(テーマ音楽)岩手県山田町の海のすぐ近くにある自動車整備工場。
この工場で専務を務める…客の車を高台に運んでいる途中津波に流されました。
あの日事務所にいた加藤さんは突然激しい揺れに襲われます。
防災行政無線で予想される津波の高さが3メートルと聞いた加藤さん。
防潮堤の高さは4メートル以上あったため津波はここまでは来ないと思いましたが念のため客の車を避難させる事にします。
車1台をおよそ100メートル離れた高台に移動させたあと更にもう一台を移動させようとした時でした。
異変に気付きます。
津波が来ると直感した加藤さんは避難しようと近くにあった軽トラックに乗り込みます。
その直後。
津波は加藤さんの乗った車をあっという間にのみ込みました。
水没した車内に閉じ込められますが窓を開け閉めするのが手動式だった事に気付きます。
窓から水中に脱出してなんとか水面に出ましたが引き波に流されます。
その時目に入ったのが電柱から建物に伸びる電線でした。
加藤さんは再び流され今度は目の前を横切る電話線を見つけます。
必死の思いで電話線につかまったもののそれもすぐに離してしまいます。
その時加藤さんが落ちたのは津波で流されてきた屋根の上でした。
(加藤)いや〜。
しかしほっとしたのもつかの間屋根は引き波で沖合に流されていきます。
およそ1時間後。
加藤さんは通りかかった漁船に助けられ九死に一生を得ました。
津波が来ると知りながら仕事を優先させてしまった加藤さん。
当時の行動を深く反省しています。
2015/10/29(木) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県山田町 加藤志郎さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県山田町の加藤志郎さんは、車ごと津波に飲まれたが、必死に脱出し、電線につかまったり屋根に上ったりしながら九死に一生を得た。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県山田町の加藤志郎さんは、車ごと津波に飲まれたが、必死に脱出し、電線につかまったり屋根に上ったりしながら九死に一生を得た。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:25056(0x61E0)