Nスタ ニューズアイ 2015.10.29


建物を支える杭のデータの改ざん。
少なくとも数十件で行われていた疑いが出ている。
このたびは誠に申し訳ございませんでした。
先ほど旭化成建材の前田社長は愛知県庁を訪れ、知事に謝罪した。
データ改ざんが横浜のマンションにとどまらないことがわかったのは昨日夜。
北海道の道営住宅で杭のデータが改ざんされていた。
この建物の床からはひび割れも見つかったが、データ改ざんとは関係がないことがわかった。
ただ、住民からは…関係者に衝撃を与えたのは、この件でデータを改ざんしたのが横浜のマンションを担当した施工管理者とは別の人物だったこと。
さらに今日午後、北海道の別の道営住宅でもデータ改ざんが発覚。
また横浜市内の公共施設でも15本の杭のデータが流用されていたことが明らかに。
こちらも横浜のマンションの担当者とは別の人物が関わっていた。
問題はどこまで広がるのか。
今朝、取材に応じた旭化成建材の社長は調査中と述べるにとどめた。
しかしJNNの取材により新たな事実が明らかになった。
旭化成関係者などによると旭化成建材が過去10年間に杭打ち工事を行った全国3040件のうち少なくとも数十件規模でデータの改ざんがあった疑いがあると会社側が把握していることがわかった。
この問題について国土交通省は…会社の管理の問題点などを厳しく追及する姿勢。
しかし、一連のデータ改ざんは1社の問題ではなく業界全体の問題だと専門家は指摘する。
また旭化成建材の問題の調査を行っている関係者も次のように指摘する。
会社の管理体制の問題なのか、それとも業界全体の問題か、今後、国土交通省がどこまで踏み込むのかが注目される。
どうやら問題は懸念された方向に進んでいるようです。
当初は個人の資質の問題であるかのように言われていたんですけれども、これが建設業界全体に根付いた病理体質だとしますと、地震大国の建設を担っているんだという使命感というのは一体どこに行ったんだという思いです。
特に耐震偽装事件の後ということもありますから、本当に国民の安全に対する背信行為と言われても仕方ないところがあるような気がいたします。
本当に業界での点検が望まれるような感じもしますね。
政府は、普天間基地を名護市辺野古に移設するため沿岸部の埋め立てに向けた本体工事に着手しました。
埋め立て承認取り消しの効力を止めた直後の工事再開という強硬姿勢に沖縄の反発は強まる一方です。
互いに腕を組んでしゃがみ込み、車両の侵入を阻止しようとする人たち。
工事車両の前に身をていして立ちはだかる人たちも。
沖縄県名護市辺野古のアメリカ軍キャンプ・シュワブ。
政府は今日、普天間基地の移設計画で辺野古の埋め立てに向けた本体工事に着手した。
こちらは埋め立てに使われると見られる資材置き場です。
多くの重機や作業員の姿が確認できます。
工事が開始されたのは埋め立て区域に隣接する岬の先端部分。
そこでまず、資材置き場の整備が始まった。
工事に反対する市民たちと警察官がもみ合いになる中抗議行動の参加者の1人が逮捕される事態に。
辺野古の埋め立て工事をめぐっては沖縄県の翁長知事が埋め立ての承認を取り消したことに対し、国土交通省がその効力の停止を決定。
さらに政府は、沖縄県知事から権限を奪う代執行の手続も進めている。
沖縄県は国交省の決定を不服として来月2日に国と地方の法的な問題を扱う国地方係争処理委員会に審査を申し立てる方針で対立は激しさを増している。
佐古さん、私は不思議でならないんですけれども、政府はいつも沖縄に寄り添うんだと繰り返すわけなんですがこれが寄り添った結果といえるんでしょうか。
こちらご覧いただきましょうか。
実はこれは3年前にオスプレイが沖縄に配備されたときの映像なんです。
当時那覇市長だった翁長知事を初めてとしてすべての市町村長らが撤回を求めて建白書を安倍総理に持っていったということもありました。
一方政府はオスプレイのアメリカ軍の訓練を佐賀空港に移転させようという計画を持っていたんですけれども、これを今日、取り下げました。
理由は安全性への不安から地元の拒否感が強いということなんですよね。
本土の反対には応えるけれども、沖縄が何度反対しても一顧だにされないと、その歴史と今も変わらぬ構図に、沖縄からはダブルスタンダードではないか、こういった指摘はよく出てくる声です。
続いてはこちらの映像をご覧ください。
映っているのは昨日宮崎県で歩道を暴走し7人を死傷させた軽乗用車です。
一体なぜ歩道を走ってしまったのでしょうか。
運転していた73歳の男性に認知症の症状が見られることがわかりました。
宮崎駅前に来ています。
事故から一夜明けた今日、現場にはまだ血の跡が残っています。
昨日午後、宮崎市の中心部を東西に貫く目抜き通りを軽乗用車がおよそ700m暴走し、2人が死亡、運転手を含む5人が重軽傷を負った事故。
その瞬間を現場付近に設置された複数のカメラがとらえていた。
歩道を暴走する白い軽乗用車の後ろ姿を追いかけるこの映像を撮影した記者とカメラマンはそのとき、別の取材で事故の現場に居合わせた。
これは交差点から歩道に乗り上げる軽乗用車をとらえた映像。
撮影したカメラはこの位置。
そして、2人が街頭インタビューをしていたのはJR宮崎駅に方を向いて、歩道のちょうどこの辺り。
突然、カメラマンの右側を白い軽乗用車が走り抜けていったと言う。
2人は何が起きているのか理解できずにいたが、そのうち軽乗用車のある異変に気づく。
幅およそ5mの歩道を走る軽乗用車。
確かにブレーキランプが点灯しているのがわかる。
軽乗用車はそのまま商業施設やオフィスビルが建ち並ぶ大通りの歩道を歩行者らをはねながら、およそ700m暴走。
JR宮崎駅前の交差点に突っ込み、横転した。
一夜明け、今日、現場には献花に訪れる人の姿が。
この事故に巻き込まれ、宮崎市の藤本みどりさんと高木喜久枝さんの2人が亡くなった。
一方、今日警察は、鹿児島県日置市にある軽乗用車を運転していた73歳の男性の自宅を捜索。
男性は、鹿児島県日置市から直線距離でおよそ100km離れた宮崎市まで自ら運転。
警察によると、男性には認知症の症状が見られるとのこと。
警察は、男性が車道と歩道を間違った可能性があると見て捜査を進めている。
続いてはアメリカ大統領選挙です。
民主党はヒラリーさんが独走状態ですが、共和党の方は個性派が争っているようですね。
これまで支持率でトップだったのは不動産王のトランプさんだったわけなんです。
この人、問題発言で有名になりました。
日本はアメリカのおかげで生きているとか、メキシコ移民はレイプ犯などといった暴言を吐いて保守派の男性に人気だったんですけれども、ここに来てダークホースに追い抜かれてしまったんです。
追い抜いたのがこちら、ベン・カーソンさんですね。
職業はなんと神経外科医。
唯一の黒人候補で、苦学の末に医師になりました。
政治的には全くの素人なんですけれども、謙虚で常に冷静、女性の支持者が多いようなんです。
この2人の争いでほかの候補は完全にかすんでしまいました。
来年の大統領選挙を目指す共和党候補の3回目の討論会がコロラド州で開かれた。
討論会場にほど近いこちらのホテルでは共和党の支持者が集まって討論会を見ているんですが、一番大きな歓声を浴びているのはトランプ氏、そしてカーソン氏の2人です。
相変わらず歯に衣着せぬ持論を展開した不動産王のトランプ氏。
これに対して、元神経外科医のカーソン氏は…保守的な政策を穏やかな語り口で訴えるカーソン氏は最新の世論調査でトップに躍り出た。
政治経験のない2人がトップ争いを繰り広げる共和党の指名候補レース。
背景にあるのがアメリカ国内に広がる政治不信。
ブッシュ氏やルビオ氏などいわゆる政治のプロたちが低空飛行を続けるという異例の展開。
今回の討論会でも…結局、候補がそれぞれの自説を展開するだけだったのが実情。
対する民主党は、大本命のクリントン前国務長官が在任中の私用メールをめぐる公聴会を乗り切ってタフさを証明した。
想定される対立候補が着々と地歩を固める中、共和党は党内での消耗戦が続いている。
通知が始まったマイナンバー制度をかたり河野国家公安委員長は今日の会見でマイナンバー制度をかたる不審な電話などが今月26日までに全国で78件確認されたと明らかにした。
このうち千葉県いすみ市では37歳の女がマイナンバーカードの登録にお金がかかるなどと嘘を言って79歳の男性から現金をだまし取ったとして逮捕される事件が発生している。
安倍政権が掲げた1億総活躍社会の内容を話し合う国民会議が第1回の会合を開いた。
メンバーは安倍総理のほか12人の大臣、タレントの菊池桃子さんなど15人の民間議員で、新たに打ち出された新3本の矢のうち子育て支援と社会保障を中心に話し合っていく予定。
米中の海軍トップが直接意見を交わすことがわかった。
南シナ海に中国が建設した人工島の12海里内をアメリカ海軍の駆逐艦が航行したことを受け、アメリカ海軍のトップ、リチャードソン作戦部長と中国海軍のトップ、呉勝利司令官が体操の世界選手権・男子団体で日本が37年ぶりの金メダルを獲得しました。
内村航平選手らが活躍し、中国の7連覇を阻んでの快挙達成となりました。
アテネオリンピックの金メダル以降、体操ニッポンはオリンピック・世界選手権を通じて団体戦の7つのタイトルすべてを逃してきた。
目の前に立ちはだかってきたのは中国。
いざ、雪辱へ!日本時間の今日未明から始まった世界選手権男子団体決勝。
最初のゆかで日本はエースの内村航平が15.800の高得点。
チームに流れを呼び込む。
そして、ひねり王子こと白井健三はひねる、ひねる、またひねる!出場選手でただ1人、16点を超える異次元の演技を披露。
2種目めのあん馬では、白井と同学年、初代表の萱和磨が見せる。
最高G難度のブスナリを決め、15.400。
この種目でミスが相次いだライバル中国を6点以上引き離す。
さらに4種目めの跳馬でも内村が大技リ・シャオペンを成功させるなど、日本は高得点を連発。
そして2位以下に大差をつけて迎えた最終種目の鉄棒。
ここで絶対王者に団体金メダルへのプレッシャーがのしかかる。
それでも引きずることなく着地をぴたり。
先に演技を終えたトップ・イギリスとの得点差は13.993。
全員が固唾をのんで内村の得点を待つ。
ついに体操日本、復活。
1978年、ストラスブール大会以来37年ぶりの団体金メダルを獲得した。
2015/10/29(木) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]

取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。

詳細情報
番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
制作
▽番組HP
http://www.tbs.co.jp/n−st/

▽Facebook
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ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
福祉 – 文字(字幕)

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