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薬物中毒もスマホ依存も原因は同じ 多くの人が間違えている、中毒者への正しい接し方とは

薬物中毒もスマホ依存も原因は同じ 多くの人が間違えている、中毒者への正しい接し方とは

ジャーナリストのJohann Hari(ヨハン・ハリ)氏は身近にいる薬物中毒者(薬物依存症患者)を助ける方法はないかと考え、世界中の中毒経験者や中毒について研究している研究者に会いに行きます。3万マイルを旅して、たくさんの人に会った彼が気付いたことは「中毒について知られている全てのことは間違っている」ということでした。ネズミをケージに入れ、ただの水とヘロインかコカインを混ぜた水を置いた実験では、1匹のみで孤立させたネズミはドラッグの入った水を飲み、複数の仲間とつながりあえる環境のネズミはドラッグの入った水を飲まなかったという結果が出ました。人間も生まれつき結束を必要としています。社会での繋がりを見直すことで、中毒の問題を解決する糸口が見えてくるのではないでしょうか。(TEDGlobalLondon2015 より)

参照動画
Everything you think you know about addiction is wrong
スピーカー
ジャーナリスト Johann Hari(ヨハン・ハリ) 氏
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中毒者を助ける方法はないのか

ヨハン・ハリ氏:私が覚えている最も幼い頃の思い出の1つは、親族の1人を起こそうとしたのに、起こすことができなかったというものです。 当時私はまだ小さな子供だったので、それがなぜなのか分かりませんでしたが、大人になるにつれ、コカインを含む薬物中毒が私の家系にはあるということに気がついたのです。 最近そのことをよく考えていました。多分それはアメリカとイギリスで薬物が初めて禁止されるようになってから今年でちょうど100年目だからということもあるでしょう。 中毒を取り上げ、中毒者を罰し、苦しめるという運命的な結論を下して以来1世紀が経ちました。なぜなら、そうすることで私たちは中毒者を思いとどまらせ、薬物の誘因を止めることができると信じているからです。 数年前、私の人生の大切な人が中毒者になっているのを見て、どうにか助けられる方法はないかと思いました。そこで私は多数の信じられないほど基本的な問題に答えられないことに気が付きました。 例えば、「中毒は何が原因で起こるのか?」とか、「なぜ私たちは上手くいかないこの方法を使い続けるのか?」とか、「代わりになるようなもっと良い方法はないのか?」などです。 そこで私はたくさんの書物を読みましたが、探している答えは見つかりませんでした。 そこでこう思ったのです。よし、世界中にいる中毒を経験した人や中毒を研究しているたくさんの人に会いに行き、話を聞いてみれば、彼等から何かを学べるかもしれない。 しかしその時は、最終的に自分が3万マイルも旅をし、こんなにもたくさんの人に出会えるとは思ってもみませんでした。 ブルックリンのブランヴィルでトランスジェンダーのコカインディーラーに会ったり、長い間マングースに幻覚剤を与え、彼等が好きかを調べている科学者に会ったり……。 マングースはどうも好きらしいんですが、特定の状況の時だけのようです。それから、大麻からコカインまで全ての薬物を犯罪と見なさない国ポルトガルにも行きました。

中毒に関するほぼ全てのことは間違っている

その旅を経て学んだ、私を本当に驚かせたことは、私たちが知っていると思っている中毒に関するほぼ全てのことは間違っているということです。 そしてもし、私たちが中毒に関して新しい証拠を取り入れ始めたとしたら、私たちの薬物への方針以外にも、たくさんのことを変えていかなければいけなくなるのではと思います。 しかしまずは、私たちが知っていると思っていること、私が知っていると思っていたことについて話しましょう。ここの真ん中の列を考えてみましょう。皆さん想像してください。 今日まで20日間、1日3回ヘロインを使用したとしましょう。何人かの人は他の人よりやや興奮してるように見えますね。 (会場笑) 心配しないでください。ただの想像上の経験です。自分がしたと想像してくださいね、いいですか? 何が起こると思いますか? 何世紀にも渡って、何が起こりうるか伝えられてきた話がありますね。 こう思っているでしょう……ヘロインに含まれる化学物質には依存性があるため、しばらく使用すると体がそれに依存し始め、身体的になくてはならなくなり、20日間を過ぎた頃にはヘロイン中毒になっている……ですよね? そうだと思いました。 この話の中で、最初に何かがおかしいなと私が感じたのは、この話を説明された時でした。 もし私がこのTEDトークの会場から外に出て、車に轢かれ、腰の骨が折れたら、私は病院に連れて行かれ、大量のジアモルフィンを投与されることでしょう。 ジアモルフィンはヘロインです。実は、路上で買うよりもっと優れたヘロインなのです。なぜなら、ドラッグディーラーから買う物は汚染されています。 医学的に医者から処方されるヘロインのごく一部だけが純粋なのです。そして長期に渡って処方されます。 今日この場にも、気づいていないだけで、たくさんの人が大量のヘロインを摂取したことがあるはずです。 そして世界のどこかでこれを見ているあなた、これが現実です。そして私たちが中毒に対し思っていることが本当なら、これらの人々は化学物質の依存性にさらされていることになります。 どうなるはずですか? 薬物中毒になるずですね。このことはとても慎重に研究がなされています。薬物中毒にはなりません。 もしあなたのおばあさんが、腰の手術を終え帰ってきてヘロイン常習者になっていたら、あなたもきっと気づくでしょう。 (会場笑) これを学んだ時、とても変な感じがしました。知っていると思っていた全てのこと、私が教わった全てのこととあまりに真逆のことで、そんなわけないと思いました……ブルース・アレクサンダーという名の男性に会うまでは。彼はバンクーバーで心理学の教授をしており、私たちがこの問題を理解する大きな助けとなってくれるような驚くべき実験を行った人物でもあります。

仲間と一緒の幸せなネズミは薬物の入った水を飲まなかった

アレクサンダー教授は、私たちの頭にある中毒についてのアイディアや話は20世紀の初めに行われた数々の実験から来ていると私に説明しました。 その実験はとても単純です。もしあなたが少しサディスト的な気分になったら、今夜家でもできます。 ネズミをケージに入れ、2つの水のボトルを設置します。1つはただの水、もう1つはヘロインかコカインを混ぜたものです。 これをした場合、ほとんどの場合ネズミは薬物を含んだ水を好み、早くに死んでしまうのです。そういうことです、ね? そうなると私たちは思っています。 70年代、アレクサンダー教授はこの実験を見てあることに気が付きました。彼は、「私たちはネズミを空っぽのケージに入れている。薬物を使う以外他にやることがない。何か別の方法を試してみよう」と言ったのです。 そこでアレクサンダー教授は、「ネズミの公園」と名づけたケージを作りました。 これはネズミにとっては天国みたいなものです。たくさんのチーズや、色の付いたボール、たくさんのトンネルなどが中に入っています。 そして決定的に、たくさんの仲間が一緒に入れられました。つまりたくさん交尾をすることができます。 そして普通の水と薬物の混ざった水の両方が設置されました。ここからがすごくおもしろいところなんです。 ネズミの公園では、ネズミは薬物入りの水を好まなかったのです。全くと言っていいほど、ほとんど飲まなかったのです。 1匹も止むに止まれず使おうとした物はいませんでした。過量投与した物もいません。 孤立していた時の過量投与ほぼ100パーセントから、幸せで他の仲間とつながりあえる環境では0パーセントになったのです。 これを最初に見た時、アレクサンダー教授はもしかしたらこれはネズミに限ったことかもしれないと思いました。 ネズミは私たちとかなり違います。私たちが希望するほどではないかもしれませんがね。

「中毒」ではなく「結束」と呼ぶべき

幸運なことに、同じ頃全く同じ原理で人体実験が行われました。それをベトナム戦争と言います。ベトナムでは、20パーセントのアメリカ軍人が多量のヘロインを使用していました。 当時のニュースを見ていると皆とても心配していたようです。なぜなら、人々は戦争が終わったら何百、何千人もの薬物常習者がアメリカの路上に溢れかえると思っていたようです。気持ちは分かりますよね。 さて、ヘロインを使用していたこれらの軍人は帰路につきました。一般精神医学の記録保管所ではとても細かな研究が行われました。 彼等はどうなったと思いますか? 彼等はリハビリ施設には行かなかったのです。退薬症状も起こりませんでした。95パーセントの人はパッと止めました。 もし化学物質の依存性の話を信じているなら、これでは辻褄が合いません。しかし、アレクサンダー教授は何か別の話が中毒にはあるのではないかと思い始めました。 「もし中毒が化学物質の依存から来ていないとしたら?」「中毒にはケージが関係しているとしたら?」「中毒が環境へ適応していることへの結果だとしたら?」と考え始めたのです。 これを見て、ピーター・コーヘンというオランダの別の教授は、「これはきっと中毒と呼ぶべきではない」と言いました。きっとこれは「結束」と呼ぶべきだと。 人間は自然に生まれつき結束を必要とし、幸せや健康である時他人と結束しつながります。 トラウマに陥ったり、孤立したり、人生に打ちのめされるなどして、もしそれができない場合、何か安心させてくれるような物と結束しようとするでしょう。 それはギャンブルであったり、ポルノであったり、コカインであったり、大麻であったりするわけです。 何かと結束しつながろうとするのは自然のことなのです。人間として欲しがっている物なのです。

中毒の核心は、人生に存在意義を見いだせないこと

最初は、このことについて考え方を変えるのは難しいことでした。しかし、これを考えるのを助けてくれた考え方の1つは、私の席の横に水の入ったボトルがあります。 いいですか? 今日ここにいるたくさんの皆さんも、水のボトルを持っているのがここからも見えます。 薬物のことは忘れてください。薬物入りの水のことも忘れてください。全く合法で、この水のボトルがウォッカだったとしましょう。 いいですか? 酔っ払うこともできますね………この後私はそうなるかもですが……。 (会場笑) しかし私たちはそうはしません。皆さん予想するにたくさんのお金を払ってこのTEDトークにやって来ているでしょうから、きっとこれから半年ウォッカを飲み続けるだけの経済能力はあると思います。ホームレスになってしまうことはないですね。でも皆さんそうはしません。理由は誰かがあなたを止めるからではなくて、求めている結束やつながりがあるからでしょう。 愛する仕事があり、愛する人がいる。皆さんには健康的な人間関係があります。 中毒の核心には、私が思うに、そして証拠が表しているように、人生に存在意義を見いだせないということなのではないかと思うのです。

中毒者の人々を罰し、非難し続けるほど問題が悪化する

さて、これにはとても著しい関連性があります。最も明らかな関連性が薬物の戦争です。 私はアリゾナで、「私は薬物中毒者でした」と書かれたTシャツを着さされ、1つの鎖につながれた女性囚人たちと共に、周囲の人たちのやじを浴びながら墓を掘るという労働に同行しました。 彼女たちは刑務所を出た後も前科がつきまといます。つまりそれは、合法な社会で職を得ることは無に等しいということです。 この1つの鎖につながれた囚人の場合は、とても極端な例です。しかし、世界中のどこでも私たちは薬物中毒者をこれくらいのレベルで扱っているのです。 私たちは彼等を罰し、恥をかかせ、前科を科します。私たちは彼等との間に壁を作り、再接続しないようにするのです。ガボール・マテという名の素晴らしい医師がカナダにいます。 彼は私に「中毒を悪化させるシステムを作りたいなら、そのシステムを作りなさい」と私に言いました。 さて、それと全く正反対のことを行うことに決めた場所があります。私はそこに行き、それがどのように機能するのか見に行きました。 2000年、ポルトガルはヨーロッパの中で最も酷い薬物問題を抱える国の1つでした。人口の1パーセントが驚くことにヘロイン中毒者で、毎年アメリカ流の方法をどんどん試していました。 彼等はどんどん人々を罰し、非難し、恥をかかせ、毎年問題は悪化しました。そこである時、首相と反対派の党首が話し合い、簡単に言えば「もうこれ以上ヘロイン中毒者が増えては国として成り立たない。科学者や医者で構成された講師団を作り、この問題を根底から解決するにはどうしたらいいか考えてみよう」となったのです。 そして、ホアオ・グラオという名の素晴らしい医師率いる講師団が結成されました。 彼等は新しい全ての証拠を調べ、戻ってきてこう言ったのです。 「大麻からコカインまで、全ての薬物を合法化しましょう。ただし……」 この次が極めて重要なステップなんですが、「中毒を止め、彼等と社会の接続を断つために使われてきた予算の全てを、代わりに彼等が社会と再接続するために使わなければいけません」。 アメリカやイギリスでは、私たちは薬物治療がそういったものだとは思っていません。

毎朝必ずベッドから起き出す理由を与えた

ポルトガルでも在宅でのリハビリや精神的な治療も行われ、それらもいくらかは有用性がありますが、彼らが行った一番大きなことは、私たちがしていることと真逆のことでした。 それはつまり、中毒者のためにたくさんの仕事を作り、中毒者が小さなビジネスを始められるように小さなローンを組めるようにしたことです。例えばあなたがかつて整備士として働いていたとしましょう。 あなたの準備が整えば、政府が自動車修理工場に掛け合い、「もしこの人を雇ってくれたら、彼の給料の半分はこちらで負担します」と言うのです。 最終目標はポルトガルにいる全ての薬物中毒者に、毎朝必ずベッドから起き出さなければいけない何かを与えることでした。 私がポルトガルで出会った薬物中毒者の人が私に言ったことは、彼等は目的を再発見できるようになり、もっと広い社会とのつながりや関係を再発見できるようになったということでした。 この試みが始まって今年で15年目になります。犯罪学のイギリスジャーナルによると、結果はポルトガルでの薬物注射の利用が50%減ったそうです。50ですよ。 過量投与も大幅に減り、HIVも中毒者の間で大幅に減りました。あらゆる研究において、中毒が著しく減ったのです。 この方法がとても効果的だったと言える理由の1つは、ポルトガルではほとんど誰も昔のシステムに戻って欲しいと思う人がいないということです。

個々の回復よりも社会の回復について話をするべき

さて、今のは政策が関わった場合でしたが、実は私はその下に、何層にもなる関連性が全ての研究にあると思うのです。 私たちは様々な種類の中毒になりやすい文化の中にいます。スマートフォンや買い物や食べることなどもそうです。 このテーマの話を始める前に、まずこれを言っておきたいと思うのですが……スマートフォンの電源を切っておかなければいけないとさっき言われた時、皆さんの中の大多数の人が、まるでこれから数時間ディーラーが利用できなくなると言われた薬物中毒者のようなひどい顔をしていましたよ。 (会場笑) たくさんの人たちが同じように感じています。これは少し変に聞こえるかもしれませんが、私は今日ここまでいかに社会との接続を絶たれることが中毒の主な理由になっているかという話してきました。そしてその数は増えていく一方です。 変だと思いませんか。なぜなら私たちは今、過去にないほどにつながった社会の中にいるではありませんか。 しかし、私たちが持っているつながりや、持っていると思っているつながりは人間のつながりのパロディのような物ではないかと私は考え始めたのです。 もしあなたが人生の危機に直面したら、きっと気がつくでしょう。ツイッターのフォロワーはあなたの隣に座りにやっては来てくれませんよ。あなたのフェイスブックの友達も、あなたがその状況を脱するための手伝いには来てくれないでしょう。 助けてくれるのは生の、血の通った親友であり、深く、微妙な差異や手ざわりのある、面と向かって友情を築き上げた友人なのです。 私がそのことを学んだ研究があります。ビル・マッキベンという環境ジャーナリストが多くを説明してくれると思います。 彼は、アメリカ人が自分が危機に直面した時に電話をかけられると信じている近い友人の数の平均を調べたのです。 その数は1950年代から確実に減ってきています。皆、自宅の個々の床スペースの広さはどんどん増し、それは我々が選んだ文化としての選択を象徴する比喩だと思うのです。 私たちは床スペースと友人を交換し、物とつながりを交換しました。そしてその結果、私たちは過去に例を見ないほど孤独な社会の中にいることになったのです。 そして、「ネズミの公園」実験を行ったブルース・アレクサンダーは言いました。 「私たちは中毒に関して常に個々の回復について話をします。その話をするのは別にいいのですが、私たちはそれよりももっとたくさん社会の回復について話をするべきなのです」 何かがおかしくなり始めています。個々だけでなく、集団としても。たくさんの人にとって、社会がネズミの公園よりも孤立したケージのようになってしまっているのです。 正直に話せば、これが知りたくて調べ始めたわけではありません。政策のことや社会のことを発見するために始めたわけではありません。 私が愛する人達を助けるにはどうしたらいいかということが知りたかっただけなんです。 これらを学び、この長い旅から戻った後、私は自分の人生の中にある中毒について振り返りました。

中毒の反対は「平静」ではなく「つながり」

率直に言えば、中毒者を愛するのは大変なことです。きっと今この部屋にいる多くの人も、それを知っていると思います。 常に怒っていることが多くなるんですね。この討論がこんなにも非難される理由の1つは、私たちの心に突き刺さるからです……そうですよね? 誰でも少しは中毒者を見て、「誰かがあなたを止めてくれたらいいのに」と思うことがあるでしょう。 私たちの身近にいる中毒者と、どう接すればいいかということを教えてくれた台本のような物の代表作は、皆さん見たことがあるか分かりませんが、テレビの「インターベンション(介入)」という名のリアリティーショーだと思います。 私たちの生活の全てはリアリティーショーで明らかになっていますが、それはまた別のTEDトークですね。 もし「インターベンション」という番組を見たことがある人なら分かると思いますが、内容はとてもシンプルです。薬物中毒者と、その人の人生にいる全ての人達を集め、お互いを向かい合わせるのです。 そして、周囲の人たちは「前向きに進歩しないなら、絶縁だ」とか言うわけです。彼らがしていることは、中毒者とのつながりを利用し、脅して、中毒者が自分たちの望むような振る舞いをするよう条件を出すのです。 それを見て、なぜこの方法が上手くいかないのか、私にはわかり始めました。そしてこう思い始めたのです。これではまるで薬物戦争の論理を自分たちのプライベートな生活に持ち込んでいるようなものではないかと。 そこで私は、どうやったらポルトガル流になれるか考えました。私が試みたことは、決して簡単とは言えないし、私も継続的に行えているわけではないんですが、私の身近な中毒者に「私はあなたと深いつながりを持ちたい」と伝えるのです。 そして「薬物を使っていても、そうでなくても、私はあなたを変わらず愛しています。あなたがどんな状態であっても、もしあなたが私を必要とするなら、私はいつでもあなたのためにやって来ます。なぜなら、私はあなたを愛していて、あなたを1人にしたくないし、孤独を感じてほしくないからです」と伝えるのです。 この「あなたは1人じゃない。みんなあなたを愛しています」というメッセージの核心は、私たちの中毒者に対する対応のレベルが社会的、政治的、個人的全てのレベルにおいて同じであるべきだというものだと思うのです。 今まで100年間、私たちは中毒に対して戦歌を歌ってきました。これからは、彼等にラブソングを歌ってあげるべきだと私は思います。 なぜなら、中毒の反対は平静ではないからです。中毒の反対はつながりなのです。 ありがとうございました。 (会場拍手)

※ログミーでは、TED Talksおよび各TEDxの定めるCCライセンスを遵守し、自社で作成したオリジナルの書き起こし・翻訳テキストを非営利目的のページにて掲載しています。
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