どうも。
「東北発☆未来塾」応援団長のサンドウィッチマンです。
どうも。
どうも。
今月はですね建築家の隈研吾さんから人を幸せにする「空間を作るチカラ」を学んでいます。
うわさに聞いたんだけど今回の未来塾とんでもないことになってるって。
何で「うわさ」なんだ。
お前もずっと一緒に見てるでしょ。
何で人伝えなんだよ。
塾生たち2週目から課題に挑んでるんだけど誰一人隈さんからのOKが出ないでしょ?そうなんですよね。
塾生たちはですね3回もやり直しをしました。
これはもう未来塾史上初めての出来事なんですね。
課題が難しすぎるんじゃないの?そうですねえ。
それではここで課題をもう一度整理してみましょう。
宮城県南三陸町に少し寂れた公園があるんですね。
もともとは海が見渡せる場所として非常に親しまれていた公園だったわけですね。
その公園を「建築のチカラ」で再び人が集まる魅力的な空間にするプランを考えてそれを模型で示せということなんですね。
その長い説明聞いてるだけで訳分かんなくなってくるわ。
しかも隈さんのダメ出しって回を追うごとにどんどん厳しくなってるでしょ?確かにね。
森のくまさんもしかしてどS?いや違います違います。
塾生はですね全員…だからほんとに期待してるわけなんですね。
それに今回のプレゼンは隈さんのホームグラウンド東大でやるんでしょ?心配だな〜。
(テーマ曲)今回の講師隈研吾さんの研究室が最後のプレゼンの舞台です。
塾生は全員徹夜明け。
世界的な建築のアイデアが生まれるこの場所で下手な模型は見せられません。
…とそこへ隈さんいつもの調子で登場です。
ではいよいよ最終講評ということで。
う〜んどう出来ましたかね。
じゃ順番にそのテストから説明して下さい。
まず藤城昴大さん。
いきなり衝撃発言ですえっと僕は…緊張しすぎの藤城さんに代わってご説明しましょう。
ここまでの3回のプレゼンでは形を変えながらも「休憩所」にこだわってきました。
そんな藤城さんの考えを変えたのが南三陸町をリサーチしている時に目に入った1枚の絵馬でした。
「ツバキの道」っていうのを調べてみたらその津波とかが来た時にその…木が…残った木があってそれがツバキだった。
そのツバキを使って…ここをツバキの道プロジェクトのその拠点施設にしたいなというふうに考えました。
ガラッと変わった藤城さんのプランがこちら。
公園の中央にあるのはツバキの苗木畑です。
ここで育てて避難経路に植えようというんです。
さらに隣には常設の櫓を作りイベントやお祭りの場として町の人が集える公園にするというプランです。
面白かったのはツバキの道を発見したことで…それは要するにこの公園だけじゃなくて周りを全部含んでツバキってものでひとつながりにつながったって感じがあって。
それが僕がずっと言ってる…やったね藤城さん!先頭打者ホームランです!いい流れのままで次は…はりきってどうぞ!前回と変わったところとしてはええっと側面をなくして…。
神山さんのプランは人が集う…この波打った道のようなもの。
上を歩くだけでなくイスやテーブルとしても使ってもらおうと考えています。
一番おすすめな感じだとその…人が集まれるような場所が多分いっぱいあるのでそれが一番いいのかなと思っていて。
うん。
隈さん怖い顔。
引っかかっているのは建造物が公園を分断していることです。
う〜んなんかさこの道路から全部こういうふうにしてんじゃなくてそしたらばなんか全部…これだとなんかねぶつっぶつって切れちゃってそれもここへ行ったら…ついに出た「隈さんダメ出し」。
続いては…大人も子どもも楽しめる複合施設を作りました。
1階はイベントスペース。
2階は展望台です。
震災前まであった子どもが遊べる小さな丘も再現しました。
え〜とね…丘は丘三角形は三角形っていう感じがまだするのね。
だからこれとこれをこう合体することができたんじゃないかと思ってさ。
隈さんダメ出し連発。
次は…考えたのは8個の展望台です。
南三陸町の景色を思い思いの高さや角度から味わってもらいたいと考え円錐形にしました。
360度を見渡せる場所を用意しといて人がその時その集まった人に応じて場所を選んでそこに自然と人が集まる。
…で来るみたいなふうにした方がいいんじゃないかなと思った時に…。
と佐藤さんここまではよかったのですがこのあとの発言が建築家の神経に障ります。
建築家が利用の仕方を誘導するのは疑問だというのです。
何か設計するってことは誘導してるわけよ。
だから設計者は誘導せざるを得ないもんなんだよ。
何か作るってことは。
だからそれに対して設計者がある意味…俺は誘導してるってすごい上から目線の大それたことをしてるっていう罪の意識を持つことは大事だけど…最終プレゼン出だしはよかったのにそのあと三者連続三振。
ラストバッター大塚楓さんに期待です。
大塚さんもプランを大きく変えてきました。
最初のプランはネット状の床を公園全体に敷き詰めた遊具。
第1回のプレゼンでは唯一褒められました。
前回のプレゼンでは観光客を意識したモニュメントに発展させて提案。
しかし隈さん曰く「う〜んつまらなくなったよね」。
なんか…今回は初心に戻って家族全員が楽しく過ごせる公園を考えました。
砂場の回りに配置したのはふわふわ飛べるネット状の床。
さらにネットの上を歩いていくと海が見渡せる展望台につながっています。
網の持ってる柔らかさって…普通の建築素材ってさああいう柔らかい物の上を人間が歩くってことないわけじゃん。
だからそういう普通の建築素材を超えたなんか特徴を引き出そうとしてるのがこの前のでちょっとなんか消えちゃった感じがして残念な感じがしてたんだけど復活してきたなと思って。
それはすごいうれしいね。
よかったね。
「さんさん商店街」とは南三陸町にある仮設の商店街。
実は大塚さん地元に必要とされる建築物を聞き取りしたんです。
この時課題となっている公園は地域の交流の場となる大きな可能性があることを知りました。
その時に上の山緑地について聞いたら八幡神社があって子どもが七五三だったりで来たりあと初詣の時に家族でお参りに行ったりだとか。
そういうイベント事で「結構ここの前を通るよ」っていうお話をしていたので…うん。
そういうので聞くってすごく大事でさただネットでも情報って得られるけど実際対話するっていうのはまた全然違うことなわけよ。
対話すると向こうもやっぱしこっちのなんか顔を見てどういう人かってのを見ながら答えてくれるわけだからそこはねなんか全然違う種類のね声が聞けるんだよね。
だからそういうことをねもう実際に世の中に出てもねどんどんやって。
恥ずかしがらずに。
最終プレゼンは2勝3敗の負け越し。
しかし学生にも妥協しないことで知られる隈教授を相手に善戦です。
たくさんの人に喜んでもらうには…僕なんかでもさ気づかない事って山ほどあるわけ。
今でもね。
例えばうちの一緒に仕事してるスタッフが教えてくれたりとか工事する人が教えてくれたりとかいろんな人から教えてくれるわけ。
でそういうものに対してね…ああなるほどな!っていうふうに思えて「なるほどな」と思った時に「じゃあこう変えよう」っていうふうに…1か月に及んだ特別講義。
頑張ったご褒美として隈さんが2年前に作った特別な場所に案内してくれます。
その名も「AdvancedDesignStudies」直訳すると「先端デザイン研究所」。
未来の建築のために新素材の開発やデザインを研究しています。
欧米やアジアの20か国から44人の研究者と学生が集まっています。
したがって公用語はもちろん英語です。
(隈さんと留学生の英語の会話)「未来塾」の公用語はジャパニーズなので特別に日本語で研究の一部を紹介してもらいます。
この奇妙な物体室内を仕切るパーテーションですが素材がとてもユニークなんです。
何だか分かりますか?コーヒーは消臭効果の他に断熱性や防虫性にも優れています。
使用後は肥料としても利用できることから隈さんは環境に優しい素材として注目しています。
続いてウォーターブランチという建材です。
特徴は持ち運びがとても楽な上に組み合わせて簡単にさまざまな形にできることです。
さらにさらに中に水やお湯を入れ循環させられるようになっています。
ここに温かい水を入れると建物全体が壁面暖房ができるわけ。
冷たい水を入れると全部壁面冷房ができる。
で床も天井も全部その水を流すことができるから建物全体の中に液体が循環するっていうのは実はそれはね…人間の体ってさ体ん中にいろんな液体が流れてるじゃん?いろんな液体の流れる量を調整すると暑い時とかさ寒い時とかに対応できるわけじゃん。
でそういう……てのがこれなんだよね。
建築の世界ってあのね…工業化社会で大量の建築を早く造ろうと。
それにはコンクリートと鉄が一番大量の建築を早く造れるっていうんで…ある意味ではすごく硬直化して保守化したのが20世紀なんだけど。
単に伝統的な材料とか自然材料だけではなくて…例えば洋服だとかさそういうとこにはどんどん新しい素材をやっても建築に入ってこないから…そういう時代のはじまりに僕は立ち会ってるし君たちはまさしくこれからそういう時代を生きてくわけだからさ。
そういう感じでもっといろんなものに好奇心持ってチャレンジしてほしいんだよね。
じゃあ長い間ご苦労さまでした。
(塾生たち)ありがとうございました。
ね。
1か月の間に3回のやり直しですよ。
塾生たち頑張りましたね。
隈さんも「道路にはみ出して車にひかれる」とか「罪の意識を持て」とか最後まで厳しい言葉が多かったね。
そうかもしれないね。
まぁでもね使う人のためにもっと役に立つものをもっと楽しいものをという非常に隈さんの建築への愛が見えたような気がしますね。
そうですね。
それで次回は?あ!「あまちゃん」のテーマソングだ。
ねえ。
いやでもちょっと聞くだけで元気出ますね。
この曲はね。
次回の講師はですねこの曲を作曲した…すげぇ!大友さんじきじきに音楽のチカラ教えてもらえるんだ。
そうなんですね。
お?ミシン?何か縫ってますね。
ペンキ?何か塗ってますね。
全然音楽と関係ないじゃん。
え〜?大友さん音楽のチカラ教えてくれないの?それはどうでしょうかね。
じぇじぇじぇ!そこぼかすんだ伊達ばっぱ。
次回もお楽しみに。
続いては「未来への芽」。
(富澤)東北を応援する若者たちの活動報告です!「フィッシャーマンジャパン」の島本幸奈です。
今日は三陸のかっこいい漁師を紹介します。
フィッシャーマンジャパンは震災後三陸の水産業を盛り上げようと若手漁師さんや魚屋さんが作った団体です
私は1年前にこの団体に所属
漁師さんたちの仕事の魅力を全国に発信する役割を任されています
今日はホヤの養殖をしている渥美貴幸さんの取材です
今年の谷川のホヤはどうですか?はい。
今年のホヤは小ぶりなんですけれど身が厚くて色もすごいきれいに出てるので。
いただきます。
うん!すごい甘くておいしいです。
はいチーズ!
(シャッター音)
聞いた情報や撮った写真はかっこよくまとめてインターネット上で公開しています
そこに関わる方法たくさんあると思うんですけど…
目標は三陸にフィッシャーマンを1,000人増やすことです
テレビの前の皆さん三陸の海で待ってま〜す!2015/10/28(水) 11:05〜11:25
NHK総合1・神戸
東北発☆未来塾 隈研吾の空間作るチカラ▽これからの建築は大化けの可能性あり[解][字][再]
建築家・隈研吾さんからの超難問!番組史上初の3回連続ダメ出し!最終プレゼンで、5人の塾生は思い切った勝負に!隈さんから合格点はもらえるか?MCサンドウィッチマン
詳細情報
番組内容
講師の世界的な建築家・隈研吾さんが復興に関わる宮城県南三陸町。そこにある震災後寂れた公園に、建築のチカラで人を呼び戻せ!この課題に挑む塾生たち、模型を作りプレゼンするも、これまで3回連続で隈さんから厳しいダメ出しをうけた。最終プレゼンの舞台は、隈さんの研究室がある東京大学。塾生は、これまでのアイデアを捨て、思い切ったプランを出すが厳しい姿勢で臨む隈さんは…。MC:サンドウィッチマン 語り:吉本実憂
出演者
【出演】建築家、東京大学教授…隈研吾,【キャスター】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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