ソウル市がきのう(29日)発表した、いわゆる「ソウルのブランド名称『I.SEOUL.U』」は話にならない。ソウルの「ブランド(商標)名称」という言葉もおかしい。単にソウルの「ニックネーム」、つまり「愛称」と呼ぶべきだろう。愛称は見てすぐにその意味が伝わらなければならない。
ところが、「I.SEOUL.U」は外国人が見ても一体、何を意味しているのか分からない。このフレーズを考えた人物は「活気に満ちた多様な姿へと発展するソウルを、私とあなたで一緒に作っていこうという意味を込めた」と、ロゴをデザインした人物は「Iの右の赤い点は情熱を、Uの左の青い点は余裕を象徴している。ソウルを中心に、私とあなたがつながっているという意味も込められている」と説明したが、夢というよりは「夢解き」の方が合っているだろう。
都市の愛称の良い例というのは次のようなものだ。ロサンゼルスの愛称「The City of Angels(天使の街)」は、都市名そのものが「天使」という意味なので分かりやすいし覚えやすい。フィラデルフィアの愛称「The City of Brotherly Love(友愛の都市)」もいい。米国独立初期に首都の役割を果たした都市らしく、世界各国から集まった移民たちがみんな仲良く暮らしているという意味だ。
香港は「The Pearl of the Orient(東洋の真珠)」、ローマは「The Eternal City(永遠の都市)」、パリは「The City of Lights(華やかな光の都市)」、チューリッヒは「The Little Big City(小さな大都市)」だ。
ちょっと変わった都市の愛称と言えばラスベガスの愛称「Sin City(罪の街)」がある。ラスベガスの住民はみんなこの愛称を嫌がりそうなものだが、そうではない。Sin Cityの方がラスベガスよりも印象的で、ユーモアがあると思っている人もいるようだ。ラスベガス商工会議所は「Sin City Chamber of Commerce」だし、「Sin City Brewing Co.」というビール会社もある。