おはようございます。
7時になりました。
中国が南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で人工島を造成している問題。
アメリカは、中国が主権を主張する人工島から12海里以内の海域で、軍の艦艇を航行させたことを公式に認めたうえで、こうした活動を継続する考えを示しました。
こちらが、南シナ海の南沙諸島です。
タンカーや貨物船の通り道、シーレーンが通っていて、世界の貿易の半分が通るといわれる重要な場所です。
およそ200の島や岩礁、浅瀬からなる島しょ群で、中国やフィリピンなど、6つの国と地域が領有権を主張しています。
中国はここで浅瀬を埋め立て、人工島の造成を急速に進めています。
中国が主権を主張する人工島周辺で、イージス艦を航行させたアメリカ。
その背景に何があるのでしょうか。
南シナ海の南沙諸島。
アメリカ政府はきのう、中国が主権を主張する人工島から、12海里以内の海域で、イージス艦ラッセンを航行させました。
これについてカーター国防長官は27日、議会上院の公聴会で初めて公式に認めたうえで、今後もこうした活動を継続する考えを示しました。
アメリカ軍の艦艇による、12海里以内の航行は、何を意味するのでしょうか。
12海里は、国際法で定められた領海の範囲です。
中国政府は、人工島の12海里内に入った場合、主権の侵害に当たると主張。
これに対しアメリカは、人工島は領海の基点にならないとしています。
アメリカは、中国の主張を認めない立場を明確にするため、今回、この海域に入ったのです。
さらに、中国国防省の報道官は談話を発表。
中国海軍のミサイル駆逐艦蘭州など2隻が、法に基づいて警告を与えた。
中国が駐屯する島に近い水域に回り込んで、武力をひけらかしたのは、国際法の航行の自由に対する一種の乱用だなどと、アメリカを非難しました。
ここからは元海上自衛官で、東京財団研究員の小原凡司さんに伺います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
小原さん、まず、なぜこのタイミングで、アメリカはイージス艦を航行させたんでしょうか。
まずこの行動ですが、唐突に見えますけれども、アメリカにとってみれば、既定路線だったということもいえます。
もともとアメリカが中国に対して、言っても分からない、言っても分からないのであれば、実力をもって理解させなければならないと、態度を変えたのは、ことしの5月ぐらい。
このときにアメリカは、CNNのクルーをP8という哨戒機に載せて中国の活動を世界的に報道させました。
これによって、中国にプレッシャーをかけたわけですが、アメリカは中国と水面下で交渉などしない。
この問題は米中間の問題ではなくて、中国が国際社会に挑戦しているのだと変えたわけです。
さらに12マイル以内にも、アメリカ海軍のビークル、艦艇機などを進入させるということも示唆しました。
このあと米中間で、いろいろな議論が行われたわけですが、アメリカが次にステージを上げると決めていたのは、米中首脳会談なわけですから、9月に行われたこの首脳会談をもって、中国はやはり引かないんだと、分からないということをもって、次のステージへ上げた、ですからアメリカは、今後もこの南シナ海が公の海であるということを示すために、こういったオペレーションを継続することになると思います。
今回、このイージス艦を派遣したことには、どんな意味合いがあるんでしょうか。
イージス艦を派遣したことは、アメリカの本気度を示すものだと思います。
本気度?
イージス艦、これは駆逐艦という非常に大きな船ですから。
一般的に大きな船にはたくさん武器が積めます。
空からの脅威に対しても、水上からの脅威に対しても、あるいは潜水艦からの脅威に対しても対処ができる船です。
ということは、万が一、中国が何か武力を使って、妨害しようとしても、この船は対処できるということになります。
ですから、言い換えれば、アメリカはやれるもんならやってみろという態度を見せたということになると思います。
こんなふうにアメリカが、ここまで強気に出ることを、中国は想定していたんでしょうか。
中国は若干、アメリカの態度を見くびっていたところはあると思います。
中国では経済相互依存がここまで進んでいる中で、アメリカが実力行使をするはずはないという意見も聞かれました。
しかし、アメリカはこのように非常に強い態度に出たわけです。
今、中国は追い詰められていると思いますが、なんとかこの状況を打開しなければならない、アメリカと戦争しても勝てる見込みはないわけですから、中国としては、どうしても戦闘は避けなければならない。
衝突は避けなければならないけれども、メンツは保たなければならないという、非常に苦しい立場にあると思います。
それに対してアメリカは、これからどう出てくるでしょうか。
アメリカは、中国と衝突することを怖がってはいませんので、中国が分からなければ、実力行使の段階をさらに上げるということになると思います。
これに対して、中国はどう出るかということを、アメリカは見つつ、段階的に進めるということだと思います。
そうですか。
中国側としても、簡単に譲るわけにはいかないところですよね。
まず南シナ海は、中国にとっては安全保障上、極めて重要な海域とされています。
また国内に対しては、中国はアメリカと対等になってきているんだということを、国民に一生懸命、信じさせようとしてきました。
いまさらアメリカには勝てませんとは言えないわけです。
しかし、衝突すれば、今度は共産党の統治さえ危うくなる。
ですから、非常に苦しい選択を迫られています。
今後とも、水面下で譲歩を示しつつ、しかし表向きは譲歩しても見せない、そういった方法をアメリカに要求していくのだと思います。
アメリカがどうしても、交渉の材料として持っているんでしょうね。
アメリカは引く必要がありませんので、この航行の自由は認められているものだという、この主張をただ通すだけですが、引かなければならないのは、中国のほうです。
実はアメリカが一番嫌がっている中国の行動というのは、サイバーや宇宙に関するものですから、実はこの部分、表に出てこないわけですけれども、これを水面下の譲歩の条件として、なんとか南シナ海では、表向き、中国だけが引いたように見せない、両方がなんとなく引いたように見せるといった形にしたいのだと思います。
注目ですね。
けさはありがとうございました。
ありがとうございました。
東京財団研究員の小原凡司さんに伺いました。
次です。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、政府は、翁長知事が移設先の埋め立て承認の取り消しを是正しない場合、裁判を起こす方針を決めるとともに、準備ができしだい、埋め立て工事を始めることにしています。
これに対して翁長知事は強く反発し、引き続き移設計画の阻止を目指す構えで、対立は司法の場に持ち込まれる公算が高まっています。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、政府は、移設先の名護市辺野古沖の埋め立て承認を取り消した、沖縄県の翁長知事の決定は違法だとして、きょうにも石井国土交通大臣が翁長知事に対し、是正を勧告する文書を送ることにしています。
政府としては、翁長知事が勧告を受け入れなければ、法律に基づいて是正指示を行い、それでも従わない場合は裁判を起こし、最終的に、国土交通大臣が知事の代わりに埋め立てを承認する代執行に踏み切ることにしています。
また沖縄防衛局は、国土交通省が埋め立て承認を取り消した翁長知事の決定を一時停止することを決めたことを受けて、きょう中に、沖縄県に埋め立て工事に着手することを届け出ることにしています。
その上で、天候の状況などを見ながら、早ければあすにも埋め立て工事を始める方針を固めたことが、防衛省関係者への取材で分かりました。
名護市辺野古のアメリカ軍基地前では。
翁長知事は強く反発し、是正の勧告には応じない姿勢を示しました。
さらに翁長知事は、国土交通省が、埋め立て承認取り消しの効力の一時停止を決めたことに対し、あすにも国と地方の争いを調停する、国地方係争処理委員会に審査を申し出て、引き続き、移設計画の阻止を目指して裁判を起こす構えで、双方の対立は、司法の場に持ち込まれる公算が高まっています。
消費税の軽減税率を巡り、公明党は対象を拡大するため、現在実施している現金給付を取りやめるなどして財源を確保したい考えです。
一方、自民党は、安定的な財源とならないなどと、難色を示していて、調整に手間取ることも予想されます。
消費税の軽減税率を巡り、自民、公明両党はきのう、およそ1か月ぶりに協議を再開し、再来年4月から混乱なく確実に実施できる制度の導入に向けて、来月中旬までの合意を目指し、検討を急ぐことなどで一致しました。
一方で、対象品目を巡っては、公明党が、国民の税の負担感を緩和することが重要だとして、酒類を除く飲食料品とするなど、できるだけ幅広くするよう求めたのに対し、自民党は、消費税の引き上げ分の使いみちとしている社会保障の財源が確保できなくなるとして、4000億円以内に絞り込むよう主張し、折り合いませんでした。
公明党は、自民党が主張する4000億円に加え、去年4月の消費増税後、一定の所得以下の人に現金を給付している、簡素な給付措置を取りやめることなどで、およそ8000億円までは軽減の対象にできるとしています。
公明党としては、酒類を除く飲食料品を対象とし、増税される2%分を軽減した場合には、1兆3000億円程度の減収となるという指摘もあるだけに、こうした消費税以外の財源も検討することで、さらに上積みして、対象を拡大したい考えです。
しかし自民党は、簡素な給付措置などは臨時的な措置であり、安定的な財源とならないなどと難色を示していて、調整に手間取ることも予想されます。
続いては、私も大好きなこの作品についてです。
映画、サウンド・オブ・ミュージック。
1965年の公開から、ことしで50年を迎えました。
子どもたちに歌のすばらしさを伝える主人公のマリア。
厳しかった子どもたちの父親も、歌の力で心を開き、家族の絆を深めて、戦争前夜の困難な時代を生き抜きます。
実在の家族がモデルとなっています。
日本でも根強い人気のあるこの作品。
現在、ミュージカルも公演されています。
エーデルワイスやドレミの歌などの音楽も有名で、多くの家族連れが楽しんでいます。
映画の公開から50年を迎え、特別なにぎわいを見せているのが、ロケ地のオーストリアです。
今月、記念のイベントも開かれました。
サウンド・オブ・ミュージック、物語の舞台、オーストリア・ザルツブルク。
満員のバスの中に響くドレミの歌。
映画のロケ地を巡るツアーは人気を集め、世界中からファンが訪れます。
1回のツアーにおよそ200人が参加するなど、公開から50年を迎え、ロケ地ザルツブルクは、一層にぎわっています。
こちらは、映画のモデルとなったトラップ一家が実際に住んでいた家です。
1938年までの15年間を過ごしました。
トラップ一家はナチスの手を逃れ、アメリカに移住。
それからおよそ70年、一般の人が入ることは、ほとんどありませんでした。
この家を公開しようと立ち上がったのが、この町に住む、ウンタコフラーさん夫妻です。
この家を公開することで、映画の魅力を広く伝えたいとして、所有者などと粘り強く交渉を続け、7年前、一般向けのホテルとしてオープンさせました。
このホテルでは、トラップ一家が実際に使っていた部屋に宿泊できます。
ウンタコフラーさんが特別な場所だとする部屋があります。
父と子どもたちの距離が縮まり、家族が一つになった、象徴的な歌です。
映画の公開から50年を記念して、撮影にも使われた劇場で、イベントが開かれました。
ウンタコフラーさんも駆けつけました。
会場は、世界各国から集まった1400人のファンで埋め尽くされました。
舞台では、栄華を彩った数々の歌が披露されました。
イベント終盤、会場を一つにしたのもこの歌。
ファンの熱気を感じたウンタコフラーさん。
今後も映画の魅力やトラップ一家の歴史を伝えていこうと、思いを新たにしました。
おなじみの親しみやすいメロディー、その魅力はもちろんだと思うんですが、強いメッセージがあるからこそ、半世紀たっても愛され続けているんでしょうね。
そうですね。
今、ヨーロッパには内戦などを逃れ、多くの難民が押し寄せていて、ドイツとの国境に近いザルツブルクも対応に追われています。
ウンタコフラーさんは、戦争のために祖国を離れたトラップ一家の物語は、現代にも通じるものがあると話していたということです。
続いては、ある作家が取り組む執念の作品作りです。
作家の古川薫さん90歳です。
主に歴史小説を執筆し、平成3年には直木賞を受賞しました。
この夏、みずからの戦争体験を元にした小説を発表しました。
戦時中、飛行機の整備をしていた古川さん。
自分が整備した飛行機で特攻に向かった兵士から、一通の手紙が届きました。
そこには、死を目前に控えた思いとともに、M・Kというイニシャルが記されていました。
その手紙を手がかりに、見ず知らずの兵士がたどった足跡を記したのです。
古川薫さんの本が出版されたのは、ことし7月。
その後、新たなドラマが待っていました。
本を書き終えるまでは所在がつかめなかった特攻隊員の遺族から、連絡があったのです。
初めて特攻隊員の生まれ故郷を訪ね、その少年時代の姿を知った古川さん。
今、続編の執筆に取りかかっています。
古川薫さんが暮らす山口県下関市です。
戦時中、古川さんが整備していたのは、練習用の飛行機です。
エンジンなどの機械以外は、木と布で作られていました。
この飛行機、操縦士を養成するための訓練に使われ、赤トンボの愛称で呼ばれていました。
古川さんは、最後に整備した赤トンボの操縦席に、ひそかに、あることばを刻みました。
そのときと同じように再現した文言です。
栄光の赤トンボに祝福を。
武運長久を祈りつつ、本機を誠心整備す。
訓練機が特攻に使われるとは夢にも思わず、単なる記念のつもりで書き記したといいます。
その後、戦況が悪化。
古川さんにも召集がかかります。
昭和20年8月初め、前線に向かう直前、一通の手紙が届きました。
あなたの未来に祝福を。
その未来の中に、俺の時間も少しばかり入れてください。
差出人は匿名。
M・Kとだけ記されていました。
戦後、新聞記者などを経て作家になった古川さん。
M・Kとは誰なのか。
彼が託したメッセージは、なんだったのか。
ずっと気になっていましたが、手がかりが乏しく、調べることができませんでした。
終戦から55年たった平成12年。
戦争に関する本を読んでいた古川さんは、赤トンボの特攻で亡くなった兵士の名簿を見つけました。
M・Kは川平誠さんではないか。
このとき、古川さんは75歳。
ほかの仕事を中断し、すぐに取材を始めました。
川平さんが所属した部隊を知る人や、出撃した沖縄の宮古島などを訪ね歩きました。
そして、川平誠さんがM・Kだということを確信したのです。
苦労して入手した赤トンボの特攻隊の写真。
そこに川平さんの姿が写っていました。
終戦を控えた7月末。
重い爆弾を積んだ赤トンボで飛び立ち、帰らぬ人となりました。
そのとき、19歳でした。
特攻隊員、川平さんがたどった足跡を元に、若い命が粗末に扱われた戦争の理不尽さを描こうと思った古川さん。
取材を始めて15年。
ようやく、1冊の本にまとめることができました。
人生の宿題を果たしたと思った古川さん。
思わぬ出来事が待っていました。
川平さんの遺族から、突然、連絡があったのです。
8月下旬、静岡を訪ねた古川さんを出迎えたのは、川平さんのおいです。
初めて訪れる川平さんの生家。
川平さんは5人きょうだいの四男で、飛行機が大好きな少年だったことが分かりました。
遺品を見ていると、近所の幼なじみが駆けつけました。
子どものころの子どものころね。
これまで、手紙や写真などから想像するしかなかった、川平さんの面影。
その少年時代の生き生きとした姿を知った古川さんです。
戦後70年たって、ようやく出会うことができました。
一度は区切りをつけたと思っていた、特攻隊員の記録。
古川さんは今、自分にはまだ書くべきことがあると、続編の執筆に取りかかっています。
あなたの未来の中に、俺の時間も少しばかり入れてください。
そのことばの意味を問い続けています。
古川さんは、今後、川平さんの人となりや足跡について、より詳しく描き、普通の少年の未来が戦争によっていかに奪われたかを伝えたいと考えているということです。
では次のコーナーです。
チェック!エンタメ。
今朝は山形放送局の片山アナウンサーです。
おはようございます。
けさはですね、ふるさと、山形をこよなく愛する歌手をご紹介します。
まずはこちらをお聞きください。
この曲、和久田さんも知っている曲ですよね?
はい、あのタッチですよね。
そして、これ、歌詞に注目してください。
あら?
えー?
ちょっと違いますよね。
歌詞がちょっと違いますね。
これ実は、山形弁なんです。
歌っているのは朝倉さやさん。
山形生まれの山形育ちです。
過去にヒットした曲を山形弁で歌って、音楽配信サイトで1位を獲得。
今、注目を集めているんです。
帰ってけろですもんね。
先月、東京・銀座で開かれたこの街頭ライブでも、大勢の人が足を止めて、耳を傾けていました。
最高!
この朝倉さやさん、眼鏡がトレードマークの23歳です。
ふるさと、この山形にこだわりながら、独自の音楽を発信しています。
失礼します。
東京にある朝倉さんの事務所でお話を伺いました。
朝倉さん。
NHKの片山です。
どうも、よろしくお願いします。
よぐ来てくださいました。
山形弁というものとして、音楽の中に、山形を織り込むわけじゃないですか。
どういったよさがあると思ってらっしゃいます?
朝倉さんが音楽を始めたきっかけは、民謡でした。
母親などの影響で、小学校2年生から民謡を習い始め、民謡の心も学んできました。
全国大会でも2回優勝をした経験があります。
高校を卒業後、都内のホテルに就職した朝倉さん。
慣れない都会暮らしに戸惑いながらも、歌手になるチャンスをうかがってきました。
何かきっかけをつかみたいと、山形弁で過去のヒット曲を歌い、動画サイトに投稿したところ、若さと方言の組み合わせが話題を呼び、注目が集まりました。
そして2年前、念願のデビュー。
みずから作詞作曲したデビュー曲、東京は、初めての東京暮らしの中で感じた思いをつづりました。
ふるさとの山形から元気をもらって、夢に向かって頑張ろうという決意が込められています。
今でも、週に1度は山形と東京を行き来するという朝倉さん。
山形市からの依頼で、ふるさとのPRを先頭に立って行っています。
この日はPRビデオの撮影のため、蔵王を訪れました。
山形弁も3割増しぐらいになりますね。
なるべ。
あさくらさんはせんげつ、新しいアルバムを発表しました。
収録されているのは、ロック調やボサノバ調の曲。
民謡になじみの薄い若い人にも親しんでほしいという思いからなんです。
なんか、ずいぶん印象変わりますね。
そうですよね。
これは山形の民謡、最上川舟唄なんですけど、最上川の急流の中で、つらい仕事をしていた船頭が歌っていたといわれているんです。
そんな中に。
このように、ラップの歌詞も加えまして、歌の背景ですとか、昔の人たちの気持ちが、現代の人にもイメージできるように、アレンジをしました。
ふるさとで大切に受け継がれてきた民謡や方言、そしてそこに込められた思いを、多くの人に感じてほしいといいます。
私も片山さんも、東北の生まれでしたけど、若いころって、ちょっと恥ずかしくって方言を隠してましたでしょ?
してましたよね。
ちょっと嫌でしたよね。
それが今の朝倉さんのように、もう堂々と、個性として打ち出している姿って、なんかうれしいですね。
そうそう、応援したくなりますよね。
こういった若い方がそうやって胸を張ってしゃべると、ふるさとの自信とか誇りも伝わってきて、それもまた魅力的ですよね。
強いものを感じられますよね。
朝倉さん、山形弁で山形を歌っていますけれども、歌われているのは、誰もが持っているふるさとの風景ですとか、ふるさとの温かさなんですね。
そういったのが全国の人の共感を呼んで、心をつかんでいるのかもしれないなと感じました。
そうですね。
チェック!エンタメでした。
だば、スポーツ、森アナウンサーです。
岩手弁が出ましたね。
おはようございます。
プロ野球の日本シリーズは、第3戦ですね。
そうですね。
舞台をヤクルトの本拠地、神宮球場に移しました。
そのヤクルト、自慢の打線が持ち味を発揮して、このシリーズ、初勝利です。
連敗で本拠地に戻ったヤクルト、3番山田が十二分に力を発揮しました。
強く振り抜けたと、セ・リーグのホームラン王が、シリーズ初ホームランとなる先制の一振り。
さらに、第2打席。
完璧に捉えられたと、2打席連続のホームランを打ちます。
ヤクルト、いったんは逆転されますが、5回、山田の第3打席。
ソフトバンクは、千賀をマウンドに送ります。
5球目でした。
いい当たりだ!
日本シリーズ初となる1試合3本のホームラン。
山田の活躍が、ヤクルトに初勝利を呼び込みました。
これで対戦成績は、ソフトバンクが2勝、そしてヤクルトは1勝となりました。
きょうの第4戦も神宮球場で午後6時15分、試合開始です。
そして、FIFA・国際サッカー連盟の会長選挙で、新たな動きがありましたね。
会長選挙に立候補の意思を表明していた、元日本代表監督のジーコ氏が、立候補を断念しました。
FIFAを巡っては、複数の幹部が多額の賄賂の受け渡しに関わったなどとして、組織的不正の罪でアメリカの司法当局に起訴されたあと、ブラッター会長が辞任の意向を表明し、後任を決める会長選挙が、来年2月に行われることになっています。
ジーコ氏は、立候補に向けて、5つのサッカー協会や連盟の推薦を模索していましたが、届け出の締め切りとなった26日までに、支持が集まらなかったとして、立候補を断念しました。
ジーコ氏はみずからのフェイスブックの中で、締め切り前日の時点では、6つの協会から支持を得ていたが、UEFA・ヨーロッパサッカー連盟の働きかけで事態が変わった。
このシステムのままではFIFAは変わらないし、今の候補者たちでは変えることはできないと批判しています。
続いて2019年に日本で初めて開催される、ラグビーワールドカップの新たなロゴマークが発表されました。
2019年の大会組織委員会、日本ラグビー協会などは27日、ロンドンで記者会見し、新たなロゴマークを発表しました。
ラグビーのボールをモチーフにしたロゴの中に、富士山と日の出があしらわれています。
スポーツでした。
続いて気象情報です。
今の東京・渋谷の様子はどうでしょうか。
渡辺さん。
けさは全国的に冷え込みが和らいで、東京もあまり寒くなりませんでした。
現在の都心の気温は18度くらい。
きのうの朝は10度ぐらいまで下がって、本当に寒かったですからね、それに比べますと、けさはちょっと体が楽に感じられるという方が、多いかもしれません。
そして今、日ざしがたっぷりでまぶしいぐらいで、上空見上げてみましょう。
すっきり晴れてきましたね。
今、まだ雨が残っている所も、きょう日中は、天気が回復する見込みです。
では雲の様子、きのうから見ていきましょう。
寒冷前線に伴う帯状の発達した雨雲が、きのうからけさにかけて本州付近、通過しました。
沿岸部では落雷も多く、この時間もまだ大気の状態、不安定です。
ただこのあとの雨の予想を見てみますと、北陸から北海道の雨もあと数時間でやむ見込みです。
日中は天気が回復するでしょう。
ただ雨のあとは北風に変わって、気温が下がるんです。
この時間の気温です。
けさは気温が各地高く、黄色い表示、15度以上の所も多いです。
冷え込みが弱かったんですが、今夜の予想を見ますと、朝よりも気温が低くなりそうなんです。
北日本は10度を下回る寒さでしょう。
今夜は各地冷えますから、暖かくしてください。
予報です。
けさお伝えしているニュースです。
中国が南シナ海で人工島を造成している問題。
アメリカと中国との間で、せめぎ合いが続いています。
中国が主権を主張する南シナ海の人工島。
アメリカのカーター国防長官は27日、人工島から12海里以内の海域で、アメリカ軍のイージス艦を航行させたことを公式に認め、こうした活動を継続する考えを示しました。
2015/10/28(水) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼南シナ海情勢▼90歳直木賞作家・戦争体験と向き合う▼サウンド・オブ・ミュージック50周年▼山形の心を全国に届けて・朝倉さや
詳細情報
番組内容
▼南シナ海情勢▼自身の戦争体験をもとに小説を発表した直木賞作家の古川薫さん(90)。特攻に向かった若き兵士を描く作品だ。発表後、その遺族と面会し新たな一面を知る。「人生の宿題」と向き合う老作家を見つめる▼映画「サウンド・オブ・ミュージック」公開から50年・愛され続ける理由は▼山形出身の歌手・朝倉さや。民謡で鍛えた歌唱力、山形弁をポップス調の曲にのせ故郷を歌う。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:24527(0x5FCF)