おはようございます。
7時になりました。
検定中の教科書を巡って、出版社の不適切な行為が明らかになりました。
東京の出版社、三省堂が、学校の教科書検定が行われていたさなかに、公立の小中学校の校長などを招き、意見交換会を開いて、外部に見せることが禁じられている、検定途中の教科書を閲覧させたうえで、現金5万円を渡していたことが分かりました。
参加者の中には、その後、どの教科書を使うかを決める採択に関わった人もいて、文部科学省は、教科書採択の公正性などに疑念を生じさせるとして、きょう、公文書による指導を行うことにしています。
東京・千代田区に本社がある三省堂は、小学校から高校までの国語や英語の教科書を作成しています。
文部科学省などによりますと、三省堂は去年8月、英語の教科書の編集会議と題して、意見交換会を開きました。
招かれたのは、青森や大阪、福岡など11の府県の公立の小中学校の校長など11人。
当時は、平成28年度から使われる中学校の教科書検定が行われていて、外部に見せることが禁じられている検定途中の教科書を、校長などに閲覧させたうえで、感想や英語の教科書に何を望むかなどを聞いていたということです。
さらに、校長などの交通費や宿泊費、懇親会の費用などを負担したうえで、編集手当として1人当たり5万円を渡していたことが分かりました。
なぜ検定途中の教科書を外部に見せることが禁じられているのか。
教科書は、民間の教科書会社が作り、国の検定で合格したものを各地の教育委員会が採択します。
このうち、検定途中の教科書は、記述内容に政治的な意見がつくなど、不正な影響が及ばないように、外部に見せることは禁じられているのです。
また各地の教育委員会は、教科書の採択で各社の教科書を読み比べて意見を述べる、調査員などを任命することができます。
三省堂が教科書を見せた11人のうち5人は、会合が開かれた当時は分かっていませんでしたが、ことし5月、調査員などに選ばれ、採択に関わっていたということです。
ただ文部科学省の調べでは、5人は、三省堂側から採択を依頼されたり、三省堂を推薦したりする言動は確認されていないということです。
しかし、文部科学省は、採択に関わる可能性を期待して会を開いたと疑われてもしかたのない行為で、教科書採択の公正性などに疑念を生じさせる不適切な行為だとして、きょう、三省堂に対して、公文書による指導を行うことにしています。
三省堂はNHKの取材に対して、渡したお金はあくまで意見を聞いた対価と考えているが、採択に関わる可能性のある方たちであり、検討途中の教科書を見せたことも含めて、極めて認識が甘かったと反省していると話しています。
続いて、マンションのくいのデータの改ざんが相次いで明らかになった問題についてです。
旭化成は、きょう、子会社の旭化成建材が過去10年間にくいの工事を請け負った、3040件の調査の進捗状況を公表することにしています。
一方、国土交通省は、複数の物件でデータの流用が見つかったことなどから、ほかの業者についても調査の対象を広げるかどうか、検討していくことになりました。
傾きが見つかった横浜市のマンションで発覚した、くいのデータの改ざん問題。
工事を請け負った旭化成建材が関わった物件の調査が、全国で進められています。
その結果、ほかにも北海道釧路市の道営住宅や、横浜市の市立中学校など3件で、データの流用が相次いで明らかになりました。
いずれも横浜市のマンションとは別の人物が、工事を担当していました。
北海道によりますと、旭化成建材は、データの流用が見つかった2つの道営住宅のうち、最初に見つかった建物については、安全性を確認するため、建物の周囲に穴を掘って地盤調査を行い、くいが固い地盤に届いているか確認する作業を行う意向を示しているということです。
北海道は、調査をできるだけ早く行うよう要請するとともに、2つ目の建物についても地盤調査を行うよう求めていて、住民の不安を早期に払拭したい考えです。
相次いで明らかになった、くいのデータ改ざんの実態はどうなっていたのか。
旭化成は、きょう、旭化成建材が過去10年間にくいの工事を請け負った、3040件の調査の進捗状況を公表することにしています。
会社側では、くいの工事を含む建物の基礎事業を事実上、縮小する形にして、およそ150人を確認作業に当てていますが、それでも調査に時間がかかっているとしていて、どこまで全容の把握を進めているかが焦点となります。
この問題、さらに拡大するのではないかという不安が広がっています。
旭化成建材の物件では、複数の担当者がデータの流用に関わっていた疑いが出ていること。
さらに、ほかの業者のくいの工事についても、データの流用が行われていた疑いが指摘されているからです。
国土交通省は、旭化成建材以外にもデータの流用が行われている可能性もあるとして、ほかの業者についても調査の対象を広げるかどうか、検討していくことになりました。
国土交通省は、来週から開かれる専門家などによる委員会での議論を踏まえながら、今後の対応策について検討することにしています。
中国が政策の転換を決断しました。
中国共産党は、きのうまで開いていた重要会議で、安定した経済成長を今後も維持するため、長年、続けてきた、いわゆる一人っ子政策の廃止を決めました。
中国共産党は、きのうまで4日間、重要会議の5中全会を開き、来年以降の経済政策の基本方針となる、新たな5か年計画について討議しました。
その内容を総括したコミュニケによりますと、人口の増加を抑えるため、長年行われてきた一人っ子政策を廃止し、すべての夫婦に対して、2人の子どもを設けることを認めると決めました。
決定について、北京の若い世代の人たちは。
一人っ子政策は、中国政府が人口を抑制するため、1980年ごろから始めました。
少数民族などを除いて夫婦がもうけることのできる子どもの数は、原則として1人しか認めず、違反した場合には、罰金を科すとされていました。
なぜ中国は、大きな政策転換を迫られたのでしょうか。
中国の人口は、去年末の時点で13億6700万人余りと、過去最高となりました。
しかし、15歳から59歳の人口は、3年前に建国以来初めて減少に転じた一方、高齢者は増加の一途をたどっています。
労働力不足による経済へのマイナスの影響について、専門家は。
一方で専門家は、子どもにかかる教育費などが増し、人々の価値観も多様化する今、少子高齢化は簡単には変えることができないとも予想しています。
コミュニケでは、2020年までに、GDP・国内総生産と国民の平均収入を、2010年の2倍にするという目標を、改めて強調しました。
しかし、景気の減速が鮮明になる中、専門家の間では、今の計画で年平均7%としている経済成長率の目標を今後、引き下げるという見方が広がっています。
一人っ子政策の廃止が、中国の経済にどのような影響を与えるのか。
習近平指導部のかじ取りが問われることになります。
上場企業のことし4月から9月までの中間決算の発表が、きょう、ピークを迎えます。
企業の業績の拡大傾向は続いていますが、あることが一部の業種に影響を及ぼし始めています。
中国経済の減速です。
きょうは日銀が当面の金融政策の在り方を議論する、金融政策決定会合を開きます。
景気が足踏みをしている中で、日銀の判断にも注目が集まっています。
海外でも人気のキャラクター商品を扱うこちらの店舗では、ことし8月以降も、外国人観光客の売り上げは好調だということです。
東京・銀座にあるこちらの店。
客のおよそ3割は、外国人です。
先月の外国人への売り上げは、1年前と比べ1.8倍に伸び、外国人観光客の活発な消費が、店の販売に大きく貢献しています。
東京・池袋にあるこちらのホテルも好調です。
客室の稼働率は、平均83%と、ここ数年で最も高い水準になっていて、その7割近くを外国人が占めています。
客室料金は去年より7%上がっているということです。
企業の業績は、引き続き拡大傾向にあります。
おとといまでに中間決算の発表を終えた、東証1部上場企業、133社の経常利益の合計は、前の年の同じ時期より10%増えました。
しかし、一部の業種を直撃しているのは。
大手鉄鋼メーカーは、景気の減速で需要が落ち込んだ中国から、安い価格で鉄鋼製品がアジア各国に輸出されたあおりを受けて、日本からの輸出が減少。
大幅に利益が減りました。
電機メーカーでも、三菱電機やキヤノンが、中国国内での販売が落ち込み、業績の見通しを下方修正しました。
中国経済の減速などで景気が足踏みする中、力強い回復に向けた道筋を道つけていくのか。
日銀がきょう開く金融政策決定会合で、どのような対応を取るのか、注目されています。
では、経済部の新井記者に聞きます。
新井さん、中国経済の動向も気になりますが、日銀は、日本の景気を回復させるために、今も大規模な金融緩和策を続けているわけですよね。
改めてどんな効果をねらっているんでしょうか。
日銀は長かったデフレからの脱却を図るため、金融緩和によって物価を2%程度上昇させて、好循環を生み出すことをねらっています。
どういうことかといいますと、金融緩和で市場に大量のお金を供給すると、お金の価値が下がるという連想が働き、円安が進みやすくなります。
そうすると、輸入品の物価が上がったり、輸出企業の業績も上がって、賃金の上昇にもつながり、こちら、消費も増える。
こういう循環が働くことを日銀は期待しています。
物価が上がるというと、マイナスに思いがちですけれども、そのあとに賃金が上昇するというプラスの面もあるということなんですね?
そうですね。
日銀の今のスタンスとしてはそうです。
しかし、原油価格の下落で、消費者物価指数の伸びは、今、マイナスに転じていまして、日銀のシナリオを疑問視する向きがあります。
そこに、中国など新興国経済の減速の影響が、じわりと及び始めました。
今後、企業が賃上げや投資に及び腰になるリスクが出てきます。
市場関係者の中には、先ほどのサイクルをより強力に回すために、日銀が追加緩和に踏み切るのではないかという見方も出ていまして、きょうの会合に注目が集まっているんです。
実際に日銀はきょうの会合で、追加の金融緩和に踏み切るんでしょうか?
日銀内部の見解は分かれているといえます。
景気の力強い回復には、物価の上昇が必要だという認識では一致していますけれども、2%の物価をいつ、実現すべきかを巡って、見解が異なっているんです。
一つは、デフレ脱却を図るには、できるだけ早く、2%の物価目標を達成すべきだという意見。
もう一つは、目標達成は無理に急がなくてもよいという意見です。
というのは、物価はエネルギー関連を除けば、着実に上がっているんです。
実際、今、毎月のように商品の値上がりが発表され、それに賃金の上昇が追いつかず、消費者の負担感が増しているのが実態です。
政府関係者からも、ここに来て追加緩和を急ぐ必要はないという意見も出ています。
日銀は難しい判断を迫られているということですね。
そうですね。
きょうは追加緩和が必要な情勢なのかどうかという議論もさることながら、追加緩和しなかった場合でも、日銀は2%の物価目標を、いつ、どのように達成するのか、しっかりと説明することが求められることになります。
経済部の新井記者でした。
さて、ことし12月から、企業には、従業員一人一人がどのようなストレスを抱えているかを把握する、ストレスチェックが義務づけられます。
要因を分析して、職場環境の改善につなげようというのが目的です。
ストレスの要因の一つに挙げられるのが、職場の人間関係です。
このため、企業の中には、社内のコミュニケーションをスムーズにしようという動きが広がっています。
先週末、横浜市で開かれた社内運動会です。
昭和14年創業の自動車部品などを製造する企業が、実に30年ぶりに開きました。
いったんは取りやめた運動会。
ことし復活させた目的は、社内コミュニケーションの活性化です。
ムカデ競走では、部署を超えた10人が、声を掛け合いながら、足並みをそろえます。
上司も応援。
みんなでゴール。
ふだん、社内では見ることのない、同僚の素顔に触れることで、職場の人間関係が、よりスムーズになると期待しています。
この運動会の運営を任されたNPOです。
ことし、すでに150を超える企業から、依頼を受けています。
なぜ、運動会を復活させる動きが相次いでいるのか。
社内コミュニケーションの活性化に、日常的に取り組み、社員のストレス対策に生かそうとしている企業もあります。
インターネットの広告などを手がける、社員80人のITベンチャー企業です。
社内の連絡は、隣の席にいても、メールやチャット。
一日中、自席のパソコン画面に向かいます。
個人で仕事に取り組むことが多いというこの企業。
夕方になると、目もしょぼしょぼ。
社員のストレスを発散させる場が必要ではないか。
そこで考えたのが。
社内でのサッカーの観戦会です。
さらに、毎日疲れがたまりがちな夕方に、必ず仕事から離れさせるという工夫も。
午後4時半から20分間、休憩時間を設けて、お握りやサンドイッチなどの軽食を無料で提供します。
パソコンから離れ、たあいもない会話をすることで、社員の気分も変わるといいます。
IT化が進む今、企業には、ストレス対策として、社内のコミュニケーションを活発にするための取り組みが、ますます求められることになりそうです。
続いては、三陸の海からの報告です。
東日本大震災から2か月後に撮影された、三陸の海です。
海底は土砂に埋まり、陸からがれきが流れ込んでいます。
豊かな海が失われました。
津波が海にどう影響し、どこまで回復したのか。
大学などの研究者による調査が続けられています。
あれから4年半余り。
海はどうなっているのでしょうか。
豊かさで知られる三陸の海。
しかし津波によって、多様な魚や海藻の多くが、姿を消しました。
こちらは、現在の三陸の海の様子です。
生き物たちが戻ってきているんですね。
こうした回復の兆しが見えてきている一方で、今も、津波の影響が続いていることも分かってきました。
宮城県南三陸町の志津川湾。
養殖のカキやワカメなどの日本有数の産地です。
今、カキの収穫の時期を迎えています。
震災で激減したカキの水揚げは、去年の段階で以前の6割に回復しました。
ここで漁業を営む、菅原博文さんです。
津波で父親を亡くし、自宅も流されました。
壊れたいかだなどを一つ一つ修理し、震災から1年半後に、養殖を再開。
カキの収穫を心待ちにしていました。
ぷりっとしてる。
おいしい、うまい。
小さな海藻や植物プランクトンを食べて育つカキ。
成長には海の中の栄養分が欠かせません。
カキが育つことは、豊かな海が戻りつつある証しなのです。
4年半余り前に襲った大津波。
深い海底にまで、膨大ながれきが流れ込みました。
沖合から流れ込んだ津波が、魚や海藻を押し流し、海底の地形すら大きく変えてしまったのです。
岩手県大船渡市で魚の生態を調査してきた、北里大学の朝日田卓教授です。
水中に網を入れ、浅瀬に住む魚の数や種類を調べています。
おっ、クロソイ。
お刺身でおいしいクロソイの赤ちゃんですね。
朝日田さんが調査したところ、震災後、魚の種類は半分に減少。
数も13分の1と、大幅に減りました。
しかし、その後の調査で、魚が戻りつつあることが明らかになりました。
海が回復する鍵の一つが、アマモという水草です。
大小さまざまな生き物が身を寄せるアマモ。
海の揺りかごと呼ばれています。
さらに、光合成で生み出した酸素を、ほかの生き物に供給する役割を担っています。
海の食物連鎖に欠かせない存在です。
志津川湾のアマモの分布状況を、震災前後で比較したものです。
津波で多くが流され、半分にまで減りました。
しかし、流されずにかろうじて残ったアマモが救いとなりました。
みずからの繁殖力で、少しずつ株を増やし、去年の段階で、震災前の8割にまで回復してきたことが分かったのです。
アマモが増えたことで恩恵を受けているのは、魚だけではありません。
アマモの表面に付いている藻は、養殖のカキの重要な餌となります。
アマモの豊かな栄養分で、カキが大きく成長するのです。
以前の豊かさが戻りつつある志津川湾。
しかし、一部では今も津波の影響が続いています。
アマモが生えている場所より深い岩場には、アラメと呼ばれる海藻が茂っています。
ところが。
全く生えていない場所があります。
海の砂漠化、磯焼けです。
ここでは、ウニが大量に発生しています。
そのウニが、アラメを食べ尽くし、磯焼けを引き起こしているのです。
磯焼けを調査している、東北大学の吾妻行雄教授です。
磯焼けを引き起こしているウニは、少ない餌を奪いあっているため、通常に比べ、極端に身が少なく、商品にもなりにくいといいます。
なぜウニは大量発生しているのでしょうか。
これは、震災2年前の志津川湾の映像です。
ウニの天敵、ヒトデやヤドカリがいます。
しかし、津波によってこの生態系が崩れました。
震災から半年余り。
岩場にいたヒトデなどはほとんど流されていました。
一方、ウニの中には、岩の隙間にとどまり、流されずに残ったものもいたのです。
残ったウニは、震災半年後の秋に産卵。
天敵がほとんどいない中、通常以上の数のウニが育つことになりました。
微妙なバランスで保たれていた三陸の豊かな海。
かつての姿をすべて取り戻すには、まだしばらく時間がかかると見られています。
志津川湾の様子を見てみますと、津波が生態系に与えた影響の深刻さを改めて感じますし、その一方で、海が持つ自然の回復力には、驚きますね。
そうですね。
この海の状況については、これからも調査が続けられるということです。
津波が海にもたらした影響と回復のメカニズムについては、あす夜9時から、NHKスペシャルでもたっぷりお伝えします。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
プロ野球はソフトバンクが最後まで強さを見せましたね。
強かったですね。
ことしの日本シリーズは、ソフトバンクがヤクルトを4勝1敗で破り、2年連続の日本一に輝きました。
ソフトバンクは4回、4番イ・デホ。
このシリーズ6打点を挙げていました。
石川から文句なしの当たりと、先制の2ランホームラン。
ソフトバンクは、このあとも着実にリードを広げました。
ソフトバンク、5点リードの9回はサファテ。
絶対的な抑えが締めくくり、2年連続の日本一です。
ソフトバンクは、キャプテンでシーズン4番の内川選手が、けがで出てないわけですよね。
それでもチームワークで強かったですね。
そうですね。
新人監督で、日本一を達成した工藤監督。
試合直後に喜びの思いを語りました。
日本一になった瞬間から、みんなにありがとうって握手して、胴上げしてもらって、もう本当に、あの瞬間から、日本一になったんだというのが込み上げてきて、感謝するのは選手たちであったり、コーチの人であったり、そして選手も、支えてくれた裏方さんであったり、本当に感謝しなきゃいけないひとたちがたくさんいましたので。
僕は本当に、宙に浮きながら、こんな幸せでいいんだろうかと思いながらも、それに浸ってました。
去年、日本一に輝いたチームを新人監督として引き継いだそのプレッシャーについては。
野球選手としては、プレッシャーがあるところで、当然やるっていうことは、幸せなことですし、当然、僕以上に選手たちはプレッシャーを感じながら、連覇をするんだという気持ちを、前面に出してシーズンも、ポストシーズンも、そして日本シリーズも、やっぱり戦ってくれた、やっぱり一番しんどいのは選手たちだと思うので、その選手たちが、本当、最後まで、気持ちを前面に出して戦ってくれた、やっぱりチームワークの、本当に強いチームだなっていうのを改めて感じました。
2連勝のあとの第3戦。
ヤクルト、山田選手に3打席連続ホームランを打たれ、敗れました。
それでも、そこから相手に流れを渡さなかったことを、工藤監督はポイントに挙げました。
4戦目の攝津君が、しっかり投げてくれたということも、非常に大きかったですし、何か一つが欠けても、絶対、僕は日本一になるのは、また先に伸びたんじゃないかなというふうに思うくらい、全員が一つの勝ちに向けて、自分ができることをしっかりやってくれたからこそ、今、ここに僕は座っていられるんだと思います。
本当に選手たちのおかげで、日本一という監督というふうにさせていただいたんで、僕はあんまり休みを取らないで、次の目標に向かって、しっかりと、選手たちは疲れてますけど、僕はそんなに疲れてませんので、次の準備に向かって、しっかりやっていきたいなと思います。
就任されてこの1年で、選手との信頼をしっかり築いてきたことが伝わってきましたよね。
新人監督として日本シリーズを制覇したのは、工藤監督が10人目。
その視線はすでに、史上7回目となる、3年連続の日本一に向いていました。
スポーツでした。
さあ、次は。
時代の流行とネットのトレンドに迫る、気になる@ライブです。
きょうは赤松アナウンサーです。
赤松さん。
あっ。
すみません。
ちょっと、本に夢中でした。
今週もインターネット上で、さまざまなキーワードが話題になりました。
中でも注目したのが、この場所です。
本屋のようなすてきな空間ですよね。
村上春樹さんの本や、さまざまなエッセーが並んでいます。
あれ?和久田さん、これ、カーテン。
なんでしょう?
絵?本の間に。
あれ?本棚の奥にベッドがある!えっ?なんでベッドがあるの?って思いますよね。
実はここ、泊まれる本屋として、ネットで話題になっている簡易宿泊施設なんです。
来週オープンします。
ベッドの数は全部で30。
奥にはシャワーもあります。
1泊3500円から泊まれます。
泊まれる本屋といっても、本を売っているわけではないんです。
コンセプトは、眠るまでの幸せな過ごし方。
読書が大好きという方は、こうやって、好きな本を読みながら、気がついたら寝ているというのが、最高に幸せなんだそうですよ。
なので、こちらでは、厳選した1700冊の本を用意。
漫画ですとか、さらには有名作家の全集、そしてちょっとユニークな写真集など、すべて自由に手に取って、ベッドまで持っていける。
寝る瞬間まで、ぜいたくなひとときを過ごしてもらえるということなんですね。
こうしたぜいたくな読書体験、実際の書店でも、注目されています。
こちら、去年、大手書店で行われた、本屋に泊まろうというイベントです。
5600人の応募があって、実際に参加できたのは、抽せんで選ばれた6人でした。
本屋に住んでみたいという、つぶやきから実現したんです。
参加した人、このように床に寝転がっていますので、本棚の一番下が気になって、ふだん読んだことがない本を読んでしまった、なんて声も寄せられました。
主催者側としても、本屋の魅力を再発見してもらえるということで、ことしは大阪の店舗で、あすからまた行われます。
このように、本に親しんでもらおうという、ちょっとした工夫で、本に親しんでもらおうという場所、最近増えているんですね。
こちら、○○に書店?どういうことかといいますと。
一見、普通の本屋ですよね。
実はここ、大手スポーツブランドのお店なんです。
ウエアにシューズ、そして一緒に本が売られている。
どんな本かといいますと、スポーツの入門書ですとか、箱根駅伝やマラソンを題材にした小説など、こうした本によって、新しいスポーツを始めるきっかけになってほしいという狙いなんです。
さらに、こちら、東京・下北沢にあるお店です。
シマウマです、展示されています。
本と一緒に、化石や虫の標本なども一緒に販売されているんです。
博物館のような書店です。
この本の世界が飛び出したような空間で、非常に楽しいと、利用者からも好評なんです。
いろいろ並んでますね。
なぜこうしたものが今、広がっているのか。
ブックディレクターの幅よしたかさんは。
さまざまな情報がネットから簡単に手に入る時代。
あえて時間をかけて楽しむ、本の遅効性。
豊かな時間の過ごし方が、見直されているのではないかと話していました。
遅効性、あとからじわじわっとくるということなんですね。
あれ?いつの間に。
そして私も、本を読みながら、眠っていきたいと思います。
おやすみなさい。
あっ、閉まらない!
おやすみなさい。
電気つけっぱなしで寝てる。
本離れを食い止めること、できるかどうか。
注目ですね。
そうですね、おもしろい取り組みですね。
続いては、気象情報です。
今の東京・渋谷の様子はどうでしょうか?渡辺さん。
けさは雲の間から、青空がだんだんと広がってきました。
きのうは東京、すっきりしない天気で、日中も少し肌寒かったですよね。
きょうはきのうより気温が上がりまして、このあとすごしやすくなりそうです。
ただ、寒気が次第に強まって、北陸から北の日本海側では、きょうも冷たい雨や雪、落雷や突風にも気をつけてください。
北海道では、車の運転など、十分に注意が必要ですし、東北から北陸の山沿いでも、雪になる所が出てきそうです。
というのも、寒気がだんだんと強まって、気温も下がってきそうです。
まずきょう日中の気温です。
けさお伝えしているニュースです。
新しい教科書採択を巡って、その公正さに疑念を生じさせる、不適切な行為が明らかになりました。
平成28年度から使われる、中学校の教科書検定が行われていたさなかの去年8月、教科書を作成している三省堂が、公立の小中学校の校長など、11人を招いて意見交換会を開き、外部に見せることが禁じられている検定途中の教科書を閲覧させたうえで、現金5万円を渡していたことが分かりました。
参加者の中には、教科書の採択に関わった人もいて、文部科学省は、教科書採択の公正性や透明性に、疑念を生じさせる不適切な行為だとして、きょう、三省堂に対し、公文書による指導を行うことにしています。
横浜市のマンションで、くいのデータが改ざんされていた問題で、国土交通省は、旭化成建材が過去に請け負った複数の物件でも、データの流用が見つかったことなどから、来週から開かれる有識者などによる委員会の議論を踏まえ、ほかの業者についても調査の対象を広げるかどうか、検討することになりました。
2015/10/30(金) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼中国が「一人っ子政策」廃止を決定・背景は▼従業員のストレスを減らす・企業が“社内コミュニケーション”に注目▼津波の後、生態系はどこまで回復?三陸の海の最新調査
詳細情報
番組内容
▼東日本大震災の津波は、三陸の海の生態系に大きな影響を及ぼしました。あれから4年半あまり、豊かな海はどこまで回復したのか潜水映像でお伝えします▼プロ野球日本シリーズ、ソフトバンクが2年連続日本一に・就任1年目で日本一を成し遂げた工藤監督の声、たっぷりお伝えします▼きょう上場企業の中間決算発表がピーク・日銀が金融政策をどう判断するのか、かみ砕いて解説します▼泊まれる“本屋”?「気になる@LIVE」で
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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