恋は妄想
「
ガオちゃんがな
洋食屋さんの前を見てた時
俺は別に入るなんて一言も言わなかったのに
店主がガオちゃん見た途端
「 いれられないよ! 」って
5本指つきだしして 言ったんだ 」
(・・;)
「
カンバラシュウが
ガオちゃんに向かって 言ったんだ
「 猫飼ってるんですか? 」と口調はやさしく
でも心はおぞましいものを見たという響きを奏でて
まるで汚物でも見るような目つきで
そう言ったんだ 」
(・・;)・
「
でもな
その瞬間だ
ガオちゃんは遠い昔の記憶を想いだした
あの場で
あの血筋が
ガオちゃんに発したしるしで
情報が戻ったんだ
おそらく
あの洋食屋の店主は
本当にカンバラシュウのボス系譜だった 」
カンバラシュウ・
(・・;)
「
カンバラシュウは
世界を構築してた2大系譜の
ひとつに属してる
世界を構築してた2系譜は
さまざまな時代
さまざまな地域で色んな呼ばれ方をしていて
この島では
古くから
紀氏とたちばなと呼ばれてた 」
紀氏 たちばな・
(・・;)
「
紀氏が
中枢の太い養分をターゲットにしてすり替わる系譜としたら
たちばなは
中枢部のファンの外周部をターゲットにして
中枢部にすり替わる系譜だ
両者は
公式ライバルだ
そして
たちばなにも色んなボスがいて
そのひとつがカンバラシュウなんだ 」
(・・;)
「
カンバラシュウはな
能力者のガキンチョを束ねてるボスだ
ただのガキンチョじゃ
束ねても意味が無いからな
カンバラシュウの特徴は
酒を飲まないんだ
特別なタイミングを除き
一滴も口にしないことを
厳命されている 」
酒を飲まない
(・・;)
「
世界では飲むボスもいれば
飲まないボスもいるんだ
酒を飲みすぎると
酒は植物の力で
自然な姿に戻そうとする
その現象が酔いとなってあらわれるから
植物の系譜の気をのせて
酔わないようにして
飲む者も多いんだ 」
(・・;)
「
そしてガオちゃんが
たちばなの伝承を教えてやる
たちばなのボスが
ガオちゃんを拒絶したからな
ガオちゃんの系譜に
その伝承情報が戻るのは
ごく当然のことなんだ 」
(・・;)
「
たちばな流派の力の正体は
妄想
妄想力
恋の妄想エネルギーだ 」
恋の妄想エネルギー?
(・・;)
「
恋をすると妄想するだろ?
あの人とああなれたらいいな
あの人とイチャイチャしたり
こんなことや
あんなことができるといいな
というか
恋が妄想そのものだ 」
恋が妄想
(・・;)
「
恋の妄想はな
人の感情エネルギーを凝縮させやすいんだ
感情を喚起され
一方向に凝縮され注がれる
そのエネルギー質は
妄想からできてるが故
社会に対してものすごいイメージをまとわせたり
感情を喚起させるエネルギー質になるんだ
感情を喚起させれば
人を動かすことができるからな 」
(・・;)
「
しかも恋の妄想は
大掛かりな風水を作るより
元手があまりかからない
妄想を強く感じさせれば
快楽を感じながら 行動してくれるからな
この快楽を感じて 行動させる恋の妄想エネルギーが
奴隷制度を作るきっかけとなったエネルギー質なんだ 」
奴隷制度を作るエネルギー!
(・・;)!
「
だって そうだろ
恋にとりつかれた存在は
もうそれで奴隷だろ?
相手のすべてを良い風に解釈してくれ
相手のすべてに 感情を動かしてくれ
快楽を感じながら
物や物品 想念 エネルギー 現実の行動を捧げてくれるんだから
恋させれば
簡単に奴隷を作れるんだ
こんなに簡単に奴隷を作れる方法は 他にはないんだ 」
(・・;)・
「
恋の妄想で奴隷を作る方法はかんたんだ
感情的で 妄想してくれそうな男の前に
好みの女性を配置するだけ
後は
その女に 男の気を引かせるだけだ
女性の対応は
男の好みによって変えていく
最初からイチャイチャする場合もあれば
妄想を喚起させるような清純じらしをしたりもする
相手のニーズによって
妄想を最大限高めさせる行動を
女性達にとらせるんだ 」
(・・;)
「
たちばなの集合体はな
配下の女性の潜在意識に
男性の妄想を喚起させる方法を夢で教えるんだ
たちばなのボスは男が多い
男なら
同じ男の妄想を喚起させるつぼはよくわかるだろ
仕草 言葉使い
好みの服や髪型
表面的な性格
それを夢で女性達に伝達するのが
たちばなの男達なんだ
ブラックメールのように
詳細に男のとりこみ方を
夢で直伝してるんだ 」
(・・;)
「
その夢の指南に従って
男達が恋心にとらわれたり 妄想したり
自家発電したり イチャイチャしたりすると
それだけで
指南したたちばなのボスの集合体に
エネルギーや情報が運ばれるんだ
夢は全部つながってるからな
快楽を与えながら放出されたエネルギーは
女達を通してたちばなの男達に運ばれていくんだ 」
(・・;)
「
まあ要は
恋に狂った男達は
男達が作ったイメージに快楽を感じ
男達に放出してるようなものなんだ
女の子達は
男達が作った
舞台の上で演じてる女優に過ぎない 」
(・・;)・
「
そしてたくさんの女の子達に
集めさせたエネルギーは
たちばなの祖の源流の血筋にのせられる
そしてそのたちばなの祖の血筋が
その集めたエネルギーを
どこにどれだけのせるのか
その配分を決めていくんだ
そして
このエネルギー配分が
世界での出世を決めていく
これがたちばなの人事
世界の人事なんだ 」
世界の人事
(・・;)
「
男達から集めた妄想エネルギーを表面にのせられると
どんな無能でも
面白いぐらいに出世できるんだ
だって
そのエネルギーをのせられると
エネルギー緩衝作用で
周囲に快楽を感じさせながら
周囲から捧げさせることができるんだからな
周囲は運ばれた強い妄想に巻き込まれるんだ
だから
出世しないわけがないんだ 」
(・・;)
「
それに
妄想エネルギーをのせられると
男でも 女性みたいに魅力的に見られるんだ
アイススケートの藤原顔の男とか
しんぞうちゃんなんかもな
よくよく顔の造形を見ると 並以下だ
でも
雰囲気で美男子のイメージや
好感度
高支持率の現実を作ってるんだ
その源泉は
たくさんの男達から吸いとった妄想エネルギーを
のせられているだけなんだ 」
(・・;)
「
人が妄想の気をのせられると
顔の外側にある
外の外側 50cmから1mぐらい外側にある
ふわ~っとした表面にまとわれる
そこが社会での見た目の印象を左右する
人の多くは顔を見るからな
手や足や腰ではなく
顔は 顔を見るからな
顔の表面の気が
社会での現実運を左右するんだ 」
(・・;)
「
えんえんが昔
「
顔を見なければ美人じゃないですか? 」と言う言葉を言ってたろ?
あれも
顔の表面の表面の気
妄想の気しか見えてないって事なんだ
鳥族の多くはそこしか見ないんだ
そこが人間社会での現実運を
即効的にもたらすエネルギーだからな
逆に顔の表面の気を通り越して
顔の造形まで見ると
即効的な現実運がわからなくなる
造形を見ると 妄想は消えるからな 」
(・・;)
「
そして
恋の妄想エネルギーをのせられると
どんなに搾取をしても
どんないじめをしても
多くの人達から庇ってもらえるんだ
あらステキ
かわいそう
なんであの人に文句を言うの?
あの人はいい人じゃない!
むしろ奪われたと言ってる人こそ
あの人から奪ってる悪人に違いない
そう想われちゃうんだ
アバターもえくぼだ
恋の妄想エネルギーは
好都合に人を操縦できるエネルギーなんだ 」
アバターもえくぼ・
(・・;)
「
そして
男達から
たくさんの妄想エネルギーを引きだした女性には
そのエネルギー量に応じ
歩合制のように現実を渡される
報酬を渡されるのは
7年後だったり
14年後だったり
20年後だったりするけどな
成功報酬として 集めた妄想エネルギーから得た現実の
2割から3割以上は配分される
特に成功した
極上の女には7割与えられたりもすることがあるんだ 」
(・・;)
「
夢で指南されるのは
主に貧しい子だ
だって貧しい子は生活に窮していて
未来の貧しい自分の姿も 薄々感ずいてるからな
たちばなは
そういう貧しい女性達の心の隙に付け入るんだ
このターゲットの男を恋でとりこめば
20代まで苦労しても
30代 40代には人並み以上の生活を送れるようになるよ
50代60代には一財産築いて老後は安泰だよ
それを確約して 実行させるんだ 」
(・・;)
「
他にもな
男に振られたり
男に恨みを持ってる女性も
夢でスカウトしたりする
男性に恨みを持ってる分
ターゲットの男性から容赦なく冷酷に
可能性を吸引するからな
恋に破れた女達を煽って
別な男達に復讐させ うさ晴らしをさせる
まあ
恋の逆恨みってやつだ 」
(・・;)・
「
でもな
たちばな集合体は
恋の妄想エネルギーを多く得れたら
成功報酬の確約は
かならず実行していたんだ
何故なら成功報酬を渡さないと
仕組みは崩れるからな
貧しい女性達は引力が強いから
成功報酬を渡して満足させないと
月の緩衝が来た時
たちばなの集合体が大ダメージを受けてしまうんだ 」
(・・;)
「
そしてな女性達には
相手の男達が想いだしても納得できるように
体のイチャイチャで快楽を与えたり
多額の物品は貢がせないように 指南していた
「
あなたと一緒にいられるだけで 光栄だわ
高い物はいらない
プレゼントより
あなたの気持ちが うれしいの 」
そう言われると男は単純だから
想い出の中で
性格の良い女性として 美しい想い出として いつまでも妄想してくれるんだ 」
(・・;)・
「
でもな
たちばなは
この数十年
恋の指南をする相手を間違えたんだ
小犬達に恋の指南をしたんだ
そしたら小犬達は
その指南術を利用して
男達から 無茶苦茶
現実を剥ぐ行動をしだしたんだ
たくさんの物を一気に貢がせたり
相手の生活をぶち壊しにするぐらいに貢がせたり
徹底的に
落ちぶれるまで吸引しまくったりしたんだ 」
(・・;)・・
「
しかも
小犬達は 恋の指南を得ても
養分の男達とは 性交渉もしなかったんだ
アッシー メッシー ミツグクン
やらずボッタクリをした
証拠が残る形でそれをしたんだ
芸能界とかも
恋させるエネルギーをごっそりのせまくって
やらずボッタクリをあれだけ大々的に証拠の残る形でやったんだ
」
(・・;)・
「
どんなパープリンな男でもな
女に引っかかった後
人生が転落したり
やらずボッタクリをされると
美しい想い出にはならない
回収の想い出にされちゃうんだ
それに
小犬達は
恋の妄想エネルギーをうまく集めていた女性達に
渡されるお礼の現実も ことごとく吸ったりした
男性を恋心でとりこんだのに
何十年経っても貧しい現実のまま
そうするとな
働いた女性達にも引力がついてきて
仕組みから たくさんのエネルギーが抜けるんだ
それで仕組みに ガタが来はじめてるんだ 」
(・・;)
「
妄想エネルギーが回収されはじめるとな
仕組みへの幻影がなくなるんだ
それは 今
現実社会に起ってるだろ?
宗教離れ
国や役所
官僚たちへの幻滅
社会への幻滅
企業への幻滅
既存の組織から妄想エネルギーが抜けると
その組織は存在してるだけで
不快感な組織に見られて
崩壊しちゃうんだ 」
(・・;)
「
世界の文化にもな
恋の妄想エネルギーは
欠かせなかったんだ
最近低視聴率ってよく言うけど
一昔前
あんなくだらない番組を楽しく見せることができたのも
恋の妄想エネルギーをのせこまれていたからだ
世界の文化作品から
快楽を与える
妄想エネルギーが剥げると
歓びや 人を動かす力は生まれないんだ 」
(・・;)
「
パチンコなんて その最たるものだ
妄想エネルギーをのせられ
快楽で人を通わせてるだけで
快楽を感じなくなれば
あんな子供だましの装置
だれも見向きもしなくなる
ディズニーだってそうだ
恋の妄想エネルギーが尽きると見向きされなくなるんだ
さまざまな娯楽も そうだ
妄想エネルギーがのせられてるから
人を動員できてるんだ 」
(・・;)
「
それだけじゃなく
妄想エネルギーが枯れるとな
仕組みで現実を得てた者達の
姿形が変わっていくんだ
美しい すがすがしいと想ってた者達が
醜悪で うざったい容貌 雰囲気になっていく
そうすると
ある日突然
支持率もなくなるし
商品も売れなくなる
現実は移ろいやすし
雰囲気が変わると
人はたちまち現実を失うんだ 」
(・・;)
「
仕組みから
妄想エネルギーが抜けて
その緩衝で
今 たちばなのボス達からも
情報が抜けてるんだ
そして
哀しいことにたちばなのボス達の多くは
まだその現実に気づいていないんだ
情報が抜けてることに 気づいていないんだ
小犬達を養分と想っているからな 」
(・・;)
「
大犬は
養分に快楽を
いう事を聞いた女達に
現実を配分したと想っているけどな
でもこの数年現実が配分されたのは
おおいぬの部下の部下の下っ端の 小犬達なんだ
養分の多くは
恋の快楽も得れてないし
むしろ好みでない異性に
やらずボッタクリされて
いじめられてきた
いう事を聞いた女性達にも
約束された報酬を渡されるどころか
ターゲットにされ 剥され続けたんだ 」
(・・;)
「
ガオちゃんがこれを言ったのは
カンバラシュウが
ガオちゃんを拒絶するしるしをだしたからだ
本来たちばなのボスは
ねこ達にああいう対応はしないんだ
もちろん心の奥底の本性では
ねこや動物を嫌ってるんだけどな
でもねこの妄想エネルギー
動物の妄想エネルギーは
人の恋の妄想エネルギーを凌駕するからな
そして
たちばなが使役してるガキンチョドール達も
猫からから情報をもらったりしてたからな
だから動物の系譜を見つけると
まずそこに先出ししようとしたんだ 」
(・・;)
「
そして
植物はな
動物より
もっと幻影を見せられるんだ
昔 たちばなは
動物の系譜や植物の系譜を見つけると
そこも持ち上げ崇め奉っていた
その系譜を
自陣営にとりこむことができれば
恋でとりこみづらい
動物や
植物の系譜もとりこむことができるからな
彼らを抱えた昔の世界は
桃源郷のようなオーラをかもしだせてたんだ 」
(・・;)
「
でも
小犬が動植物の系譜を追いだし
あそびめの系譜からも剥いだからな
それで妄想が回収され
世界から幻影が消失していってるんだ
世界はな 崩壊するんだ
快楽を与えなければ
妄想は妄想としては成り立たない
苦痛しかもたらさないと感じれば
人はその存在を消し去り 忘れようとする
幻影醒めれば
エネルギーは回収される
今はその予兆なんだ 」(ガオガオちゃんのことば)
「
ガオちゃんの事を
紀氏系ドールねこと言ってる人もいるけどな
ガオちゃんは
紀氏でもたちばなでもない
マスコットガオちゃんだ
昔から山のリーダーさんについてたんだ
クレイパトラもそうだろ?
中枢をとりこむ
俺も中枢タイプだ
スフィンクスは中枢で
チヤホヤされてる姿なんだ
だめ! ぜったい!のポーズ
俺はあの残像をしかと見た 」(ガオガオちゃんのことば)