報道ステーション 2015.10.28


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫ここから「報道ステーション」ということになります。
早速ですが今日のコメンテーターをご紹介いたします。
政治学がご専門北海道大学の中島岳志さんです。
どうぞ、よろしくお願いします。
こちらの映像、本当に惨事が一瞬にして起きてしまいました。
このように軽自動車がひっくり返っている。
そして、バッグなどさまざまなものが路上に散乱している。
ドクターヘリが離着陸するという大変なことが起きてしまった宮崎の駅前ですが軽自動車を運転している男性が700mにわたって歩道を暴走しました。
それによってお二人の方が亡くなりそして、2人の方が重傷という状態になっています。
≫交差点に着陸しているのはドクターヘリ。
その近くには軽自動車がひっくり返っていた。
場所は、JR宮崎駅前の交差点。
近くの防犯カメラに横転の瞬間が映っていた。
何かに当たって激しく横転し止まった車。
歩行者なのか横転する車に巻き込まれ転がる人もいたがしばらくすると立ち上がり歩き始めた。
今日午後2時50分ごろこの軽自動車が歩道に乗り上げて暴走。
歩行者を次々とはねた。
車に乗って信号待ちをしていた女性が事故の瞬間を目撃していた。
≫軽自動車が暴走した現場には靴や、かばんが散乱していた。
≫この事故で歩行者6人がはねられ宮崎市の藤本みどりさん66歳と高木喜久枝さん、50歳が搬送先の病院で死亡した。
このほかに17歳の女子高校生と68歳の男性が重傷。
残りの2人は軽傷だった。
車を運転していたのは鹿児島県日置市に住む73歳の男性。
意識はあるが重傷のため病院に搬送された。
目撃者の中には軽自動車の速度は60キロ以上出ていたという人もいる。
そして信じられないほど長く歩道を走っていた。
軽自動車が横転した場所はJR宮崎駅前。
警察によると軽自動車が歩道に乗り上げたのはずっと西にあるこの大きな交差点だ。
ここから時速60キロ以上で真っすぐ走ったことになる。
この距離、実におよそ700m。
仮に、なんらかの理由で意識を失っていたとしたらそのまま真っすぐ走ることは考えづらい。
また、意図的に走ることも理解しづらい。
一体何が起きていたのか。
≫軽自動車はちょうどこの辺りから歩道に乗り上げました。
ご覧のようにこちらの歩道幅は5mほどあります。
そして歩行者、自転車のレーンがはっきりと色で分かれています。
こちらには点字ブロックそして街路樹などもあり明らかに車道と見間違う要素はありません。
≫軽自動車が横転した現場からおよそ200m手前で暴走する車に追い抜かれた人がいた。
この人は、自転車に乗って車道側を走っていたという。
≫近くのラーメン店の店長がそのときの音を聞いていた。
≫幅も狭く、途中には車道と歩道の段差もあり直進するのは容易ではない。
更に…。
≫軽乗用車はあちらの方向から真っすぐ走ってきました。
こちらの道路はこのように車止めが何本もあります。
車止めには一切当たらずに走り続けたということです。
≫人を次々とはねながらそれでもおよそ700mを走行。
最後は、コンクリートのベンチに衝突した衝撃で横転しようやく止まった暴走車。
設備が整った総合病院まで救急車でも20分程度かかるため消防はドクターヘリを要請した。
今のところ運転していた73歳の男性が故意に歩道を暴走したのかそれ以外の理由があるのかわかっていない。
警察は男性の容体回復を待って事情を聞く方針だ。
≫現場で今日取材にあたっている高野圭ディレクターを呼びます。
高野さんそちらから情報ありましたら伝えてもらえますか。
≫こちら、先なんですがJR宮崎駅となっています。
すぐ目の前の交差点で事故は起きました。
このように歩道はかなり広いところです。
まさに宮崎市のメインストリートというような場所なんですね。
周りは銀行などの会社が立ち並んでいます。
今はちょっと人通りは少ないですが昼間はかなり人通りが多かったものと思われます。
車は私の向こう約700m先から軽乗用車は一直線にこちらに走行してきました。
私は、あちらからずっと歩いて取材をしてきたんですが今のところブレーキ痕は私が見る範囲では見つかりませんでした。
そして車はこちらのコンクリートのベンチに当たってあちらの交差点で横転して止まったということなんですね。
こちらの道路なんですがあちらご覧いただけますでしょうか車止めが均等にところどころ並んでいます。
車止めも全く壊れていませんのでこちら、一直線に走ってきて周りの方はとても不思議そうに感じているようでした。
亡くなった2人の方ですがまさにこちらの交差点の付近で軽乗用車にはねられたということです。
車を運転していた男性なんですが1人で運転していたということがわかっています。
そして、警察の調べによりますと現在、薬物やアルコールなどの反応は出ていないということです。
しかし、こちらの運転手の男性も怪我をしているということで意識はあるんですがまだ話は聞けていないということで現状のところ事故の原因はまだわかっていないということです。
≫高野さん、現場に立っていてどうでしょうね。
相当、広い歩道だというのはわかるんですが今の説明にもあったように車止めもある中で仮に、なんらかの事情で意識がなかったと想定したときに、これが真っすぐ車が暴走するわけがないどこかで止まったり立ち往生になったり横にそれたりする可能性がある。
じゃあ今度は、ハンドル操作を仮にしていたとしたら73歳の男性がなぜ、そんな暴走をしたのかということはにわかには想像できるような状況にない。
本当にわかりませんね。
≫そうですね、本当に周りの方も私も、あちらからずっと歩いてきてみたんですが自転車は昼間は倒れていたようですがあまり目立った傷だとか何かが倒れているだとかそういったものが全く見られなかったんですね。
なので、周りの方もなぜ、一直線に車道と勘違いしたのかどうかはわからないですがこのように一直線にこちらまで走ってきたのかが不思議そうに感じているのが非常に印象的でした。
≫亡くなった女性お二方重傷の方はたまらないですよね。
ありがとうございました。
今回の、この件のことは本当によくわからないんですがそれは別としまして高齢者の運転による事故ということは高齢化社会というのを反映している部分もあって増えているのは事実です。
しかし、一方でだからといって過疎のその地方の村などで公共交通機関が廃止になっている中で車しかないじゃあ、どう生活しろという声も聞こえてくるわけですね。
その辺りのことを考えますと、くしくも今日番組の後半で予定をしております自動車革命のビジョンについてという特集をやろうと思っていますが果たして近未来の車のありようはどうなっていくのかということも考えたいと思います。
小川さん、次のニュースにまいりましょう。
≫横浜で傾きが見つかったマンションの件なんですが今日、新たに設計の前段階の地盤調査であるずれがあったと。
そのずれに関して元請けの三井住友と下請けの旭化成の間で見解のずれが生じていると。
こうしたことが出てきました。
これについてはVTRで詳しくお伝えするんですけどもやはり、責任の所在がどこにあるのか。
これが、ずっともやっとしたままですよね。
番組では先ほどこんな文書を入手しました。
これは、住民の皆さんに渡されているもので建物がちゃんと建っているかどうか法的にチェックした文書の表紙なんですけれどもこれ、見てみますと設計者と工事施工者そして、工事の管理者。
これ、全て三井住友となっているんです。
≫横浜市のマンションが傾いている問題で今日新たにわかったことがある。
マンションの設計に関わる地盤調査の一部が本来、計画されていた場所からずれて行われていた。
地盤調査は設計前に行われるもので地面に穴を掘り、そのデータから杭の種類や深さなどを決める。
同業他社によると同じような規模のマンションでは対角線上の3か所程度が一般的だという。
調査場所の1つは本来の場所からおよそ2〜3mずれている。
そこは固い地盤の支持層まで届いていないとみられる杭が3本ある場所の近くだ。
マンション建設を請け負った三井住友建設は取材に対し…。
≫調査地点のずれは設計に影響を与えるものではないとしている。
しかし、杭打ち工事を行った下請けの旭化成側には異なる説明をしていた。
≫そもそも、杭の工事は三井住友建設が地盤調査を行い設計し、発注したものだ。
ところがその杭は長さが足りずマンションが傾いた原因とみられている。
実際、地盤調査は十分に行われていたのか。
これは問題のマンションが立つ場所の1960年ごろの航空写真だ。
周囲には一面、田んぼが広がる。
すぐそばを蛇行した川が流れよく氾濫していたという。
地元で地盤調査を行う会社に聞いた。
≫実際に、設計当時マンションの地盤調査を請け負った会社によると三井住友建設は最初の調査でこの場所の支持層が大きく傾いていることを確認。
追加の調査を行ったという。
三井住友建設はこれまでの取材に旭化成建材は杭の長さが足りないことに気づいていたなら報告すべきだったと繰り返している。
両者の関係は元請けと下請けだ。
これは問題のマンションの購入時に住民に配られた資料だ。
設計、施工に加え設計図どおりに建物が作られているかチェックする監理まで全て三井住友建設1社が担う体制だった。
マンションの建設現場に詳しい一級建築士に聞いた。
≫住民の反応は冷ややかだ。
≫中島さん、やっぱりこれは何が悪くてどこに責任があるかというのは大変、でも整理整頓しないといけないですよね。
≫そうですね。
何か、やはり住民の方購入者の方が少し置いてきぼりになっているという感が否めないですね。
この場合、購入者の側から問題を考えたほうがいいと思うんですけどこの間、いろいろ明らかになってきたことはマンションを購入する側は固い層に杭がしっかりといっているかどうかチェックすることはなかなか難しいということですね。
現行の体制では行政もチェックすることが難しい。
民間で委託された業者もここまでチェックすることは難しいということがいろいろといわれるようになってきました。
じゃあ、買う側はどう判断をしたらいいのかというとやはり、これは企業、業者を信頼するしかないわけですね。
じゃあその信頼ってどこから生まれてくるかというと長年の実績に基づいたブランド力とかそういうもので安心を購入するというのが我々、買う側だと思うんです。
しかしその企業がこういうふうに責任のなすりつけ合いをしているとまさに、ブランド力でやってきたこういう会社がどんどん、信頼を失っていくということになると思うんですね。
ですから、しっかりと責任の追及とかそして補償をしっかりやってほしいとそれを願いたいですね。
≫おっしゃるように売り主から一番下の下請けの現場に至るまで全てが連なって1つのマンションが出来上がっているわけですから今、バラバラの対応になっていますのでここはせめて売主、元請けの建設会社そして旭化成と下請けしたところこういうところほかにも入っていますが1つになって窓口を形成してその住人の方々消費者の方々と対応する姿勢を示さないと。
バラバラでやって分散させているのが一番よくないですよね印象としてもね。
さて、次のニュースまたまいりましょう。
≫こちら今日の沖縄県庁です。
沖縄防衛局の職員が今手にしていますのは辺野古の埋め立て工事に必要な書類なんですね。
沖縄県が激しく反発する中国は、明日にも辺野古沖での作業を再開する可能性が出てきました。
≫今日、辺野古では緊迫感が漂っていた。
明日にも辺野古の工事が再開される可能性が出たからだ。
≫正午前、沖縄県庁にやってきた沖縄防衛局の職員。
≫手渡されたものは、辺野古の埋め立て工事を行うのに必要な届け出文書だった。
県は、国への対抗意識をあらわにした。
≫なぜこのタイミングなのか。
文書は、翁長知事による埋め立て承認の取り消しについて昨日、石井国土交通大臣が効力を停止したことを受けて提出されたもの。
工事の開始を明日29日からとし完了は平成32年2020年10月までと明記されている。
今後、ボーリング調査と同時に埋め立てに向けた作業も進められることになる。
これに対し、沖縄県は今日工事着手の前に必要だとされている事前協議を行うよう国側に要請した。
ところが…。
≫しかし、翁長知事は…。
≫更に、今日追い打ちをかけるように国土交通省は翁長知事に対し埋め立て承認の取り消しを撤回するよう勧告した。
従わない場合、高等裁判所に訴え認められれば国交大臣が知事の代わりに埋め立てを承認する代執行を行うことになる。
政府の強硬姿勢に対し昨日、翁長知事は…。
≫11年前、国によるボーリング調査が強行されたとき洋上で反対派と衝突に発展怪我人が出た。
今回も、こういう事態にならないか懸念されている。
≫ここのところ粛々という言葉は一切聞かれなくなりましたが手続き、シナリオどおりに進んじゃっていますね。
≫そうですね。
連日、ニュースで報じられているように名護市という自治体を超えて政府は各地区の区長さんたちにその直接、振興費を配るというそんなニュースが流れていますがやはり聞いていると地元の分断というのが気になってくるんですね。
インドの研究をしてきたんですがインドは長年イギリスが統治していました。
イギリスはどういう統治をしていたかというとヒンズー教徒とイスラム教徒を争わせるんですね、戦わせる。
そして分断をすることによって矛先がイギリスにこないようにそして、うまくいくようにという分割統治というんですが優位に統治を進めるという方法をとってきたんですがどうしても、そういうのを感じてしまうんですよね。
翁長さんが繰り返しおっしゃっている言葉の中に尊厳という言葉が出てくるんですね。
非常に重要だと思うんですけれどなぜ自分たちは、こういう主張を普通の、同じ平等な国民として主張しているだけなのにちゃんと、そういうふうに扱われていないのはなんでなのか。
こういうことが含まれた言葉だと思うんですけどそういうことを主張すると沖縄は独立したいんですかと聞かれてしまうとそれも自分にとってはショックだとおっしゃるわけですね。
なぜかというと当たり前のこと国民として当然の尊厳を主張しているだけなのにそれを言えば沖縄は別という扱いをされてしまう。
何か本土の人たちは自分たち沖縄を切り離そうとしているんじゃないかそういうふうに思えてしまうということをおっしゃっているんですがこの辺り複雑な沖縄の心というのを私たちは理解しないと一歩前に進まないんじゃないのか意地悪をしているんですかという言葉がありましたけどそういうふうに感じられてしまうということですね。
≫本当にそこは一歩も二歩も三歩も深く、我々は無関心だったという前提に立って理解して以降としないといつまで経っても何言っているの沖縄ととんでもない遠くから無責任に悪気なく言っているだけの軽薄さになってしまうということですね。
本当、大事なことなのでこれも忘れちゃいけないんですけど皆さん、どうでしょうついこの間、我々も伝えました環境等監視委員会ここの一部の委員が辺野古の埋め立て関連の移設事業を受注していた企業から、寄付金を一部受けていたという事実が発覚した。
これも由々しき問題だといいつつも国会が開かれない。
菅さんが問題ないというふうに言う。
それで、おしまいとなっちゃっていいんでしょうかね。
次なんですが。
英語が堪能なので、小川さんにちょっと聞きたいんですが先ほどこの方、廊下ですれ違ったときにロングデイと言ったんです。
遠くの方に。
これは長い日だったという意味だったんですかね。
≫カルロス・ゴーン社長にお話を伺う前に、まずは5年後以降え、もしかしたら普通に、こういう車が道路を走っているのという時代がくるかもしれない。
こちらの短いVTRからご覧ください。
≫こんな簡単にセットできるんですか。
≫はい。
≫手を放して…。
もう始まっているんですね自動運転が。
≫車を運転するのは車。
そんな奇妙な未来がすぐそこまできている。
明日開幕する東京モーターショー。
≫ひときわ注目を集めているのがこちら、自動運転車です。
完全に実現すると、このようにハンドルさえなくなるんですね。
この技術をいかに早く実現するのか。
自動車業界だけじゃなくIT産業も巻き込んだ激しい戦いとなっています。
≫IT業界の巨人グーグルの自動運転車。
≫今年6月、グーグルはいち早くハンドルもない最新モデルを一般道で走らせると発表。
運転手も必要がない車が実現してしまえば流通、タクシーだけでなくさまざまな業界が根本から変わってしまう可能性がある。
更に、アップルも自動運転車を導入する計画が伝えられている。
車作りが自動車メーカーだけでのものではなくなりつつあるのだ。
トヨタの自動運転。
2020年ごろに高速道路で車線変更追い越しなどができる技術を市場に投入する計画。
ホンダも、高速道路での自動運転を目指す。
日産は、一般道でも自動運転ができる車を2020年に発売すると発表。
モーターショーに合わせ最新の実験車での走行を、初めて公開した。
ルートは東京・有明。
ビッグサイトからゲートブリッジを通り1周する。
高速と違って何が難しいのかといえば歩行者がいる、信号もある。
不確実な要素が段違いに多いのだ。
≫赤信号の表示も出ていますね。
人が見えていますね。
カメラの画像もかなり鮮明なんですね。
≫そうですね。
≫あ、また人が通ります。
認識して赤い四角で囲まれていますね。
≫車が認識している世界。
カメラやセンサーなどの情報を全て合わせ周囲の車のスピード障害物の位置など正確に把握する。
認知、判断、操作する速度は人間の100倍以上。
≫ゴーンさん、日産自動車はそのほかの日本の自動車企業よりちょっと一歩ぬきんでている印象が強くありますのは2020年東京オリンピックのときには、一般道普通の道を車線変更しながら走る車を目指す、この辺りで半歩前に出ている感じがありますが一方で何ゆえこんな自動の運転の車をそこまで普及させようと日産は考えているのかって理解できていない人も多くいらっしゃると思います。
何が変わるんでしょう?≫2つ理由があります。
まず1つは安全性の問題です。
自動運転によって、まず恐らく事故の90%を削除できます。
交通事故はたいてい人のミスによって起きるんですね。
でも自動運転では人のミスを削減することができる。
センサー、カメラも搭載されています。
人工知能もある。
そうなると安全な運転が可能になります。
それが1つ目の理由。
2つ目の理由。
更なるメリットがあるということです。
例えば今、車を運転するにあたってまずハンドルに手を置かなければならない。
それがルールですよね。
どの国でもそうだと思います。
それがルールです。
さっきご覧いただきましたが特別な許可を今回、いただいたんですね。
ハンドルに手を置かなくてもいいという許可を特別にいただいたんです。
自動運転の場合、ハンズフリーです。
どこでも見ることができる好きなところを見ることができるコントロールを車に与えているからなんです。
それは、ドライバーにとって大いなる恩恵をもたらすことができます。
時間を有効活用できますよね。
電話もかけられるメールも送信できる新聞だって読めるお医者さんに相談できるかもしれない。
時間を有効活用できるんです。
取り返せるんです。
消費者にとって大きな恩恵があるからです。
しかも安全だからです。
≫なるほど、例えば渋滞道路でイライラするというときもハンドルから手を放して自動運転にそのときは任せて少しずつ動くリビングルームみたいに割り切ることができるということですね。
≫自動車のより大きな力を得られるんです。
今、自動車は常に明確なポジションにいかなければならない。
自動運転だとコントロールを車に好きなときに任せる。
好きなときに自分でコントロールを取り戻すこともできる。
交通渋滞のときもストップもやりたくないですよね。
それも自動車に任せればいい。
ほかのことをやればいいわけです。
ところが地方の場合はまたスイッチをしてマニュアルドライビングにすればいいんです。
ですからドライバーに更に力を与えることができる。
より楽しい運転になります。
≫世の中いろいろなことがゴーンさん起きていますけれど例えば地方で過疎で公共交通機関が少ないところで高齢者の方も車しか交通の手段がないときにはご自分の運転に不安が出ている方は自動運転で買い物も行けるという時代がきそうですかね。
≫おっしゃるとおりです。
恐らく自動運転の最大の恩恵は何かといえば年配者の方々がこれからも運転を継続できる。
年を重ねても年を重ねても運転を継続できるんです。
自動運転であれば例えば住所を入力すればいいだけですよね。
住所を入力してあとはお任せする。
車が自動運転してくれますからいろいろな恩恵があります。
また、若い人にとってもメリットはあるんです。
例えば、18歳になるまで運転を待たなくてもいいかもしれない。
自動運転ならもしかしたら、運転はもっと若い年齢でスタートできるかもしれませんよね。
ですから考えてみてください。
通勤しておられる方もたくさんおられます。
彼らも有効活用するわけです時間を。
自動車の中でより時間を有効活用できる。
これは大きな恩恵だと思います。
人々は2時間、自動車の中で過ごしているといわれていますのでかなり長い時間ですよね。
≫ものすごく時間ができるというのはよくわかるんですが一方で、まだ私には抵抗があります。
個人的なことですけどかつて私、フジテレビでフォーミュラ1の実況ライブを6年間やらせていただきました。
そこの醍醐味というのは人馬一体、人と馬が一体人間が車を運転し、なでつけそして、人間がパイロットとしてなでつけていくことによる一体感が最高ということでいうと自動運転で任せきりになるとつまんないなって感覚はどうしてもあるんですがその辺りはどうでしょう。
≫まず自動運転のすばらしいところは両方できるんです。
好きなときに好きなだけ運転すればいいんです。
退屈したとき、疲れたときほかのことをしたいとき緊急事態の場合はスイッチすればいいだけの話です。
ちなみに、交通渋滞で運転したいという人はあまりいないと思うんですね。
そんな人会ったことがありません。
ですからスイッチすればいいんです。
交通渋滞の場合いいですよね。
リラックスできる、ほかのことができるわけです。
運転手に更に力を与える可能性を与える。
選択できるんです。
好きなときに運転できる非常に安全なんです、しかも。
≫ゴーンさん人工知能、AIってすごいなって思うんですけど例えば、この車の運転でいえば2020年以降の展望でいうとさっきVTRに出てきたようにかなり先まで見ているから、例えば玉突き衝突は激減するだろうと2台先の車の動向も全部、認識チェックできているのでどう止まればいいかをこのAI人工知能が判断するからものすごくよく見ているわけですね。
≫そうなんです。
本当によく見えるんです。
また非常に重要な課題も1つあります。
自動運転の大きなチャレンジが何かというとやはり、地図の質がどうであるかということです。
リアルタイムの市街地の地図が必要です。
これが大きな課題です。
といいますと昨日の地図と違うと困りますよね。
例えば、昨日と今日では恐らく道路状況は全く違うかもしれない。
工事が行われているかもしれない。
ですからリアルタイムの地図が必要です。
これが最大の課題でしょう。
ですので、センサーですとかそういった機械類こういったもの。
例えば、過去の情報を使ってミスしては困る。
なのでリアルタイムで情報が必要なんです。
≫そうやって収斂していってAI、人工知能がどんどん利口になっていくとするとよくいうところの感情も芽生えてくるんじゃないかとかいろいろ考えますと例えばAI・人工知能によっては普通の道路に止まれって白でよく書いてありますね。
それをなんだとちょっとイラッとして止まれって高圧的に、止まってくださいねぐらい、優しくかわいく言えないのかとここを止まれとするAIが出てくるかもしれない。
そういうのはどうですか?馬鹿にしておられますか?≫AIは、自分の意思に反することはできません。
チームメートなんです。
人工知能はチームメートだと思ってください。
同僚なんです。
仲間なんです。
AIは人工知能なのであなたがやりたいことをやってくれるわけです。
それがAIです。
あなたの意思に反することはできません、AIは。
誘導してくれる。
正しいアドバイスを与えてくれる。
見守ってくれるでしょう。
危険に対してもっと早く対応できるのがAIです。
AIをまるで別人格がいるとは思わないでください。
本当に仲間なんです。
非常に賢いんです。
≫そこまで、すばらしいAIで従順にこちらのためにやってくれるとしたら寿命がきましたもう私はおさらばなんですとAIが悟って、言われたら別れが切ないですよ。
≫たぶん、運転する方は車の中で好きなことができるんです。
なので、マニュアルでやりたいと全部シャットダウンしたいときはできるんです。
オフにすればいいんです。
そうすれば従来型の運転です。
ほかのものに邪魔をされることはありません。
でも、AIに助けてほしいときはスイッチすればいいんです。
それがすばらしいことです。
すなわち無人運転との違いはそこにあります。
商業的な目的で活用してもらってもいい。
人は、自動車に入っているとボックスに入ってしまうわけです。
A地点からB地点に行くだけです。
しかし、我々が考えている自動運転は全ての自動車メーカーが自動運転で運転者にもっと多くの力を与えるんです。
より多くの楽しみを与えたいと思います。
≫今日は時間がありませんのでIT産業とのせめぎ合いの辺りはちょっと後日にまたお聞かせていただくチャンスをいただくとして。
ハッキング体策というのはものすごく重要になってきてハッキングされたらAIの話も全部変わってきちゃうのでここは徹底的にやらなければいけない。
≫おっしゃるとおりです。
当然のことながら、技術の発展これは我々の責任であるわけです。
これだけではありません。
やはり1つの条件として政府がまず自動運転を受け入れなければならない。
今、非常に厳しい法律があるわけです。
自動車の運転に関しても厳しい規制があります。
なので、時間はかかるでしょう。
なので、常に政府の関係者と我々の実験についてお話をしております。
そして、可能ならばぜひ自動運転の車両をテストできるようにお願いしております。
そういった情報の共有もさせていただいております。
これは許可がなければ販売できませんのでできれば、グローバル共通の標準があってほしい。
日米、中国どこであろうと共通のものになってほしいと思います。
もちろん一定の標準を決めていただきたい。
そうすることで運転者も増えなければならないと思っています。
その中にサイバーセキュリティーに入ってくるんです。
当然のことながら我々は実証しなければならない。
ハッキングはないと証明しなければならない。
コースから逸脱しては困るわけですから外部の介入によって逸脱することがあっては困る。
これは当然解決しなきゃならない問題の1つです。
まだ4年ありますので。
≫そういう問題もあって道路交通法とか山積していますが非常に先に、いい面もあるんだなということもひしひし伝わってきました。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の未来の街角じゃないですがこれだけ、ビジョンをお持ちのゴーンさんトップのゴーンさんがそうだとすると30年後の2045年日本の道路ではすごい車が走っていますか。
具体的なイメージでどんな車が走っていますか?≫恐らく、ゼロミッション。
排気ゼロになっているでしょう。
すなわち電気自動車。
全部つながっています。
どういうことかというと車内では、多分家庭でできることが全てできるようになっていると思います。
すなわち家と同じように車もつながるようになります。
いろんなことに大きな条件になるでしょう。
音楽、写真を共有したりメッセージも共有したい若者もひきつけられます。
そういった性能を搭載したいと考えています。
例えば、好きなときに運転できる任せるときに任せる。
そういった時代になると思います。
しかも恐らく好きなところに座れます。
今は運転手の席に座らなければなりませんよね。
そうじゃないと運転できない。
ところが自動運転になると座席の位置も変わっているでしょうそのころには。
そして、別に後部座席だろうと運転できます。
もっと、もっと楽しい空間になるはずです。
そうなりますと30年待たなくても大丈夫でしょう。
もっと前に出るでしょう。
≫そして、なおかつその30年後の未来は人間の心が幸せな気分に満たされている前提でそんな便利なすごい世の中になったら最高だというふうに聞いていて思いました。
≫同性カップルを結婚に相当するパートナーシップと認める全国初の試みです。
≫東京・渋谷区で同性カップルを結婚に相当する関係と認めるパートナーシップ証明書の申請受け付けが始まった。
一番乗りで申請したのはおよそ4年間交際しているこちらの2人。
≫3月に成立した同性パートナーシップ条例に基づき来月5日から交付される証明書。
法的な拘束力はなく今のところ渋谷区でのみ有効だが提示すればパートナーが病気の際医師から説明を受けることができたり≫ここで速報が入ってきましたね。
≫北海道庁は先ほど北海道が発注した工事の杭打ちで、旭化成建材が別の工事のデータを流用していたことがわかったと発表しました。
旭化成のこれまでの説明では北海道では横浜で傾いたマンションの現場代理人が関わった工事はないとしていました。
北海道庁はこのあと午後11時から会見を開き詳細を説明します。
≫北海道庁が発注した建物とはどういうものなのか11時からの記者会見で≫今日の関東、10月下旬とは思えない暑さでした。
日中は半袖を着ていた方たちも多くいらっしゃいました。
中でも、群馬の館林ではこの時期として観測史上最高となるなどご覧のように各地で記録的な暑さとなりました。
六本木では夕方ごろに少し雨が降りまして空気が冷やされました。
今は寒いくらいなんですが日中は長袖だと汗ばむくらいでしたね。
この原因というのが暖気だったんです。
南から流れ込みましたので太平洋側を中心に気温が上がりました。
ただ、この暑さ1日限定で明日以降は、青の寒気が優勢になってきます。
じわじわと流れ込んで週末は西日本まで覆う予想なんですね。
ということで明日は朝から冷え込みそうです。
この先は日に日に気温が下がっていきます。
≫スポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まず競泳のうれしいニュースからです。
こちら、中学3年生の池江璃花子選手が日本記録を塗り替えました。
≫競泳のワールドカップ100mバタフライ決勝。
注目は世界水泳日本代表中学3年生の池江璃花子。
≫女子100mバタフライ決勝スタートしました。
画面手前から4人目。
5レーンを泳ぐ白のスイミングキャップ池江璃花子。
≫池江選手大きなゆったりとした泳ぎでいい形で前半泳いでいます。
≫先頭は池江です。
白のキャップ、池江璃花子が先頭でターン。
27秒15。
≫すばらしい。
彼女の100mのベスト記録のラップを上回っていますね。
いい記録、出ますよ。
≫池江が今1着でフィニッシュ。
57秒56!日本新記録です!≫日本記録を3年ぶりに更新しワールドカップ初優勝。
中学生が日本記録を樹立するのは実に19年ぶりの快挙だ。
≫稲葉さんに入っていただきました。
よろしくお願いします。
≫昨日は、山田選手が3本のホームランを放ってヤクルトがこのシリーズ1勝を掴み取りましたが今日は、どんな展開になったのか稲葉さんの解説と一緒に見ていきましょう。
≫昨日快勝のヤクルトが星をタイに戻すか。
ソフトバンクが日本一に王手をかけるか。
ソフトバンクは、1回チャンスで4番、イ・デホ。
3塁強襲のタイムリー。
ヤクルト先発、館山から先制点を奪う。
更に3回ヒットとフォアボールでノーアウト満塁。
打席には4番、イ・デホ。
≫痛烈な打球ショートの頭上!≫2打席連続のタイムリー。
ソフトバンクが序盤に大量リードを奪う。
ヤクルトはその裏、2番、川端。
サード、松田のエラーで出塁。
ソフトバンク先発、攝津からこの試合初めて得点圏にランナーを進め3番、山田。
低めのストレートに手が出ず、三振。
その後、満塁とし5番、雄平。
ここは攝津の気迫が勝り得点を奪うことができない。
ソフトバンク、4点リードの6回8番、細川。
この日本シリーズ初スタメンの35歳がソロホームラン。
6対1とリードを広げる。
その裏。
ここまで1失点の攝津が満塁のピンチ。
ここで工藤監督は攝津に代えて、森を投入。
ワンアウトとなり打席には1番、上田。
≫レフトへ、打球が落ちた。
≫上田の2点タイムリーで6対3とヤクルトが追い上げる。
更に1点を返しツーアウト3塁。
ファンの期待を一身に受け昨日3打席連続ホームラン3番、山田哲人。
≫一発出れば同点の場面山田に、一本は出ず…。
≫ヤクルト追いつくことができない。
ソフトバンク2点リードの9回。
抑えのサファテがピンチを背負う。
一発出るとサヨナラの場面で迎えるは5番、雄平。
ここを抑えたソフトバンクが2年連続の日本一に王手をかけた。
≫明日もどうか大きな応援よろしくお願いします!≫さあ、稲葉さんソフトバンクが日本一に王手をかけました。
≫昨日はいやな負け方をしたんですけど攝津投手と細川選手のバッテリーが序盤からいやな流れを断ち切りました。
攝津投手はクライマックスシリーズで投げておらずおよそ1か月ぶりの登板で細川選手も日本シリーズ初めてのスタメンマスクという中でこの2人がどうしたかというとまず見てほしいのが昨日大活躍だった山田選手との対戦です。
≫1回の最初の打席ですね。
≫1球目、変化球。
2球目、変化球。
3球目、ストレート。
4球目、変化球。
5球目、変化球。
そして6球目も変化球ということで結果はフォアボールになったんですけど6球中5球が変化球だったんですね。
≫そして、3回です。
1、2塁ピンチの場面で再び打席に山田選手を迎えます。
その初球。
≫また変化球なんですね。
この1球目の変化球が効いてくるんですね。
そこからなんですけれども…。
ストレート、ストレートそして、ストレート。
ストレートを3球続けてこれ、5球目です。
最後もストレートで見逃し三振するんですね。
山田選手からすると第1打席と1球目の変化球が頭に残っていますのでまたどこかで変化球がくるんじゃないかと待っているうちにその裏をかかれてストレートに手が出なかったんですよね。
攝津、細川の経験豊富なソフトバンクバッテリーすばらしかったです。
さすがでした。
≫一方、敗れたヤクルトの真中監督なんですが序盤で防げる失点を防ぎきれなかった。
あとがないので明日また必死にやりますと語っていました。
≫山田以外がなかなか打てない中でよし、山田徹底攻略だというのが如実に出ている感じでした。
≫出ていました。
研究していましたね。
ソフトバンクバッテリーは。
≫それからどうなんでしょうね稲葉さん、ヤクルトが主力打者がなかなか塁に出られないってどういうことでしょう、これ。
≫1、2番の出塁が明日からは鍵になってくると思いますので。
≫こちら、ちょっと見ていただけますでしょうか。
こちら両チームの1、2番の出塁率なんですね。
ソフトバンクが5割以上に対しヤクルトは2割6分4厘と低いですね。
≫ヤクルトの1、2番がいかに塁に出てチャンスを作れるかということだと思うんですけど。
明日の第5戦はソフトバンクの先発はスタンリッジ投手が予想されているんですね。
このスタンリッジ投手は左バッターが苦手なんですね。
ヤクルトは1番の上田選手そして2番の川端選手と左バッターが並びますのでこの2人の左バッターが出塁することでヤクルトに勝機が見えてくるんじゃないかと思いますね。
≫ある意味王手がかかったわけですからソフトバンク気合が入って当然一気にいくぞというのは当たり前。
一方でヤクルトもいろいろな心境があったでしょうけど全体としては、もういいや開き直っていこうと失うものは何もないぞというふうに楽な気持ちでいけないものですかね。
≫いけると思いますよ。
今日9回も最後、粘りましたので明日につながってくると思いますので。
だから、明日の攻撃が非常に楽しみだと思います。
ぐっと迫って6−4で山田という局面がありましたがあそこの追い込みの感じは印象に残りましたかね。
≫先ほど速報でお伝えしましたが北海道庁は道が発注した工事で旭化成建材が別の工事のデータを流用していたと発表しました。
その詳しい情報が入ってきました。
データの流用が見つかったのは釧路市の道営住宅の改善工事です。
工事は2010年7月から2011年8月に行われました。
施工した杭31本のうちの1本でほかの工事のデータが流用されていたということです。
旭化成のこれまでの説明では北海道では横浜で傾いたマンションの現場代理人が関わった工事はないとしていました。
旭化成建材は北海道庁に対しデータの転用を認めたうえで適正に施工しており安全性には問題ないとコメントしています。
≫そこなんですよね。
データの転用は認めた。
今までないといわれていたところを認めた。
2015/10/28(水) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

ハンドル握らない「完全自動運転」もそこまで?未来のクルマへの期待と疑問▽シールズメンバー…外国人記者に安保を語る▽プロ野球!日本シリーズ第4戦

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
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【特別リポーター】
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【スポーツアナウンサー】
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【天気予報】
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