(道明寺)どりゃ〜〜!ふっ!っと…へへっ。
どりゃ!
(緑一同)うわっ!
(2人)ううっ!
(鎌本)うっしゃ!ふん捕まえろ!
(赤城)てめぇのでしびれてろ!
(緑)ぐっ…ぐわぁ〜!
(坂東)お縄をちょうだいしろってな。
(緑)うわっ!
(道明寺・鼻歌)・ふんふんふふんふ〜ん
(道明寺)ふぅ〜。
(弁財)道明寺単独で突出し過ぎだぞ。
(道明寺)いいじゃん。
前は赤の連中が塞いでたんだしあいつら小回り利くから緑をひっかき回して散らしておけばあとは勝手に始末してくれるんだよ。
(弁財)戦術的には間違っていないがほかのクランを過度に頼るのは…。
ふっ。
ウウゥーー
(サイレン)ん?
(加茂)秋山護送車を回してくれ。
ああ。
全員確保した。
ピピッ
(携帯操作音)
(加茂)赤の連中の非合法な情報網は我々が見落としがちな裏ルートをフォローしてくれる。
本件も初動のうちに押さえることができたんだ。
感謝しても罰は当たらんだろう。
我々の警備シフトが格段に改善されたのは事実だな。
やってみりゃ案外うまくいくもんだ。
(秋山)護送にかかります。
(伏見)ああ。
あっサンキュ。
(鎌本)あの車に乗せりゃいいのか?
(秋山)ああ。
頼む。
ちっ…どいつもこいつもなれ合いやがって。
ウウゥーー
(ネコ)なんで通せんぼ〜?
(夜刀神狗朗)今はダメだ。
うう〜…。
にゃにゃ。
う〜ん…。
んっ!にゃひ〜!
(伊佐那社)中尉の部屋に初めて来たよ。
ここにずっと…一人で…。
中尉姉さんがねこんなすごいものを用意してたんだ。
僕らが別れてから何年もあとに研究所脇の待避壕跡から掘り出されたんだってさ。
箱詰めのまま図書館に寄贈されてなんなのかも分からずず〜っと放置されてたのを草薙さんが見つけてくれたんだ。
ほらあの赤の参謀の人。
姉さんはみんなお見通しだったみたいだ。
中尉がどこまでもまっすぐに夢をかなえようと突き進むことも僕が膨らんだ夢の前で困り果てることもみんな…。
ん?Irrenistmenschlic.あっシロ〜!ふふっ。
終わったか?うん。
遺品整理といっても私物なんかほとんどなかったから。
ううっ…。
にゃ!カコン
(鹿威しの音)僕がもう一度地上に降りるまで協力してやれってのが中尉の命令だったのに随分と延長してもらったね。
もったいなきお言葉。
我が王の友たる君。
ひっ!あっ…。
我が王の遺命により黄金のクラン非時院はこれより現体制の保全にのみ従事。
事態への積極的な関与を停止いたします。
ご裁可を。
カコン許します。
ふふっ。
國常路大覚のこと今までありがとう。
(ウサギ)はっ。
カコン黄金のクランを戦力として当てにできないのは少々厳しいが…。
彼らは単純な戦闘部隊じゃない。
この国の要所を押さえる石盤の支配体制そのものだ。
迂闊に駆り出して失うわけにはいかないよ。
中尉もそれが分かってたから僕が地上に降りるまでって条件を付けてたわけだしね。
ふむ。
そうなると石盤を管理するのはあの青の王か?何?前にコテンパンにされたことまだ根に持ってるの?なっ!ボスメガネキラ〜ン!ヒラリスンッ。
ジュビリガチョ〜ン!バキッ!「残像だ…」「何〜!?」。
アチョ〜!バキ〜ン!突き突き突き!ドカッド〜ン!「はっはっはっはっ」。
でそんで〜…。
ふふ〜ん。
コテ〜ンでパ〜ンされちゃったもんね。
ぬっ…。
そ…そういう私的な感情ではなくだなもっと…。
ふふっ。
(宗像)以上ご説明したとおり御柱タワーおよびドレスデン石盤の管理権限は正式に我々セプター4が引き継ぐこととなりました。
近く黄金のクランからも通達が来るでしょう。
(総理)御前がいなくなって文字どおりの王様気取りか。
(宗像)気取りではありません。
石盤の定めた王です。
(宗像)つきましては黄金のクランが保有していた各国家機関への命令の優先権も我々に移管していただきます。
(総理)なっ…バカな!せっかく…。
せっかく頭の上のおもしが取れたというのに…ですか?くっ…。
(宗像)ご安心を総理。
我々には私利私欲で国運を左右する気は毛頭ありません。
当面は世の平穏を脅かさんとする緑のクランとの対決に向け円滑な協力を各方面にお願いする…というだけのこと。
命令権を主張しておいてお願いか。
根拠ある形式こそが秩序というものです。
総理にも何とぞご協力願います。
(総理)要するに君たちに従えということか。
(宗像)そういうことになります。
(草薙)青のクランとの共闘も予想外にうまくいってるようやな。
(アンナ)うん。
(八田)あぁ〜あ!いいな〜あいつら。
ねえ草薙さんなんで俺はここで待機なんすか?緑のヤツらをぶっ飛ばすってのにこのヤタガラス抜きじゃ吠舞羅のこけんに関わりますよ。
予備戦力いうてなアクシデントに備えてある程度の余裕は常に持たせとく必要があるんや。
それって補欠ってことっすか?
(草薙)ふっ。
そうぶ〜たれなさんな。
だいたいアンナを守る言うてたんは八田ちゃん自身やろ。
そ…それは…。
(草薙)八田ちゃんは少し離れて物を見ることも覚えんとな。
今度のはええ機会や。
へ〜い!はぁ…。
ふっ。
緑の王は学園島の騒動からこっち派手な動きは見せとらんようやな。
相変わらず暴れとるのは末端のクランズマンだけか。
表の青と裏の赤両方から見張られてるかぎり目立った動きはできない。
でも…。
押さえつけられてるんじゃなく力をためてる。
次の大ごとを起こすために牙を研いどるってとこやろな。
ふぅ〜…。
ぞっとせん話やわ。
何が来たってこっちはアンナ筆頭に王が三人だぜ。
緑ムシの親玉がのこのこ出てきたってひとひねりよ!うわっ!あっあっ…あっと…。
あぁ…。
王が三人いうてもなぁ…。
ふぅ〜…。
(回想)赤の王に青の王の様子に注意するよう伝えておいてくれないかな様子いうと?どこがどうとははっきり言えないけどとても危うい。
まるで…はっ…王殺しの負荷か兆候…あなたも気付いてるんでしょ?ダモクレスの剣…やな今すぐにどうなるってわけでもないけど情勢が情勢だ念を入れておくに越したことはない
(草薙)ふぅ〜…。
誰をどこまで当てにできるやら…。
もうこれ以上誰に何が起きるのも勘弁してほしいんやけど…。
そうもいかんらしいな。
あの石盤があったから私はミコトに…吠舞羅のみんなに出会えた。
(アンナ)でも石盤があるせいで誰かがミコトみたいなことになってしまうのなら私は…。
アンナ何言って…。
あっ?ふぅ〜…。
そんなにまずい状態なんか…。
青の王は。
(ツクモ)いざ出陣。
シロ?シロ〜?あれ〜?シロ?ねえシロ。
あれ?あれ〜?ねえシロどこ?シロならさっき出ていったぞ。
ええ〜!どこ?どこ?我が輩も行く!少しそっとしておいてやれ。
いろいろ思うところもあるのだろう。
ええ〜!せっかく帰って来たのに。
んん〜…ふんだっ!ニャッ!ニャア〜…。
ぐずぐずしてたらこの国が終わる…か。
・バサバサバサッ
(羽ばたく音)
(比水)せっかく青の王に警告してあげたのに無駄に終わったようですね。
同情です。
のぞき見は感心しないなぁ緑の王比水流。
(比水)俺の目はどこにでもあります。
俺の唯一の自由です。
中尉が死んだ途端に這い出してくるなんて君も随分と現金な人だね。
(比水)友人が死んでようやく動く気になった人にお説教されるとは心外です。
なるほど。
そう言われると返す言葉もないね。
それで?
(比水)ええ。
愉快な前置きも終わったことですし本題に入りましょうか。
(比水)あなたの帰還を待ちわびていました。
この提案を持ちかけたくて。
(比水)第一王権者白銀の王アドルフ・K・ヴァイスマン俺と手を組みませんか?ふっ。
僕らちゃぶ台同盟の仲間入りをして四人で力を合わせて世界の平和を守ろう…ってわけじゃなさそうだね。
(比水)ちゃぶ台同盟…しゃれた命名リスペクトですがもちろん違います。
俺とあなたで人類の進化を促進させる一対一の新たな同盟です。
あなたもかつては目指したはずです70年前のドレスデンで。
(比水)あの石盤こそ王やクランズマンに示されている進化促進装置。
最強の存在だった黄金の王によって押さえつけられストレインの発生も僅か。
王の出現すら関東一円に封じ込められていたその偉大なる力を解き放つのです。
それが君の目的だっていうのか?なんのために…。
(比水)言ったとおりですよ。
人類の進化を促進させるそれだけです。
君は思った以上に危険な人のようだね。
お褒めにあずかり光栄の至り。
しかしそれが俺の夢なのです。
夢…。
その夢は…。
(比水)破れましたか?なら俺ともう一度作り直そうではありませんか。
今の状況は70年前とは違う。
俺たちを止めるものはもう何もない。
(比水)やればいいだけです。
あっ…。
はっ!丁重にお断りするよ。
(比水)なぜです?何もかも70年前とは違うからさ。
ふむ…悪い提案ではないと思ったのですが俺が甘かったようですね。
しようがありません。
石盤を力ずくで頂きましょう。
あっ。
(比水)本来なら分不相応に黄金の王のまねをして石盤の力を必死に抑え込んでいたルーキー青の王の消耗を待つつもりだったのですが予定変更です。
僕が帰って来たからには君の好きにはさせない。
(比水)そうですか。
あなたとは手を取り合って進みたかったのですが…しかし競い合うというのならそれはそれで望むところ。
期待です。
一つ確認しておきたいんだけど1年前の事件で僕をこのゲーム盤の上に引きずり下ろしたのは君ってことでいいんだよね?
(比水)おやお気付きでしたか。
この体青のクランが唯識システムを使っても身元を割り出せない。
そんな人間を君以外が用意出来るわけがない。
となるとあの事件で無色の王が活動するお膳立てを整え僕にけしかけたのは君…ってことになる。
なるほど。
存在の痕跡を抹消したり周囲に事故死を偽装したり必要な情報を与えたりそれなりの労力を使ったことが裏目に出ましたか。
凝り過ぎるのは俺の悪い癖です。
そこまでしてどうして僕を…。
(比水)あなたはギャラリーではなくプレイヤーであるべきです。
全てはあなたが始めたのですから。
君は石盤を管理…。
いや解放する気なのか?
(比水)そうなります。
どうか安心して俺たちに夢を託してください。
くっ!できない…と言ったら?お望みならば戦いを。
誰が望むもんか。
でももう逃げはしない。
(アンナ)高き塔に三人の王が集う。
緑の王は秩序を壊す。
私たちはまだ知らない。
恐ろしい力は全てを揺るがしていく。
戦わなければならない人守らなければいけない人。
次回「KRETURNOFKINGS」…。
(アンナ)ねえミコト。
私はちゃんと王様でいられるかな?2015/10/31(土) 02:25〜02:55
MBS毎日放送
K RETURN OF KINGS #05[字]
「Ken」▽COME BACK AGAIN それぞれのキズナは…
▽「GoRA×GoHands」オリジナルアニメーション
詳細情報
番組内容
現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。そこには巨大な異能の力を持つ7人の《王》が存在していた。彼らは自らの力を分け与えたクランズマンたちと共にクランを形成する。青く結晶する秩序、荒ぶる赤き炎、白銀に輝く不変、そして、緑に枝分かれする変革。それぞれの属性を持つ《王》たちは今ーー
声の出演
(伊佐那社)浪川大輔
(夜刀神狗朗)小野大輔
(ネコ)小松未可子
(櫛名アンナ)堀江由衣
(宗像礼司)杉田智和
(比水流)興津和幸
(草薙出雲)櫻井孝宏
(八田美咲)福山潤
(鎌本力夫)中村悠一
(淡島世理)沢城みゆき
(伏見猿比古)宮野真守
(御芍神紫)森田成一
(平坂道反)名塚佳織
(コトサカ)下野紘
(周防尊)津田健次郎
(十束多々良)梶裕貴
(國常路大覚)飯塚昭三
(雪染菊理)佐藤聡美
ほか
スタッフ
【原作】
GoRA×GoHands
【監督・キャラクターデザイン】
鈴木慎吾
【シリーズ構成】
GoRA
【シリーズディレクター】
金澤洪充
【総作画監督】
古田誠
音楽
【オープニングテーマ】
堀江由衣「アシンメトリー」
【エンディングテーマ】
カスタマイZ「解」
【音楽】
遠藤幹雄
制作
【アニメーション制作】GoHands
【製作】k−project MBS
公式HP
【番組HP】
http://k-project-come-back.jpn.com/
【twitter】@anime_k11
https://twitter.com/anime_k11
ハッシュタグ「#anime_k」
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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