ニュース・気象情報 2015.10.29


11時になりました。
ニュースをお伝えします。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、沖縄防衛局はけさ、名護市辺野古の沿岸部で計画の中核となる、埋め立て工事に着手しました。
これに対して沖縄県の翁長知事は強く反発していて、国と沖縄県の対立は、法廷での争いも含め、さらに激しくなることが予想されます。
南シナ海で、中国が主権を主張する人工島の周辺12海里の海域を、アメリカ軍の艦艇が航行し、米中のせめぎ合いが続く中、アメリカ海軍と中国海軍のトップが電話会談を予定していることが分かり、両国間の緊張をこれ以上高めないよう、意見を交わすものと見られます。
アメリカ政府はおととい、中国が人工島を造成している南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島のスビ礁で、国際法上の領海と同じ範囲の12海里、22キロの中に、アメリカ海軍のイージス艦を派遣し、航行させました。
アメリカとしては、人工島は領海の基点にならないとして、中国の主権を認めないという立場を明確に伝えるねらいがあったと見られますが、中国は主権の侵害で、重大な政治的挑発だと強く反発しています。
こうした中、アメリカ国防総省の当局者によりますと、アメリカ海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長と、中国海軍トップの呉勝利司令官が、近く、ビデオ電話での会談を予定していることが分かりました。
米中両政府は去年11月、海上や空中での衝突を回避するための覚書を結んでいて、今回、中国側は対話による問題の解決を目指す姿勢も示しています。
こうしたことから、両海軍のトップは、両国間の緊張をこれ以上高めないよう、意見を交わすものと見られます。
おととし、関西空港の沖合で貨物船と2隻の漁船が衝突して、漁船の2人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会は、貨物船の船長と水先人が、接近する漁船について情報を共有していれば、事故は防げた可能性があるなどとする報告書を公表しました。
おととし2月、関西空港沖の大阪湾で、早朝、台湾の貨物船と大阪の深日漁協所属の2隻の漁船が衝突して、漁船の2人が死亡した事故で、国の運輸安全委員会はきょう、報告書を公表しました。
それによりますと、貨物船のブリッジには当時、船長や航海士に加え、複雑な航路を案内する水先人が同乗し、北東方向にまっすぐ進むコースで航行していたということです。
衝突の数分前、船長は貨物船の進路と重なるように、右から接近する2隻の漁船に気付き、水先人に注意を促し、回避操作をするよう伝えたということです。
これに対して水先人は、非常に緊張していたため、船長のアドバイスを聞いていなかった可能性があり、周囲を航行していたほかの漁船との接近を避けようと、そのまま直進を続けた可能性が高いとしています。
このため、漁船と衝突したことから、報告書は、貨物船の船長と水先人が接近する漁船や、衝突を避ける方法について情報を共有していれば、事故は防げた可能性があると指摘しています。
では全国の天気、雲の動きです。
北海道から関東にかけては、雲に覆われて、ところどころで弱い雨になっています。
東海から沖縄にかけては、高気圧に覆われて晴れています。
2015/10/29(木) 11:00〜11:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気

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