手が3連発。
ベンチで見ていていかがでした?≫本当に、僕自身も鳥肌が立ちましたね。
すばらしいバッティングでした。
≫そして、リリーフ陣もシーズン中どおりの盤石の投手リレーでした。
≫序盤苦しい展開だったんですが本当に中継ぎ陣がシーズン同様、しっかり抑えてくれました。
ナイスピッチングです。
≫これで日本シリーズ1つ、星を取り返しました。
≫はい。
でも、まだまだですからね。
1つだけですから。
ここから、もっともっとやっていきたいと思います。
≫神宮に帰ってきてこのスワローズファンの声援監督の耳にはどのように届いてますか。
≫本当に連敗して暗いムードの中神宮のファンがすばらしい声援を送ってくれて選手のみんなもその気になってすばらしいプレーができたと思います。
ありがとうございます。
≫それでは、たくさんのスワローズファンに向けて監督自ら決意表明最後に熱いひと言お願いします。
≫まだ1つ勝っただけですからここから1つずつまた大事に戦って頑張っていきたいと思います。
≫勝利監督、真中監督でした。
≫これでヤクルト1勝ソフトバンク2勝で明日の第4戦を迎えることになりました。
中畑さん、ひと言今日のゲームの感想ください。
≫記録じゃないですか。
2015/10/27(火) 18:00〜20:54
関西テレビ1
SMBC 日本シリーズ第3戦 東京ヤクルト×福岡ソフトバンク[字][デ]

(予定変更の場合あり)
日本シリーズを熟知する工藤&真中が激突!圧倒的リーグV巨大戦力のソフトバンクか!?奇跡起こした勢いのヤクルトか!?

詳細情報
おしらせ
(荒天中止の場合)
18:00〜19:00
「激闘プロ野球日本シリーズ〜日本一の行方を徹底検証〜」
19:00〜20:54
「見逃せない瞬間ウルトラMAX」
番組内容
 2015年のプロ野球の頂点が決まる日本シリーズを生中継でお届けする!勝ち上がってきたのは、東京ヤクルトスワローズ(セ・リーグ)と福岡ソフトバンクホークス(パ・リーグ)。第3戦は舞台を東京ヤクルトスワローズのホームである神宮球場に移し、両雄が日本一の称号をかけ激突する!!
 2年連続リーグ最下位に沈んでいた東京ヤクルトスワローズだったが今シーズン、14年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした!
番組内容2
 チーム打率がリーグトップを誇るヤクルト打線を引っ張るのは、今シーズン初のホームラン王に輝いた山田哲人。昨シーズンは、193安打という日本人右打者のシーズン最多安打記録を樹立し、最下位ヤクルトにおいて一人気を吐く活躍を見せた。次世代を担うツバメの若き至宝が14年ぶりの日本一へチームをけん引する!また、指揮を執るのは就任1年目、新人監督の真中満。ヤクルト一筋の指揮官の手腕にも注目が集まる!!
番組内容3
 対するは、圧倒的な強さでレギュラーシーズンとクライマックスシリーズを勝ち上がってきた福岡ソフトバンクホークス。こちらも率いるは、就任1年目の工藤公康監督。2年連続の日本一へ“ツバメ退治”を誓う!!
スタッフ
【プロデューサー】
吉田博章 

【制作】
フジテレビスポーツ局スポーツ制作センタースポーツ部

ジャンル :
スポーツ – 野球

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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