(二郎)三子がバツ6ってことを話した。
(三子)私から話そうと思ってたのに。
(三子)一生一緒にいたいって思った。
(三子)それだけじゃ駄目?
(竜崎)木原三子さん。
僕と結婚してください。
(三子)喜んで。
(真人)まだ会社行かなくていいのか?
(咲)今日は土曜日。
休みだよ。
(真人)ああ。
結婚式だったな。
(咲)そう。
(真人)この前言ったこと。
(咲)うん。
(咲)ちゃんと考えてる。
(真人)ホントか?うん。
だからお父さんは自分の病気を治すことだけ考えてね。
分かった。
(二郎)もしもし。
(三子)二郎ちゃん?結婚やめるから。
はあ?
(三子)今日の結婚式は中止。
ちょっと待て!
(通話の切れる音)
(森田)はいおはよう。
三子は?
(一子)ホテルじゃないの?こっちにはまだ電話ないの?
(中野)誰から?三子から。
結婚は中止にするって。
(一同)えっ!?
(森田)何で!?知らないよ。
聞こうとしたら電話切られるし折り返しても出ないし。
ホテルにも行ったんだけどまだ来てないって。
(一子)ほら。
だから反対したのよ。
もう三子いいかげんなんだから。
(森田)どうすんだよ?お前。
100人分の料理仕込んでんぞ。
とにかく三子を捜すよ。
(一子)ねえ?竜崎さんに連絡した?ああ。
まだ。
あれ?三子さん。
何してんの?
(三子)何してるってFEELCYCLEだけど。
やってる時間あるの?
(三子)咲ちゃんは?いや。
私は軽く汗流してから行こうと思って。
(三子)どこに?…って。
三子さんの結婚式。
ああ。
中止になりましたから。
えっ!?結婚。
ちょっと!ハァ。
(中野)キャプテン。
どうするの?
(森田)三ちゃんと竜崎さんと連絡取れなきゃお前どうしようもできないだろ。
(一子)もういいよ。
もう片付けよう。
姉ちゃん。
・
(ドアの開く音)竜崎さん!三子が結婚やめるって言ってることは知ってるんですか?
(竜崎)はい。
(中野)やめるんですか?
(竜崎)いえ。
私はやめる気はありません。
でも…。
(一子)何があったんですか?
(竜崎)私がいけないんです。
借金?昨日彼の部屋で督促状見つけたの。
でけさ彼の友達に確認した。
借金が600万!?
(竜崎)それを彼女に話してなかったんです。
(森田)そりゃ怒るわな。
(竜崎)はい。
(一子)何で黙ってたの?そうだよ。
裕子さんのことと三子がバツ6だってこと話せなかったことでもめたばっかりだろ?はい。
600万は…。
かなり大きいね。
額はどうでもいいの。
どういう借金なの?
(中野)競輪。
競馬。
競艇。
あっ。
ラスベガスとかカジノ。
(竜崎)違います。
友人の借金の連帯保証人になってしまって。
その友達が逃げちゃって肩代わり?
(竜崎)ええ。
(森田)そんなやつは友達じゃないよ。
(竜崎)信じてたんですけどね。
そう。
竜崎さんが悪いんじゃないんだ?そういう友達だって見抜けなかったところはまぬけだけど。
じゃあ話してくれなかったことが問題?違うの。
えっ?
(竜崎)あと2年もあれば返せるんです。
だから三子さんには内緒で返してしまおうと思ったんです。
それで話さなかった?
(竜崎)ええ。
でも彼女が怒ったのは話さなかったことじゃなくて…。
「一緒に返そう。
頑張ろう」って言ってくれなかったから。
そこ!?そう。
信じられないでしょ?竜崎さん。
一人で返せる見込みがあるから言わなかったんじゃないの?三子に余計な心配かけたくなくてでしょ?はい。
それが変だってことに気付かないことにムカついてるの。
変?だって知らないことが出てくることは全然構わないって言ってたんだよ。
それなのに話してくれなかった。
それに余計な負担って何よ?夫婦って一緒に問題に立ち向かって解決するパートナーじゃないの?パートナー。
でしょ?咲ちゃん。
(竜崎)三子さんの言うとおりです。
それで謝ったんですが「結婚やめる」の一点張りで。
竜崎さん。
謝ったんでしょ?どうして結婚やめるの?私の言ったこと本当に分かってくれたかどうか分からないんだもん。
分からないなら確かめればいいじゃない。
話そうと思ってもとにかく今日の結婚パーティーが終わってからにしようって。
順番逆でしょ?確かにそう言いました。
(森田)それは俺たちに迷惑掛けないようにでしょ?
(竜崎)そうなんです。
それが伝わらないのか。
分かってるよ。
私だってCHACONNE手伝ってるわけだしパーティー中止になったら大変だって。
でも…。
姿勢の問題かもね。
えっ?誠意の見せ方。
いったん中止もやむなしだな。
(竜崎)しかし…。
じゃあ三子とは結婚しないの?あいつやめるって言ったらホントにやめるよ。
その程度ですか?三子と結婚したいという気持ちは。
(一子)二郎。
好きな人を諦めたら絶対後悔するよ。
ホントに好きならもっと話さなきゃ。
話したら解決することがあるんだ。
話しても解決できないこともあると思う。
でも本当に好きなら乗り越えられるはず。
三子さん。
自分で言ったじゃない?「夫婦って一緒に問題に立ち向かって解決するパートナーじゃないの?」って。
そうですね。
話してみます。
(竜崎)もし今日中止になったら申し訳ありません。
(森田)ああ。
出なきゃ。
いい。
取りあえず話さなきゃ。
もしもし。
もしもし三ちゃん。
ちょっと切らないで。
(森田)よし。
チュン。
お姉さん。
準備再開。
(一子)だね。
(森田)うん。
(中野)だってまだどうなるか。
(森田)話し合えば丸く収まるよ。
(中野)えっ?
(森田)未練たらしいやつだな。
(一子)うん?どした?
(森田)あれ?この前聞いてなかったの?
(一子)うん?
(森田)こいつ昔から三ちゃんのこと…。
はい。
何でもないです。
準備しましょう準備。
(森田)待てよ。
ごまかすな。
チュン。
三子が好きなんだ。
(一子)いつから!?6回目の離婚してここでよく話すようになって。
(一子)三子。
気付いてないんだ。
(中野)僕影薄いから。
(森田)自虐の極みだな。
チュン。
これが最後だぞ。
三子のこと諦めんのか?だって諦めなかったらどうすればいいの?
(一子)竜崎さんの電話奪って三子と話しなさいよ。
(一子)ほら。
もう行きなさいって。
好きなんでしょ?チュン。
(森田)しょうがねえやつだなもう。
(一子)もういいんじゃない?もう自分で決めたんだから。
(森田)二郎。
お前もだぞ。
えっ?はっきりさせろよ。
(高野)パーティー会場CHACONNEじゃないの?
(楓)その前に家族の集合写真撮るの。
竜崎さんのご両親今日来れないから。
(高野)反対してるんじゃなくて?
(楓)そう。
バリ島に移住してるからすぐに戻ってこれないって。
(高野)なるほど。
(楓)それに三ちゃんの結婚のときの恒例行事。
(高野)その家族写真に俺も一緒に?ああ。
高野さん。
関係なかったね。
先にCHACONNE行ってていいよ。
(高野)いやいやいや。
付き合いますよ。
(楓)写るのはなしね。
(高野)はい。
(楓)高野さん。
ホントに私のことが好きだね?「秋空に否定できない悔しさかな」また字余り。
あっ。
・
(ノック)おっ。
七度目のウエディングドレス。
(三子)うるさい。
レンタル?
(三子)普通そうでしょ。
7回もやるんだったら最初に買っちゃえば安くついたのにな。
ひどい。
今買っちゃった方がいいかな?おい。
姉ちゃんじゃないけどもうお前の結婚式出ないからな。
分かってる。
色々ありがとう。
殊勝なこと言うなぁ。
やっぱり障害がある方が燃えるよね。
まっ。
雨降って地固まるでよかったよ。
二郎ちゃんと咲ちゃんのときって障害あったんだっけ?お父さんの反対ぐらいだったかな。
そうね。
(三子)毎日通ってた二郎ちゃん。
そうだったな。
(三子)うん。
結婚式当日も行ってた。
私知らなくてウエディングドレス着たままずっと待ってた。
二郎が到着したのは式の始まる30分前だった。
焦ってタキシード着てサイズ間違っててズボンがぶっかぶか。
私が合うやつ見つけてきたんだよね。
そうだった。
二郎。
理由を言わないから私は不機嫌の塊だった。
俺はお父さんの説得に失敗したと思って落ち込んでた。
・
(ドアの開く音)《お父さん》《咲》
(三子)二郎ちゃん。
咲ちゃん。
またやりたい?いいや。
もう。
2人がどうのこうのじゃなくて結婚式の話。
ああー。
・
(ノック)・
(マリエ)こんにちは。
失礼いたします。
(マリエ)本日はおめでとうございます。
フリーアナウンサーの小園マリエと申します。
よろしくお願いします。
すごく奇麗ですね。
やっぱこのスタイルが素晴らしいからドレスもすごくお似合いですよね。
あのう。
お奇麗な新婦さんで。
で新郎さまもホントに。
役者か何かやってらっしゃるんですか?すいません。
(マリエ)すごく彫りが深くってわりとオリエンタルな顔でハンサムでいらっしゃいます。
すいません。
あのうすいません。
(マリエ)美男美女…。
(マリエ)はいはい。
あのう。
どちらさまですか?あっ。
本日司会のフリーアナウンサーの小園マリエと申します。
よろしくお願いいたします。
あっ。
うちじゃないですよ。
(マリエ)はい?司会とか頼んでないんで。
またまた。
ご冗談を。
いや。
冗談じゃなくて。
(マリエ)えっ?木原家の方々ですよね?あっ。
もう一つ木原家ってありましたよね?披露宴の。
(マリエ)お姉さまですか?すごい。
やっぱり。
美人の方のお姉さまっていうのはやっぱ美人なんですね。
違います。
美人姉妹だ。
美人姉妹に美男美女カップル。
私もねホントにあのう結婚したいな。
結婚式素晴らしい式したいなと…。
たぶん間違ってると思うんすよ。
周りから言わすとね「お前は式どころかまず彼氏がいないだろ」なんていうふうに言われちゃってね。
失礼ですよ。
彼氏がいない…。
すいません。
いないんですけどでもやっぱり想像は自由じゃないですか?たぶん違うと思うんすよ。
違う木原家で。
私ね結婚式の司会だけはすごく自信があるんです。
司会頼んでないんです。
でもやっぱりフリーアナウンサーの生活…。
正直ここだけの話金銭的に苦しい部分があるんですけど。
それは知らないんですよ。
だからこそ結婚式の司会で私は食ってます。
これはもうはっきり言えます。
私は結婚式の司会で食ってます。
食ってますってのは分かった。
じゃあお前はアナウンサーの仕事をしないのかっていわれたらしてますよ。
してますけどやっぱりお金で言うと…。
あのう。
頼んでないです。
あと余興なんかもできるんです。
余興とかじゃなくて。
司会だけじゃなくて余興…。
聞いてください。
うちじゃないんですよ。
違う木原家…。
(マリエ)学生時代からフラメンコやってたんで。
フラメンコとかじゃなくて。
(マリエ)こういう…。
やめて。
もうホントに。
うちじゃないんです。
違う木原家だと思うから。
(マリエ)やりましょうか?結構です。
いいです。
ありがとうございます。
(マリエ)私生活しないといけないんでお仕事させて…。
いいです。
うちじゃないんです。
(マリエ)お仕事…。
違う木原家ですから。
何なんだよ?何?司会って。
・
(ドアの開く音)しつこいな!
(竜崎)えっ?あっ。
ああ。
そろそろスタジオに来てほしいって。
(三子)分かった。
(竜崎)奇麗だ。
(三子)圭ちゃんもカッコイイよ。
圭ちゃん。
圭ちゃん。
・
(拍手)
(三子)みんなありがとう。
(一子)三子のウエディングドレス見飽きたけどね。
姉ちゃん。
(伊集院)お招きありがとうございます。
また三ちゃんの結婚をお祝いできて元旦那一同心から喜んでます。
(一同)イェーイ。
(男性)はい。
それでは皆さん。
新郎新婦さまを真ん中にぎゅぎゅっと集まってください。
(三子)咲ちゃん。
何してんの?私は家族じゃないから。
(三子)いいから。
早く。
元ダンたちも一緒だし。
じゃあ。
(三子)咲ちゃん。
二郎ちゃんの隣。
えっ?
(高野)あっ。
じゃあ俺も。
(楓)駄目。
関係者と元関係者だけ。
嘘。
おいで。
(高野)はーい。
失礼します。
(三子)あれ?お兄さんは。
(一子)知らないわよ。
(楓)来るって言ってたけど。
(男性)お待ちしますか?
(一子)いやいやいや。
もう。
撮っちゃいましょう。
三ちゃん。
待ってもらってもいい?
(一子)みんなの迷惑でしょう。
・
(ドアの開く音)あれ?
(内田)すいません。
遅くなって。
苦労したんだから。
洋服選びよりコミュニケーション。
(楓)サンキュー。
(一子)ちょっと。
あっち行ってよ。
(高野)こちらです。
こちらへ。
(一子)よいしょ。
(内田)よし。
(一子)ちょっ…。
ちょっと。
(内田)ごめん。
近いし歩こっか?そうね。
(咲・二郎)あのう。
えっ?どうぞ。
今度言うこともおんなじかな?どうかな?さっき竜崎さんと話してて。
さっき三子さんと話してて。
気付かされたんだ。
三子と竜崎さんは三子のバツ6。
竜崎さんの彼女と借金のことを結婚前に分かってよかったと思う。
そうね。
2人は一緒に乗り越えようとしてる。
うん。
俺たちはどうだったんだろ?咲が仕事を続けたがってたことは結婚前から分かってた。
子供がすぐには欲しくないってことも。
私も分かってた。
二郎が仕事を辞めてほしがってることもすぐに子供が欲しいことも。
収入格差のこともあったね。
それなのに結局そういうことの考え方の擦れ違いが離婚の原因だった。
問題があるって分かってて解決しようとしなかった。
しようとはしてた。
でもできなかった。
努力が足りなかった。
ああ。
何やってんだろ?私たち。
時計の針は戻せない。
だからもう一度…。
ちょっと待って。
もう一度やり直そう。
やり直したらうまくいくのかな?私たち。
きっと。
(ひろ子)おめでとう三子。
(三子)ありがとう。
紹介する。
(ひろ子)はい。
(三子)友達のひろ子。
(ひろ子)このたびはおめでとうございます。
(竜崎)ありがとうございます。
(高野)三子さん。
幸せそうだね。
(楓)うん。
(一子のせきばらい)
(高野)おっと。
(三子)チュンチュン。
(中野)あっ。
おめでとう。
ありがとね。
裕子さんのこと。
(中野)えっ?チュンチュンが説得してくれたんでしょ?そのことか。
(森田)おいチュン。
ワイン5〜6本持ってきてくれ。
早くこっちに。
(中野)うんうんうんうん…。
2015/10/30(金) 13:25〜13:55
関西テレビ1
別れたら好きな人 #24[字][デ]【元サヤ婚を始める方法】
元夫婦の二郎(綾部祐二)と咲(白石美帆)が同じ合コンに参戦!別の男性と話す咲の邪魔をする二郎に、彼とべったりする女性にいら立つ咲。この嫉妬の理由は…愛情なの!?
詳細情報
番組内容
<元サヤ婚を始める方法>
話し合いで解決できないこともあると思う。ただ、お互いが好きだと思う相手なら、話して解決できることがある。話し合おうという姿勢が、きっと誠意の見せ方だ。
結婚式当日、二郎(綾部祐二)に「今日の結婚式は中止!」と電話をする三子(北川弘美)。
番組内容2
聞けば、三子が知らないことが出てくるのは全然構わないと伝えていたのに、相手が自分に大事なことを話さず、隠し通そうとしたことが許せなかったらしい。
「夫婦って一緒に問題に立ち向かって解決するパートナーなのに…」という三子に、だったらなおさら解決するために話し合いをした方がいいと勧める咲(白石美帆)。二郎も、三子の結婚相手である竜崎(徳山秀典)に同情しつつも、誠意を見せる姿勢の問題だと話す。
番組内容3
結婚前のバタバタに巻き込まれながら、それでも幸せそうに結婚式を迎える三子たちの姿を見て、二郎はついに覚悟を決めて…。
出演者
木原二郎:綾部祐二
根岸 咲:白石美帆
木原めぐみ:秋元才加
中野啓太:中村靖日
木原三子:北川弘美
高野 毅:篠田光亮
内田 楓:疋田英美
・
内田一子:小川菜摘
江沢志穂:佐藤藍子
森田茂樹:山口智充 ほか
スタッフ
【脚本】
伴一彦
【音楽】
末廣健一郎
得田真裕
【主題歌】
ソンモ from 超新星「still love you」(♪YM3D)
【エンディングテーマ】
Funky Galaxy from 超新星「ジーザス feat.アヴちゃんfrom女王蜂」(ユニバーサル J)
スタッフ2
【プロデュース】
後藤勝利(東海テレビ)
仲 良平(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
小池唯一(泉放送制作)
亀井俊徳(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
【演出】
金子与志一
【制作】
東海テレビ/吉本興業/泉放送制作
ご案内
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ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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