4時になりました。
ニュースをお伝えします。
日銀は目標とする2%の物価上昇率を達成する時期については来年度後半ごろに改め、これまでより遅れるという見通しを示しました。
日銀はきょう再来年度、平成29年度にかけての経済と物価についての展望レポートをまとめました。
それによりますと、消費者物価指数の上昇率は、原油価格の低迷が続いていることを踏まえて、今年度は0.1%にとどまるとし、前回7月時点より0.6ポイント引き下げました。
また来年度、平成28年度は、1.4%と、前回より0.5ポイント引き下げ、再来年度、平成29年度は、予定されている消費税率の引き上げの影響を除いて1.8%とし前回と変えていません。
これらの見通しを踏まえて日銀は目標とする2%の物価上昇率を達成する時期について、これまでの来年度前半ごろという表現から来年度後半ごろに変更し、これまでより遅れるという見通しを示しました。
大規模な金融緩和に踏み切った2年半前は、2年程度で物価目標を達成するとしていましたが、達成時期の表現を変更したのはことし4月に続いて2回目となります。
中国を訪れている自民党の二階総務会長は、中国の外交を統括する楊潔チ国務委員と会談し、両国の関係改善を確かなものにするため、文化交流や青少年交流、それに経済協力などを進めていくことで一致しました。
この中で二階総務会長は、ことし5月、習近平国家主席が日本の訪問団を前に、日中関係を発展させたいという基本方針は変わらないなどと述べたことは関係改善に向けて一歩を踏み出すもので高く評価している。
次なるステップを考えていかなければならないと述べました。
これに対し楊潔チ国務委員は、歴史を大切にして未来に向かうという精神に従って友好協力関係をともに推進していきたい。
今の関係改善のプロセスをさらに強固にしていくことが重要だと述べ、文化交流や青少年交流、それに経済協力などを進めていくことで一致しました。
また楊氏は、あさって行われる日中韓3か国の首脳会議に関連して3か国が経済や貿易などの分野で協力を推進していくことが重要な成果を生む。
日中韓のFTA・自由貿易協定も地域や国際社会全体にとって有益なものであり、交渉の加速に努力したいと述べました。
北朝鮮はきょう、36年ぶりとなる朝鮮労働党の党大会を来年5月に開催すると発表しました。
ただ具体的な議題は明らかにされていません。
北朝鮮はキム・ジョンウン体制になって軍よりも党の役割を重視する傾向を強めていて、党大会で国家運営に関わる重要決定が行われる可能性があり注目されます。
火山活動が活発な状態になった影響で運休していた神奈川県の箱根山のロープウエーは、噴火警戒レベルの引き下げを受けて安全が確保されたとして、およそ半年ぶりに一部の区間で運転が再開されました。
続いて気象情報、今夜の天気です。
北から寒気が流れ込むため、北海道の日本海側は広く雪が降るでしょう。
東北の日本海側から北陸は冷たい雨の降る所が多く、山では雪の降る所がありそうです。
青く輝くのが福岡の街を流れる那珂川かあ。
2015/10/30(金) 16:00〜16:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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