(伸治)結婚するなら若い方が色々いいんじゃないかって。
亜紀はさきっと一人で生きていける。
(文夫)男にひどい振られ方をしてずたずたになってる四十女がどん底からはい上がってそんなものを見つけられるのか?ちょっとそれを見てみたい。
・
(さやか)いた!
(池田)おうさやか。
来たか。
よいしょ。
(さやか)あっちにね金魚すくいあった。
(メールの着信音)
(亜紀)ああ。
(萠子)「どうだった?」
(亜紀)「妻子持ちだったみたい」
(亜紀)「幸せそうだった」
(みどり)「何それ?意味不明」
(萠子)「だったら何で亜紀誘ったの?」
(亜紀)「ただの知り合いとしてだったんじゃないの?」
(メールの着信音)
(みどり)「下手に深入りする前に分かってよかったよ」・
(さやか)さやかね帰ったら絵日記描くの。
・
(美智子)楽しかったもんね?
(さやか)そうだ。
これお父さんにあげるの。
(美智子)そう。
喜ぶよきっと。
(池田)あれ?来てくれてたんですか?何で一人で食べてるんですか?
(亜紀)あっ…。
(池田)あっ。
美智子とさやかもご挨拶して。
(亜紀)あっ。
私これで失礼します。
(池田)妹です。
でこっちがめいっ子。
(美智子)こんにちは。
(さやか)こんにちは。
(亜紀)妹さんにめいっ子さん?
(池田)はい。
旦那が大阪に単身赴任してましてね。
その間この子の父親代わりを時々やらされてます。
(亜紀)あっ。
何だ…。
ああ。
(亜紀)こんにちは。
カワイイね。
(さやか)お姉さんも。
いい子ね。
(みどり)池田優。
(萠子)いい男じゃん。
まあね。
(みどり)正真正銘独身だし。
女ったらしでもなさそうだね。
ちょっとオタク系なんだけど。
でもねインドア派っていうか映画とか本とかがあればそれだけでOKなんだって。
(みどり)ふーん。
いいでしょ。
この際オタクぐらい。
(萠子)マンホールオタクでも?何じゃそれ?
(みどり)映画とか本だって言ってるでしょ?まともだよ?
(萠子)残酷映画ばっか見てんのかもしんないよ?
(みどり)いいじゃん。
亜紀だってホラー映画好きなんだし。
つうかささっきから萠子ディスってばっかりじゃない?
(萠子)私はまだ納得いかないんだよね。
(みどり)何?えーっ?どういうこと?
(萠子)言ったけど。
こんないい物件がさ何で40近くまで独身のまんま残ってんの?見た目だっていいし。
おかしいでしょ?ねっ?ちくわ。
(みどり)言われると確かにね。
いや。
違うの。
でもさっきも言ったようにホントに本とか映画があればそれだけでいい人なの。
だからねたまたま結婚を取り逃しちゃっただけなの。
(萠子)何それ?ただの希望的観測じゃん。
話がうま過ぎるよ。
(みどり)じゃあ何?裏があるっての?
(萠子)あるね。
どんな?
(萠子)色々可能性はあるけど。
(萠子)例えば実は借金があるとか。
えっ!?
(みどり)例えばDV男。
はい?
(萠子)ありそう。
あと実はバツ2とか?ないないない。
(萠子)あと実はマザコン。
えっ?実はギャンブル狂い。
ああ。
さっき言った借金っていうのはこのギャンブルでつくった借金ね。
ちょっと待って。
ちょっと待って。
自分の経験言ってるだけでしょ?
(萠子)そう言われるとまあ一とおり経験してるかも。
ほれ。
(みどり)自分が変な男ばっかつかんでるからってこの人がそうとは限りませんよ。
(みどり・亜紀)ねえ?
(萠子)私は亜紀のことを思って言ってるの。
すいません。
ああ。
やっといい人と出会えたと思ったらどっかで「あれ?」と思うようなことがあって。
「えっ?でもまさか。
ううん。
そんなことない」っていうような段階があって結局「ああ。
やっぱり」ってどん底に突き落とされんだよ。
(みどり)だからそれは自分の場合でしょ?
(萠子)ああー。
(みどり)ありゃ。
大丈夫だよ。
頑張って。
(萠子)だって私一人がさこんなに同じ経験してるってことはだよ?世の中のたくさんの女が同じ経験してるってことだよ。
まあそういうことだな。
(みどり)うわぁ。
できた。
できたよ。
ほらほらほら。
(一同)いただきます!
(みどり・亜紀)うん。
うん…。
んっ!辛い!
(みどり)外れ。
わさび入り。
んーっ。
男もわさび入りのギョーザとおんなじよ。
(みどり)はっ?
(萠子)ぱっと見いいのに限って何か裏があるっていうか秘密があるもんなの。
食べてみるまで分かんないの。
いっそのこと「俺は駄目男だ」って顔に書いてある方が潔いね。
(みどり)何かささっきから池田さんがもう悪い男前提で話が進んでますけど。
すいません。
そこんとこどうなんですか?今度は慎重に考えてみます。
(みどり)つうかさ萠子はどうなの?ほら。
亜紀んとこの社長と。
(萠子)私は大人のお付き合いしてますよ。
(みどり)ふーん。
(萠子)はっ。
ヤバい。
デートの時間だ。
行かなきゃ。
(みどり・亜紀)えっ?
(萠子)ごめんね。
(みどり)えっ?こんな時間から?
(萠子)うん。
大人だし。
じゃあね。
(みどり)はあ?いってらっしゃい。
(みどり)何だそれ?これからナイトフィーバーだよ。
始まっちゃうね。
(みどり)ちぇっ。
いいな。
でどうなんですか?みどりは。
(みどり)うん?恋の兆しはどうですか?えっ?ないないないない。
もう子供たちの世話で手いっぱいだよ。
何だよ。
ああ。
もうこんな時間だから。
あしたの弁当の仕込みしなきゃいけないからこれ食べたら帰るね。
OK。
(バイブレーターの音)
(萠子)もしもし。
(純一)ごめん。
仕事。
もう少しかかりそう。
・
(女性)えっ?嘘。
・
(女性)おめでとう!
(一同)おめでとう。
(女性)ありがとう。
(萠子)バックの音声が仕事って感じじゃないんですけど。
(純一)これも仕事なんだよ。
(女性)栗田社長。
(純一)消費者の動向を探るのも大切な仕事。
(萠子)そう言うと何でもOKになるから便利ね。
(純一)さすが大人の女は鋭いね。
そこに私よりいい女いる?
(純一)いない。
(萠子)間があった。
もう少しで行くよ。
(萠子)待ってる。
(純一)うん。
じゃあ。
(萠子)じゃあ。
(萠子)ハァ…。
大人の付き合いか。
(メールの着信音)
(池田)「この動画お薦めです」うん?えっ?えっ?何これ?ちょっ…。
ちょっと。
(池田)「来週の日曜は空いてますか?」
(陵)先生。
ようこそいらっしゃいました。
(沢田)えっ?ああ…。
・
(昴)失礼いたします。
弟が大変お世話になっております。
(碧)粗茶でございます。
(沢田)ありがとう。
皆さんきちんとしてますね。
(みどり)ええ…。
うちは父親がおりませんでしょ?だから「あそこのうちの子はちゃんとしてない」ってそんなふうに言われたくないとそれだけは心掛けてきましたの。
(沢田)ご立派です。
(一同)いいえ。
(みどり)家族力を合わせてやってきた。
それだけのことですわ。
(沢田)そうですか。
(碧)はい。
兄ちゃん。
(昴)うん?
(碧)次何?
(昴)次?ちょっと待てよ。
(碧)早く。
(沢田)これは?
(一同)まずい。
あっ!あ痛っ。
(みどり)それはあのう…。
(沢田)こんなことしなくてもいいんですよ。
家庭訪問は普段の様子をそのまま見せていただくのが目的ですから。
(みどり)それは重々承知していますけれど。
(沢田)でもこの言葉に嘘はないんでしょうね。
「あそこの子はちゃんとしてないってそういうふうに言われたくないとそれだけは心掛けています」と。
それはまあはい。
(沢田)いいご家庭だというのはよく分かりました。
(みどり)はあ…。
(碧)母ちゃん。
もういいかな?
(みどり)解散。
(一同)あーっ!肩凝った。
足しびれた。
痛え。
(沢田)実は僕も。
(一同)えーっ。
先生。
(陵)相変わらず情けないな。
沢田っちは。
(みどり)こら。
(昴)沢田っち超イケメンじゃん。
(沢田)しびれてる。
(みどり)うるさいの。
(美和)選択肢によって好感度が変動しハッピーエンドとバッドエンドに分かれます。
以上が今回のストーリーの概略です。
(文夫)うーん。
まあこれを見て思うのは物語の中に秘密の要素が足りないんじゃないですかね。
(玲奈)秘密?そうでしょうか?
(文夫)お互い情報がオープンになった状態のままほとんどの話が進んでいます。
(沙織)そう言われるとそうですね。
(文夫)まあ恋愛物に限らず秘密というのは物語において重要な要素ですから。
(美和)恋する2人が他の人が知らない秘密を共有するのって確かに恋愛を盛り上げる要素ですよね。
じゃあちょっとライターさんと相談してみてくれる?
(沙織)はい。
分かりました。
(文夫)秘密にも2種類あります。
(文夫)恋する2人が他の人たちに対して秘密を共有する場合とお互い相手が知らない秘密を持ってしまう場合。
(亮介)あのう。
質問いいですか?
(文夫)はい。
っていうかここ学校じゃないんだけど。
(亮介)あっ。
ごめんなさい。
あのう。
現実の場合も秘密って恋愛を盛り上げるんですよね?
(文夫)まあ2人が共有する秘密を持った場合はね。
(沙織)誰かと秘密共有したいの?
(亮介)えっ?いやいや…。
(文夫)言っときますけど男女の片方だけが秘密を持ってしまった場合はこれ全然盛り上がらないんです。
例えば片方が浮気しちゃったとかいう秘密を持つと盛り上がりませんか?「これからどうなんのかな?」みたいな。
(文夫)まあ盛り上がってるのはストーリーであって当人はつらいだけです。
なるほどね。
(文夫)知られたくない秘密を持てば罪悪感が生まれる。
これいいわけがない。
逆に秘密を持っていても罪悪感が生まれないならこれは相手を愛していないという証拠です。
そんな恋愛ならすぐさまやめた方がいい。
じゃあ高山さんは秘密を持たない主義なんですか?まあ持ちたくなくても持ってしまうことはある。
じゃあそういうときどうするんですか?墓場まで持っていきますよ。
あなたもあるでしょう?その年になれば墓場まで持っていく秘密の二つや三つや六つや七つや九つ十。
ちょっちょっ…。
多くないですか?そんな。
そんなの別にないですよ。
ないなら幸いだ。
このまま能天気な人生を送ってください。
フフフ。
人をバカみたいに。
ねえ?
(沙織)私付き合った人にそんな大きな秘密持ったことないな。
(圭子)私も私も。
(美和)相手は持ってたかもよ。
(沙織)知らないままならないのと同じじゃないですか。
(玲奈)そうそうそうそう。
(玲奈)浮気するならバレないようにってやつよね?
(圭子)ああああ。
(美和)いいね。
若い人ってシンプルで。
(美和)あっ。
って私も大枠では若いつもりだよ。
線引きはここじゃないから。
こっちからそっち…。
(亮介)中原さんって何か秘密とか持ちそうにない感じですよね。
からっとしてるから。
(沙織)何言ってんの。
ああいう女ほど中身は黒かったりするの。
(亮介)えっ?そうかな?
(バイブレーターの音)
(亮介)はい。
(美和)何?あいつ。
中原さんのこと好きなのかな?
(圭子)私もそんな感じしてました。
(沙織)面白いじゃん。
応援してあげよっか?
(美和)どういう意味で?
(沙織)いろんな意味で。
その後池田さんとはどうなんですか?どうしてそれを?さあ?それでどうなんですか?どうって。
まだ。
「どうって。
まだ」「どうって。
まだ」ということはこれからまだまだ進展する可能性があるということですね。
高山さんにとって池田さんは編集者としてどうなんですか?フフフ。
何ですか?その「フフフ」って。
表面上は「編集者としてどうか?」と聞きながら内心は「男としてどうか?」と聞きたいわけですね?
(せきばらい)まあそうですけど?まあ大した情報はありません。
仕事の話しかしないので。
でも高山さんと違って池田さんは普通の人ですよね?どこが?えっ?全然普通じゃないですよ。
えっ?普通じゃないって?えっ?ど…どういうところが?そんなことも知らないで付き合おうとしてたんですか?だって…。
だってまだ知り合って間もないし付き合うかどうかもあれだし。
っていうかあのう。
池田さんはどこが普通じゃないんですか?そうか。
まだ知らないのか。
ちょっと。
意地悪しないで教えてくださいよ。
どうしたんですか?あなたね自分で付き合おうとしてるんですからあのう。
自分で確かめたらどうですか?えっ?女同士だったらここはいいとかここは好きとかよく言うんだろうけど。
どうしたんですか?どこに行くんですか?
(池田)ちょっとサプライズってことで。
楽しみです。
(池田)あっ。
見えてきた。
(アナウンス)第1レース…。
よく来るんですか?
(池田)ええ。
まあ。
そうなんですか。
(池田)好きな数字は何ですか?えっと。
7番。
(池田)じゃあ…。
(萠子)《実はギャンブル狂い。
ああ。
さっき言ってた借金っていうのはこのギャンブルでつくった借金ね》
(池田)僕ハンバーグ食べますけど中原さんどうします?あっ…。
(池田)ハンバーグとハム卵一つずつ。
(従業員)はい。
(池田)あとウーロン茶2つ下さい。
(従業員)はい。
(実況)スタートしました。
横揃いました。
横一線で…。
(池田)おお。
そのまま。
(池田)よしよし。
そのまま…。
いいよ。
いいよ。
あれです。
あれです。
あれです。
あれですか?はいはい。
はい。
(池田)まくれ。
まくれ。
まくれ!まくれ。
差せ!差せ!差せ!そこだ!あーっ!
(池田)当たった!ほら当たった。
当たった。
当たった!
(池田)ほら。
当たった。
7番。
ああ。
楽しかった。
(池田)初めてのことって何か脳が刺激される感じがあっていいですよね。
ホント。
あのう。
競馬はお好きなんですか?
(池田)時々気晴らしにやるんですけど1,000円以上賭けたことがないんです。
えーっ。
(池田)小心者で。
すいません。
(萠子)《こんないい物件がさ何で40近くまで独身のまんま残ってんの?》《見た目だっていいし。
おかしいでしょ?》一つ聞きたいことがあるんですけどいいですか?
(池田)はい。
池田さんはどうしてこれまで独身だったんですか?付き合った人は何人かいましたよ。
ただ仕事が忙しくてつい…。
いや。
それは言い訳ですね。
結局僕は人と深く関わることができないんです。
そうなんですか?
(池田)確かに僕は表面ではおおむね人とうまくやっていけるタイプですよ。
ただ結婚って言ってみれば人生で一番深く人と関わることじゃないですか。
うーん。
(池田)その人の人間がそこで試されるっていうか…。
そういう点で僕には何か足りないところがあるんですよきっと。
ううん。
(池田)あっ…。
まあたぶん本当に深いところで関われる人が出てきたら結婚するんじゃないですかね。
(池田)何かリアクションのしようがない話をしてしまいましたね。
いえいえいえ。
あのう。
すごいうれしいです。
こういう話できて。
僕もこんなこと人に言ったの初めてです。
(バイブレーターの音)
(池田)あっ。
ちょっとすいません。
(池田)さやかからでした。
えっ?
(池田)この前の写真送ってくれて。
わあ。
カワイイ。
(池田)はい。
お子さんお好きなんですね。
(池田)ええ。
でもめいっ子もいるし自分の子供が欲しいっていう気持ちはあまりなくて。
今から結婚するとなると相手の人の年齢も考えると子供が欲しいっていうのを条件にはしにくいでしょ。
(純一)俺が他の女の子と飲んでても詮索しないでくれるから楽だよ。
(萠子)いいの。
だって社長のプレッシャーってすごいんでしょ?女遊びに走る気持ちも分かるのよ。
英雄色を好むってとこ?
(純一)俺はそういうことでもないけどな。
(萠子)えっ?会社つくったときもまさかここまで大きくなると思わなかったし。
何か成り行きなんだよね。
俺の人生って。
成り行きでうまくいってる間はその波に乗っとけってそういう感じかな。
あなたの言うことってどこまで本当なんだか。
・
(佳織)あっ。
栗田さん。
(純一)おっ。
よう。
(佳織)久しぶり。
趣味が変わったの?
(純一)えっ?
(佳織)こんなおばさんとどうして?あっ。
ごめんなさい。
私空気読むとかできなくて。
(純一)それが君のいいとこだけどおばさんじゃなくて大人の女性ね。
私もあなたみたいな人にはそのままでいてほしいわ。
(佳織)そうですか?そうやって若いっていうだけで自分が上に立ってる気でいて中身は何もないまま年を取っていつか痛い目に遭ってぼう然としたときには自分もきっちりおばさんになってるってことに気付くのよ。
(佳織)ふーん。
でもまあそれまでにいい男見つけて結婚するからいいけど。
きっと見つかるわ。
あなたのレベルに合うバカ男が。
(佳織)そうね。
(佳織)それじゃあ。
(純一)あっ。
またメールちょうだい。
いいねぇ。
若い子だとこうはいかない。
差せ!まくれ!そのまま!いやぁ。
はまっちゃうなあれ。
面白かったなぁ。
(伸治)亜紀。
伸治。
(伸治)話があるんだ。
亜紀?私話すことないから。
(伸治)亜紀。
ねえ。
待って。
放して。
(伸治)亜紀。
(みどり)えーっ。
(萠子)「えーっ?伸治君が来た?それでどうしたの?」「もちろん追い返した」
(みどり)亜紀もさもっとがっつり言ってやればいいんだよ。
(萠子)「ぶん殴ってやればよかったのに」
(みどり)「どういうつもりかな?また来たらどうする?」「大丈夫。
二度と会うつもりないから」ハァー。
(萠子)えー。
ビール3つとミックスナッツとあと小倉トースト。
(賢三)はい。
(みどり)えっ?小倉トーストなんてあんの?
(萠子)絶品です。
(みどり)わお。
いいねぇ。
よし。
いない。
よし。
(みどり)えっ?うん?何でもないよ。
で伸治君は?ああ。
あれから来てない。
(みどり)もう今度来たらさうちらが行ってびしっと追い返してやるから。
大丈夫だよ。
でも何であの日来たんだろうな?もしかして気になってんの?いや。
そんなことない。
何でもないよ。
間があった。
あんなひどい振られ方したんだからさ絶対に許しちゃ駄目だよ。
絶対に。
はい。
分かりました。
(萠子)うん。
・
(ドアの開く音)
(せきばらい)うわ!来た。
(みどり)えっ?今言ったこと全部内緒ね。
大丈夫?
(みどり・萠子)何?OKOK。
OKOK。
フッフー。
(くしゃみ)
(賢三)いらっしゃい。
ああ。
また女子会ですか?はい。
女子会ですよ。
そちらは?お仕事ですか?いや。
こちらも男子会です。
ふーん。
マスター。
いつもの。
(賢三)はい。
マスターもどう?
(賢三)ありがとうございます。
しかしそんなにちょくちょくやってよく話すネタが尽きないですね。
(萠子)日々新しいネタを供給してますから。
(みどり)そうだよ。
新しいネタよ。
今夜の。
そうだそうだそうだ。
(萠子)はい。
私栗田社長とデート中に元カノみたいな若い女が嫌み言ってきたわけ。
だからさがつんと撃退してやった。
(みどり)えーっ。
すごい。
嘘!?やったじゃん。
(みどり)どうやって撃退したの?
(萠子)言葉攻めよ。
あれ?何かこっちの話に参加したいとか?いや。
まさか。
(賢三)お待たせしました。
あっ。
どうも。
じゃあ乾杯しようか。
(一同)乾杯。
ああー。
おいしい!でもホントどんな子だったの?
(みどり)私さ末っ子の先生の家庭訪問やっと終わったんだよ。
(みどり)プレッシャーだった。
(萠子)ねえ。
何で家庭訪問ぐらいでさプレッシャーになんのよ?そうだよ。
えっ?それはほら。
あのう。
あそこんちは父親がいないからとか言われたくないじゃない。
まあね。
そりゃそうだな。
で亜紀は?池田さんの隠された秘密見つかった?今んところはまだだけど。
こないだねすごい高級レストランに連れてってもらったり話もめちゃくちゃ面白いの。
だから今んとここんな感じ。
(みどり)いいじゃん。
じゃあ2人ともいい感じなんだね。
まあね。
でもねこれからどうなるか分かんないけどね。
(萠子)そうだよ。
まだ初期段階だし。
初期ってやぁね。
やらしい。
(みどり)初期段階って。
ドラマで初期段階でうまくいきそうになる恋愛が駄目になるパターンっていうのはたくさん書いたな。
始まった。
あのねこれから嫌みなことたくさん言うと思うからよーく聞いててね。
これおいしいよ。
(みどり・萠子)えっ?何?女はね男の収入やら地位やら条件を知ることが恋の始まりだと思う節があるがあれはショッピングであって恋じゃない。
ほらね。
本当の恋愛というのは幻想がベースにある。
相手に幻想を持っていないと本当の恋には落ちない。
(賢三)恋に落ちる。
幸せなことですね。
幸せ?それが不幸の始まりなんだ。
だいたい恋愛がうまくいかないっていうのは本当の相手の姿を知らないまま好きになるのが問題なんです。
幻想がないと恋に落ちないけど本当の相手を知らないとうまくいかないって何かちょっと矛盾してません?そう。
矛盾してる。
恋愛とはそういうもんです。
(みどり)でも世の中にはお互いのことちゃんと知り合った上で幸せなカップルたくさんいると思うんですけど。
まあそう思うのは個人の自由でしょう。
恋愛ドラマたくさん書いてんのに何か無責任なこと言ってねぇ。
まあドラマでうまくいっていることを書いても面白くありません。
幸せな恋愛なんてみじんも興味ない。
薄情な。
で私たちに結局何してほしいんですか?あれ?僕は今マスターと話してるんです。
僕の話聞きたいですか?別に聞きたいとかそういうんじゃなくて聞こえてるからリアクションしてあげてるだけですよ。
っていうかさっきから聞いてると何か私たちに当て付けしたいんじゃないんですか。
そういうのを心理学的には投影と言います。
他人が話してることを聞いて自分の悪口だと思い込んでしまう心理。
何だかな。
難しいこと言えばさ女はけむに巻かれると思ったら大間違いなんだよね?まあ問題のすり替えですね。
まあ心理学的に言うと。
何?私たちがこうやって恋愛がうまくいってんのが気に食わないんですか?気に入るも気に入らないもありません。
恋愛はうまくいかないものだと言ってるんです。
あっ。
ウミガメの子供の生存率ご存じですか?
(みどり)はあ?ウミガメとか…。
ウミガメの子供の生存率は0.0002%。
恋愛もまあそんなとこでしょ。
(みどり)恋愛とウミガメとか言ってるよ。
(萠子)ちょっと。
ほら。
何か言い返しなさいよ。
(みどり)そうだよ。
負けんなよ。
ちょっと待って。
今すんごい考えてっから。
ちょっとピーナツ食べる。
(バイブレーターの音)あっ。
あっ。
何だ。
池田さん。
(みどり)えっ?何?何?何て?「今度の日曜水族館に行きませんか?」だって。
(みどり)やだぁ。
(萠子)いいなぁ。
(みどり)でも栗田社長はねそういうタイプじゃないもんね。
(萠子)そうだね。
でも何か子供っぽいかな?ウフ。
(みどり)「ウフ」じゃないよ。
(萠子)あのさ。
水族館ってね照明が薄暗いから黒目が大きく見えて男の人にカワイイと思われる確率高いらしいよ。
写真撮るときはさ斜め45度の角度…。
(みどり)これカメラ?
(萠子)そう。
これカメラね。
45度の角度で顎引いて撮るとさこの黒目が大きく見えて顎が細くなって小顔に見えるらしいね。
ほらほら。
顎引いて。
(みどり)こうね?こうね?
(萠子)もっともっともっと…。
ぐーっと引いて。
引いて。
(みどり)引き過ぎだよ。
(萠子)ちょっとヤバいヤバい…。
おでこしわがある。
不思議。
(池田)何がですか?友達と来たときはマグロとか見るともうおいしそうとか思うのに今日は何か全然思わない。
何かカワイイ奇麗とか思うようになっちゃった。
(池田)それは僕としては喜んでいいところでしょうね。
そうかな?
(池田)何か僕たちデートしてますね。
ええ。
(池田)こういうの久しぶりだな。
ネットで行き先調べたり。
調べてくれてたんですか?
(池田)一応。
あっ。
そういえば学生のころデートの下見をしたことがあります。
えっ?一人で先に見に行くんですか?
(池田)ええ。
予定どおりにいかないとまずいと思って。
きちょうめんなんですね。
(池田)臆病なんですよ。
でも今では予定外のことも2人で一緒に体験する方がいいかなって思ってます。
さっきのイルカショーで水掛けられたみたいに?
(池田)そうですそうです。
ハハッ。
今日はどうもありがとうございました。
(池田)いえ。
あのう…。
はい。
楽しかったです。
はい。
あっ…。
じゃあ今日はここで。
(池田)はい。
あっ。
どうぞ。
乗ってください。
あのう…。
(伸治)亜紀。
あっ。
(伸治)悪かったな。
えっ?デートだったんだろ?居酒屋でさちんぴらみたいなやつらにケンカ売られて。
つい。
俺さ亜紀のとこ出てから何もかもうまくいかなくて。
彼女と暮らしてたんじゃなかったの?ああ…。
あいつ自己中でさ。
何か全然安らがないんだよね。
仕事もうまくいってない。
俺どうしたらいいか分かんねえよ。
(すすり泣く声)伸治?ここにいさせてくれないか?何言ってんの?なあ?頼むよ亜紀。
ちょっ…。
なあ?俺やっぱり…。
やっぱり亜紀じゃなきゃ駄目なんだよ。
亜紀じゃなきゃ駄目なんだ…。
亜紀…。
(すすり泣く声)亜紀じゃなきゃ…。
(伸治)真理…。
(男性)なあ?あそこからおばさんが半分だけ顔出して俺たちのこと見てんだけど。
(男性)キモくね?
(男性)見てもいいけどさ何であんな物陰から見てんだよな?
(みどり)やだ。
ちょっとどうしよう?ちょっと。
(沢田)あっ。
(沢田)あのう。
陵君のお母さんですよね?
(みどり)いや。
あっ。
はい。
あれ!?沢田先生どうも。
(沢田)さっき見てましたよね?
(みどり)いや。
あのう。
沢田先生に似てるなと思ってちらっと見たんですけど。
もしかして違うかなと思ったらやっぱり沢田先生だった。
(沢田)プロのダンサーを夢見ていたこともあったんです。
(みどり)へえー。
でもどうして先生を選んだんですか?
(沢田)親がせめて教職課程だけでも取っておけって。
まあ親を安心させるためにも仕方なく教職課程を取ったんです。
気付いたら教師になってました。
要するにダンスでやっていく自信がなかったんですよ。
でも教師になったらなったで色々あって楽じゃないし。
(沢田)あっ。
すいません。
生徒のお母さんに弱音なんか吐いて。
(みどり)いえ。
(沢田)お子さん3人も一人で育てた方からしたらすごい甘ちゃんですよね。
(みどり)いいえ。
そんなこと。
(沢田)あっ。
知ってました?
(みどり)えっ?
(沢田)今日満月なんですよ。
(みどり)ああ。
(沢田)じゃあ戻ります。
(みどり)あっ。
あのう。
・
(ドアの開く音)
(賢三)いらっしゃい。
こんばんは。
ごめんね。
突然呼び出しちゃって。
(萠子)ううん。
何かあった?伸治が来た。
(萠子)はっ!?また?それだけじゃなくて池田さんに伸治といるとこ見られちった。
(萠子)ほら。
だから言わんこっちゃない。
はい。
(萠子)で伸治君のことちゃんと追い返したんでしょうね?まだです。
(萠子)はっ!?いや。
何かちょっと伸治ねすごいぼろぼろになっちゃってて何か誰かが隣にいないと何か壊れちゃいそうでほっとけなくて。
何?より戻すつもりなの?何か自分でもあんまりよく分かんないんだけど。
何か寝言でね「真理」とか言ってたりとか…。
はあ?何それ?でも寝言だよ。
あくまでも寝言。
(萠子)それが悪いって言ってんの。
もう本能に刷り込まれちゃってんでしょう。
だって…。
っていうか寝言…。
もう。
(萠子)はあ?何これ?うん?何?
(萠子)ちょっと。
アップされた時間数分前だよ。
裏でこの女とやっぱりまだ続いてんだよ。
ちょっと。
何これ?えっ?何?もう。
ホントバカなんだから。
ホントバカだ。
ホントバカだ。
(萠子)もう今日うち泊まんな。
えっ?
(萠子)帰ったらさずるずるしちゃうでしょ。
もう情けや惰性に流されちゃ駄目。
ちゃんと距離を置いてきっぱりと決別した方がいいんだからもう。
だよね。
っていうかさ人のこととやかく言ってるけど私もおんなじようなもんなんだよね。
(萠子)マスター。
(賢三)はい。
(萠子)テキーラ。
私も。
(賢三)はい。
で?萠子はどうなの?
(萠子)うん?社長と何かあった?
(萠子)ないの。
えっ?うちまで行ったのに。
(萠子)《うちにお邪魔するのあれ以来ね》
(純一)《そうだね。
あっ》《今日ビスクを作ってあげるよ。
新しいレシピマスターしたんだ》
(萠子)《楽しみ》・
(チャイム)
(男性)《お花のお届けです》
(萠子)《ありがとうございます》
(男性)《山下ゆかりさまですね》
(萠子)《えっ?》
(男性)《えっ?》《発注ミス?》ちょっと待って。
それって別の女にあげる花だったってこと?日にち間違えて注文したんだって。
つまり別の日に違う女と会う約束してたってことじゃん。
そう。
しかもさ私が若い女に似合うって言ったピンク系の花。
ひっどい。
そういう人だとは思ってたからいいんだけどさ。
ちょっと。
それが大人の恋愛?ったくもう。
分からなくなってきました。
(くしゃみ)ちょっと。
人の話勝手に聞かないでいただけます?聞かれたくないなら外で話せばいい。
公共の場での会話を聞かれても本人の責任ですよ。
あっそうですか。
そりゃどうもすいませんでした。
マスター。
いつもの。
(賢三)はい。
(萠子)どうせうち泊まるんだからさ続きは帰って話そうか?あっ。
そうだよね。
そうしよう。
行こう行こう行こう。
あっ。
今日ね私がおごってあげる。
(萠子)あっ。
ありがとう。
はい。
マスター。
ごちそうさまでした。
(賢三)ありがとうございました。
(賢三)はい。
おっ。
(賢三)ゆべし作ったんで食べてみてください。
おお。
ありがとう。
であの2人はいったい何話してたんだ?
(賢三)聞いてなかったんですか?テキーラ飲んで何で友達んち泊まんなくちゃいけない?
(賢三)珍しいですね。
そんなこと聞くなんて。
よっ。
・
(亮介)中原さん。
うん?
(亮介)おはようございます。
あっ。
持ちますよ。
おはよう。
大丈夫大丈夫大丈夫。
(亮介)いやいや。
持ちますよ。
前が見えない。
ああ。
ありがとう。
ごめんね。
(亮介)はい。
はい。
(純一)オギワラさんか。
(玲子)ハギワラさんです。
(純一)ハギワラ…。
おっと!
(純一)ああ。
おはよう。
おはようございます。
私大崎萠子と友達なんですよ。
ああ。
聞いてる。
高校のころからなんだって?はい。
そんなによく続くね。
ですから大切な友達なんです。
だろうね。
友達が傷つくのは見たくないんです。
(純一)ああ。
ちょっと先行っててくれる?
(玲子)分かりました。
5分後にアポイント入ってますので。
(純一)おう。
(純一)ちょっと今の発言気になるな。
俺が萠子さんを傷つけるとでも言うの?だってあんたこないださ。
(純一)あれは俺のミス。
悪かったと思ってる。
あのね萠子とホントに付き合う気があるんだったら他の女性とそういうことすんのやめてくれる?
(純一)はっきり言って余計なお世話だね。
はい?どうして?俺のキャラ知ってるだろ?秘密なんか持たないでオープンに付き合いたいと思ってる。
そんなことよりも自分の心配でもしたら?私?昨日萠子さんの家泊まっただろ?シャンプーのにおいが同じだ。
家に帰れない訳でもあるんだろ?うん?フフッ。
・
(ドアの開く音)こんばんは。
(賢三)いらっしゃい。
あっ。
白をグラスで。
(賢三)はい。
(伸治)やっぱここに来た。
前で張ってたんだよずっと。
俺ビール。
(賢三)はい。
帰ってよ。
帰るよ。
亜紀と。
そんな意地張んなって。
そりゃ俺がしたことは悪かったよ。
でもこの際水に流そうよ。
なっ。
それやられた方が言う言葉。
(伸治)えっ?じゃあ何?この間の男のこと気になってんの?何してる人?あの人。
会社員。
(伸治)リーマンかよ。
くそつまんねえ仕事してんだろ。
そんなことない。
亜紀さ40過ぎて後がないの分かるけどさ焦んなよ。
そんなとこで妥協していいのかよ?なあ?私は…。
私は…。
「言えるなら言って。
愛してないと」「それを聞いたらあなたの人生から出ていくわ」『グッド・ウィル・ハンティング』という映画の中のせりふです。
(伸治)うるせえよ。
余計な口挟むなよ。
俺たちやり直すんだ。
行くぞ亜紀。
ほら。
ほら。
放して。
放してよ。
散歩行ってくるわ。
(賢三)はーい。
付き合ってくれ。
(伸治)えっ?
(伸治)何だよ?何する気だよ?怖いか?ならいいや。
(伸治)待てよ。
おい。
出ていくって。
何て話した?さあ?「さあ?」って。
聞きたいですか?まっそりゃ。
うん。
実は…。
秘密です!教えてくださいよ。
教えない。
えっ?人生には謎があった方が楽しい。
それより君にはやることがあるんじゃないですか?えっ?おおー。
おりてきた。
・
(足音)わざわざすいません。
(池田)いえ。
あのう。
(池田)はい。
先日見ましたよね?あれ元カレなんです。
別れたはずだったんですけど戻ってきちゃって。
(池田)そうですか。
でも昨日出てってくれました。
家に入れたのは事実ですけど。
(池田)ということは今はもう何ともないんですね?はい。
(池田)よかった。
えっ?よかったです。
はい。
(賢三)はい。
はいどうも。
(賢三)ゆうべ彼に何て言ったんですか?忘れた。
(池田)中原さん。
はい。
俺と付き合ってもらえませんか?結婚を前提に。
2015/10/29(木) 23:15〜00:09
関西テレビ1
<木曜劇場>オトナ女子 #03[字][デ]
野球延長の為、75分繰下げてお送りします
「不器用すぎる私達」
篠原涼子 吉瀬美智子 鈴木砂羽 谷原章介 江口洋介 ほか
詳細情報
おしらせ
「SMBC 日本シリーズ第5戦 東京ヤクルト×福岡ソフトバンク」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
亜紀(篠原涼子)は、高山(江口洋介)の担当編集者でもある池田(平山浩行)から地元の秋祭りに誘われる。だが、そこで亜紀が見たのは、子連れの女性と仲良さそうに話す池田の姿だった。亜紀は、萠子(吉瀬美智子)とみどり(鈴木砂羽)に、池田は妻子持ちみたいだと報告するが…。
一方、みどりの家には、三男の陵(浦上晟周)の担任・沢田(千葉雄大)が家庭訪問にやってくることに。母子家庭だからという偏見を
番組内容2
持たれたくないと考えたみどりは、長男・昂(平埜生成)、次男・碧(矢部昌暉)にも協力してもらって対応マニュアルを作成し、沢田を迎える。
萠子は、「フルテージ」の社長・栗田(谷原章介)との交際を続けていた。彼の前では、物分かりの良いオトナの女性を演じる萠子。ある日、栗田とデートしていた萠子は、元カノらしい若い女性と鉢合わせしてしまう。萠子は、若い元カノからおばさん扱いされるが、真っ向から彼女と
番組内容3
やり合って撃退し、栗田を感心させる。
そんな折、亜紀の前に、元恋人の伸治(斎藤工)が現れる。伸治は、メジャーデビューをきっかけに亜紀を捨て、若い女性のもとへと行ってしまった男だ。亜紀は、話があるといってマンションまでやってきた伸治を無視して部屋に戻るが…。
出演者
篠原涼子
吉瀬美智子
鈴木砂羽
谷原章介
江口洋介
他
スタッフ
【脚本】
尾崎将也(『結婚できない男』『梅ちゃん先生』他)
【プロデュース】
中野利幸(フジテレビドラマ制作センター『ディア・シスター』『ラスト・シンデレラ』他)
【演出】
田中亮(フジテレビドラマ制作センター『医龍4』『ラスト・シンデレラ』他)
関野宗紀(『ディア・シスター』『医師たちの恋愛事情』他)
【主題歌】
中島美嘉「花束」
【制作】
フジテレビジョン
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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