(場内拍手)
(安井)おお〜。
あっ「花月うどん」ここちゃうか。
すみませ〜ん!
(烏川)あっいらっしゃい。
どうぞこちらに。
(安井)いいですか。
(友見)ありがとうございま〜す。
(烏川)すぐお水入れますね。
(安井)ああ〜大丈夫ですよ。
実は僕らねこれこれマイボトル持ってるんです。
(烏川)はあ〜。
これ今はやってますもんね。
あっごめんなさい箸ないですね。
(友見)ああ大丈夫です。
私たちマイ箸持ってるんです。
(烏川)エコっちゅうやつですね。
注文決まったら言ってください。
(安井)ああそれも大丈夫です。
僕らねマイ天ぷらうどん持ってるんです。
(烏川)なんでやねん!?おかしいでしょそれは!冗談ですよ。
これ作りもんですから。
(烏川)しょうもないことやめてくださいよもうほんとに。
(安井)まあまあまあまあ。
(烏川)で注文は?
(安井)天ぷらうどん2つ。
(烏川)天ぷらうどんね。
女将さん天ぷらうどん2つ!・
(あき恵)は〜い!
(安井)あれ「女将さん」ってことは大将じゃないんですか?
(烏川)ええ僕ただの従業員なんですよ。
女将さんと大将と僕の3人でやってます。
(安井)ああ〜そやったんですね。
(あき恵)はいはい〜。
お待たせいたしました。
天ぷらうどんで〜す。
(安井)ありがとうございます〜。
(安井・友見)ブッサイクやなぁ!オーマイガッ!
(あき恵)失礼ですよねお客様といえども初対面じゃないですか。
何なんですかそれ。
(安井)そうですねすみません。
(あき恵)もう〜。
つまらないこと言ってないで召し上がってください。
おいしいんですから。
(友見)おいしそう!
(あき恵)そうでしょ。
(烏川)ここのうどんはねほんまにおいしいですよ。
今年でこの店50周年迎えるんですよ。
50年前からね変わらぬ味をこの女将さんと大将とこうねずっと頑張って作ってきてるんです。
(安井)なるほどね。
(烏川)このスープもね50年前に作ったやつですよ。
(安井)腐ってるでしょ!50年前のやつ腐ってますよ。
(烏川)作ったやつと同じ味やということを言いたかったんです。
(安井)そう言うてくださいよ。
じゃ頂こうか。
(安井・友見)いただきま〜す!
(島田)おじゃましますぅ〜。
(やすえ)あなた。
変な挨拶やめて。
こけてはるでしょ。
(島田)ああすみませんな。
(烏川)一の介さんやすえさんこんにちは。
(島田)あああき恵さん。
クリーニング仕上がったよ。
(あき恵)ああご苦労さま。
ええ〜っと500円でしたっけ?
(島田)よろしいよろしい。
ちょっと仕上げが遅れたからねもうサービスサービス。
(あき恵)それはあかんわよ。
お商売なんやからお金取ってもらわんと。
(やすえ)もういいんですよ。
あき恵さん。
私たちはねお客様が喜ぶ笑顔それを見れるだけで幸せなんです。
(島田)そうです。
(あき恵)そうですか。
じゃ甘えさせてもらいます。
あの〜甘えついでと言ったらなんやねんけどねまだちょっと洗ってもらいたいもんあるんやわ。
(島田)ああいいですよ。
(烏川)すみませんね。
(島田)ああ大丈夫大丈夫。
(あき恵)すみませんじゃこれクリーニングお願いします。
(島田)じゃ急いで仕上げるわな。
(やすえ)ちょっとあなた。
急ぐのも大事やけど今日は朝からず〜っと働きづめで疲れてるでしょ?少し休ましてもらったら?
(島田)ほんまやな。
じゃちょっと休憩させてもらおうか。
すみませんね。
(烏川)やすえさんってほんま優しいですね。
それにきれいやし。
(やすえ)やめてよ耕ちゃん。
きれいやなんて言われたらもう。
うははははっ!カッ!
(舌を鳴らす音)
(烏川)なんですか?今の。
(島田)喜びの最上級。
(烏川)そんなんありますの!?
(島田)あんねや。
(あき恵)どうぞ。
お座りになって。
(やすえ)ありがとうございます。
(あき恵)はいお茶よ〜。
(島田)はいおおきに。
(烏川)一の介さんはえらい働き者やね。
それに比べてうちの大将ときたらほんま。
(やすえ)あれっ?もしかしてまたどっか出て行ってんの?
(あき恵)そうなのよ。
ちょっと買い物を頼んだだけやのに。
もうかれこれ3時間たつのにまだ帰って来ぇへんのよ。
(やすえ)3時間も!?
(烏川)どこほっつき歩いてんのか。
(あき恵)おかえり。
はいはい。
ああまいどまいど。
(烏川)大将。
ただいまただいまただいま。
(烏川)いやいや。
今入ってくるときにいらん動きが1個あったやろ。
なんかやったかな?おうおうおう。
のれんをかき分けたんや。
そう。
せんとねここにのれんがスッと擦れたらうっとうしいから。
(烏川)擦れたらうっとうしいよ。
そうそう。
(烏川)けど擦れへんやんか。
えっ?何もせんでも擦れへんいうこと?
(烏川)そう!耕一君感じ悪い〜。
(烏川)なんやそのしゃべり方。
女子高生やないねんから。
嫌な人ぉ〜みたいな。
(烏川)「みたいな」ってなんや。
とにかく擦れへんから。
ほなもういっぺんやろか?何回でもどうぞ。
頼むで〜。
なんやねんな入ってくるなりほんとに。
これやで!
(烏川)そうですよ。
よう見といてや。
(烏川)それがいらんねん!
(場内笑い)えっ?ほんまや。
何事もなかったかのように。
あれより下?俺ほんなら。
(烏川)そうやで。
あれより上いらんの?
(烏川)まあ不必要やな。
おっほほほ。
えらい狭い空間やなぁ。
(烏川)はははははは。
泣きないな!泣かんでもよろしいやんか。
ちょっとあの〜下ろしといてくれや。
(あき恵)なんで下ろさなあかんの。
(烏川)他の人ぶつかってまうがな。
そんなことあれへん。
おい〜!おほっうわわわっ。
いや気ぃ付かへんかったわ。
ははっ。
ひょっとこやん。
誰がや!?誰がひょっとこや。
しょうもないこと言うてんと。
3時間もどこをほっつき歩いてましたんや?買い物に行っとったんやないか。
そんなかからへんでしょうが。
どうせパチンコ行ってたんでしょ?お前自分の金やねんからやいやい言いなやもう。
どうせ負けっ放しやのに。
いやいや負けっ放しじゃないで。
まあまあ勝ったり負けたりやね。
勝ったり負けたりやったらええ方やな。
そうそう。
パチンコ屋が勝ったり俺が負けたり。
負けっ放しや!勝ったり負けたり。
言い方言い方。
負けっ放しなの!でいくら負けましたん?5万円や。
(烏川)うわっ。
(あき恵)5万円!?
(安井)もうこんな時間や。
映画始まってまう。
行こか。
これ2人でおいくらですかね?ありがとうございます。
5万円になります。
(安井)高すぎるでしょ!なんで5万円もするんですか!?パチンコ負けたんで。
知りませんよ!何なんですか!?
(烏川)すんません1000円です。
(安井)ほんま腹立つな。
はいじゃ1000円払いますんで。
(烏川)申し訳ございません。
(安井)むちゃくちゃやなほんま。
(友見)もうほんまに腹立つわねあのひょっとこ!
(烏川)なんで俺やねん!?
(あき恵)そんなことよりあんた。
うん?うん?パチンコで5万円も負けたって一体どういうことよ!いや〜だから。
私が日頃から節約してることがなんの意味もないやないの。
アホみたいでしょ!そないやいやい言うこと…。
(やすえ)ちょっと池やん!ほんまよ。
あき恵さんね大好きなショッピングも我慢して一生懸命働いてくれてるやないの。
(島田)ほんまやぞ。
あき恵さんがいてるからやなここまでやってこれたんやないか。
何便乗しとんねんお前。
(島田)ほんまのことやないかい。
ああそうですか。
はいはい悪うございました。
申しわ毛ございません。
えっ毛?毛ございません?申しわ毛全くありません。
(島田)あります!まだ残ってます。
すみませんね機嫌直してください。
ハーゲンダッツのアイスクリーム…。
(島田)いりません!
(やすえ)やめてちょうだいよ。
うちの人毛にしてるんやから。
「気にしてるやろ」それ言うなら。
ごめんねあなた。
まあまあええけど。
(やすえ)ほんとにもう池やんどういうことやの?ちょっとは真面目に働いたらどうやの。
ねえ池やんといい娘の安世ちゃんといい店のことも手伝わんと好きな人できたらパ〜ッと結婚してしもて。
あき恵さんちょっと甘やかしすぎとちがうの?
(島田)そうやで。
(やすえ)強く言うたら?
(安世)おなかすいた〜。
あははっ。
あっお母ちゃんおなかすいた〜。
(あき恵)安世。
(やすえ)安世ちゃん展義君。
(森田)あっご無沙汰してます。
(やすえ)ご無沙汰。
今うわさしてたとこよ。
(安世)うわさ?なんやろね〜。
あっねえねえお父ちゃん。
今日展義さんが会社休みやったから一緒にご飯食べに来たの。
うどん作って。
(あき恵)安世いいかげんにしなさい。
毎日毎日うどん食べに来んのはかめへんわよ。
でもねあんたは展義さんのお嫁さんでしょうが。
たまには手料理の1つぐらい作ってあげたらどうやの。
(安世)分かってるって!でも冬服買ったからお金ないねん。
(あき恵)なんでそんな無駄遣いすんの。
冬服やったらいっぱい持ってるやないの。
それに実家がうどん屋さんやねんから利用せな損でしょ。
(森田)安世!お前「利用せな損」なんちゅう言い方すんねん。
「タダ飯食えて便利」って言わんと。
(烏川)余計ひどいやないか。
(安世)ねえうどん作って。
おなか減ってんねん。
ねえもう作ってよ!大概にせえ!ほんまに黙っとたら。
お前な1回でもお母さんに対して娘らしいことなんかやったか?
(安世)うるさいなぁ!お父ちゃんだって大して働いてないやんか!展義さんなんか腹立つからよその店行こ。
駅前にここよりおいしいお店あるで。
おいしいお店ってお前まずくてもタダの方がええやろ。
(烏川)しばいたろか!あいつ。
腹立つな〜ほんま。
(あき恵)ほんま情けないわ。
なんであんな娘に育ってしもたんやろもう〜。
(やすえ)ほんとに親も親やったら子も子やね。
(島田)ほんまやな。
(やすえ)店戻らしてもらいましょ。
(島田)帰ろか。
(やすえ)お茶菓子も出ませんで。
(烏川)すんません。
お土産も頂きませんと。
(烏川)なんでやねん!なんで出さなあかんの。
おう!それより今日は何曜日や?土曜日ですよ。
やっぱりそうやな。
ちょっと新聞新聞。
なんですの?宝くじ当選発表や。
(烏川)はあ〜。
宝くじなんか買うてまた女将さん怒られますよ。
言わんといたらええやないかい。
夢を買うてんねん夢を。
ははは。
ほう〜1等3000万ですか。
そや3000万やぞ。
ふふふっ。
当たったらお前ピーナッツぐらい買うたるわ。
いらんわ!自分で買えますピーナッツやったら。
もっとええもん買うたる。
お願いしますよほんとに。
ほな言いますよ。
ええ〜18組。
なんて?いや18組。
18組やおい!わあほんまや。
うぉっほん。
換えに行こう。
まだや!いや組が合うただけで3000万ちゃいますねん。
6桁も合わなあきませんねん。
ああそらそうやな。
まあ組が合うてんのすごいですやん。
いきますよ。
1。
いっいっ1や1や!まあまあ1個ぐらいは合うわ。
1個ぐらいは合いますて。
せやけど18組の1ときたで。
次いきますよ。
2。
2や〜おいおいおいおい!ほんまかいな。
次いきますよ。
3。
3!ほんまかほんまか。
3や3や3や!うわっ半分合うてる!合うてる。
はあ〜。
ドキドキしますね。
次いきますよ。
4。
はぁ〜。
そりゃ1枚買うてなかなか当たらへんわね。
4や。
いや4やん!それ。
4も4も一緒やん。
えっ123…。
1234。
1234。
言い方ちゃうだけ。
ほっほな…。
一緒一緒。
ええっすごいな!こいこいこい!次いきまっせ。
5。
5や!5や5や5や5や。
あと1個あと1個あと1個。
ラストいこ。
これが合わんと意味ないからね。
うう〜ん!いきますよ。
7!はぁ〜。
惜しかったですね。
7や。
(烏川)7やん!なんで英語で言いますの!?ちょちょちょっと待って。
18組の12345…7。
3000万!3000万やこれ!おっおいおい!声がでかい声がでかい声がでかい。
(小声で)みんなに聞こえたら…。
もう分からんわ!頑張って聞いたけど聞こえませんやん。
だからお前近所の連中に言うたらななんか「金貸して」とかたかりに来よるから絶対言うたらあかん。
ああ分かりました。
ないしょやであき恵にも言うなよ。
女将さんはええでしょ。
女将さんはあかん。
貯金せえとかそんなことしか言えへんから。
とにかくないしょ。
言うなよ!分かりました。
(あき恵)あんた!知らん!
(あき恵)えっ?知らん。
わしは何も知らん!わしが通りかかったときはサクゾウさんはもう殺されとったんや。
(烏川)なんの話やねん!?
(あき恵)あんた何を言うてんの?
(烏川)いやいや。
今ドラマの話してましてん。
そうそうそうそう。
(あき恵)びっくりするやないの。
(靖子)やだもう〜。
こんにちは〜。
(奈臣実)こんにちは〜。
(あき恵)靖子ちゃん奈臣実ちゃんこんにちは。
(靖子)今日はねおうどん食べに来たんと違うのよ。
(あき恵)あらどうしたん?
(奈臣実)そうなの。
近所に引っ越してきた奥さんとお友達になったからあき恵さんに紹介しようと思て連れてきたの。
ちょっと待っててね。
(あき恵)どんな人?
(奈臣実)こっちよこっち!
(直子)こんにちは〜。
(烏川)なんやおいおいおい。
こんなもん奥さんやのうておっさんやがな。
な〜んでやね〜ん!
(烏川)何を振りまいたんですか?
(直子)何も振りまいてません。
おっさんはこの小さい人でしょ。
な〜んでやね〜ん。
ドン!
(烏川)まねしなくていいです。
(あき恵)ごめんなさいね〜。
私このうどん屋で女将をしてますあき恵っていいます。
はじめまして直子です。
(あき恵)あっそうですか。
どうぞお座りになってください。
お茶入れますね〜。
(靖子)ありがとうね。
ちょっとちょっとちょっとそれより聞いた?3丁目の中村さん娘さん離婚しはったんやって。
(奈臣実)ええ〜お子さんまだ小さいのに?あっそう言えばね5丁目の鈴木さんとこの息子さん駆け落ちしはったんやって〜。
(直子)そうなの?うちの隣の木村さんとこ通帳を米びつの中に入れてるんやて。
(烏川)なんで知ってんねんそんなん。
大将大将大将こんなうわさ好きの連中に宝くじの件バレたら町じゅうに広まりますよ。
そやでだから絶対ないしょやぞ。
言うたらあかんぞ。
(あき恵)ちょっとなんやの?2人でこちょこちょこちょこちょ。
なんもないなんもない…。
(あき恵)こんなんしてたんちゃう?いやいやしてへんしてへん。
(靖子)ねえあき恵さん聞いてこの直子さんね宝くじで1万円当たったのよ。
(あき恵)あら1万円もですか。
1万円か。
勝った。
(烏川)だぁ〜い!あい。
(あき恵)「勝った」ってなんや?何勝ったんよ?何も言うてへんやん。
今言うたやないの「勝った」って。
ああ…よかったって言うたんや。
なんか怪しいわね。
何が?さっきから2人でこちょこちょこちょこちょ…。
何も怪しいことあらへんがな。
隠し事してるでしょ私に。
いやしてへんしてへん。
あんたのことすぐ分かんねん。
何を言うてんねんしてへん…。
隠し事してる。
耕ちゃん!何を隠してんの?言うて。
してないしてない。
してるでしょ言いなさい!違う…。
お〜いおいおい!わしが3億円のくじ当たった言うたらあかんぞ。
(あき恵)3…3億円!?3000万のくじ…。
(あき恵)ほんまか!?3000万の宝くじのくじの…当選したんか〜!?お前しゃべったな。
自分で言うたやん!言い直してまで。
大将喜んでる場合ちゃいますよほんまに。
何がや?勝手に金額増やしてから。
もうちょちょもうとったんやうれしゅうておうおう。
3000万でもすごいけど。
ちゃんと持ってますの?宝くじ。
当たり前やないか。
ちゃんとお前換金するまでは大事に持っとるぞ。
なっこれは換金するまではな。
大事にしとかなあきませんよ。
あき恵はどこ行った?あき恵は。
それが朝から出かけて帰ってきませんねや。
(寛平)まいど〜。
なんやねん。
大将このじいさん知り合いですか?まあまあ知り合いや。
古くからこの辺住んでる寛平さんっちゅうねんけどな。
このおじいさんもう〜墓参り行くのにいっつもうちの店の中通っていくねん。
なんで中通んねん。
いやちゃうねんここ通った方が早いねや。
早い?ああここ近道やがなこれ。
(烏川)近道?ああ。
近道でもうちの店の中やから回って行ってよ。
なんで!ここ通ったら5分で行くとこをやな向こう回ったらお前3時間かかんねんで。
なんでやねん!どんな行き方してんねんな。
そやからここ通らしてもうてんねや!そやけどここもう50周年やろこの店。
はいお蔭さまでね。
ああ〜そうか。
まあ記念にないっぺんマラソンして地球一周回ってこい。
なんでやねんアホ。
死んでまうわそんなもん。
あんたとちゃうねんから。
それよりここお前なここ空地やったんやで。
子供のときよう遊んだんや。
それをこんなしょうもない店建てて。
しょうもないとはなんや!しょうもない店…。
しょうもないとはなんや。
客誰も来ぇへんし。
勝手に人の店…。
食べもんまずいし。
ちょうちょうもめんといてくださいもう。
このじいさんちょっとめんどくさいから任せますわ。
なんか2人で面白いことするんでしょ。
せぇへんせぇへん。
向こうで見学してますから。
ちょっといっぺん座り。
えっ!ここへ座れ!ああ分かった。
そこへ座ったらええねんやろ。
ゆっくり言うて聞かしたるわ。
座ったらええねやろ!座ったら。
ここへ座れ!ここへ座れ言うてんねん。
椅子を動かすな!誰がやねん。
誰が動かしてん。
座るから…座るから。
椅子を動かすな言うとんや。
元気やな。
ああ〜しんど。
なんでやねん!そらしんどいわ。
いや〜元気で何よりやけどなそんだけ元気やったらなこの近道せんでも回り道してお墓へ参れるやろ。
いや〜そやけど邪魔やねんこれ。
はよこの店畳んでどっか行け!日本には法律というもんがあるから。
法律もくそもない。
まあまあ俺の話を聞いて…。
いやまあまあとりあえずわしが言うてんねんからわしの話を聞け。
いやその前にわしの話を聞こ。
いやわしの話を聞こ。
だからわしの話を聞いたあとあんたの話を聞こ。
わしの話を聞いたあとあんたの話を聞こ。
おい。
おい。
ひょっとしたらまねしてんのか?ひょっとしたらまねしてんのか?いやいやお前がや。
いやいやお前がや。
そんなことして楽しいか?そんなことして楽しいか?あっそうか。
あっそうか。
ほんならずっとまねしとれよ!ほんならずっとまねしとれよ!なんでもかんでもまねせぇよ。
なんでも…。
・まいごのまいごのこねこちゃんあなたのおうちはどこですか・おうちをきいてもわからないなまえをきいてもわからない・にゃんにゃんにゃにゃんにゃんにゃんにゃにゃん・ないてばかりいるこねこちゃんこれはまねできんわ。
これはできん。
できんということは負けやな。
はい出ていって出ていって。
まあまあまあええから。
ここははよ畳むようにしとけこの店。
なんでやねんな!おまはんが回り道したらしまいのこっちゃないか。
何を言うとんねん偉そうに。
なんや。
「なんや」やあれへんがな。
短い足してお前。
なんやこの態度こう。
変われへんやないか。
変われへんことあれへんがな。
見てみぃお前。
ほら。
ほら〜。
「ほら」てお前見てみ。
こんだけあいてるやんほら。
お前こんだけあいとるやないかい。
あいてへん。
ついてるやん。
あいてへん。
ついてるやないか。
ついてへんやん。
ほらほらついてへんやん。
痛い痛い!痛っアホ!なんや。
椅子の間に挟まったわアホ。
何がや。
離せもう。
何がや。
ええから痛…。
せやろ!痛〜バカ野郎。
痛…痛バカ野郎?お前なんやその言い方。
痛バカ野郎?お前おいバカ野郎。
どうやら言うても理解できんらしいから。
はっ?分かりやすいようにやったろか?なんやわしとやると言うのか?そうや。
お前がな「すんませんでした。
もう二度とここ通りません」言うように腕ずくでせなしゃあない。
はぁい。
お前がわしとやると言うのか?おまはんこそ俺とやるっちゅうんか?知らんぞお前。
年いってること忘れたらあかんぞ。
お前何を言うとん…。
お前知らんぞ!何が知らんねや。
ほんまお前俺暴れだしたらほんまに止まれへんぞ。
なあ。
お前言うとくけど知らんぞほんま。
なあ。
ええんか?お前。
ええよ!よ〜っしゃ分かった。
よっしゃ分かった。
もうええ。
二度とここを通らんようにしたるから。
分かったよ〜し。
よ〜し分かった。
もう止まれへんで俺。
ここまでこんな格好したら止まれへんで。
知らんぞお前。
動きだしたら止まれへんぞお前。
それでもええのか?ああかまわんよ。
よ〜しもうええもうええ。
俺もう止まれへん。
もう絶対止まれへんで。
ちょっと待て。
なんか見てるだけで疲れんねん俺が。
なんや。
こっちまで疲れるから。
だから俺は止まれへん言うたやろ。
やんのかお前。
来いや来いや。
来いや。
おお〜!来いや。
いつでも来いや。
ほんまにええのか?おう来い。
いくで。
いくよ。
なんやそれ。
「なんや」やあれへんがな。
来いや。
いくぞ。
ええんかほんま。
来いや。
お前をレントゲンのように切り刻んでやる。
レントゲンのように?おう面白いな。
やってもらおか。
ええねんな。
来いや。
よ〜しゃ切り刻むで。
来い。
切り刻むで!知らんで!来いや来いや。
ちょっきんちょっきんちょっきん!ちょっきんちょっきんちょっきん!普通に来い。
普通に。
よ〜し来いや。
いつでも来い。
俺のシャツや。
俺の…。
カチャンカチャンカランカランカランカランカランカランカチャカチャカチャカチャ…カチャンカチャンカチャンやかましなぁ!カンカラカンカラ。
おう静かに来い静かに。
来いや。
来いや。
カランカランやかましい。
シャ〜ッ。
カランカランカランカランカランカランカランカラン気になるわお前なあ。
何がや。
カラカラいうのだけでも出せや。
や〜かましいわ。
フィッ!フィッ!フィッ!フィッ!ミャ〜オミャ〜オミャ〜オ〜。
ミャ〜オ〜。
フィッ!ミャ〜ッ!!カランカランカラランお前ほんまやかましいぞ。
なっ気ぃ散るからお前。
ウィ〜〜!フィッ!ミャ〜〜。
ミャ〜〜オ!ワォ。
ワ〜〜ォ。
ワォウェ〜ェ。
ウェ〜〜。
熱い。
何しとんねんお前。
かん…関係あれへんやろ。
おいおいおい。
フイッ!靴や。
フィ〜ッ!フィッフィッ!フィ〜ッ!ちょっと待ってちょっと待って。
ちょっと待てちょっと待て。
お前何楽しんどんねん。
おい!シャ〜ッ!うわっ!おいおいおい!お〜い!電気…電気消して。
いや〜ええもん見たなぁ。
せやけどあのじいさんむちゃくちゃやったなぁほんま。
(烏川)いらっしゃい。
(諸見里)しゅちゅれいしましゅ。
しん…しょしょわしゅわしゅわしゅわしゅわしゅ。
全く何言うてるか分からん。
しん…しょしょわしゅわしゅわしゅわしゅわしゅ。
シュポシュポシュポポにしか聞こえへん。
言ってましぇん。
よく聞いてくだしゃい。
私が言ってるのはシュポシュポシュポポでしゅ。
(烏川)言うてるやん!絶対言うてる思うけどな。
なんしゅか。
「なんしゅか」ってなんやねん。
あの〜違うんでしゅ。
(烏川)ええっ?新人で。
新人で。
挨拶回りに来た。
挨拶回りに来た。
もろみじゃとでしゅ。
もろみじゃとさん。
いえもろみじゃと。
もろみじゃと。
いや「もろみじゃと」って名前のやつおる?
(烏川)お前言うてるで。
自分で言うてますよもろみじゃと。
じゃ。
じゃ。
違う。
Z。
Z!ああもろみざと。
しょうや。
偉そうに言うな!お前。
言ってましゅから。
言ってた?はい諸見里でしゅ。
ちょっとお伝えしたいことがあって参りました。
最近ですねこの辺りでしゃぎ事件が横行してるんでしゅ。
詐欺事件ねなんか慣れてきました。
ありがとうございましゅ。
怪しい人物を見かけたらしゅぐに連絡してくだしゃい。
分かりました。
手配書が出来しだい持ってまいりましゅので。
しょれでは失礼しましゅ。
どうも。
(諸見里)あっ念のために私の携帯番号を教えときましゅ。
0903333新春シャンションショーです。
(烏川)いやおかしいやろ。
今完全に「新春シャンションショー」言うとったな。
誰かおったんか?今お巡りさん来てましてね。
なんか詐欺事件があって手配書が出来たらまた持ってくる言うてましたわ。
詐欺なぁ。
気ぃ付けなあきませんよ。
ただいま〜!あははっ。
おいおい!
(烏川)女将さん「マツケンサンバ」ですかこれ。
やめてよ何を言ってんのよ。
いや〜でも今まで我慢してた分思いっきり買い物できたから気持ちよかった!もう最高やった。
ちょっとあんた見て。
これこんな色でもワニ革なのよ。
すごいでしょ。
もう他にもねいろいろといっぱい買ったの。
あのな全部でなんぼほど使たんや?ローンにしてもらったの。
280万。
(烏川・池乃)280万!?
(あき恵)そうそう。
なんやの。
3000万入ってくるのよ安いもんやないの。
いやいや無駄使いですよ。
何言うてんねん。
そんなことよりもねここに帰ってくる途中にほらあの〜美容部員の人でね「花月ビューティーショップ」っていう人たちがいてるんやけどその人たちに声かけられて。
美容グッズ買ってもいい?美容グッズ?とりあえず持ってくる言うてるから見るだけでも見てもいいでしょ?もうじき来ると思うのよ。
大丈夫かえ。
(あき恵)ああ〜来はった来はった。
こっちです〜。
(烏川)そのうちなくなりますよ。
(吉田)どうも失礼します。
(松浦)失礼します。
どうも。
「花月ビューティーショップ」の吉田と申します。
(松浦)松浦と申します。
(あき恵)お待ちしてました。
(烏川)美容関係の方ですよね?なんでギター持ってますの?
(松浦)ああこれですか。
実はですね我が社のことをもっとよく知っていただくために訪問先でPRソングを歌わしていただいております。
(吉田)歌ってさしあげなさい。
(松浦)分かりました。
お聴きください。
・花月ビューティーショップに来ると・みんな生まれ変わる・美しい人はより美しく・ダンディな人はよりダンディに・顔のデカい人はよりデカくなる嫌やわアホ!嫌じゃ。
なんでこれ以上大きならなあかんねん。
小さするんやったら分かるけど。
すみません。
(吉田)何をしてるんだほんとにもう。
ふざけてるのか?ピンポン!
(ギターの音)正解かい!下がっときなさいほんとにもう。
(烏川)何なんですか?この人。
(吉田)申し訳ございません。
(あき恵)そんなことよりどんな美容グッズ持ってきてくださったの?すてきなグッズお持ちいたしました。
ほんと!?
(吉田)超音波を使ってですね毛穴をきれいにし肌をツヤツヤにする器械でございます。
こちらでございます。
無料お試し期間で使っていただきまして気に入っていただければ契約ということでいかがでしょうか。
(あき恵)じゃあタダで試しやったら使わせてもらえるっていうこと?
(吉田)もちろんでございます。
(あき恵)ほんとに!?あんたダタやて。
いいでしょ?ちょっとの間だけ使わしてもらっても。
タダやったらな。
それやったら使わせてください。
(吉田)よろしいですか。
分かりました。
それではこちらの方にサインをお願いいたします。
(あき恵)サインねはいはい。
(吉田)すみません。
下の方に。
はいありがとうございます。
(あき恵)分かりました。
池乃あき恵と。
これでいいですか。
(吉田)ありがとうございます。
それでは我々は失礼いたします。
どうも失礼しま〜す。
(ギターの演奏「ファミリーマート」出入り音)
(烏川)おい「ファミリーマート」ちゃうぞうち!何しとんねんあれ。
(あき恵)いや〜でも楽しみやわ。
いらんでしょ。
(あき恵)何を言うてんの。
(靖子)こんにちは。
(奈臣実)こんにちは。
(靖子)ちょっとごめんなさいね。
ねえ大将3000万なんに使うの?もし使いみちが決まってなかったらうちとこね給湯器が壊れたの。
だから買って〜。
知らんがなそんなもん。
(奈臣実)ねえ大将私ねおしゃれな下着が欲しいの。
だからTバック買って〜。
(烏川)はくなお前は!
(直子)ねえ大将私もひげそり買って〜。
(烏川)おっさんやないか!そんなもん自分で買いなはれ。
(烏川)訳の分からんこと…。
(あき恵)関係ないでしょ。
(佐藤)失礼します。
(青野)失礼します。
(オクレ)こんにちは〜…。
なんじゃおい!
(烏川)声聞こえへんかったけど。
なんですか?私「花月銀行」の佐藤と申します。
うわさで聞きましたよ。
3000万円当たったんですよね。
(烏川)あんたらやなしゃべったん。
是非うちの銀行で口座を作っていただきたいと思いやってまいりました。
もうよそで口座作ってますから。
(烏川)どうぞお引き取りを。
(青野)すみません「なんば新聞」でございます。
新聞取っていただこう思いまして。
新聞はよそのん取ってますから。
どうぞお帰りください。
(烏川)あんたなんですか?100円ちょうだい。
(烏川)金欲しいだけかい!なんや!なんや「100円ちょうだい」って。
(オクレ)こら〜!3000万当たったんやったらお前100円ぐらいくれても…。
痛っ痛たた…。
(烏川)無理しぃなやほんまに。
60やろ。
(オクレ)誰がやねんアホ。
(烏川)六十肩やろ。
ちゃうちゃう。
三十肩。
(烏川)何が三十肩や!
(オクレ)100円。
(烏川)帰りなさいもう。
あんたら関係ないでしょうが。
(島田)まいどクリーニング仕上がりました〜。
(烏川)500円でしたね。
(やすえ)いえいえ50万円です。
(烏川)高っ!
(島田)今日から値上げです。
(烏川)上がり過ぎでしょうがほんとに。
そうかあんたらも3000万目当てにたかりに来たんでしょ。
えっなんのことかしらねえ〜?
(島田)なあ〜。
(烏川)よう言いますわほんまに。
お客さんの喜ぶ顔が見れたらそれで幸せやってあれうそですかほんまに。
あかんのかいこら!おお!?何言うとんねんこら!3000万当たったんやろ。
それで50万払たれやほんまに〜!殺すぞ。
(島田)やすえ口が悪すぎる。
ハゲは黙ってい!すみません!ちょっとねえ隣近所やねんから足元見んのはやめとこ。
なっ。
ええからええからハゲ。
(島田)えっ?はけはけ。
(島田)間違うかおい!「ハゲ」と「はけ」間違うか?
(安世)お父ちゃんお父ちゃん!宝くじ当たったんやろ3000万。
ねえ〜正月に旅行に行きたいの。
だから旅行代ちょうだい。
自分で行ったらええがな。
お願いお願いちょうだいよ。
2泊3日ぐらいで温泉に行きたい。
今までなんにもしてへんのに。
国内の旅行やからいいでしょ。
宝くじ当たった途端に…。
50万も100万もかかるわけじゃないやんか。
俺の話を聞け!わしの話を聞け。
(安世)4人で行きましょうよ。
ゆっくり羽伸ばしましょうよ。
4人とか人数の問題や…。
たまにはさいいやん正月に…。
もういい!もういい!もういい。
もういい。
うせろ。
切りがない。
結論は出んよ!いつからだ?言ってみろ。
いつからそんなつまらん女になった?昔はそうじゃなかった。
近所でも評判のかわいい子で親思いで優しくって末はどんなお嫁さんになるのかみんなが期待したもんだ。
それが蓋を開けりゃこのざまだ。
んっ?今のお前なんか生きてる値打ちはない。
あの世へ行け!ユーゴートゥヘブン!どうした?黙ってないでなんとか言ったらどうなんだボラギノール。
誰がボラギノールよ!来い。
(安世)はっ?どいつもこいつも金金金金言うてひとの足元見よってなぁ。
3000万当たったんやからしゃあないんちゃいます?そやけどもな。
(烏川)まあまあね…。
(吉田)どうも失礼します。
女将さんいらっしゃいますでしょうか?
(烏川)ちょっと待ってね。
女将さん「花月ビューティー」の出っ歯とハゲ来てるよ。
失礼すぎるやろ!
(あき恵)はい。
(烏川)女将さん。
(あき恵)何?
(烏川)なんで着替えてへんの?いいでしょ気に入ってるんやから!気に入ってるって。
似合ってるでしょ?どっちかいうたら臭ってるけど。
「臭ってる」って何よ。
しょうもないこと言うな!ボケアホ。
(吉田)女将さん器械の調子はいかがですか?
(あき恵)それがね途中で止まってしまったのよ。
ちょっとこれ不良品じゃないの?
(吉田)あら!もういいわこれ。
返品します。
あっそうですか。
分かりました。
それではお試し料金として100万円頂きます。
えっ?えっ?
(あき恵)ちょっと待ってちょうだい。
お試し期間中は確かタダじゃなかった?無料お試し期間は1分でございますが。
1分!?はい。
そんな話聞いてないわよ。
(吉田)いやいやこの契約書にねここに記載されてますよ。
(あき恵)こんな小さな字気が付くわけないやないの。
そんなん!嫌ですよ1分なんて…。
(吉田)いやそう言われましても。
(松浦)契約ですから。
(諸見里)しゅみましぇん失礼しましゅ。
詐欺事件の手配書が出来たんで持ってまいりました。
ああご苦労さん。
(諸見里)犯人はこいちゅらでしゅ。
(烏川)あっ!こいつらですよ。
なんやと!
(諸見里)警察呼んできましゅ。
(烏川)お前や!なんやあいつ頼んない。
お前ら詐欺師か。
(吉田)それがどうした。
バレたらしゃあないのう!100万払ってもらおか。
払われへんのやったら営業できひんように店潰してまうぞ!ボケ!
(あき恵)きゃあ〜!
(吉田)どうすんじゃい!
(やすえ)すみませんクリーニング代10万にまけてあげるから払てよ。
(靖子)ねえねえ大将給湯器買って〜。
(奈臣実)Tバック買って〜。
(直子)ひげそり買って〜。
(佐藤)口座作ってください。
(青野)新聞取ってくださいよ。
(オクレ)100円100円100円…。
また来たんかい。
(安世)お父ちゃん旅行代ちょうだいってば。
もうええからもう。
(あき恵)いいかげんにしなさい。
あんたもいいかげんにしなさい。
(烏川)はいはいはいはい!すんません。
ここ今営業中なんです。
邪魔なんですよ。
奥でやりましょう。
(やすえ)そうしましょう。
(吉田)待て待て。
おいおいおい。
ほったらかしかい!いらっしゃいませおうどんですか?
(吉田)客ちゃうねや。
今来たとこちゃうねん。
忘れたんかい。
(やすよ)誰?あれ。
(烏川)詐欺師ですわ。
(吉田)100万払わんかいこら。
(烏川)払うわけないやろ。
(吉田)払わへんやと?お前なめてるみたいやのう。
松浦。
わし今からあいつらびびらせてくるからええ曲でも弾いといてくれや。
(松浦)分かりました。
(吉田)頼むど。
おいお前ら!・Imagineallthepeople
(吉田)分かっとんかい!こらお前。
わしに盾ついて生きて帰ったもんおらん。
ボコボコいったんどこらお前。
持ってこんかい!・Youfu…
(吉田)状況分かってんのかお前。
「・Youfu…」やないねんお前。
それ平和の歌やろお前。
わしアホみたいやないかい。
下がっとれ〜。
ごめんヨーコ。
(吉田)オノ・ヨーコちゃうねん。
分かるやろほんま。
おいこら。
(烏川)もう終わり?終わりに決まっとるやろお前。
手つないでる場合かこら。
これでもか!こら。
金持ってこい!おい!つまらんもん引っ込めて帰れ。
(吉田)ああ?なんじゃおっさん。
なんや。
(烏川)ちょっと大将危ない。
大丈夫大丈夫。
わしはこう見えても若いころは随分とやんちゃもしたんや。
人間も7人ばかりあの世へ送っとる。
(やすよ)ええっ?
(吉田)お前7人殺したんか?みんな病気で死によったんや。
(吉田)なんやそれ。
お前葬式行って見送っただけやないかい。
お前はこの場であの世へ送ってもかまわんぞ。
(吉田)ほっほ〜おもろいの。
おいその前によお前それでも男か?いっぱしの悪党か?こっちはお前年取ったちっさいおっさんや。
なんにも持ってへん。
そんなもん相手に若いお前がそれ持たんとけんかにならんのかい。
それでも男かよ。
それもそやのう。
いらんわい。
まだお前見どころあるやないかい。
来んかい。
(吉田)おい汚いぞ!お前最低やないかい。
こんなんいらんわ。
お前ら素手で十分や。
ふふん。
俺を怒らしたことに後悔するぞ。
もう止まらんからな。
バシバシバシ!よっしゃ今日はこれくらいにしといたら。
(烏川)おい今や!よっしゃ。
こらお前。
お前ら…。
ガン!ギターはやめろ!ギブソンやぞ。
(松浦)痛たたっ!
(島田)こらお前もじゃ。
よ〜ししょこまでや。
(烏川)あんたええとき戻ってくんなぁほんま。
(諸見里)逮捕や。
手出して。
よ〜し。
貴様らしゃっしゅうしょしゃいしょざいで逮捕する。
(烏川)何言うてるか分からへんぞ。
あっこれ。
(諸見里)はい。
立て。
皆しゃまご協力ありがとうございました。
行くぞ。
(吉田)くっそ〜。
(諸見里)お前ら今からどこ行くか分かってんねやろな。
(吉田)分かっとるわい!
(ギターの演奏「エレクトリカルパレード」のテーマ曲)
(吉田)ディズニーランドちゃうねん。
行こうぜ!
(吉田)行くんかい。
(あき恵)あんた大丈夫やった?あき恵。
(あき恵)宝くじは?
(烏川)そっちかいな。
(安世)ねえお父ちゃん今みたいなことがあるかもしれんねんからさ今のうちに旅行代ちょうだいよ。
(あき恵)ほんまに薄情な子やね。
あんたお父ちゃんの命よりもそのお金の方が大事やって言うのんか!
(安世)何?それ。
お母ちゃんかて宝くじの心配してたんちゃうの。
ねえお父ちゃんちょうだい。
(あき恵)何を言うてんの。
(安世)ちょうだい!もうええから。
やめてくれ!分かった。
分かった。
お前らの言うてることはなこれやろ。
お前らの言うてんのはつまりこれやろ。
ええか。
何も言うな。
ちょっと!
(安世)お父ちゃん!ええから止めるな止めるな。
えっ?来るなよ。
(あき恵)何考えてんのよあんた。
来るなよ。
あんた?ちょっとあんたやめてやめ…。
きゃあ〜っ!!
(烏川)おい何しとんねんおい。
灰になってしもてん。
意味ないがな。
はい。
(烏川)シャレかいな。
(やすよ)ちょっと池やん何考えてんの宝くじ燃やして。
もうええわ。
もうあんた帰りましょうもう!
(島田)もったいない。
(靖子)ああ〜!ほんまに…。
(奈臣実)この小さい…。
(直子)おっさんは…。
(佐藤)何を考え…。
(青野)とん…。
(オクレ)ねん!
(烏川)なんで文章になってんねん。
あんた一体何を考えてんのよ!あき恵もうええかげん目覚ましてくれ。
えっ?お前自分で思わんかおかしなったと。
「宝くじが当たった」言うてからは。
本来お前そんな人間と違うやろ?ふだんからお前「金もうけなんかよりもおいしいうどんを作ることの方が大事や」言うとったやないか。
「金もうけよりもお客さんに喜んでもらう方が私はうれしいねん」。
そんなこと言うとったやないか。
娘の安世にも「世の中お金ばっかりと違うよ。
お金以外の大事なもんを早いこと見つけなさいよ」。
常にそう言うとったやないか。
そんなお前が…。
いやそんなお前はどこ行ってしもたんや。
そやろ?わしも言われへんけどな。
仕事もせんと店の手伝いもせんとぶらぶらぶらぶらやっとったから娘もこんなふうになってしもたしお前にもいろいろ迷惑かけた。
だからこれを機会にわしも心入れ替えて一生懸命働く。
なっ店のために頑張るから目覚ましてくれ。
頼む。
なっお金なんかのうても元の温かい家庭が戻ってきたらそれでええんとちがうか?ごめんなさい。
私突然大金が転がり込んできたもんやからお金に目がくらんでたんやわ。
ほんまやね。
もともとは小さな店からあんたと2人でこつこつこつこつ頑張ってここまでやってきたんやもん。
お金なんかと違うよね。
あんた私これからは心入れ替えてもう一度一から頑張るから。
せやから私のこと許して。
あき恵。
あんた。
あき恵。
あんた!あああっ!何?今の。
何おびえたん?ちょっとびっくりしてん。
おびえたんじゃない。
なんでびっくりするの。
いやてれくさい…。
あき恵あき恵頼むで。
もう!あんた。
(安世)お父ちゃんお母ちゃん。
今まで親不孝なことばっかり言ってほんまにごめんなさい。
(あき恵)安世。
(安世)これからは展義さんと2人で頑張ってスネかじらんようにやっていく。
親孝行もちゃんとする。
ほんまにごめんなさい。
(森田)一生懸命お金ためていつになるか分かりませんけどお二人に旅行プレゼントさせてください。
えっ?森田君ありがとう。
(烏川)大将宝くじはなくなったけどこれでよかったんですよね。
そやな。
(あき恵)ほんまやね。
あっそや買うたもん全部返してくるわ。
ローンにしたからいくら返って…。
あき恵あき恵。
返さんでもよろしい。
アホなこと言いなさんな。
それよりお前に渡したいものがあんねん。
ちょっと待っといてや。
はいはいはい。
はいこれをお前に渡す。
ええから受け取ってくれ。
なんやのこれ。
ええから。
指輪?あんた…。
あき恵今日でこの店は50年やオープンして。
いろいろ苦労したけどな50年目を迎えたやろ。
それもこれもみんなお前が頑張ってくれたからや。
そのご褒美というたらなんやけどお礼や。
わしからの気持ちや。
受け取ってくれなっ。
あんた。
思えばひと口で50年言うけども長いようであっという間やったな。
店開けてお客さんもあんまり来んと何べんやめようと思たかもしれん。
しかしお客さんの「おいしいわ」と喜んでくれる声で今日まで支えられてお前がいちばん頑張ってくれて今日を迎えたんや。
わしかってそうや。
50年前サラリーマンを辞めてこの世界へ入って。
甘いもんやなかった。
やめようやめよう。
毎日毎日やめようやめよう。
いやでも明日こそ頑張って。
いや来年こそ頑張ってなんとか思て必死に食らい付いて毎日送っとったら気が付いたら50年や。
それも周りの支えてくれた仲間何よりも温かいお客さんたちがいてその50年を迎えられたわけや。
いや〜ありがとうございました。
大将。
これ今誰としゃべってんの?お花畑やないかい。
(烏川)お花畑?そうやきれいな菜の花畑や。
お父ちゃんやらしい話やけどその指輪なんぼしたん?
(烏川)やらしいな。
今聞かんでええがな。
(安世)気になるから。
100万円や。
(烏川)100万!あんた100万ってそんなお金どないしたん。
そんなもん当然のこっちゃないかい。
頑張ってくれたお前のためにやなわしお前清水の舞台から飛び降りたつもりでバーンとサラリーローンから100万円借りて…。
(あき恵)ちょっと待ってよ!サラ金から借りたってあんたどないして返すのよ!何を言うとんねんお前。
3000万の当たりくじがあるやないかい。
(烏川)大将記憶喪失ですか?何?
(烏川)燃えたがな。
あのなぁどこぞに当たりくじの300万を燃やすやつが…。
(烏川)300万?今日はよう前後すんなぁ金額が。
どこぞの世界にお前3000万の当たりくじを燃やすやつがおると思うか。
(烏川)ほなこれなんや。
偽もんや。
(安世)えっ?戸閉め戸閉め戸閉め。
(烏川)えっほんまもんあんの?ほんまもんはちゃんとここに。
このとおり。
(烏川)18組の1234…。
ほんまもんやほんまもんや。
そやろ?絶対周りに言うたらあかんぞ。
またたかりに来よるからな。
(烏川)そやなそやな。
じゃみんな絶対にないしょやで。
(一同)バレてるで!とりあえずちょっとどこ行く?ここへ行きたない?ははははは!はっはっはっ。
うわ〜。
いや〜今日はお疲れでした。
お疲れでした。
まだまだやろ?もうほとんど終わりですわ。
ちっさいからええなぁ。
何してんの?何か分かれへん。
ははははっ!なんちゅうV開けや?はははっ!いや〜。
まあこれがね大阪の伝統芸能の1つでありますが。
いやこういうことらしいよ。
めだかさんが50周年を迎えられるということで。
まあお友達…ねっ寛平さんと2人でタイの方に行ってくるということですから。
(今田)今日も50周年の特番やってください言うから「わあめだか兄やんの番組やったらやりますよ」と。
ほんでまあ新喜劇の小と一緒に司会してめだか兄さん来て
(小)あははははっ。
(今田)うどん屋でタイの旅行のV見るて。
そうです。
今の今知ったがな俺。
ええ旅館かなと思いきや。
違いますよこれ。
六本木でございます。
東京にあるうどん屋さんですから。
「つるとんたん」。
まあこの2人の旅を我々が見せていただくということです。
いやでももう楽しみですわ。
(小)おじいさん2人どんな旅になったんでしょうか。
絶対おもろいやん。
ええ〜めぐ兄。
はいよ。
任してください。
ほんまに任して大丈夫?タイバンコク。
ここ行きましょうここ。
ありそうやから。
いや大丈夫大丈夫。
長年の付き合いで。
いやほんともし行くとしたら。
そう。
ほんでもう…。
行きましょう!ねえ。
では行きましょう。
暑いな。
暑い。
いや蒸し暑い。
寛平ちゃん。
ちょっとあのとりあえずちょっとどこ行く?えっ?ここへ行きたない?ここへ行くのどうして行っていいか分からへん。
タクシータクシータクシー。
タクシー?タイ語ペラペラ?ユー。
ああ…。
タイ語でちょっとほな。
ごほっごほっごほっ。
うぇ〜〜ごほっ。
Whatareyoudoing?ああ〜ジャパ〜ン。
ジャポニジャポニ。
タクシー。
ここ行きたいねん。
ははははっ。
大丈夫?大丈夫?絶対守らんとあかんから。
優しいな。
さすが世界をね。
世界一周してますから。
ほんまやな。
そういう面では頼もしいですね。
すんませ〜ん。
ソーリー。
ソーリー。
ここ。
ここ。
Ah〜.水上…。
ここ。
タラーナーム。
OK.OK?OK?Ah….タラーナーム。
アンパワーゴー。
ゴー。
OK?あははは!メコン…メコン川。
クーラーちゃうか?車内。
それにしてもダウンは。
メコ〜ン。
Ah,Mekong.ひひひひひっ。
メコン川ね。
「メコン」に反応して。
水上マーケットでなんか売ってるやろか。
マーケットいうぐらいやから。
ロケバスとかもないねんなこれは。
えっ?トイレ。
トイレ?トイレ。
行きたいの?ゴー。
ゴーゴー。
ふふふっ。
うう〜っ。
OK?ふっふっふっふっ。
ピュー!ここここ。
ピュー!
(運転手)OKOK.OK?あのそこ…。
そうそうそこ。
ここ。
ここここここ!
(運転手)No!No!通じてんねや。
お寺やて。
はい。
着きましたで。
はいはいはいはい。
これどういう…。
ジャングル。
もう〜。
なんやねんこれ。
もう〜おじいちゃん。
サンキュー。
前やって前やって。
人の家やから。
そうそう。
・ワン!
(犬の鳴き声)70超えてますから。
犬がワンワンほえるからもう。
「犬がワンワンほえる」やない。
ええっ?見てたんかい。
もう水上マーケット?これ。
なんか言うてまっせ。
おっちゃん。
これ。
ここへ行きたいねん。
ここ。
ここ。
(タイ語)すぐすぐ?すぐ近い?近い?ロン…。
ロング?ロン…タラート…。
えらいもんで…。
あはははは。
ほんま…。
これ?これ?これ乗ってもええの?これ行ってないわ。
いいですねこれね。
よっしゃ。
めぐ兄。
ほい。
めぐ兄とはめだかさんのことです。
かける・めぐるめぐるさん。
は〜い。
うっうっう〜ん。
しゅっぱ〜つ。
直美ちゃんも頼むよ。
誰が直美ちゃんや。
渡辺直美でしょう?美人美人美人。
直美ちゃん。
渡辺直美というより多分藤山直美さんで言うたんちゃう?ははっ。
いやほんと。
その直美ちゃんは。
(小)ほんまそうですね。
藤山さんにもちょっと似てます。
ええななんか。
ふ〜ん。
・OK!OK.・80バーツ。
80バーツやねんて。
80?・OK?OK.OK!どれや?80ね。
OKね。
これ?・OK.OK?・OK.はっはっはっ。
はははっ!そうやな。
日本と一緒やとか一緒じゃないとか。
なんやねんな。
バナナのくだり。
ひと房買うてるからひたすら食べんとね。
ああ〜。
しかもロケやもん。
いらんいらんって。
いろんな店おまっせほらめだか兄やん。
「そして…」やあれへん。
もしかして。
はははっおもろ。
めっちゃ斬新やん。
元のとこちゃいます?あはははははっ!なんやねんこれ。
なんや?これ。
めっちゃおもろいやん。
「一段だけ高い」。
一段だけ高い…。
ハルシオンのせいや。
ハルシオンのみすぎるからや。
ほんま絶対オンエアしたら数字見して。
はははっ!めぐ兄。
うん?カオサン通り。
そうですね。
今からやわ。
初めて?ここ。
うん。
いっぱい来てるけども多分ここは初めて。
ひたすらおじいちゃん。
この辺りや思うけどここじゃないな。
ツクツク乗る?ツクツク。
ツクツク乗ろ。
ツクツク。
トゥクトゥクでっせ。
いやこれようけあんねんなほんまに。
ロケらしぃなってきたがな。
うん。
もう乗ろう。
トゥクトゥクに乗ろう。
あはははは!何回言うねん。
言えてる自分がうれしいんか。
ちゃんとレポートしてよ。
OK?知ってる?知ってんの?Yeah.知ってるって。
これOK?「キンロム・チョム・サパーン」。
マジやからな。
よし!うれしいな〜。
「キンロム・チョム・サパーン」。
わ〜いわ〜いわい。
うれしいな〜。
はははっ。
おい〜。
落としたらあかんでiPad。
ふふふふふっ。
もう嫌。
これ切ってくれ。
嫌〜はははっ。
そら止まるやろ。
いらんてここ。
信号もあるから止まるやろ。
ここ切ってええって。
どこが50周年や。
なんやねんこれずっと。
かいてるやん。
何食うんや?へえ〜人気のレストラン。
きれいですね。
なんぼなんでも。
バナナはええわ。
100歩譲って。
しゃあない。
そうですね。
おいしいもん食べたときのリアクション。
現地のこのね。
ダラダラダラダラもう。
よっしゃ。
なんやこのイス。
めっちゃ重い。
何を食べる?えっ?とりあえずビール飲む?ソーリー。
エクスキューズミー。
ハイネケン。
ハイネケン。
1and2?これ分からへん。
これ…これも。
OK?Yes.ガイドブックに載ってんねんな有名な。
言うてない。
「1」って。
いや〜今日はお疲れでした。
お疲れでした。
まだまだやろ?これから。
もうほとんど終わりですわ。
ほんま?ちょっと疲れたもう。
飛行機着いて休憩してへんもん。
もう大丈夫。
もう寝とってもいいよ。
寝とってもいい。
大丈夫。
寝られへんからなぁ。
ああ〜っ!ビールは国境を越えてもあんまり変わらんな。
そうやな。
どんな〜味なんやろなぁ。
ああ。
なんか…タイの料理やね。
香辛料がすごい入って。
めぐ兄何食うたんや今。
カニ違て。
野菜食うたやん。
葉っぱの茎。
葉っぱの茎。
ええ〜っ。
熱っ熱っ熱っ!熱い痛い熱い。
痛い痛い痛い。
美味い。
ああっ。
これ身は美味い。
味付けが美味いタイのって。
店の人に聞こう。
ペンチもドロドロ…手拭いてや。
俺全然大丈夫やで。
身ほじくりまんねんさっきみたいに。
こんなんうまいもんやこれ。
こうして食べんねん。
スプーンとこれで。
こう押さえてここでバリッとこうやってほんでこれをここに載せてこうや。
違うとこ取ったからや。
ほんでこうして出して。
ここ食べてみぃな。
ここ食べて。
これ?スプーンとフォークだけで。
スプーンとフォークだけで。
ほら。
これこれ。
ほらな。
何してまんねんもう。
見てみぃそんなもん。
あはははは!「勝ち誇るめだか」。
そんなきれいごとで食べられへんねん。
「きれいごと」てなんですのん。
あっああ〜っ!もうこれやもう〜。
あはははは!見てみぃそんなもん。
あはははは!「勝ち誇るめだか」。
そんなきれいごとで食べられへんねん。
「きれいごと」てなんですのん。
あっああ〜っ!もう白パンツこれやもう〜。
言うてるからやんもう。
なんやねんこれ。
汚れたとこ見して。
今白パンツがウンコ…。
今のうちや。
はけたわ。
はけてもうた。
とれませんよ。
とれませんよそんなもん。
漏らした?見して1回ぐらい。
見てんこれ。
乾くまで待と。
すごいなこのV。
いやこれ編集してこれやからな。
(小)いや〜。
でも僕はなんか最初はビックリしたんですよ。
これねお昼のええ時間のまあめだかさんの50周年で…。
そらまあめぐ兄の50周年はそれぐらいのね枠は取っていただかないと。
抑揚でもなさすぎるやんと思ったんですけどある意味やっぱりめだかさんの生態を…。
僕と今田さんはあのめだかさん知ってるじゃないですか。
知ってる。
でも一般の方はめだかさんがふだんああいう穏やかなおじ様だということが分かってないから…。
これでも俺が知ってるめだか兄やんよりははははそうでしょ。
スロースタートですから後半そういう話が聞けたらなと。
(今田)まあ視聴者の皆さん
(小)お願いします。
さあそれでは続き見てみましょう。
おっまたようけ鶏いてる。
すんません。
おい。
はい。
どこ座りゃええの?ああここ?座んの?これ。
石やでおい。
ほんまやこれ。
これ…。
よいしょ。
よっしゃ。
男前やな。
「美味っ!」ってなるけどな。
・あっまた…。
こういう歌行くのんちゃう?・きれいきれい人やし。
ちょっと機嫌ようなったやっぱり音楽がかかったら。
音楽好きです。
そうですね。
あっいいね。
いいいい。
ははははは。
恥ずかしい。
おっウケてる。
あっいいね。
いいいい。
チョケだすおじいちゃん。
はははは!あかん上がったらあかん。
上がったらあかんねん。
キレのない。
キレのない。
ミャ〜オ。
ミャ〜オ!!ミャ〜オ。
フィッ!ミャ〜オ。
ははははは。
リハやんかリハ。
流してる。
ははははは!フィッ!フゥ〜!フィ〜ッ!フニャ〜ッ!フニャ〜ッフニャ〜ッ!恥ずかしい。
おっウケてる。
フニャ〜ッ!ウケてるウケてる。
ニャ〜ッ!フニャ〜ッ!「これはなんていう体位ですか?」。
ほんで「膝ついたら」。
ズボンの汚れ。
なんでそんなズボンの汚れを。
しんどいな〜。
しんどい。
やっぱ72歳と66歳やな。
そうですね。
また暑いしね。
おっええとこ。
きれいなホテル。
ええとこやん。
「明るうて」ってどういうことや。
電気ついてるだけじゃないですか。
ああこういうのね。
(浜村)まずは寛平めだかのコンビからまいりましょう。
さあどうぞ。
浜村淳さん。
82年よしもと入る3年前や。
へえ〜。
まいど。
「まいど」やあらへん。
一度やがな。
ありがとうございます。
間寛平でございます。
池乃めだかでございます。
いつの間にか気ぃ付いたらこんな商売やってるけどやっぱり子供の時分からこういうタレントになりたい思とったわけ?やっぱり僕は憧れた職業がありますよ。
漫才師タレントとかそういうのん以外に。
どういうのなりたかった?弁護士に医学博士に天文学博士ね。
ははっ言いたいこと言うとけほんまに。
天文学博士?なれると思とんのか?自分の星調べたらええねん。
猿の惑星でも。
あるかアホ!あるかそんなもん。
もうねかっこのええのを言うたらええのん違うねんで。
偉そうに言うけど君何になりたかったん?僕なんか割と平凡な職業ね。
平凡な職業というのは?例えば喫茶店のマスターになりたいなとか。
喫茶店ね。
喫茶店楽でいい。
何を言うてんねんな。
案外難しい商売やで。
そうか。
というのはいろんなお客さんが来るから。
どんなお客さんにも合わしてサービスをせないかん。
なるほど。
いらっしゃいませ。
(高い声で)こんにちは。
ちょっとあの…。
(観客)かわいい。
「かわいい」って。
(高い声で)こんにちは。
あんた何?女性の客やないか。
あっ喫茶店に来た女性のお客。
それは分かるけどこれなんや?これは。
髪の毛をといてんの。
芸が細かいなしかし。
知らんから俺またシラミ飛ばしてんのかいな思た。
アホ!シラミなんかいてんのか。
ようこそいらっしゃいました。
ご注文はなんにしましょう?そうね〜ココア。
はっ?ココア。
串本でございますが。
(観客)あははは。
えっ!?古い漫才で申し訳ございません。
ここは串本でございます。
向かいは大島でございまして。
・仲をとりもつ巡航船パン!ありがとう。
古いネタでも合わしていただいて。
まあまあでも言えることはう〜んはいはいはいはい。
あっそやパンチパーマ。
しかし若いな俺。
俺の記憶ではね…。
梅田花月出てるときにあの〜タカアキさん。
ナカムラさん。
ナカムラ…。
あの人がなんかドラムたたいてるいうて。
そうそうそうあっああ〜。
なんかスナックラウンジみたいなとこな。
そうそうそう。
それでめぐ兄が「寛平ちゃん行かへんか」言うて。
ふん。
ほんで誘ってくれて行ったんや。
ふんふん。
ほんでめぐ兄に俺覚えてんのはあのときとか言うて「えっどんな夢や」言うてまあまた寛平ちゃんやからおもろい話笑わしよんないうような話かいな思ったら…。
そう聞いたときに何を言うてんねや思いながら「ふ〜ん」とか言うて。
ほんでほな言うて思い切り吸うて…。
そやった?タバコ吸うてたから。
それは覚えてないわ。
ほんでタバコをその日思い切り吸うて何本も吸うてほんで「明日からもうタバコやめるわ」ってやめて「ほないっぺん明日から走ってみるわ」言うて走ったんや。
ああそう。
うん。
だからまあほんまにめぐ兄ほんまに知ってた?この話。
はい。
そんなんいうたらこんなんやっててやなあんたこれはもうほんまにごっつい勉強になったし。
今となったらやっぱり若いころの1ページやなこれ。
いや何言うてんのめぐ兄。
寝るやろ?寝るよ。
明日も早いし。
明日も早いし。
ほなね。
ゆっくり寝て明日期待しよ。
いや〜ほんとに。
昔のあの漫才の映像ね。
見たね〜すごいね。
キレッキレですね。
(今田)キレキレやね。
やっぱり元漫才師さんですからね。
かける・めぐるでやってはったんで。
ちょっとなめてました。
ほんとに申し訳ございません。
さすがです。
あはははは!そのときに初めて僕…。
ああ!あき恵姉さんやったかな?ほんまに途中でめだか兄やんと何度も押し合いするじゃないすか。
「やめてください」言うて。
俺最初知らんからこれはははは。
ほなほんまに。
それぐらい知らんかった。
一応座長みたいな感じでいってますし。
芯でおるから。
俺なんとかせなあかんとこやみたいな。
はさんで。
「木曽山中に籠もること」言うて。
「幾星霜」言うて。
もう俺めぐ兄おはようございます。
おはようございます。
ははっなんや改まって。
わあ〜優雅。
どうしたらええの?これ。
切れへんけど。
えっ?手で持ったらは?あははは!ごっついパンやな〜。
はい。
昨日もロケで何回もおしっこ行ったけども。
そうかと思えばほんまおしっこ行かへん日があるわけや。
水分の量も変われへんのにな。
日によっていや〜俺も一時ほんまにガンの手術して…。
んっ?ジャム。
ジャム食べ過ぎや。
なんて?いっそのこと映画祭に出してみこれ。
なんにもないやん。
にしてもそんなん濃い濃い。
せやろ?もうあれへんやん。
そんな食うもんちゃうで。
これ。
ははは。
めっちゃ食うてるやん。
戻さんでよろしいやん。
こんなもんでええ?うん?あはははは。
「濃いな外国人やな」やて。
こんなもんでええ?うんまあそそ…それまでが多いやん。
なくなってるやんもう。
まあ確かにね。
めだかさん瓶ほとんど残ってんのに寛平さんもうなかった。
わあこんなん行ってないわ。
電車で行くんや。
いいですね。
はあ〜。
わっ。
向かいだしたよ。
これええな〜。
うわ〜。
数独。
好きやな…。
これ何?俺ようパズルやってんの見たけど言葉の。
キーワードやったっけ?クロスワード。
今はこれ数字のやつです。
難しいのん解けるんですよ。
ほお〜。
レベル相当上がってる。
ボケはらへんやろこんなんやってると。
アユタヤ〜アユタヤ〜。
めぐ兄がいちばん今回なっ来たかったのは…。
これ。
これもええがなこれ。
あれやで多分…めぐ兄。
あの足の裏に。
どこ…?ああ〜。
タブ。
タブレットね。
「タブ持ってこいタブ」。
初めて聞いたわ。
・iPad?せやなわざわざもう二度と来られへんもんな。
そうやで。
ほんまもう二度と来られへん。
そんなことない。
ちゃうでこれ。
はははは。
全然知らん人のや。
これこれ。
せやね。
うん?いやよその車開けたやんか。
心配性やなぁ。
これこれ。
焼け残ったんやろなこれ。
足の裏に貼るいうやつ。
これか寝てるやつちゃうんか。
何年か前行ったな。
ここ前行ったときなんか中やったけどなぁ。
ええ〜ここ知らんわ。
へえ〜。
ここ。
この足の裏やろ?このコインがこうパッとひっついたら願いが叶ういうの。
ひっついたら。
ひっついたら何願うの?なんでも願い叶うねんで。
まあまあ健康で…。
55年後も現役でいたいと。
いれますようにと。
OKOK。
前立腺が治りますように。
ねっ。
もうない?もうない?健康でいとけるようにお願いしましょう。
ねえほんまですわ。
くっついたらすごいわめぐ兄ほんま。
あっくっついた!くっついた僕。
えっほんま?ほんま。
ほらこれとこれ。
なっ。
金ぱく貼ってから上にする。
ああ〜。
まあまあ…。
まあよいとしようか。
なっ。
ひっついた?
(小)セロテープみたいにしたいわけですねめだかさん。
「つけへんやんもう!」ってそういうもんですねん。
ついたりつけへんかったりするんで。
ほら金ぱく飛んだやん。
こっちで。
それでかいわ。
そういう問題ちゃうと思うんやこれなぁ。
欲は言いません。
お願いします。
欲は言いません。
お願いします。
あら。
ほら。
うわっすごい。
ええ〜なんかつけてない?つけてないよ何も。
なっ。
くっつけてるか?見事やろ。
見事でしょ。
悔しいなぁ。
これ。
これ。
これ。
知らんわそんなん。
そらそや。
嫌なことを。
罰当たるで。
ほらず〜っと見てはるやん。
やっぱ今のシーンでも2人のことがよく出てましたね。
いやほんまにようできた2人やな。
さあここからですねどんな旅になるんでしょうかってまだこんな感じが続くんで。
次最後やっておい!えっもう最後。
お〜う。
なんやねん。
「めぐ兄50周年おめでとうございます」。
ありがとうございます。
あら。
めぐ兄。
はい。
僕中学校から3年から…。
ほう。
でも今回それ以来…。
書いたんや。
いやいや普通に書かせていただきました。
書くタイプじゃないです。
書かしていただきました。
読ましていただきます。
「めぐ兄50周年おめでとうございます」。
ありがとうございます。
「よくここまで頑張ってきましたね。
僕が二十歳でよしもとに入り24で座長になり何もできない僕の座に漫才コンビを解散して新喜劇に入ってきたのですね。
それからはめぐ兄が芝居の台本を手直しして僕の代わりに頑張ってくれましたね。
僕もそれからはなんでもめぐ兄任せに甘えてきました。
それからいつの間にか2人はコンビのようになり漫才番組に出るようになりました。
本当に楽しくさしていただきました。
めぐ兄が新喜劇に入ってくれたお陰です。
そしてネコとサルというすばらしいコンビが誕生することができましたね。
これがイヌとライオンやったらどうやろう?カエルとウサギやったらかわいすぎるやろなぁ。
まあこれも運命やろな。
めぐ兄に会えて幸せです。
めぐ兄がいなかったら僕は今いなかったと思います。
そして走ることもしてなかったと思います。
夢に見たことを酒を飲みながら話をしたらいっぺん走ってみたらは?と言われてそれから走るようになりました。
何から何までありがとうございました。
これからも体に気を付けて頑張ってください。
80歳90歳になってもサルはついていきます。
めぐ兄大好きです。
寛平より」。
ありがとうございます。
本当にありがとうございましためぐ兄。
でもな俺なそれとなしに言うたときにね。
正直言うて俺心のどっかであのころ漫才みたいなんやってたからずっと。
何かにつけて相談乗ったり乗られたりしとったから…。
でも俺もうそのとき子供おったしまあまあ何不自由ないとは言わんけども大阪へ家族置いたまま東京へ出ていくほどの勇気あるやろか。
もし寛平ちゃんに誘われたらどうしようかな。
でもそれから何年かして話したときに…。
なんやろ。
反対に逆に「寛平ちゃん俺も東京行くわ」言うたときに寛平ちゃんが「いやいや俺1人で行くねん。
めぐ兄ついてこんといて」みたいな決心をしとったらいらんことになるし。
その辺ものすご複雑やってんけどずっとそれをななんか。
けどまあこうしてねほんまにめぐ兄が90。
僕が84のときにサルネコでまだできてたら。
いやいや大丈夫。
大丈夫です。
あなたはやると思うよ。
大丈夫です。
当分あの樹上生活もすんねやろ?だからまあめぐ兄がいつも心配してる気ぃ付けて。
それさえちゃんと気ぃ付けとったら90歳まで大丈夫やから。
ああ〜まあ今日までありがとう。
ほんでこれからもよろしくお願いします。
ありがとうね。
ほんで僕は今もですねずっとお世話になってるんですけども。
僕は今もですねずっとお世話になってるんですけども。
ほんとにめだかさんとお話させてもらったり一緒に舞台出させてもらってるときはですね僕よりちょうど30こ上ですけども…。
プライベートもご一緒させていただきたいと思いますのでほんとに前立腺をはじめとする月並みな言葉でね体を気を付けてくれなんて言うのは普通の言葉と思いますが是非ともそれまでは若い子としかやったこともないですし共演者も若い人しかいなかった中にこれからもほんとに前立腺に気を付けて僕にね頑張ってください。
僕も頑張ります。
(ナレーション)今回めだかさんと寛平さんがバンコクで滞在したアジア・ハーブ・アソシエーション・スパ・オーベルジュ・ユージニアは都会の喧騒を離れ癒やしのバンコク滞在を演出してくれるホテルです。
大きいなこれ。
なんやねんこれ。
なんかこそばい首筋。
うわっなめ…。
2015/10/31(土) 12:54〜14:54
MBS毎日放送
よしもと新喜劇 池乃めだか芸能生活50年スペシャル〜めだか寛平サルネコ120分〜[字]
前半はおなじみ新喜劇!池乃めだか50周年特別公演『ちっさいオッサンの宝くじ』▼後半は40年来の盟友・寛平との爆笑タイ2人旅!サル・ネココンビの海外珍道中〜♪
詳細情報
番組内容
【新喜劇】
〜池乃めだか50周年特別公演『ちっさいオッサンの宝くじ』〜
ぐうらたなうどん屋大将のめだかは怒られてばかり
しかし、宝くじが大当たると周囲は一変!!
そんな態度に嫌気がさし当選くじを燃やしてしまう!!
そこから家族のあるべき姿が見えてくる…
池乃めだか50周年のスペシャル新喜劇です。
番組内容2
【めだか・寛平タイ旅行】
後半は、40年来の盟友・間寛平が、めだかが以前から行きたがっていたタイの「アユタヤ」へおもてなしツアーを敢行!「何でも願いが叶う仏像がある」というアユタヤを目指すサル・ネココンビの珍道中のVTRを、めだかのことが大好きな今田耕司と小籔千豊が愛を込めてツッコミまくる!
ガイドもいないおっさん2人旅。果たして、無事に目的地アユタヤにたどり着けるのか!?
お楽しみに〜♪
出演者
【新喜劇】
池乃めだか
間寛平
島田一の介
浅香あき恵
未知やすえ
烏川耕一
吉田裕
ほか新喜劇メンバー
【タイ旅行ロケ】
池乃めだか
間寛平
【コメンテイター】
今田耕司
小籔千豊
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
劇場/公演 – 落語・演芸
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0x0810)
EventID:9859(0x2683)