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舞台男子

第1回 伊勢大貴の視線 後編

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舞台男子 伊勢大貴

伊勢大貴 いせ・だいき

1991年5月15日、北海道出身のO型。現在、23歳。
2011年 ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズン 氷帝学園中等部男子テニス部の日吉 若役として俳優デビュー。2014年現在も演じ続ける。
2013年、劇場版『獣電戦隊キョウリュウジャー ソングアルバム ガブリンチョ・オブ・ミュージック』劇中歌『カミツキ・ブレイブ』で歌手デビュー。
2014年には烈車戦隊トッキュウジャーオープニング主題歌『烈車戦隊トッキュウジャー』主題歌歌手に。
この、9月10日には初のファーストアルバム『BE A HERO』(日本コロムビア)をリリース。

 

声を届けに
全国を巡る日々

 

――今年、『烈車戦隊トッキュウジャー』主題歌歌手としていろいろな土地に行かれていますが、ミュージカル『テニスの王子様』や『Dream Live』でも歌っていました。
伊勢:父が本公演を観に来て、その規模にびっくりしていました。そのうえ『Dream Live』会場の横浜アリーナといったら数々の有名なアーティストさんがライブをやっているような場所で……もとより僕自身がそんな舞台にラケットを持って立つとは思ってもみませんでした。
――確かに。歌って踊って、ラケットも振っていました。
伊勢:本当にありがたいことでした。自分みたいに何も持ってない人間が、いただいた日吉 若という役として立つ機会をいただけたことはものすごく貴重なことだし、そこで自分の声が一瞬だけでも客席に届く……ソロパートで僕ひとりの声があの空間に響き渡るなんてものすごいことだと思いました。
――その後、CDデビューを果たし、現在、全国のイオンモールなどを精力的に回っています。
伊勢:実は……初めて緊張しました。それこそ横浜アリーナのような大きな会場はひとりじゃないし少しは慣れていたのかもしれませんが、主題歌CDが出て3月に初めてイオンモール木曽川でミニライブをやったときにこれまでにないくらいめちゃくちゃ緊張したんです。たぶん人生でいちばん緊張しました! 後から「なんでだろう!?」とよくよく考えたら、舞台とはちがってお客さんの顔が丸見えなんですよ。
――確かに、屋内は明るいです。
伊勢:さらに見たこともない角度の位置までお客さんがいて。
――吹き抜けの真ん中で各フロアからも見下ろせて……。
伊勢:そう! 後ろからも観られていて、エスカレーターで移動しながらの方もいますし。なにより皆さん無料ライブだから責任感を持って観ているわけではないんです。お金を払ってお越しいただくと集中して観ようとなりますが無料だといつでも帰れちゃう雰囲気で、僕は周りの景色と同じなんです。
 だから、そこがすごく難しくて。これまで舞台という閉じた空間で僕らを観に来てくださった方ばかりと向き合ってきた人間が、あんなにも開放的なところにさらけ出されて……本当に丸裸で放り出されたような気持ちでした。
――それも良い経験になったのでしょうか。
伊勢:はい! 緊張したけど、だんだんとおもしろくなっていきました。あれほどに開放感のある場所で、どうしたらお客さんに見てもらえるか? をものすごく考えました。どうしても生理現象として、お子さんがトイレに行ったり、ぐずったり、そのまま泣き出したりすることは、もうどうしようもないことなんだ、と最近やっとわかってきて。
 自分は一生懸命にみんなが大好きな『トッキュウジャー』の歌を届けてるつもりなのに音が大きくてびっくりしたり、たまたま機嫌が悪くて泣いちゃうことって絶対にあるんだなあ、と。
――最初は気になっていた?
伊勢:めちゃくちゃなりましたね。「ああ、泣いちゃった! どうしよう……」ってすごく悩みました。でも、だんだんとこれはもう自分だけじゃどうしようもないんだ、その子の体調もあるしなあ、って(笑)。
 でも、それが経験としてものすごくプラスになったんです。逆に言えばチケットを買ってきてくださる舞台がすごくありがたく感じるようになって。お客さんがチケット代を払い、足を運んでくださって100%集中してくださる状況にすごく感謝するようになって……だからといってその、無料ライブのお客さんがどうこうという話じゃなくて……。
――いろいろなお客様がいることを知った、ということでしょうか。
伊勢:はい! 改めて、お金を払っていらしてくださることの大切さももちろんですが、一方で無料だからこそ、今、この瞬間に足を止めてくれることの大切さというか、ありがたさがあって。その両方を知ることができて本当によかったです。
――その後も各地のイオンモールなどを訪れ、この夏はテレビ朝日・六本木ヒルズ夏祭り SUMMER STATION『劇場版 仮面ライダー鎧武/ガイム 』、『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE』 夏映画スペシャルイベントにも出演していました。
伊勢:すべて発売元の日本コロムビアの方々のご厚意によるものです。特設サイトも作っていただき、ものすごくよくしていただいています。
 今、絶対に行きたい所があって、まずは福島県といった被災地に近いところで無料でライブをやりたくて。学祭に行きたいとお願いしていたら、10月にいわき明星大学学園祭 IMU FESTIVAL 2014 『アニソン・スーパー戦隊 ファミリーコンサート』に出演が決まって、今から楽しみにしています!
――地元にも帰られたそうですが。
伊勢:はい。6月に僕の生まれた街で開催された『第54回尾岱沼えびまつり』に出演してきました。年に一度、街の人がほとんど集まるくらいのお祭りで……その、めちゃくちゃ大きいお祭りだったんですが、そこにみんなが来てくれて!
 後輩も先輩もスピードスケート少年団の皆さんとか、本当に地域の、皆さん親戚みたいな感覚なんですが、本当に全部全部、来てくださって……! ステージに自分の名前を書いた看板を作ってもらって、その前で歌いました!!
――とてもすてきな里帰りです。
伊勢:はい、最高でした! 僕もそれこそ初めて、言ってみれば芸能の方に生で触れた機会がこのお祭りだったんです。当時観ていた『星獣戦隊ギンガマン』のスーツアクターの方が三人くらい来てくれて、500円出して一緒にポラロイド写真を撮ったんです。それが生まれて初めての経験でした。
――それが今、ご自身が戦隊番組の主題歌歌手として凱旋して。
伊勢:ものすごく嬉しくて、少しは恩返しできたのかなと思っています。
――昨年末から、同じくミュージカル『テニスの王子様』 2ndシーズンの氷帝の宍戸 亮役の桑野晃輔さんと『GACHI LIVE』というツアーを敢行しています。
伊勢:これは晃ちゃんとだから、できているライブで、ふたりのオリジナル曲もあるのでできれば年一回はやりたいね、という話はしています。僕らは全然ちがっていて、言葉に力があるのが晃ちゃんで「いくぞ!」っていったら「おう!」って言いたくなるような、強くてデカい声を出せるんです。それがすごいし舞台の上ではとても効果的だと思うんです。比べて僕は自分から声を出していくのではなくて、そういった空気を作っておいてスッと行かせたいタイプ。
 ライブの空間も、晃ちゃんは楽しい自分がいて、楽しんでる自分ごとみんなに観てほしいタイプで、僕は少し離れたところで、この曲でこう盛り上げたいから次はどういう風に動こうかと考えるタイプ。どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、そんなふたりだからこそ生まれる空間がすてきだな、って思ってます……なんか、晃ちゃんとの関係性を明かしちゃっていますね(笑)。でも、実はそんな関係になれるまでにも、共演してから3年ほどかかっているので……最初はもう水と油みたいな感じだったんです。テニミュがなかったらきっと出会ってなかったと思うので、いろいろな人と引き合わせてくれた、この作品には感謝しかありません。

 

思いの丈を言葉に込めて。

舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

 

ファーストアルバム『BE A HERO』
ついにリリース

 

――9月10日には待望の『BE A HERO』が発売され、収録された全8曲の中から『VirtualLine』のPVが公開されています。
伊勢:これ、イントロのスクラッチ風のところから僕がバイポしています! 先輩がやっていたのを見て「俺もやりたい!」ってお願いして、そのまま独学で学びました。
――独学でここまでできちゃうことがすごいです。さらにいろいろな衣装で踊っています。
伊勢:これ全部、アドリブなんです。監督さんから自由にと言っていただいて、思いっきり遊びました。
――『烈車戦隊トッキュウジャー』主題歌から、まるで昭和歌謡のような『恋と友情』、さらに80年代アイドル風の『がむしゃらBaby Love』といった曲と、方向性が全部異なりバラエティに富んでいます。
伊勢:昭和歌謡は完全に両親の影響です(笑)。あとはドゥーワップがすごく好きで、アカペラも好きでテレビでやっていた『ハモネプ』をずっと観ていたこともあって、これまでやってきた全部を詰め込んでいます。念願のファーストアルバムなので、今はただただ聴いて楽しんでほしいです。カラオケの配信も、今、3曲あるので、このアルバムからも入るといいなと思ってます!

 

舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

 

これまで
そして、これから

 

――デビューから3年以上経ち、いかがでしょう。
伊勢:以前より迷うことは減りましたね。最初の頃はいろんなことに手を出しすぎて……歌もやって、イベントもやって、芝居もやってと、一日に関わる仕事の種類が多いことに混乱していました。例えば芝居をやって、その後に歌の練習をするとか、そのふたつだけでも結構パンクしそうになって訳わかんなくなってましたね。
 ただ、意味最近ちょっと考え方が変わって、これまでずっと作品に対して自分がいるべきだと思っていたんです。「作品があるから自分もいる」という考え方だったのが、意識を変えて「伊勢大貴という人間がこういう仕事をします」といった、自分主体になってきていて。実はそうした方が楽だったという……。
――その視点にいつ気付いたのでしょう。
伊勢:『烈車戦隊トッキュウジャー』主題歌を歌い始めてからですね。もしかしたら日吉としてよりも伊勢大貴として人前に出ることが増えたことがプラスになっているんじゃないかと思っています。だから最近はどこに行っても動じなくなりました。動じなくなったというか無理に自分を変える必要がなくなったというか。
――「伊勢大貴」個人に自信がついてきた?
伊勢:あ、そうですね。もともと僕、自分を商品だと思っていたのでもっと「伊勢大貴」を出していってもいいのかも、と。
――それは、どこで思ったのでしょう?
伊勢:……たぶん養成所に入ったあたりからかなあ。そう教育をされたわけじゃないんですけど、よくよく考えてみたら事務所って会社ですし。親父がやってるのも会社で、さらに親父は社長で商品が魚だったわけで。だったら僕も、親父の会社で例えたら魚みたいなもんで鮮度がよければ売れるし、状態がよければどこまででも届けられるし、そういうことなんだなと。
 でも同時に、自分が自分を商品とした会社の社長であると思ってるし、なおかつマネージャーだと思ってるし。だから自己管理をして、じゃあ「伊勢大貴をどう売り出していくか」という会議を頭の中で開いたりもする。
――自己プロデュースする、という視点があることは強みかと。全然、気にせず突っ走ることが魅力な方もいらっしゃいますが。
伊勢:あ、もちろんそうだと思います。よけいなことは考えずに関係なくぶわーっと行けることはすごいことで、すばらしいと思います。ただ、僕は気付いたら、そういった視点で考えていたという感じです。もともと親父の趣味で家に経済論や自叙伝、哲学の本みたいなのが多くて、ずっと読んでいたからかもしれないんですが。
――どんな本を読んでいたのでしょう。
伊勢:これは自分で買った本ですが、小学校の時に野球のキャッチャーをやっていて、キャッチャー論を学びたくて元ヤクルトスワローズの古田敦也さんの『古田式』という本を読みました。実際、読んでみたら全然野球の技術の本じゃなかったんですが、小5なりにわかった気になって、それで宿題の感想文を書いたりしてました(笑)。気付いたらファンタジーやSF小説じゃなくて、「人生をどう生きるか」みたいな本ばかり読んでいましたね。
――Web掲載の「オリコン芸能ニュース」2014年4月16日の記事で「美輪明宏さんのようになりたい」という発言がありました。
伊勢:はい。あの、別に美輪明宏さんになりたいわけではなくて、あの方くらい自分のことをイメージして実現できるような人間になりたいんです。美輪さんって存在自体がもう作品のような方じゃないですか。
 その人が生きていること自体がすばらしいというか、その人が生きていることが最早ストーリーであり、主役であり、脇役であり、作品である……それが最終的な理想だなってずっと思っていたんです。
――それは、どこかで美輪明宏さんの存在を知ったことがキッカケでしょうか。
伊勢:最初はやっぱりテレビで観て「なんなんだ、この人は?」って驚いて。黄色い髪だしものすごい存在感で怖いと思ったけど、どこかで気にかかっていて。高校のときに美輪明宏さんの『天声美語』という生き方や美意識について書かれた本を見つけたんです。
 表紙がすてきで手にとって、読んで「あ、こんな風に自分を構築してる人がいるんだ」って思ったらおもしろくなって、3冊くらい立て続けに読みました……あ、そうだ! 俺の中ですごい心に残っている一文があるんです。それが、哀川翔さんの言葉なんですが。
――気になります!
伊勢:「オンリーワンはナンバーワン」って言うんですが、哀川さんはVシネマの世界で一番を取ると決めて、ずっと出演されていたんです。それは未だ誰も一等賞を取ったことない未開拓地で、自分がそのジャンルを確立したら、もうそれはナンバーワンだという考え方で、知ったときに「あ、そうじゃん!」って思ったんです。
 だから、たとえばテニミュに出演する若手俳優という集団の中で、これまで誰もチャレンジしたことのない場所を目指して辿り着けたら「伊勢大貴」はナンバーワンになれるんじゃないかと思って、進む方向を決めてきた……ということを、今、思い出しました(笑)。
――自分にとても興味があり、大切にしています。
伊勢:うん! 自分のことは好きですよ、大っ嫌いですけど(笑)。
――どういう意味でしょう?
伊勢:なんかねえ……自分に関してはすごくナルシストな部分もあるけど、すごく悲観的な部分もあるんです。ステージに立ってる瞬間は、もうね! 誰にも負ける気がしないし「全員、俺を見ろ!」っていう感じですが、練習しているときは「こんなんじゃ人前になんか立てないよっ」とか思ってたりするんですね。朝起きた時のときの顔を鏡で見て「うわー、つらい……」とか思ったりもしちゃう(笑)。
――今までいちばん、つらかったことはなんでしょう。
伊勢:いちばん…………風邪をひいてしまって、でも休めなくて、休むのもいやだったから稽古に行ったんですよ。でも、その帰りに「おまえ、なんで声をちゃんと出さないんだよ」って言われちゃって。「いやいや、ここで声出したらもっと悪化するから、今日は出さずに、できることだけきちんとやっていたんだよ」って思ったけど、言葉にする間もなく「舐めんなよ」とか言われて、すごく悔しかったんですよね。
 それは言った相手に対して腹が立ったというよりも、言われてしまった自分に対してなんですけど。真摯に取り組んでいたつもりなのに、そう見えていなかったことが悔しくて。俺は、俺の「一生懸命」だったつもりだけど、周りには届いてなかったことがすごくいやで。今できることのベストを尽くしていたのに、それが届いてなかったのがすごくつらかった。
――なかなかの負けず嫌いで、誇り高いです。
伊勢:うーん。負けず嫌いというか、言わせちゃったことに対しても申し訳ない気持ちでいっぱいになったし。みんな、必死にやっているなかで「なんだアイツ」って思わせちゃったこともつらかったし。
――仲間にわかってもらえなかったことが、きっといちばんつらかったですね。
伊勢:……仲間にね、わかってもらえなかったというか伝えきれなかったとか。
――ひょっとして、その性格から察するに具合が悪いことを言わなかったのでは?
伊勢:言わなかったというか……この仕事を始めたばかりの頃だったから、あんまり言えなくて。それこそ稽古場でマスクを外すタイミングもわかってなくて。で、あまりに悔しくて帰り道で涙が出てきちゃって、泣きながら家に帰りました。
――いい話です。きっと、言ってくれた方も勇気が要ったんじゃないかと思います。
伊勢:ああー、そうですね。きっと。よかれと思って言ってくれたことは、今ならわかります。なんか、そういう、演じること以外でも、いろんな人と出会えているし、いろんな経験ができていますね。

 

 舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

舞台男子 伊勢大貴

その、視線の先、は。

 

デビューさせてくれた舞台に
感謝してさらに先へと

 

――芸能界に憧れて、今も人前に立つことを選んでいます。
伊勢:結局、楽しいんです! 人前で自分のやってきたことを見せることが。それまでの苦労がゼロになるというか、なかったことになるというか。それに最近、ようやく全部がつながってきている感じがして、すごくおもしろくて。じゃあ、なにがおもしろいのかなって思ったら、やっぱりテニミュが中心にあったりするんです。
 ほかの場所で得たものや使い方とかを、できているかどうかはまだよくわかりませんが、僕としては還元したいと思っていて。デビューさせていただいた作品に対してなにかを返せるとしたら、そういうことだろうと思っているんです。だから、今回、初のアルバムを出せて、いろいろな場所で歌うことを続けて、なおかつ、今上演中のミュージカル『テニスの王子様』 全国大会 青学vs立海に「ライバルズ」のひとり、日吉 若として出演できている……その位置に自分を持ってくることができたのはすごく幸せなことなんです。こうしていろいろな活動を平行することが『テニスの王子様』を好きな方、俺のことを好きでいてくれる方、そして関わっている方々すべてが喜んでくれる方向なのかな、と思っているんです。
――本当に視点の位置が高いです……本当に23歳ですか?
伊勢:間違いなく23歳です!(笑)
――そんな内面も含め、今日はとてもたくさんのことを語っていただきました。
伊勢:インタビューのときって、毎回、気付いてなかった自分の思いを発見できたり、言葉にしたりできるので、今回も「こんなことを考えてるんだな」って思えたことがすごくいい時間だったので、本当に楽しかったです。
――そういった思いまでも聞かせてくれて、ありがとうございます。
伊勢:それはもう、こちらこそ! テニミュの2ndシーズンも間もなく終わるし、今、自分の中でいろんなことが佳境で、考えることも増えてきているので、このタイミングでインタビューがあったことはすごくデカかったです……デカいというか、すごくいい機会だった気がします。
――最後に、読者の方々にひと言、お願いします。
伊勢:ここまで読んでいただいてありがとうございます! すごくボリュームのある内容だと思うので、これからパソコン、スマートフォンでご覧になる方は体調のいいときに時間と休憩をちゃんと挟みながら読んでいただけると、100%楽しんでいただけると思います! これからまた読み返すぞ、という方も体調管理をしっかりして100%楽しんでいただけたらと思っております。
 お尻の方は痛くないでしょうか? 目頭は疲れてないでしょうか? ちゃんとほぐしてあげてください。ほぐすことは大事なことです! あとは、あの……楽しんでいただけたら嬉しいです。第二回目もきっとすてきなゲストさんがいらっしゃると思うので、是非、これからも『舞台男子』よろしくお願いいたします。第一回目のゲスト、伊勢大貴でした。
――みごとな締めまで、ありがとうございました。

 

さらに高く、より遠くへ。

 舞台男子 伊勢大貴

 舞台男子 伊勢大貴

 

 

撮影/為広麻里
ヘアメイク/BELLEZZE
編集・文/おーちようこ

 2014年9月2日 講談社にて収録。

・写真や記事の無断転載はおやめください。

 

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