群馬の主要産業の生糸作りは当時女性たちによって支えられその中には子どもの姿もありました。
（素彦）まだまだ女の子に教育など無用と思われとるんじゃろう。
まずは小学校で学ばせねばならんな。
（寿）ですが大人たちが子どもを働き手と思うておっては…。
（美和）母親たちにもっと読み書きを覚えてもらうというのはどうでしょう？母親に？子どもたちにも勉強させたいと思うはずです。
じゃがどこで母親に勉強を？どこでもできます。
あの…字を覚えてみませんか？
（トメ）そういうんは私たちにはねえ。
そねな事言わんと毎日ちいっとずつでも…。
生活のために忙しく働く母親たちには受け入れられませんでした。
（せい）みんな楽な暮らしをしている訳じゃないんだ。
お手伝いさんみたいに。
そんなある日萩の前原から手紙が届きます。
（前原）「美和殿まこと申し訳なき儀に候」。
今こそ我々はもう一つの維新を起こす！
（一同）おお！前原は武士の世を終わらせようとする政府に対し反旗を翻します。
久米次郎は…。
美和お願い。
（木戸）何としてもこの反乱を鎮圧するんじゃ！政府に刃向かう者たちを一掃する！やつらはもはや逆賊じゃ。
（久米次郎）どいて下さい。
いいえ。
久米次郎行ってはいけません！小太郎たちを見捨てる事はできません！いけません！今行かなければ私はこの先生きていけません。
分かりました。
私も行きます。
自分の目で確かめてみんさい。
美和たちが萩に着いた時には反乱は鎮圧され甥の小太郎は戦死していました。
（亀）叔父上さえ小太郎の東京行きをお許し下さっとったら…。
死なずに済みました。
（民治）叔父上も分かっておられた。
じゃから…。
叔父上が…どうかされたんですか？
（滝）お腹を召されました。
小太郎たちが死んだと聞いてすぐの事でした。
そして天皇への直訴を目指した前原一誠は捕らえられ処刑されます。
母上。
さあ食べんと。
美和が作ってくれたんじゃ。
頂こう。
嘆き悲しむ家族が落ち着くのを見届けて美和は群馬へ帰ります。
（滝）とうとう最後まであの子に泣き言の一つも言わせんで送り出してしもうた…。
美和さんのおかげで私は涙に明け暮れる事ができました。
（滝）やけど…誰があの子の悲しみを受け止めてくれるんやろう…。
もう誰も死なんでほしいのに…。
どうして…大事な人たちばっかり…。
お断りします。
群馬で教育を根づかせようとする美和と楫取。
（トメ）学問は偉え人らがやりゃあいいんだ。
（権蔵）学校なんざいらん。
これからは誰でも自分で人生を好きに生きていけるんです！松下村塾も初めは狭い部屋から始まりました。
2015/10/28(水) 11:25〜11:30
ＮＨＫ総合１・神戸
５分でわかる「花燃ゆ」 第４３回「萩の乱に誓う」[字]
美和（井上真央）と楫取（大沢たかお）の元に、萩で前原一誠（佐藤隆太）が反乱を起したとの知らせが…！家族や友人が巻き込まれる戦に、美和は萩に戻ることを決意する！
詳細情報
番組内容
美和（井上真央）は阿久沢せい（三田佳子）から、養蚕の仕事場を案内され、女たちが幼い頃から働いている現状を知る。楫取（大沢たかお）も学校を視察し、子どもたちの就学状況を危惧しており、二人は教育を振興させるための策を熱心に考え始める。そんな折、萩で前原一誠（佐藤隆太）が新政府に不平を持つ士族を集め、反乱を起したことが知らされる。家族、友人が渦中にある中、美和は楫取に代わって、萩に戻ることを決める…！
出演者
【出演】井上真央，大沢たかお，原田泰造，優香，久保田磨希，劇団ひとり，佐藤隆太，音尾琢真，檀ふみ，奥田瑛二，東山紀之，江守徹，三田佳子，宮地雅子，【語り】池田秀一
原作・脚本
【脚本】小松江里子
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
情報／ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード（ステレオ）
サンプリングレート : 48kHz
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